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2026-01-15 15:01

#886【困っている人へ声を掛けたいあなたへ】どういう声掛けだと受け入れて貰いやすいのか?

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【本日の論文】
Shi, H., Dai, Y., Zhao, J., Jiao, L., & Xu, Y. (2024). Dependency-oriented versus autonomy-oriented help: Inferred motivations and intergroup perceptions. Behavioral Sciences, 14(11), 1000. https://doi.org/10.3390/bs14111000

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サマリー

このエピソードでは、困っている人への声かけについて考察し、適切な声をかける方法が議論されます。自立思考型と依存思考型の援助スタイルの違いが明らかにされ、どちらのアプローチがより温かさや有能さを感じさせるか、実験結果を通じて検証されます。困っている人を援助する際、温かい人と思われることが重要であり、そのために理論に基づいた支援が効果的であるとされています。自立を促す援助が、受け入れられやすい声掛けにつながることが示されています。

お便りの紹介
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究論文をもとに、日々の悩みやお困りごとに答えるようなお話をしています。
今日も心と暮らしの処方箋と題して、お悩みに答えていきたいと思っています。
フォームを概要欄に貼っておりますので、何か気になることや悩みなど、些細なことでも構いませんので、お気軽に寄せていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
お知らせを先にさせていただきたいんですけども、今週末もまた対談が決まっておりまして、
17日ですね。1月の17日土曜日に三橋さと子さんとお話をすることになっています。
ボイシーで夕方5時からお話をします。30分ほどお話したら、今度はさと子さんのやっておられるスタンドFMのラジオの方で、もう30分ほどお話をしようと思っています。
さと子さん、書道教室を数ヶ所やられている先生、書道の先生なんですけども、以前も実は対談したことがあって、結構久しぶりですかね、1年ぶりぐらいなのかな。
書道の練習を通して、人の態度とか性格、向上心、わからない、いろんなものが変わっていくと、すごい効果を実感されていると。
効果というとちょっとあれか、ドライな感じがするか、生徒さんがどんどん変わっていく様子を目の当たりにしているというところで、
前もすごく面白い話をたくさん聞かせていただいたんですけど、そういう続きの話を個人的には聞いてみたいなと思っています。
土曜日の5時からボイシーの方にお集まりください。よろしくお願いします。
では本題に行きましょうか。今日はフサミンさんからお便り届いていますので、そちらを先に読ませていただきたいなと思います。
ヘルプシーキングの話ですね。ヘルプシーキングの論文が興味深かったです。
ちょっと待ってくださいね。これ準備しておけばよかった。結構最近お話をして、東谷先生と話す前に予習がてらヘルプシーキングの話をさせてもらったんですけど、
878回目ですね。ぜひ聞いていただきたいんですが、その時の論文ですね。興味深かったですと。
ありがとうございます。めちゃ嬉しい。
こさてに限らずですが、困っている人や怪我をした人を見ると、ついつい大丈夫?と声をかけてしまいます。
でも自分もそうなんですが、大丈夫?って聞かれると、大丈夫?って答えるし、そう答えてくる人が多い気もするんです。
適切な声かけて科学的に証明されているんでしょうかね。
実際に助けをあからさまに求めているような状況だと思うんですが、どう言葉をかけると相手は助けを求めやすいんでしょうかというところで、とても分かる。
これは多くの人が一度はそんなこと考えたことがあるんじゃないかなと思いますし、どっちもですよね。
どっちも共感しかないというか、大丈夫?って声かけてしまうし、そう聞かれると大丈夫?って答えちゃうっていうね。
大丈夫じゃないかもしれないんだけど、とりあえず大丈夫?って答えちゃう。
とても懸命かいいんですが、前半のほうも面白いですね。もしかしたら別の回で紹介するかもしれません、この続き。
大丈夫?って言われると、大丈夫?って答える。これはもしかしたら強がっているのかもしれないし、感情の調整的なことが生じていて、抑圧している部分が結構あるかもしれないなと思うので、結構この前半部分と後半部分違いで、
援助の仕方の研究
後半部分のほうが質問な気がしたので、そちらに関する研究を紹介してみたいなと思います。
適切な声かけですね。なかなか難しいですね。いろんな角度から語れるかなと思うんですが、今日は援助の仕方といいますか、切り分けたような実験を紹介してみたいと思っています。
2024年の論文になります。キーワードとしては、自立思考型の援助、自立って自分を立すると書いて自立、自立に向かっていくような援助と依存思考的な援助の分け方になっています。これを実験していくことになります。
どういうことかというと、設定は国同士の話をシナリオで読ませるんですけど、これは国同士ですけど、後半で言いますけど、人と人との関係にも十分言える話かなと思います。
中国で行われた実験なので、中国という国を想定して実験を行われたみたいなんですけど、どこでも大丈夫です。日本で考えてもらったら大丈夫です。
Xという国がありますと、このXという国が援助をしてくれると自分の国に、そんなシナリオです。その援助の仕方というのが2種類あって、先ほど言葉を紹介した自立思考型の援助と依存思考型の援助というような分け方になっているんですけど、この自立思考型の援助というのはどういう援助かというと、
技術を提供しますよということであったりとか、あとはマニュアルと言いますか、方法論的なことを教えますよということを援助するような、援助するような、ちょっとおかしいな、援助です、そういう援助です。
