研究の背景と目的
おはようございます、心理学者のじんぺーです。本日も心理学の研究の紹介をしていきたいと思います。
今日は、ちょっとセンシティブなワードで虐待というワードを使わせてもらっているんですけども、虐待に関わる心理学的な実験をした論文を紹介してみたいと思います。
虐待に直接関連するというよりも、子どもの鳴き声と、人の認知の影響を調べたような研究になっています。
今回、この研究を紹介したいなと思ったわけがあって、今、僕も子どもが生まれて3週間、4週間とかになろうとしているんですけど、
かわいいです。いつも言ってますが。かわいいんですけど、夜に何度か起きないといけなくて、
世話をするわけです。おむつかえたりとか、授乳をしたりとか、それはおっぱいをあげる時もあれば、自分たちはこのミルクも使ったりしているんですけど、
そのわけで夜にも世話をするということがあるんですが、その時にやっぱりお昼は何とも思わなかった、あの鳴き声とかが、
なんかこう、辛いというか、もう勘弁してよという風になるっていうね、あの感覚がすごくね、自分自身で面白いなと、興味深いなと思っていて、
そうなった時に、実は今日紹介する論文の著者の方って、僕の大学院の時の先輩で、あとはボスの書いている論文なんですね。
ちょっと前の2016年のところの論文なんですが、ずっとね、そういう虐待につながりうる子どもの鳴き声、赤ちゃんの鳴き声とそれに対する反応ですね。
親、特には母親の研究をしていたような印象があるんですけど、そういった研究をされていた方なんですけど、平岡さんという方。
そうだ、今こそあの論文を読み返すべきだと思って、読んでみたところ、やっぱり面白いし、これは是非いろんな人に知ってほしいなという風に思ったので、今日紹介させていただくという次第でございます。
認知負荷と実験方法
いろんなトリガーがあるわけです。虐待につながる要因というのは、母親の特性的なものもあるだろうし、子どもとの関係、パートナーとの関係とかね、いろいろとあるとは思うんですけど、
その中でも今回は、自分を制御するような力に焦点を当てて心理実験を行っているという研究になっております。
ちょっと前置きが長くなったんですけど、中身に入っていこうと思います。認知的負荷という言葉があって、これなかなか説明するのは難しいんですけど、
いろいろと認知考えたりとかしたときに負荷がかかるわけです。いろんな立場はあるとは思うんですけど、これが認知負荷がかかれば、リソースがどんどん減っていって、他にリソースを割けなくなるみたいな考え方があったりするわけです。
この認知負荷というものに注目をして研究しています。やっている実験がとても面白くて、ぜひ方法のところから紹介できればというふうに思っています。
できるだけ簡潔にお伝えしていきたいなと思います。
大学生、特に女子大学生、大学生なので育児経験のない人たちというふうに論文には書かれていますが、その人たちに心理実験を行うと。
どういう実験かというと、認知負荷はまず操作をするわけです。これどうするかというと、英語の文字列をパソコンの画面とかに表示して、それを記憶するということをしてもらいます。
認知負荷が小さい条件、負荷が低い条件というのは、2文字の英語が並んでいる。だから記憶しやすいというような課題。
負荷の高い条件というのは、8文字の英語の列、アルファベットの列かと言った方がいいのかな、これを覚えると。
もちろんこれには意味とかがないので、本当に記憶をしないといけないというところで負荷の量、工程を操作しているということです。
まず2文字か8文字をパッと見せて、3秒間見せて、その後に聞けますと。30秒を保持しなければならないと。
この時に入字の鳴き声を聞いてもらう、流すということをします。その30秒後に文字列が何であったかということを、記憶課題ですよね。
答えさせるというシンプルな課題になっていて、こういうことを何度かしてもらった後にいくつかの質問に答えてもらうと。
それが例えば感心、共感的感心と言われるようなもの、赤ちゃんが心配だと感じるとかいった質問詞に答える。
あとはケアの意図とかね、抱き上げたいとか、おむつ替え受入をしたいとか、まさにこの今の自分の状況と近いですけど、そういった意図の質問詞。
あと逆に放置意図というのもあって、放っておきたいとか、別の部屋に行きたいみたいなことも聞くわけです。
あとは最後、これも大事ですね。身体的虐待意図というのもあって、叩きたいとか強く揺さぶりたいとか、そういったちょっとセンセーショナルな感じでもあるんですけども、こういうことも聞いていると。
