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2026-01-17 16:47

#888【子どもの発言を引き出したいあなたへ】沈黙してるからと言って考えていないわけではない

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【本日の論文】
Rezmer, B. E., Trager, L. A., Catlin, M., & Poole, D. A. (2020). Pause for effect: A 10-s interviewer wait time gives children time to respond to open-ended prompts. Journal of Experimental Child Psychology, 194, 104824. https://doi.org/10.1016/j.jecp.2020.104824

【今後の対談予定】
1月17日(土) 三橋聡子さん
2月6日(金) 高橋晋平さん

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サマリー

このエピソードでは、子どもの発言を引き出すための方法として、沈黙の重要性が取り上げられています。研究によると、発言の質を高めるためには、インタビュアーが適切に待つことが必要であり、その結果、意味のある情報が得られる可能性が高まることが示されています。子どもが回答を出すまでの沈黙の時間は年齢によって異なり、有意義な沈黙もあるため、焦らず待つことが重要です。このエピソードでは、沈黙を理解し、子どもとのコミュニケーションをより良くするためのヒントが提供されています。

心理学の研究と子育て
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究論文をもとに、日々のお悩みやお困りごとに関連するようなお話をしております。
心と暮らしの処方箋と題しまして、Googleフォームからいただいたお悩みに答えている数回をここ最近やってまいりました。
お悩みをしていただいた皆さんありがとうございます。
886回目の放送で、フサミンさんのお悩みを読ませていただいて、それに関する研究と自分なりの意見を述べさせていただいたのですが、
それに対してフサミンさんからまたレスポンスをいただいておりまして、これも続けてとてもいいテーマだなと思いますので、
今日はそちらに答えをしていこうと思っています。
これもコメントで皆さん読めるようになっているので、もう読んでいいかなと思っておりますが、
じんぺーさん質問取り上げてくれてありがとうございます。
ついつい大丈夫って声かけちゃいがちなんですが、自立支援か、そんな話は論文でしました。
どうしたものでしょうかね。
うちの息子は自分で考えさせようとすると、それなりに自分で考えて答えを出すんですが、娘は分かんないとすぐ答えるんですよね。
反射と思うくらい即答なんで、これ促そう方法なんかないですかねという質問ですね。ありがとうございます。
いやー、興味深い。
兄弟が、兄弟ってほんと違いますよね。
すごく感じますね。
基本的に私は子育て始めて9ヶ月しか経ってませんので、ぺいぺいもぺいぺいなんですけど。
なので基本的には自分が何か答えれることはないんですけども。
探してみるといろんな研究があるもので、一つ参考になればと思うものを見つけてきたので、今日紹介してみたいと思っています。
答えではないですよね、いつも言いますが。
応答の答えではなくて応の方ですね。
そっちのレスポンスの方の答えるという感じで話していけたらと思うので。
本当に使えるかと言われたらそんな使えないと思うんですけど、そういうこともあるかという感じで聞いてもらえたら嬉しいなと思います。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
沈黙の効果と研究
本日対談があります。
夕方5時から三橋佐徳さんと書道の話をすることになってますので、ぜひ遊びに来てください。
5時半からは佐徳さんのスタイフのチャンネルの方に移動して、コスアートの話ですからそちらではまた楽しみにしてます。
いろいろと勉強させていただきたいなと思っています。
まずは5時からこちらのチャンネルでお待ちしています。
では本題に行きましょうか。
炎上の話から始まったんですよね。
どうやって声描きするかという話で、それは職場とかの論文を昨日も紹介したのかな。
