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2026-01-16 16:40

#887【大丈夫じゃないのに大丈夫と言ってしまうあなたへ】なぜ人は援助を断ってしまうのか

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【本日の論文】
Thompson, P. S., & Bolino, M. C. (2018). Negative beliefs about accepting coworker help: Scale development and implications for employee outcomes. Journal of Applied Psychology, 103(8), 843–866. https://doi.org/10.1037/apl0000310

【今後の対談予定】
1月17日(土) 三橋聡子さん
2月6日(金) 高橋晋平さん

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サマリー

人は困難な状況にあるとき、「大丈夫」と返答することが多いですが、なぜ援助を求めることができないのかを探ります。このエピソードでは、同僚からの援助を受け入れる際に影響を与える否定的な信念についての研究が紹介され、その影響について考察されます。援助を求めることが難しい理由としては、自己の能力に対する信念や助けを求めることによる負担が影響を及ぼすことが示され、これらの信念が人々を「大丈夫」と言わせる背景に隠れていることが語られます。

お悩みの紹介
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組は心理学の論文を研究論文をもとに、日々の悩みやお困りごとに関係するようなお話をしております。
心と暮らしの処方箋と題して、常にGoogleフォームでお悩みを募集しております。
ぜひそちらに概要欄に貼っておりますので、お気軽に押していただけると嬉しいです。
今日もそちらに届いていたお悩みを読ませていただいて、関連する研究の話をしていきたいと思います。
実は昨日のお悩みと一緒ですね、すごく示唆の多いテーマだなと思っているし、
自分にとっても新しいトピックで開拓するのが楽しいなと思っていますし、
より多くの方に関係するというか、興味を持ってもらえる内容かなと思いますので、
ちょっと深掘りしながらやっていきたいなと思います。
まだ初めて二人目のお悩みというかメッセージなんですが、
前回の方も結構分厚めに紹介したので、
やっぱり一つのお悩みに対していろんな角度から見る方法があるなというふうに感じています。
援助を断る理由
今日も、このお悩みについては昨日も別角度で話しているので、
どっちからでもいいか、二つとも聞いてもらえるとすごく嬉しいなと思っています。
フサミンさんからのお便りでしたね。もう一度読ませていただきたいなと思います。
困っている人や怪我をした人を見ると、ついつい大丈夫と声をかけてしまいます。
自分もそうなんですが、大丈夫と聞かれると大丈夫と答えるし、そう答える人が多いような気がします。
適切な声かけて科学的に証明されているのでしょうか。
実際に助けをあからさまに求めているような状況だと思うんですが、
どう言葉をかけると相手は助けを求めやすいんでしょうかというところで、
昨日は自立的な援助の方法、自立思考的な援助と依存思考的な援助の2種類を紹介して、
自立思考的な援助、相手の自立性を損ねない感じで助けをオファーするのがいいのかなというところで話していましたが、
今日も似たようなことではあるんですが、
人はなぜ援助を断るのかという、そっちの方により注目をしたような論文を紹介してみたいと思っています。
だから前半の方かな、自分もそうなんですが、大丈夫と聞かれると大丈夫と答えてしまうと、
じゃあなんで大丈夫と答えちゃうのかという話に関連するかな、しないかも。
援助をするよ、助けるよ、手伝うよと言われたときに、
ポジティブなだけじゃない何かを人はそこに包含して感じ取ってしまったりとか、察してしまう部分があるのかなと思っていて、
そういうことを包括的に測った尺度の話をしてみたいと思っています。
ちょっと前置きに長くなったんですけれども、
今日の論文は2018年だったかな、の論文で、もう尺度の開発の論文で、
とても面白いこんな尺度があったのかということですね。
従業員が同僚からの援助を受け入れることに対して抱く否定的信念というのに注目したそうです。
英語だと Negative Beliefs About Accepting Coworker Help っていう英語で、
これね、エヌバックって感じなのかな、ドイツ語だとCHはフって読みたくなるね、
エヌバックっていう尺度なのかな、何か訳し方もちょっと分かりにくいんですけど、