こういうことを聞くことによって何がその虐待意図もしくは放置意図につながるかということを調べられるわけです。
そんなに複雑な実験ではないのかなと思うんですけど、特に重要なのはその認知負荷の力というか、肯定を操作しているというのがすごく重要なところかなと思います。
結果が映るんですけども、結果も簡潔にお伝えすると、やっぱり認知負荷が高い条件においていくつか、認知負荷の高い低いで差があったというのが結果なんですけども、
まずは共感的関心ですね。これは認知負荷が高いときに低くなる。認知負荷が高いと共感的関心が湧きにくくなるといったらいいのかな、湧きにくくなりますと。
あとはケアの意図が下がって、むしろ放置意図が上がるというような研究結果になっています。
なので、自分が最初に言ったように認知負荷が高い、つまりこれは僕の状況に合わせて言うと睡眠不足であるとか疲労が溜まっているという状況、これも認知負荷につながると思うんですけど、
研究結果と考察
こういった状況のときで、この研究の中ではたくさんの英語の文字列、アルファベットの文字列を記憶し続けないといけないという認知負荷の高さが、
共感的関心を下げて、ケアの意図を下げて、放置意図を上げると放置したくなるというような結果になっているということでございました。
一方で虐待意図というところには特に有意差がなかったというところなので、その身体的な何か危害を加えたいというところまでは、別に今回のこの研究においては差が見られなかったというところでございました。
なんでこういうことが起こるかということを最後に教諭して終わりたいと思うんですけど、
自己制御力、これが最初にも言ったように認知負荷が高まると自己制御能力が一時的に損なわれると、
これは感情とか行動とか衝動とかを抑えるような力であるというふうにも言い換えられると思うんですけど、
これが下がると遠慮行動が減ったりとか、あとは放置とかというある種衝動的な行動にどんどん導いていくようなことが起こったのではないかということとか、
あとは今回の共感的関心というのがキーワードで、この共感的関心が下がることによってケアの糸が下がったりとか、放置の糸が上がったりするという媒介も見られたわけなんですけど、
この共感的関心というのもやっぱり認知的に制御されるところがあって、下がりうるというところがあったりするわけです。
あとは脳のメカニズムとかも説明があるんですが、これもちょっとだけ触れましょうか、面白いので。
ある先行研究によると、認知的負荷があると共感に関与する脳領域、例えば偏頭体とか内側、前頭、前皮質とかの活動が分担されるというような研究結果もあるみたいで、
まさに今回の結果ですよね、認知負荷が共感を下げるみたいなことかなと思います。
脳のメカニズム的にも、今回のこの結果が説明されるというのもとても面白いと思いますし、
あと最初にも言ったリソースの話ですね、注意資源が競合してしまうと認知的な負荷がかかると、今回でいうと記憶課題とかに向いてしまう、自分の認知処理が使われると。
解決に向けた取り組み
なので人に援助をするとか、他の人の不快感を除外したい、なくしたいというような、そういった余裕がなくなっていくんじゃないかというような説明もできたりするのではないかというところかなと思います。
ちょっと長くなってしまったし、絵が複雑になってしまった感もあるんですけども、言いたいのは認知負荷によってケアの糸が下がったりとか放置の糸が上がったりとかする、
あとは共感的関心がそこにすごく重要に働いている、共感的関心が下がることによってそういった糸の変化が起こるんだというのが今回の結果かなと思います。
だからどうしようもないんですけど、夜に疲労が溜まっていたりとか睡眠不足とかあるんですけど、
こういった説明がある種されることによって、夜に余裕がなくなるときにちょっと思い出して、
それで認知負荷が下がるとかではないんですけど、ちょっと俯瞰してみれるというかこの状況を、
なんとか冷静を保って接したいなと思いますし、お世話にしていきたいなというふうに思っています。
もう少し、睡眠不足の日々が続くんですけど、この時期は今しかないということだと思いますので、日々味わって過ごしていきたいなというふうに思っています。
もしそういった関心事に興味のある人は、今日の研究結果を思い出してもらいたいですし、周りにそういう僕みたいな妊娠生児をおさわしているような人がいれば、
