1. 研究者がそばにいるくらし
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2026-01-21 22:26

#893【ゆとり世代のあなたへ】ゆとり教育を受けた人たちはどう育ったか?

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【本日の論文】
Bai, Y., & Tanaka, R. (2024). A long-run consequence of relaxation-oriented education on labor market performance (RIETI Discussion Paper Series 24-E-003). Research Institute of Economy, Trade and Industry. https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/24e003.pdf

Bai, Y., Li, Y., Liu, X., & Tanaka, R. (2025). Less pressure, happier minds: The mental health impact of relaxation-oriented education (RIETI Discussion Paper Series 25-E-076). Research Institute of Economy, Trade and Industry. https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/25e076.pdf

【今後のイベント情報】
4月6日(月) あいまい会議 vol.2
https://aimaikaigi2.peatix.com/

【今後の対談予定】
2月6日(金) 高橋晋平さん

【「こころとくらしの処方箋」お悩み投稿フォーム】
https://forms.gle/SJA2jVWvn8H75muF9

【他の音声配信プラットフォーム】
Voicy: https://voicy.jp/channel/4088
Spotify: https://open.spotify.com/show/5lv0bsVek4GStAp6rk3tqR?si=5M5VGZNPR4OAUkP5RtUJRA
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【研究サポーター募集中!】
https://academist-cf.com/fanclubs/358

サマリー

このエピソードでは、ゆとり教育を受けた世代の心理的および社会的影響を探求しています。心理学者のじんぺーは、この教育制度の背景や、その後のメンタルヘルスや就職率に関するデータをもとに議論を展開しています。また、ゆとり教育を受けた世代のメンタルヘルスや生産性についても考察しています。特に、その教育がもたらした一時的な効果と、競争社会での影響を詳しく分析しています。