尺度がありますと、これは援助を受ける側の信念、特にネガティブな信念について測っています。
先に言うと、5つの概念にグループに分かれていて、
それを覚えておくと、人ってこういう理由で断っているのかもしれないなと、
もちろんこの5個にはたまらないものもあるかもしれませんが、
なんとなく包括しているような感じはしていますし、
尺度の作り方的にも最初に公式的な研究インタビューとか自由期日のデータを使って、
広く収集してそこからどんどん尺度を作っていくという、
とてもベーシックでかつ妥当な方法で尺度が作られていると思いますので、
ある程度信頼できる5グループかなと思っています。
今日はこの5グループを紹介するだけで終わりますというか、
それが重要かなと思いますので紹介させていただきたいなと思います。
一応言うと同僚から援助を受け入れる。
同僚なので基本的には仕事場面を想定していますと、
同僚から援助を受けること自体に対する否定的な信念、
ネガティブな信念を図る尺度です。
5つ先にタイトルというか、見出しだけ言っておくと、
有能さ、評価が下がるという信念。
2つ目、偏方義務への懸念。
3つ目、自己完結、自己志向。
4つ目、同僚の動機への不信、不信感。
具体的な事例
最後5つ目が同僚の能力への疑念という5つになっています。
これだけ聞いても何となくそういうことかなというのは
想像していただけるのかなと思うんですけど、
1つずつもう少し詳しくしゃべっていきたいと思います。
1つ目の有能さ、評価が下がるという信念は、
同僚の助けを受けると自分は能力が低い人間であると
他者に見られてしまうんじゃないかという信念、懸念のことを言います。
これは脅威に感じているということですね。
代表的な項目としては、これ質問の尺度なので
全く当てはまらないとか、とてもよく当てはまるみたいに答えることができるんですけど、
こういう質問項目です。
同僚に仕事を手伝ってもらうと自分は有能ではないように見えるとか、
誰の助けも借りずに仕事を終えることは将来性のある社員だと思われる助けになるとか、
自分でやりきることがいいと、
助けを受けるイコール自分は能力が低いというふうに見られてしまうんじゃないかという懸念ですね。
どうでしょうか、皆さんは当てはまりますでしょうか。
自分はないかな。
あまり自分の話しなくていいね。
こういう時はだいたいないとか言っちゃうのよくないね。
2つ目、返法義務への懸念ということで、
これは援助を受けるといつか返さなければならない不才が生じるという信念です。
これはもしかしたら信念ということだけじゃなくて、
本当にそういう不才感みたいなのは生じているのだろうということもあり得ますし、
そういう研究もあると思いますので、
信念だけども本当にそういうところがあるかなと思います。
例えば、同僚に借りを作りたくないので援助は断る。
当てはまりますか、当てはまりませんか。
お返しが大変なので助けを受けないとかね。
これは分かるな、分かるところがある気がします。
援助を行為というよりも契約チックに受け取る、
近くするというような感じかなと思います。
文化差が出やすいというふうにも書かれてますね。
日本とかはまさにこういう、もらったら返すみたいなね。
あるのか。
でもそれで言うと、欧米とかもそうなのかな。
興味深いですね。
結構自分も当てはまりそうな感じがしました。
3つ目、自力志向というところで、
これは昨日の話と似ているところもあるかなと思いますが、
援助を受けるよりも自分でやるほうが正しいという価値信念ですね。
なので自立性を尊重するような形かなと思います。
代表的な質問項目としては、
同僚の助けなしで仕事を終えたいとか、
どれほど大変でも基本的に一人でやりたいというような項目になってます。
当てはまるでしょうか。
これは一見ポジティブに見えなくもないんですけど、
実際にはネットワーク、支援をし合うようなネットワークから
孤立を促してしまったりとか、
共同する機会、学習し合う機会とか、
そういった現象を起こし得るというところで、
ネガティブな効果も出得るというので、
その辺りも覚えておくといいかなと思います。
4つ目、同僚の同期への不信というところで、
これも昨日の論文にちょっと出てました。
同僚の援助には裏の意図があるのではないかというところ。
この人は本当に利他的な意味で手伝おうとしているのか、
地位の上下を示すために助けようとしているのではないか、
みたいな話を昨日もしたんですけど、
それがまさにこれかなと思います。
例えば、助けを許すと仕事を台無しにされるかもしれないとか、
自分の評価を上げるために助けているだけだという。
同僚の話ですね。
同僚が自分の評価を上げるために助けているだけだと思うみたいなこと。
マウンティングとかこんな感じですよね。
ありそうだなと思います。
最後、5つ目が同僚の能力への疑念ということで、
援助を断る理由
同僚は助けるだけの能力を持っていないというような信念ですね。