だけど確かに子育てとか教育の文脈で声をかけるという場面がたくさんあるはずですよね。
そのときにいろんな葛藤であるとか、どっちだろうみたいなことは確かにありそうだなと思います。
そうなったときに三井さんの話に戻ると、すぐに分かんないと言ってしまうということですね。
これを促すとやったときに、出発点としては分かんないということが、いろんな角度からどうしようかなと。
自分の思いついた順に言うと、学習性無力化みたいなことがありますよね。
いろんな自分のやることやなすことがすべてうまくいかなかったりとか、
結果がついてこないみたいなことを繰り返すと、無力化を学習するというか。
すぐに諦めてしまうというか、
ちょっとそれも心理学の古典的な話で、興味深いと言えば興味深いんですけど、
そういうことでもないのかなと思ったりして、短いコメントですけどね、思ったりしていまして、
いろいろ考えていたんですが、よくよく考えてみると、
ちょっと視点を変えてみたりとか、
分からないという言葉が思考の終着点ではなくて、
台湾の出発点として定義してみようじゃないかということですね。
終わってないんですよ、分かんないが。
そこが始まりなんじゃないかということを考えてみたい。
みなさんどう思いますか?
そうですね。
終わってないんですよ、分かんないが。
そこが始まりなんじゃないかということを考えてみたい。
そういう時に、Wait Timeという、そのままなんですけど、
待つということをやった研究を紹介してみたいなと思っています。
いつの論文かというと、2020年の論文で、これもいい雑誌になってますね。
JOURNAL OF EXPERIMENTAL CHILD PSYCHOLOGYという雑誌になっています。
どんな事件かを分かりやすく、簡単めに紹介したいなと思うんですけども、
4歳から8歳の子ども105名が参加しています。
英語が理解できる子どもたちです。
この子どもたちに教育を施すというか、
最初のパートとして、最近の最近に関する教育的な、
授業というよりも体験的なプログラムをやるというのをパート1でやります。
これはあまり関係ないことなんですけど、関係あるのはパート2の方で、
1週間後にその教育したことについてインタビューを行います。
ここでその時のこと、その時に起きたことを教えてとか、
見たものを聞こえた音を教えてとか、そういったことを聞いていくという実験ですね。
この時にそれを聞く研究者側の人に10秒待つルールを施します。
子どもが話し終わってから最低10秒は沈黙を保つということを指示します。
インタビュアーは時計を見ながら沈黙を実際に測ると10秒ということをするということです。
なかなかつらい。大人の方がつらいかもしれませんね。
そのインタビューの様子を音声で録音して、その後音声を聞きながらこれは何秒待ったかとか、
その後に何を話すかとか、そういうことを分析するという実験になっております。
沈黙の後とかに話す内容が意味のあること、出来事についての情報を語る時もあれば、
沈黙した後に覚えてないとか、もうないとか、これで終わりみたいな、
その情報に関しては意味をなさないようなことを言う時もあるわけじゃないですか。
これを分析するということをします。
発言の質と待つ時間
とにかくイメージでいきましょうかね。
結果いきましょうかね。
まず質問後、話し始めるまでの沈黙ですね。
インタビュアーが質問をする。
その後に子どもはどれぐらいで話し始めるかというところで言うとしばしば、
5秒以上沈黙してから話し始めたというのが一つ目の結果です。
5秒って結構長いですからね。
こんぐらいですからね。
ちょっと合ってるかな。
適当にやっちゃった。
大体今の収録アプリで見てて5秒ぐらいな気がしたんですけど。
倍速で聞いてる人もいるか。
まあいいや。
5秒の沈黙、結構長いなと思います。
有意味な発話の96%の人は、
10秒以内に始まっていたということなんで、
10秒経ってから何か情報を話し出すってことはそんなにない。
10秒に収まっているということですね。
ここが重要なんですけど、
5秒以上で10秒以内みたいなところが、
約20%の有意味な情報があったということで、
言い方を変えると、
もしインタビュアーが5秒以内で割り込んでいた。
質問した後に、
結構大変だと思いますよ。
何か言っちゃいたくなる。
言っちゃいたくなった時に、
それが5秒より早かったら、
約20%の有意味な情報が失われていた可能性があるよね、
というような分析がされています。
今のはインタビュアーが質問した後の話なんですけど、
語りの途中の話ですね。
子どもは話の途中でも、