じんぺーの取り組み
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では、心理学の研究論文をもとに、日々の悩みや困りごとにお答えするようなお話をしています。
今日も昨日の続き、としさんのお便りを読ませてもらってから始めたいと思います。
受験の娘さんがいらっしゃって、試験前の追い込みみたいな感じですよね。
そういった状況の中で詰め込むこととか、ゆとりを持つこととか、
昨日は休憩の話をしましたけれども、今日は全く別角度で話してみたいと思います。
今日はお知らせを先にさせてください。
昨日イベントをリリースしました。
ちょっとだけ告知をしていたんですけども、4月6日、ちょっと先ですね。
3ヶ月くらい先かな。
東京で曖昧会議vol.2を開催することになりました。
曖昧会議というのは、昨年夏に京都で開催した、
曖昧会議というのはあまり気にしなくていいかな。
研究者と実践者と、現場というか経営されている方もそうですし、
表現されている方もそうですし、
研究者以外の方と一緒に美しさについて考えたりとか、
曖昧さについて考えたりとかする、そんなイベントになっています。
自分は京都で大学院の10年くらい過ごして、
京都でイベントやることってたくさんあったんです、実は。
こういう研究のイベントも去年とかちょこちょこやってたし、
それ以外にも学生団体やってたときもたくさんイベントをしてたんですけど、
実は東京で自分がメインになって主催するイベントというのは、
あまりこれまでやってなかったので、結構ドキドキしているんですけども、
今回デサイロさんという、これもまた人文地、
研究の中でもより人文社会科学寄りの研究者たちが
集う、何て言ったらいいんだろうな、デサイロって。
緊急者集団みたいなイメージですけども、
新しくオープンするアンノンアンノンという施設で、
拠点で開催できることになりましたので、
これもまた楽しみであるということですね。
ゆとり教育の概要
大事な話は忘れていた。
ゲストは同時通訳者の田中恵子さん。
ボイシー聞いてくださっている方にとってはおなじみの恵子さん。
と、俳句の俳人をやっておられるとかして、
俳人の前泉まどかさんをお呼びしました。
もうね、次はないですよ。
お二人呼べることなんて、そんなに数多くないですからね。
自分もなんと運がいいんだろうと思うんですけど、
恵子さんが偶然その日会えててっていうこととか、
その日にね、恵子さんをピンポイントで声をかけると
行きますというふうに言ってくださっても、
こういうことは本当になかなかないと思うので、
もしね、言葉がテーマです。
言葉と美しさがテーマなんですけど、
もしピンとこられた方は、
ぜひ早めに申し込んでいただけるといいんじゃないのかなと思います。
会場がそんなに大きくなくて、
30人から40人、マックスでも40人とか言ってたかな。
ぜひ早く申し込みいただけると嬉しいなと思います。
結構ね、リスナーさんと人は被ってることが多いんですけど、
研究のサポーターを募集していて、
月額300円から自分の研究に支援いただくという制度をやってるんですけど、
そのサポーターさんは無料になります。
本来3000円かかるんですけど、
それが無料になるので、
もしこの機会に1ヶ月か2ヶ月とか、
ちょっとあれか、
イベントまで時間があるから3ヶ月くらい入ってくれたら嬉しいですけど、
基本は申し込み時だけ入っててもらえれば無料になりますので、
簡単に言うと300円払ったらいけなくもないという、
ちょっとでもそれはあれかな、
言い方が良くないですね。
ただ、どんどん仲間が増えたらいいなと思ってますので、
こういうきっかけでぜひ一緒に研究の話をしたりとか、
もし良ければ近い将来一緒に研究したりとかできるようになれば嬉しいなと思ってますので、
曖昧限りってもともとはそういうスタンスというか、
研究者だけに閉じない研究をという意味で、
学会とかじゃないですよ、
そういう場所を作りたいなと思っていてやっておりますので、
この機会にぜひお願いいたします。
オンラインでも参加できます。
アーカイブも残りますので、
そちらもぜひ東京遠いなという方はそちらも検討してみてください。
個人的には遠征する価値ありかもしれないと思ってますので、
京都とか大阪から来てもらってもいいですし、
名古屋から来てもらってもいいですし、
ぜひお願いしたいなと思います。
ちょっと長くなりましたけども、
昨日リリースしたばかりなので、
今日は分厚めにお話をさせていただきました。
概要欄にイベントページ貼ってます。
チェックしてみてください。
それでは今日の話にいきたいと思います。
昨日の続きというか、
お便り自体は一緒なんですけども、
いろいろ喋れるよという話を昨日からしております。
全部ちょっと読むと長いので、
今日の関係あるところと、
最初のところと読みたいなと思います。
としさんからです。
中3で受験生の子供がいます。
今は試験に向けた追い込みの時期で、
塾も発泡をかけてくるのですが、
私はやった方がいいからと、
無理しない方がいいよ、
やりたいと思ったらやりなと言っています。
というのがまずとしさんのスタンスですね。
自分としてはその方がいいと直感的に確信していると、
正しいのか、
またどちらにせよ裏付けるような研究があるのか、
教えていただけないかということですね。
後半のところで、
無理して勉強していると学ぶのは嫌なこと、
苦しいことになってしまうのでは?
と思うからです。
この辺り詰め込んできた人たちと、
それより異類が学ぶことを楽しんだ人たちの、
どちらがその後学び続けたかを調査した研究とか、
ありませんかということですね。
これはちょっと違います。
今日もやや飛躍しているというか、
発想を飛ばしていますね。