同僚は有能ではないので助けを断るみたいな話とか、
あとは逆転項目ですけど、
同僚の助言は仕事の質を高めるということとか、
同僚は逆転なので、
とても当てはまる人が低い得点になるという感じですね。
いかがでしょうか。
助けられるくらいなら自分で行った方が早いみたいな感覚が関連しているのかなと。
自分がスキルが高い人とか、そう思っている人とか、
専門性の高い仕事に就いている人ほど、
こういう信念が生じやすいのではないかというふうに書かれています。
こういった5つですね。
アクティブな信念があるゆえに、
人は援助を断ってしまう。
ヘルプシーキングの考察
大丈夫と言ってしまう。
というのは、
昨日の論文よりも体系的にもともっているかなと思っていまして、
参考になる。
自分自身も整理が進んだような感じがして、
とても有益な論文だったなと思っています。
どれもありそうですよね。
だから大丈夫と聞いて、
もし大丈夫と、
その人が明らかに大丈夫じゃないのに大丈夫というパターンのときは、
これのどれかの信念をその人が持っている可能性がありますよね。
自分でやりたいと。
自分だけでやることこそがいいことだという信念であったりとか。
3つ目のやつですね。
今ここで大丈夫じゃないと言って何か助けを求めると、
今後この人に何かお返ししないといけないんじゃないかという信念とかね。
どれもありそうですね。
そう言われると。
大丈夫と言っちゃう人の背景にはそういう信念があるかなというふうに思うと、
少し整理できたのではないかなと思っていますが、いかがでしょうか。
面白い研究分野ですね。
東谷先生とお話して、ヘルプシーキングの話も面白いなと思いましたが、
ヘルプシーキングするというところもそうですし、
ヘルプを受けるというところの話もとても興味深いなと思いました。
また関連して紹介する機会があるかもしれませんが、
一旦この2つの論文でこのお悩みにお答えさせていただけたらと思います。
澄さん、お忙しいただきましてありがとうございました。
最後まで聞いてくださってありがとうございます。
今日もいい一日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
今日も処方箋ができて嬉しいですね。
処方箋ができて、処方できて、論文を処方できて嬉しいなと思うんですが、雑談をします。
とても注目しているドラマがありまして、それが今週始まったので、
もし今季は何を見ようと悩んでいる方は一緒に見ましょうというお誘いでございます。
タイトルがいつも忘れてしまう。
冬の何かさ、春の何かねというのを見ようと思っています。
というか1話を見ました。
素晴らしいんですよね。
これちょっとバイアスがかかっていると思います。
正直1話とかだけでいいぞって言い切ることってなかなかできないじゃないですか。
でも僕は好きなんです。1話だけ見ただけで。
これは万人受けするかどうかは知りません。
ただいいんです。
何がいいかというと、今泉監督、今泉力也さんという方がいますけど、
彼らの作品は僕はすごく好きなんです。だいたい。
杉崎花さんが主演。
二人が掛け合いが多いのかな。
ちょっとまだわかんないですけど。
ただ好きなんです。3人とも。
杉崎花さんすごく好き。
成田良さんすごく好きなんで。
ありがとうございますという感じで。
こういう作品を作っていただいてありがとうございますという感じで。
この2ヶ月、3ヶ月はとても楽しみ。
これでウェルビンが高く生きていけるなというぐらいが
楽しみにしている作品でございます。
まだ始まったばかりなので。
ティーバーでまだ見れるはずなんで。
よかったら一緒に見ていきましょう。
何がいいんだろうね。
曖昧さ高いね。
タイトルからしてわかると思うんですけど。
冬のなんかさ。春のなんかね。
これ自体好きですから僕は。
曖昧さが高い。
今泉監督の脚本なのかな。
どっちなんだろう。
どっちもやってるんで今回は。
脚本が操作してるのか監督が操作してるのかわかんないですけど。
一つの場面を喋りだけで。
2人とも椅子に座って喋る。
めっちゃ長く喋るみたいな。
基本たわえもない話。
っていうのがすごい多いです。
それがすごく好きなんです。
あとは、上映画の映像とか。
あとは、情景の作り方というか。
例えば衣装とかね。
今回も結構古着が出てきたりとか。
あとインテリアとかね。
家具とか。
あとなんだろうな。
そういうのもすごく好きなんです。
今泉監督の作品はね。
大体好き。
今回もやっぱりね。
とても壺に刺さってます。自分の。
なのであまりね。
すいません脚本がどうとかというか。
ストーリーがどういう感じでいくのかは正直わからないですし。
不満で終わる可能性もあるんですが。
もし曖昧なものが好きという方はね。
一緒に見ていただけると嬉しいなと思っています。
楽しみです。
16:40

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