ぜひこういう研究もあるらしいよというのを教えてあげていただけると嬉しいなと思います。
また平岡さんともお話ししたいですね。文医師にも来てほしいなというふうに思っていたりします。
お忙しい先生であることは間違いないと思うんですけども、ちょっと後輩パワーを使っていつかお声掛けしたいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
陳平でした。心を込めて。
はい、最後1分だけ雑談をします。
最近見たコンテンツシリーズで、この2、3ヶ月くらいですかね、
ちょっとね、ある脚本家さんの、これ前も言ったけど別に隠せないのか。
坂本雄二さんのっていう脚本家さん、有名な脚本家さんがいて、その方の作品を見まくってます。
昨日、最近見終わったので言うと、カルテッドでしょ?カルテッド見て、大豆田戸箱と三人の元夫っていうのを見ました。
面白い、2つとも面白いし、
あ、あれか、スイッチっていう安部佐藤さんが出てる童松孝子さんの2時間のスペシャルドラマも見たし、
FODっていうフジテレビのオンデマンド、
フジテレビのオンデマンドのスペシャルドラマも見たし、
フジテレビのオンデマンドのスペシャルドラマも見たし、
問題のあるレストランっていう作品、これもすごく豪華な俳優陣が出てる作品があって、これも見たし、
最高の離婚っていう作品、
最高の離婚っていう作品、
最高の離婚っていう作品、
最高の離婚っていう作品、
最高の離婚っていう作品、
最高の離婚っていう作品、
昨日見終わったのは、ちょっと前に流行った、いつこいですね。
いつかこの恋を思い出して、きっと泣いてしまう、だったかな。
だからね、6本くらい見たのか、この2、3ヶ月くらいで。
妻が妊娠している時から見てたからそうですね。
今もね、外に出ないんですよ。
赤ちゃんを世話していると基本的には。
人にも出来分け、最初数週間はない方がいいっていうし、
免疫的な理由で、
妻もね、体がちょっと戻るまでは動かない、全然動かない方がいい、
家の中もほとんど歩かない方がいいみたいな感じなので、
どこにも行けないんですよね。
だからこそ、そういう作品を見る時間がむしろあって、
個人的には結構嬉しい。
映画とかドラマを見る時間がすごく好きなので嬉しいんですけど、
坂本優次さんはね、ローラーしているわけですね。
面白いですね。
どれが良かったかな、この6作品だと。
コーツつけがたいんですけど、
自分は結構ゴリゴリのラブストーリーみたいなのが好きなので、
いつこい良かったですね。
多分リアルタイムで結構流行ってたというか、
すごい俳優陣なので話題になってたと思うんですけど、
とても良かったですね。
坂本優次さんの良さはどこにあるんでしょうね。
やっぱり言葉選びの巧みさとか、人間理解みたいなことが
結構あるんじゃないかなと思うんですけど、
自分の言葉選びに関しては、
自分の言葉選びに関しては、
自分の言葉選びに関しては、
言葉選びの巧みさとか、人間理解みたいなことが根底にあると思うんですけど、
比喩とかはやっぱりすごく巧みだなって思うことが多いかな。
そういうかとかね。
大鈍然返しみたいなことではないんですけど、
そういう日常ってあるよねとか、
そういう温度感、雰囲気を味わいたい人にはとってもいいんじゃないのかなと思います。
花束みたいな恋をしたっていう映画が、
これもまた5,6年くらい前ですかね、すごく話題になりましたけども、
あの映画の脚本を書いた方ですね、
この年齢の若者はこの音楽聴くんだよねとかね、
この作品見て育ったんだよねみたいなことがちょいちょい一致するところがあって、
痒いところに手が届く感じがあるんですよね。
特に花束みたいな恋をした時は強く感じましたけど、
その他の脚本作品においても、
そういった場面がたまにあるので楽しいなと思って、
いろんな人の人生を体験してきたのかなって思うくらい、
なんでこのステータスの、この属性の人の心が、
わかるって言うとちょっとこがましいんですけど、
こんなにみずみずしく表現できるのかなって思う時はよくあって、
面白いです。
難しいですね、脚本家のことをどうやって褒めたらいいのかよくわかんないですけど、
いいです、とても素敵なのでぜひ見てみてください。
おすすめは花束みたいな恋をしたですからね、
これまで見た中ではもう素晴らしい作品だなと思いました。
大好きな作品の一つですね。
はい、長くなりました。
それでは。