このお題から少し発想を飛ばしておりますが、
紹介したいものを見つけたので、
これを紹介したいなと思います。
ゆとり教育の話をしたいなと思います。
ゆとり教育、
ゆとり教育の言語の陣兵がですね、
話すことに意味があるかなと思っています。
今日は話させてください。
2つの論文というか、
論文というよりも研究レポートみたいな感じなんですが、
めちゃくちゃゴリゴリの研究者の方が、
これは英語で書かれていますね。
何なんでしょう、
この機関があんまり存じ上げないんですけども、
論文と言っていいでしょう。
茶読がついているかどうかわかりませんが、
形式的には完全に論文のそれだし、
リファレンスもたくさんついているし、
いいかなと思います。
実は同じ研究者の方々がやられているゆとり教育、
大規模な研究です。
心理学というよりも社会学とかに近いかもしれません。
ゆとり教育の世代の人たちとそれ以外の世代の人たちで、
その後いろんなデータがある。
例えばメンタルヘルスのデータとか、
あとは生産性ということではないかもしれないんですけど、
就職率とかそういった指標で見ている論文と、
2つあるという感じですかね。
それぞれかいつまんで紹介してみたいと思います。
ちょっと長いんですけど、
主要な結果のところだけでいきたいと思います。
どっちもURLを貼っておきますので、
興味があればぜひ読んでみてください。
まずゆとり教育って何なのかって話からしてみましょうかね。
あんまりいつからみたいなことをね、
小説ありというか緩やかに始まって、
ここからゆとり教育みたいなことはね、
あるっちゃあるか、本格実施って書いてるか。
これが2002年って書いてますね。
小中学校。
私は95年生まれですので、
7歳の時ですね。
小学校入る時みたいな感じですよね。
脱ゆとりが2011年とか2012年って書いてるので、
この2011年が何があったかというと、
私が中学校卒業した年ですね。
このゆとりが本格実施って時から、
脱ゆとりになる直前で卒業するという、
そういう一番ゆとり世代なんですよ。
教育でいうとね。
どういうことが行われてたかというと、
ご存知のことも多いかもしれませんが、
一番やっぱりメインなのは、
そもそもの授業時間の削減、
学習内容の削減というところ。
2002年の改定では小学校6年間で計418時間、
中学校3年間で計210時間の授業時間が削減されたと書いてます。
これもわかりやすい例ですね。
データの分析
土曜日の授業が廃止された。
完全就業5日制が導入されたということです。
うちの兄とかは、
土曜日に学校行ってたのを言ってましたというか、
記憶にあるかな?聞いただけかな?
なんですけど、自分はそうじゃないと。
土曜日に行ったことはないということです。
総合の授業もこのあたりのときに導入されて、
強化な枠を超えて、
いろんな国際理解とか環境とか情報とか、
そういうのを学ぶような時間が設けられたということが特徴のようです。
背景としては、子どもがストレスを抱えているとか、
まさに詰め込み型の受験競争とか書かれてますけど、
そういった弊害が起こっていた。
ちょっと遠いかもしれませんが、
いじめとか校内暴力みたいなことも、
顕在化してきた例としては、
そういったものが背景にあって、
ちょっと緩めていこうというふうなことだというふうに理解してます。
2つ大きく分けてデータがあるって言ったんですけど、
1つがメンタルヘルスの話で、
厚労省のデータなのかな?
規模も本当にすごいですよ。
数十万というレベルの規模でですね。
どこ行ったかな、メモメモ。
厚労省の国民生活基盤調査というのが、
2004年から2022年にあって、
それのデータを使っていて、
何に注目したかによるんですけど、
一番大きいところで言うと75万人。
精神疾患の有無というので言えば、
75万8000人のデータ。
睡眠の質というのはちょっと少ないんですけど、
それでも20万6000人というデータを使っている。
2004年から2022年なので、
まさに取り教育をどれくらい受けたかというのが、
分かるわけですよね。
もう1個の方が総務省のデータですね。
就業構造基本調査というものらしいです。
ちょっと定訳があるか分かりませんが、
ざっくり訳がそんな感じ。
2002年、2007年、2012年、2017年のデータで、
大体30万人から40万人ぐらいのデータを分析対象としている。
年収で言うと317000人だし、
就業・非就業の分析で言うと385000人のデータという、
そういう感じになっています。
データの概要を簡単にお伝えして、
結果もざっくり行きましょうかね。
メンタルヘルスの改善と消失
まずメンタルヘルスの話から行くと、
これはポジティブな効果がありました。
取り教育による学習負担の軽減が、
確かに学齢期のメンタルヘルスを改善させた。
というのが主要な結果です。
具体的には12歳から15歳の思春期において、
ストレスの低下、うつ症状の減少、
睡眠の質の向上といったポジティブな効果が
確認されたということです。
大事ですね。
ストレスが低下した結果、
こういう人品みたいなやつが出てくるということですね。
あまりよくないですね、
Nイコール1で話すのね。
もちろん同世代には高ストレスの人とか、
生うつになってしまった人とかいらっしゃるので、
なかなか一概には言えないんですけど、
全体的には数十万みたいなデータ数を見ると、
傾向性が見えてくるということで、
取り教育の時に教育を受けた世代というのは、
ストレスの低下、うつ症状の減少、
睡眠の質の向上が見られた。
しかしここからが重要なんですけど、
この効果というのは18歳から19歳ごろ、
特に大学受験の時期に急速に薄れていく。
そして20代前半、
21歳とか22歳ごろには、
大学多分卒業ぐらいだと思うんですけど、