依存思考型というのは、完成品を送るということとか、食品であるとか、特にそこから何か手を加えるみたいなことがない、もう本当に援助する側が全てを決めてしまうような、そこに依存するようなスタイルの援助になっています。
この2つの援助スタイルに分けたときに、受け取る側、自分の自国がどういうふうに思うかということを質問するような、そんな実験になっています。
聞いたこととしてはいろいろあるんですけど、援助した人、援助をした国の温かさの評価、あとは有能さの評価、それと動機ですね、利他的なのか利己的なのかということを聞いたり、あとはその地位を維持するかどうかという動機ですね。
簡単に言うと、援助する人と援助される人って、その地位が見えてしまうじゃないですか、そうじゃない関係性ももちろんいろいろ考えられるんですけど、一般的には援助する側が地位が上で、される側がちょっと下であると、その地位を維持しようとしているか、援助者がしているかどうかということを受け取る側がどう感じるかということを聞いたりしています。
これがメインかな。主な結果、いくつか実験しているんですけど、回数まで紹介していきたいなと思っています。まずは事実指向型の援助というのは依存指向型。もう一回振り返ってみると、事実指向型というのは技術支援であるとか、研究開発みたいなこともそうですし、人材育成のことも書いてたかな、みたいな援助の仕方。依存指向型というのは完成品を送るみたいな援助です。
そうしたところ、自立指向型の援助は、援助者とか援助している国がより温かいと感じるし有能であると感じる。これは実験3つやってるんですけど、どれも一貫してこういった結果になったそうです。
だから、自立指向型援助が温かくて有能であると、知っている人がと評価される。動機についても、自立指向型援助の方が地位を維持する動機というのが低く感じられているし、リター的な動機を高く感じているということです。
自立指向型援助、技術支援とかしてくれる国の方が、地位を維持しようという動機が低い。上下関係を明確にするような動機が低いんじゃないかと思われていた。
あとは、リター的な動機が高いように見える。利己的に自分の国のことを考えて援助しているわけじゃなくて、その国のことを考えて援助しているように感じられるということですね。そういった多めのポジティブですね、自立指向型の援助の方が。そういった結果になっています。
実験結果の考察
他にもいろいろ分析しているんですけど、個人的に面白いなと思った、特に推されている結果かなと思うんですけど、媒介分析というのをやっていて、どういうふうな関係がそれぞれの測定した変数で見られるかというところで、わかりやすく言いたいなと思うんですけど、
自立指向型の援助をすると、リター的に見えると、援助された側からしたらリター的に見える、その援助された側が援助した人をリター的に思うということですね。リター的に思われると、今度は温かい人だと思われます。
これよくわかりますよね、リター的に。ほぼ似たようなことを言っているなと思ってもらってもいいぐらいなんですけど、リター的に見えると温かい人だと思われると。そうすると、これ結構重要だと思うんですけど、温かい人だと思われると、援助を受け入れたいと、その人から援助を受けたい。
もしくは今後も協力し合いたいというような動機が高まるというような、そういった媒介の結果になっておりまして、これすごく重要かなと思いますし、もしかしたらサミンさんの今日のお便りに関係するような話かなと思ってますので、ちょっと戻りたいなと思います。
簡単に言うと、だから援助を受け入れたいと思われるためには温かい人だと思われると。結構難しいですよね、温かい人だと思われるってね。あ、ちなみにね、有能さも聞いてるんですけど、有能さももちろんいいんだけども、有能さよりも温かさの方がその援助を受け入れたいと思わせる力が強かったというようなことですね。
これもなんとなく想像できますよね。その人が有能かどうかよりも温かい人かどうかっていうね、そっちが重要だと。難しいですよね。温かい人だと思われるにはどうすんねんって話なんですけど、理他的に見られると。これも難しいですね。どうしたら理他的に思われるんだということを思うと、自立志向型の援助をしてみるといいかもしれないということですね。
相手が困ってる。その時にこれをやると解決するよと。この道具を使えば解決するよと。今回の実験に近づけると。この機械があればとかね、このテクノロジーがあればOKですよと。
テクノロジーはちょっとややこしいな。完成品なんかあるかな。このスマートフォンがあれば万事解決しますよということではなくて、一緒に考えようかでもいいかもしれませんし、わかりやすい例はあれですね。魚を与えるんじゃなくて釣り方を教えるみたいな話ですよね。
そっちの援助だと、理他的に見え、暖かい人だと思われ、援助を受け入れたいと思わせるというような、今回の結果を考えてみるとそういったことが言えるのかなと思うんですけど。まあまあこんなもんですよ。
だから何という感じでね、声が聞こえなくもないんですけども、ちょっと考えてみてもいいかもしれません。新しく改造度が上がりますかね、援助というものに対する。
あとは自立を促すということね。自分の助けたい人とかが助けたい人のお困りごとというか悩んでいることに対する自立を促す支援って何なんだろうということを考えてみることは結構いいのかな。
それはいいかもしれないですね。難しいけど。
まあね、うさみんさんもそうですし、自立志向型援助してそうだな。答え合ってないです。うさみんさんもそうですし、聞いてくださっている方々はそういう声かけというか援助する人が多いんだろうなって想像してます。
参考になれば嬉しいです。とても興味深いテーマなので、もう少し別角度から何か紹介するかもしれませんが、ちょっと研究が見つかるかどうか次第なので、気長に待っていただけるといいかなと思います。
うさみんさんからもう1つお便り届いているので、またそれについても別見ですね。紹介したいなと思います。こんな感じでどんなテーマでも構いません。ぜひお便りお悩みお寄せください。とても嬉しく。
お悩みを寄せられた方が嬉しいというね。そういうことってあるんですよね。これトーヤ先生との対談でも言ってたな。そういうのもあるのかな。ありそうだね。頼られたら嬉しいもんね。最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。じんぺいでした。心を込めて。
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