数秒から10秒近く黙ってから続きを話すことがあった、
ということのようです。
これも想像できますよね。
沈黙の重要性
子どもの話の途中でも、
数秒から10秒近く黙ってから続きを話すことがあった、
ということのようです。
これも想像できますよね。
これは大人でもあるか。
それと年齢差についても面白いですね。
5歳半未満の人は、
ほとんどの沈黙は4秒以内。
だから5歳半未満の人の方が早く答える。
5歳半以上の子どもというのは、
10秒近い沈黙も珍しくないという、
長くなるんですね、むしろね。
興味深いなと思います、この辺りも。
これも、
もう最後にしますけど、
これも重要で、
もう話すことがない沈黙との違いですね。
有意味無意味の沈黙の違いというところなんですけど、
これはあんまりないということのようです。
結構結論的な感じで書いてますね。
沈黙の長さだけでは、
子どもの内的状態は判断できないと。
沈黙が長いからといって、
情報が出てこないわけでもないし、
沈黙が短いからといって、
正しい情報が出てくるわけでもないということですね。
なので、
そこの長さというので、
その後の情報の有無というのは
測れないということのようです。
言いたいのは、
待つのがいいんじゃないかと、
その後の情報の有無というのは測れないということのようです。
コミュニケーションの工夫
言いたいのは、
待つのがいいんじゃないかという。
最初の質問に戻ると、
わからないという娘が答えるというときに、
それは無意味な言葉ですよね。
この実験の中でいうと、
情報については何も言っていない、わからない、
I don't know とか、
That's all みたいな、
そういう言葉が、
そこで無意味語として出てくるわけなんですけど、
それがあったとて、
そこの後に沈黙が続いて、
有意味な言葉を話し出すということは、
往々にしてあり得るのかなというのは思いますが、
ちょっとこの状況が、
コメントだけじゃなかなかわからない、
もう何かわからないと言って、
全部諦めてしまうみたいなことだったら、
なかなかあれなんですけど、
何だろうな、
そういう、
普段からできるかなというところで言うと、
待つということですね。
わからないと言われたとしても、
言われないとしても、
もしかしたら、わからないとすぐ答えてしまうのが、
結構早めに答えを求めてしまっていることが、
重なって重なって、
早めに言わないとというので、
諦めちゃうみたいなことにも、
もしかしたら、
あり得るかなと思ったりとかしますね。
なので例えば、
質問をしたりとかして、
どう思うみたいなふうに、
すぐに答えを求めないような姿勢とかは、
普段から結構できたりするかもですね。
すぐ答えなくていいよとか、
ちょっと考えてからでも大丈夫だよみたいなこととかを、
習慣づけたりとか、
わからないと言ったとしても、
ヒント出すねとか、
だったらこう考えてみたら、
みたいなことを言うのではなくて、
そっかとかね、
そうねとか言って、
5秒くらい待つ。
沈黙が続いた後に、
考え始める子どもも、
この研究データ多いというところなので、
そういう可能性もね、
検討してみてもいいのかなと思ったりしますね。
これはね、結構興味深いですね。
大人でもあり得るかな、
沈黙に耐えられないみたいなこととか、
だから逆に言うとそういうことだよね。
沈黙に耐えられないみたいなことが、
なんて言うんだろうな、
埋めたくなっている可能性もありますよね。
わかんないと言って。
そうやって結構、
自分の考えを、
自分の考えを、
そうやって結構、
大人な対応の感じ、
適応的かどうかわからないですけども、
大人な感じもしますよね。
あくまで参考にと言いますか、
新しい視点の一つになれば、
嬉しいなと思います。
新しいとまでは言わなくても、
そういう研究があるんだという風に思ってもらえれば、
嬉しいなと思います。
ぜひ、
ぜひ、
お子さんとか関係なく、
割と覚えておいてもらってもいいことかなと思いますね。
待つ。
質問したら待つ。
ヒントを流したりとかも、
まずはしないで話し始めるところを待って、
そこから情報が出てくるということが、
あり得るのかなと思いますので、
ぜひ、
参考にしてみてください。
なれば嬉しいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
じんぺいでした。
心を込めて。
今日も長くなっちゃった。
失礼しました。
16:47

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