ゼロに収束する。
統計的な優位さが見られなくなったということです。
だから小学校とか中学校で
ゆとり教育を受けていた人は、
その小学校、中学校の時には良かったんですよ。
ストレス状態とか減っていたりとか、
睡眠の質が高かったみたいなことがあったんですけど、
受けていたとしても、
大学受験とか大学生になった時には、
受けていない、ゆとり教育世代じゃない人たちと比べても、
別に統計的にはストレスとか鬱症状の点数に差がなかったというのが、
ここの結果です。
生産性の低下と経済的影響
興味深いですね。
消失の理由としては、
メンタルヘルスの改善効果が消える要因ですね。
そしては、大学入試などの競争に直面した際の
学力不足によるプレッシャー、
希望する進路に進めないことによるストレス、
それらが在学中の恩恵を相殺してしまう可能性が
指摘されているというふうに書かれてますね。
恐ろしいですね。
結局だからゆとり教育を受けていたけれども、
なんだかんだその出口というか、
競争じゃないかというね、
なんか皮肉な感じがしますけども。
だからいろいろ僕言ってましたけど、
今消えてます。
ゆとり教育を受けたポジティブなメンタルヘルス効果は
30歳の今消えてますというので、
さっきの話は合併を産みますね。
訂正します。
そうですね。
まあ心当たりがありますね。
プレッシャー。
学力不足によるプレッシャーかどうなんだろうな。
そればっかりはちょっとわからないけど、
何言いますよね。
400時間とか200時間とか減ってたら、
それは他の数値に比べたら、
学力減っててもおかしくないよなとは思ったりしますかね。
続きまして生産性ですね。
産部署のデータの方の影響を見ていこうと思うんですけども、
こっちもゆとり教育を受けた素材を追跡した研究で、
ゆとり教育を受けた期間が長いほど、
自分ですね。
自分が多分一番長いぐらい。
自分よりちょっと後輩は、
後輩だと入学の時はゆとり教育なんだけども、
中学校出る時ぐらいには
ちょっとゆとりが緩和されてるという感じになっているので、
自分が一番長いと思うんですけど、
この長いほど、
成人後の年収が低くなる、
正社員として雇用される確率が低下する、
非就業、役取られていない人の確率が高まることが判明した。
具体的に統計のデータによると、
ゆとり教育が1年長く受けるほどに、
年収が約6%低下する。
そうです。
また、ゆとり教育を受けた世代は、
専門職や事務職といった高度なスキルを要する職業に
就く可能性、確率が低い傾向がある。
要因としては、
教育内容の削減によって基礎学力が十分に蓄積されず、
大学進学率や教育年数が低下したことが
主なメカニズムと考えられているということですね。
教育改革の影響と将来への展望
これが今日は話したかったことです。
ほとんど喋れたかなと思います。
まあ難しいですね。
一概には言えないですね。
ゆとりがいいというのは。
ただ、どうでしょう?
メンタルリスクが大事なんじゃないですか。
でもその効果も消えるって言ってたか。
ちょっとゆとり世代にとっては
ネガティブな論文でしたかね。
どちらかというと。
だいぶ端折った部分があるので
よかったら論文を読んでみてください。
としさんのお便りとは
正直そんなに関係していないんですけど
詰め込みかゆとりかという点だけでは
なかなか興味深い。
こんなデータはなかなか心理学とかでは取れないので
こういう角度からも紹介できて
個人的に良かったんじゃないかなと思っています。
ゆとりは確かにいいんだけども
その後結局は競争に巻き込まれていく状況がある中で
その学力の十分に基礎学力がないということが
悪影響になり得るというのは
確かに考えておいてもいいかなというふうには思いますが
ここから論文もとしさんのお便りも関係ない話ですけども
自分の感想ですよ。
ただの感想とか自分の意見なんですけど
詰め込まなくていいんじゃないですか
AIの時代は
思いますかね
メンタルヘルスというか
ゆったりと生きるという方が
より大事な気がしますね
健康でいるということより
大切なことがなくなっていく時代になると思いますね
健康というのは体のことだけじゃなくて
心のこともそうなので
論文自体は結構新しいんですよ
2023年とか2024年のものを紹介してますけど
2002年の教育改革の話
裏を返すと2002年に始まったこととかが
やっとで効果検証できるということですよね
それ自体は教育が時間がかかる営みなので
しょうがないことだと思うんですけど
時間差を意識してもらえると
これからの時代ってどういう時代なのかなと思うと
詰め込みはいいよと個人的には思っています
参考になれば嬉しいです
また別の角度で明日も紹介しようかな
昨日もトシさんにコメントいただいたので
それについてのレスポンスもいいかなと思いながら
いろいろと考えてますので
引き続きこういったテーマ楽しみにしてください
あとGoogleフォームでこういったお悩みを
日々募集しております
毎回概要欄に貼っておりますので
チェックしてみてください
今はほとんど少ないので
こんな分厚めにやってますけども
もしいっぱいお便りが寄せられるようになったら
こんなにゆっくり丁寧に話せないので
ぜひ何か喋りたい
喋ってほしいことがあれば
お早めにお寄せいただけると嬉しいです
そんなに急がなくていいか
ゆとりなんで
ちょっと煽りっぽい話
煽りっぽいこと言ってしまってすみませんでした
そんなにいっぱい来ることないと思いますね
当分はなので
ゆっくりと考えてみてください
最後まで聞いてくださってありがとうございました
今日もいい一日にしていきましょう
新平でした
心を込めて
22:26

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