1. 研究者がそばにいるくらし
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2026-10-12 08:20

#1053 ボードゲームで日本の子どもたちの協調性は上がるのか

【本日の論文】
Hitsuwari, J., & Uebo, N. (2026). Board games in Japanese classrooms: A waitlist-controlled study of social-emotional skills [Preprint]. Research Square. https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-11233718/v1

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【今後の対談予定】
10月14日(水) - ふるふるラジオ森川さん
10月15日(木) - 高橋晋平さん
10月16日(金) - 高山ゆかりさん・ヒデアキさん

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サマリー

心理学者のじんぺーが、自身がまとめたボードゲーム研究のプレプリントについて話します。大阪の小学5年生4クラスを対象に、クラスごとに時期をずらしてボードゲームを行うウェイトリスト実験を実施し、協調性や感情調整などを含む社会情動スキルの変化を測りました。しかし、ボードゲームを行ったことでスキルが特に高まる結果は得られず、両群とも時間の経過で上昇しました。実施回数が45分を3回と少なかった可能性や、尺度の選び方を振り返りつつ、次の研究に向けて動き始めていること、教育における学び合いへの関心を語ります。

ボードゲーム研究の背景と大阪の小学校での実験
おはようございます。心理学者のじんぺーです。
アメリカのワシントンDCの空港からお送りしています。
ちょっと休んでしまったので、放送を撮りたいなと思っているんですけども、ちょっと場所が場所なんで、
今日は簡単めに、最近の研究の話をしてみたいなと思っております。
お知らせは、実はいろいろありまして、詳しくは概要欄を見ていただきたいんですけども、
14日、森川さん、15日、高橋真平さん、16日は、
秀明さんと、ゆかりさんと3人で話した後に、アカデミストの言語学の研究者である宮川聡さんと話すというような、
なかなかに詰まった1週間になりそうで。
でもあれか、日本は今日も祝日か。
いや、明日から、あさってから、いろいろと対談がありますので、
ぜひ生放送をしますので、コメントとかそこで寄せてもらえるとすごく嬉しいなというふうに思っております。
では今日の話に早速行きたいんですけども、
自分が書いた論文の話だったらパッとできるかなと思って、それにしてみました。
最近出した、まだ審査中で、これから、結果はそんな変わらないんですけど、
文章とか主張とかはやや変化があるっていう、それを前提で聞いていただきたいプレプリントといったりしますね。
まだ確実、論文としてできるわけではないという感じではあるんですが、書きまして、
これも概要欄にURLを貼っておこうと思うので、よかったら読んでいただきたい。
誰でも読めますので、読んでいただきたいんですけども、
ボードゲームに関する研究をした、そのまとめた研究になっています。
残念ながら、先に質問的なところを言うと、あまり狙っていた効果を見ることができなくて、
ちょっと残念だなというふうに思っているんですけども、
それはそれで、結果が思ったように出ないと仮説通りじゃなかったということも踏まえて、
すごく大事な研究であるかなというふうに思っていますので、
どんなことをやったかだけ紹介させてください。
ボードゲーム、僕はすごく好きだし、楽しいから好きなんですけど、
楽しいし、その場がいい時間になるよねっていうのは、
大体共有されている事実だと思うんですけど、
最近これが教育的にもすごく意義があるんじゃないかというふうに言ってらっしゃる方がいたりとか、
実際にそういう論文がたくさん出てたりして、
自分もこれまでこのボイスとかフォトキャストでたくさん、
ボードゲームに関する論文を紹介してきた。
例えばADHDの子が協調的になるっていうことだったかな。
そういう文献とか、あとは創造性が高まるよねということとかもあったりして、
いろんな方向でいいよねって言われていたんですけど、
日本の研究がほとんどないし、
いろいろやってきたけども、
細かいところまでは分かってないことも多い。
例えば、日本人でも聞くのかということもそうだし、
あとは何年生側とかもそうだし、
どういう力がどういう子に対してだったら聞くのかとか、
どういうボードゲームのチョイスだったらいいのかとか、
インストラクション、どういう指示とか、
振り返りがあるといいのかみたいなのがいろいろあって、
研究をやることは大事だろうというふうに思ってやりました。
大阪の小学校、5年生の学級、
計4クラスの人たちに協力していただいて、
先生に協力していただいたというところなんですけど、
していただいて、こういう研究が実現しました。
あとは、共同研究所であるボーソンですが、
ボーソンはもちろん、ボードゲームの教育というところに関しては、
日本の中でも先頭に立たれている人々かなと思っているんですけど、
その方に今回協力していただいて、
こういうふうに研究が実現したわけなんですけども、
やったと。
ウェイトリスト実験みたいなのをやったりするんですけど、
教育現場とか、あと医療の現場とかで、
不公平にならないようにですね、
このクラスにだけボードゲームという、
なんか良さそうなものをやったっていうと、
1組にやったとして、2組の人たち忘れないというのは、
ちょっと不公平っぽいじゃないですか。
だから最初に1組に対してボードゲームという、
今回みたいに材料の介入を行うんだけれども、
その後に、例えば1ヶ月やった後に、
今度は2組に対してボードゲームの介入をして、
1組には特に今まで通りの質の授業を受けてもらうみたいなことをする。
時間を分けることによって、結果的にはどちらのクラスにも、
同じように教育が施されるというか、
介入がなされるというふうにいう意味で、
教育現場とか医療もそうですよね。
とかで使われている方法なんですけど、
今回それを使って研究をしたんです。
社会情動スキルへの効果を測った結果
見たかったのは、ボードゲームをすると、
社会浄土スキルといったりしますね。
開かれた心、よりオープンになっていくとか、
協調性が高まるとか、いろんなこの解概念が入っている、
すごく広い力スキルなんですけど、
これを測ったというところです。
結果でいうと、さっき言ったように特にね、
ボードゲームをやったからといって、高くなるというわけではなかった。
むしろね、どっちも時間を減りにすれて、
どんどん上がっていくようなのが見られましたし、
もっと言うとですね、これがもともと結構高いと、
協調性であるとか、感情調整とかね、
そういった力がもともと高いというのがあって、
上がりにくいというか、上がりがボードゲームで上がるみたいなことが
特に見えなかったというのが、今回の結果になっております。
研究の限界と次の教育研究
使う尺度がね、もう少し選ぶときにね、
いろいろともっと考えられたらよかったのかなとかも思うし、
それから今回3回やったんですよね、45分×3回かな。
これがもしかしたら少なすぎたのかなとかね、
いろいろと考えるところがあるんですけども、
これは実はですね、次の研究に向かってもうすでに動き出しておりまして、
どういうふうに変化を加えていくかというのがまた教えられたいと思うんですけども、
その後に自分がこのボードゲームの研究をやりたいなと思ったところから、
ついに一歩を踏み出せたというところが個人的な意味としてはすごく大きいので、
また今後も同行に注目していただきたいなと思っています。
自分の他の研究と関係あるのかと言われたら、
もちろんボードゲームと想像性に関する研究がたくさんあるとおり、
クリエイティビティという点でも関係しそうだなと思うし、
そうじゃなくても、教育というものに入れると関心があるし、
オルタナティブな従来のチョークと黒板と、
あとは30人、40人が机に座ってというよりは、
別の教育というかどうかもわからないですが、一緒に伸ばしていきましょうよみたいな、
そういう学び合いみたいなところで関心があるテーマですので、
そういう意味でもやれてよかったなと思うし、
いずれいいボードゲームがいいなというふうな結果を出すために
研究するわけではないんですけれども、
そういうのも見れたら嬉しいなというふうに思っております。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
新平でした。心を込めて。
08:20

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