関山先生の研究の紹介
おはようございます、心理学者のじんぺーです。 本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日は心理学といったんですが、どちらかというと農学よりの研究領域にはなってくるかなと思います。
心理学のぽいデータも取っているので、合わせて紹介していきたいと思います。
京都大学にいたときにお世話になっていた、当時たくさん講理をしていたわけではないんですけれども、授業を受けていた関山先生という先生がいらっしゃって、
本当に認知神経科学といわれる領域では、日本のトップ、京都大学の先生というのもそれを証明しているのが一つかもしれませんが、
トップクラスの先生だと思うんですが、関山先生の新しい論文ですね。関山先生たちのグループの論文になっています。
クラウドファンディングも関山先生、実は去年されていて、それとはちょっとだけテーマが違うんですけど、
基本的には、今回は楽器ですね。クラウドファンディングはダンス。そういう介入をしたときに、
高齢者の認知症の予防とか、認知機能低下を防ぐということができるかどうかということを心理学的に、あとは脳機能とかを測定することによって検討するというような研究をずっとされている先生。
ずっとというか、ここ数年のテーマなのかなと思います。今回は楽器を高齢者から始めたときに、実際に記憶力とか認知機能の低下予防につながるかということを調べています。
4年にわたる追跡調査ということなので、なかなか興味深いなと思っていました。参加者としては53名のうち、データが最後まで残ったのが32人か、そのうちの13人が継続群ということで、最初みんなが楽器を始めましょうというふうに介入を受けた。
楽器というのは具体的には鍵盤ハーモニカ。コロナの期間は鍵盤ハーモニカをあまり使わずに電子ピアノにも切り替えたというときがあったみたいですが、基本的にはピアノ的な鍵盤のある楽器を一緒にやっていきましょうというのが介入方法です。
最初はこの32人みんなやっていたのですが、途中で辞めた人たちと4年後も継続していた人たちで別れました。継続していたのが13人、途中で辞めた人たちが19人というふうになっていて、この辞めた人たちと続けている人たちでその4年間の経過を比べるということが今回の研究になっています。
やったこととしては、ちょっと詳しい課題とかはあまり割愛したい気持ちなのですが、ワーキングメモリーというものをよかったら調べてみてください。
ディジットスパン課題とかバーバルフルエンシー課題とかいろいろな課題があるのですが、言語の流暢性とか、ディジットスパンというのは簡単な記憶保持みたいなことをやる実験をやるというのでスコアを出したり、記憶力のテストとかいろいろテストが組み合わされているそうです。
あとはMRIですね。脳の活動もそうだし、あとは構造画像というのも取ることができて、例えば会話の大きさがこれぐらいとか、他の性能といわれるところがこれぐらいの大きさであるという、その大きさが4年間でどう変化したかみたいなこととかも調べていたりするので、この結果も併せて紹介したいなと思います。
結果いきましょうか。
ベースライン、4年前のもともとのワーキングメモリーとか認知機能には差がなかったというのがまず大事な前提条件。
だから両軍でね、もともと差があったら別に比べる意味はなかなかないじゃないですか。
もともとは差がなかったというのが前提。
その後、ワーキングメモリーでいうと中止軍のみ優位に低下していた。
継続軍は優位の変化がなかったということなので、何もしてなかったらこの年齢の影響もあって認知機能って下がりがちだと思うんですよね、下がっていく。
それが学期を続けていると変化がないと下がっていかなかったという4年間ではというのが一番重要な結果かなと思います。
忘れていたんですが、平均年齢ですね、継続していた人たちが77.85歳平均、中止した人たちが76歳ということで、大体76、78歳くらいの人たちです。
そうですよね、そういう高齢者の方。
かつ高齢から始めたわけですよ、学期を。
学期を学生の時からやっていたみたいなことではなくて、高齢からスタートしてもその4年間で確かに低下を予防できる、防止できるというのがとても重要な研究結果かなと思います。
あとは脳機能というか脳構造の方かなでいきますと、例えば比較と呼ばれる脳Vがあるんですけど、右比較、右の比較で同じく中止した分だと優位に体積が減少していたと。
継続していた人たちはその体積低下がなかったと、変化がなかったというのが結果で、
あとは右性能という部分も違いがあって、両軍とも減少はした、小さくはなったんですけど、小さくなる度合いが中止した人たちでより顕著だったというような研究結果が出ているそうです。
認知機能の結果とその意義
このような脳力がどういう役割を出しているかというと、右比較でいうと視覚とか運動の変換とか、あとはまさに今回の結果であるワーキングメモリーの保持、記憶実行機能の保持と言った方がいいのかな、に繋がっていると言われていたりするそうです。
右性能でいうと時間処理とか系列予測、注意制御みたいな役割があるそうで、これは神経効率の向上とか、若年、若い人たちに見られる脳パターンを示すというようなことみたいです。
面白いですね。脳の話になると難しいところもあるんですけど、まず最初の結果が重要ですね。認知機能に低下が見られなかったということ、楽器を続けていた人たちは。
あとはいくつかの脳部位で構造の維持に繋がるということ。脳の結果をまとめると楽器トレーニングというのは、これというかまとめると、さっきの話とちょっと違うのかな、性能内ネットワークというのが強化されるという風に書いていますね。
こっちのほうがわかりやすかったかな。これは余計な領域に頼らずに、性能を中心でタスク処理ができる、イコール神経効率の向上を示し、若年者に近い脳活動パターンと解釈できるという風に書いています。
これがわかりやすかったですかね。性能って結構奥の方にあるんですけど、割と決められたタスクとかルーティンみたいなときに、脳の表層部分の前頭前腰とかをそんなに使わずにタスク処理ができるってそういうことだと思うんですよね。
反射とまではいかないですけど、ある程度自動化できるような、そういう活動に関わっているネットワーク、性能内ネットワークというのはそういうところかなと思うので、
若年者というのはある程度あまり考えずにいろんなタスクをこなせると思うんですけど、その性能内ネットワークが活発であるからそういうことができるという風に解釈ができると。
今回楽器を使っているとそこがある程度維持されるというようなことがとても面白いなという風に思います。
いけてますかね。ちょっと半ずつあったかもしれません。とても重要な課題だなと思います。
特に日本は超高齢社会で妊娠症、いろんなお薬とか開発が進むというのはもちろん個人的には賛成なんですけど、一方で予防をすると。
そもそも妊娠症になる人をすぐ、妊娠症の要因の話もしましたね。それも概要欄に貼っておきますかね。
だいぶ過去の放送ですけど、よかったら聞いてみてください。
本当にいろんな要因が妊娠症に関わっているということだったので、予防もできるということですよ、裏を返せば。
なので、していくといいんじゃないのかなというふうに思います。
その予防策の大体が、もうやってたらいいことじゃんという、禁煙とかね、運動も多分入っていたと思うし、食習慣とかね、基本的なことです。
なので健康を目指して、それが妊娠症予防にもつながるということなのだと思います。
楽器もね、別に妊娠予防したいから楽器とかじゃなくてもいいと思いますね。
ただただ楽しいからやるっていう。
それが結果的に妊娠予防にもつながっていたということになればすごくいいなというふうに思います。
芸術とか、創作することとか、音を奏でる楽しみとか、そういう我々の領域の強みだなと思います。
自分で楽しくできるっていうのは、ぜひ広めてください、こういうことはと思います。
また関山先生のダンスの研究とかも発表されたら読んで紹介したいなと思っています。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
禁煙でした。心を込めて。
はい、雑談です。
キプロスに来て3日目?4日目?4日目か。になりました。
今日いよいよ楽会で発表をしてきます。
これちょっと遅いと思うんですけどアップロードが朝に撮っていて、朝の7時ぐらいです今。
この後、支度をして楽会会場に向かいたいと思います。
お昼過ぎかな発表自体は。
昨日も楽会発表はなかったんですけど聞きに行ってて、面白かったですね。
見つけた研究とかも、これポートキャスで話したいなっていうのが割とあったので、ちょくちょく出していくと思います。
ご飯美味しいですね、楽会会場の。ホテルでやってるからかな。
美味しくて、昨日すごい食べちゃって。
今日午後でしょ発表は。食べ過ぎると良くないなと思いますよね。気をつけたいなと思います。
ケーキバイキングみたいなのあったんだよな。
ああいうの見ると本当にちょっとこう、絶対必要じゃない以上の分を取ってしまう。貧乏症みたいなところがあるので。
食べるんですか全部。残さない。バイキングは残さないって決めてるから。
残さないけど、何かいっぱいであれ良くないなと思いますね。今日は気をつけたいなと思います。
発表自体はちょっと自分の普段の研究とは違っているんですけど、
去年沢上東進さんと一緒になってた東志の研究を、今回の楽会すごく大きくて、全心理学領域の方が参加できるっていうので、いい機会だなと。
いつも小さい学会、芸術とか美学の研究会っていうのは小さめで、そこで東志の研究を発表するのは難しいので、今回はこういうチョイスにしてみましたということです。
楽しくやっていきたいと思います。またどんな感じだったかとかは話したいと思います。