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2026-02-05 13:59

#908【感情心理学】「切なさ」と「悲しみ」はどう違うのか?

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【本日の論文】
長峯 聖人・白井 真理子 (2026). 悲しみと切なさの概念的異同. 心理学研究, 97. https://doi.org/10.4992/jjpsy.97.24038

【長峯さんとの過去の対談】
#728【心理学対談#23 白井真理子さん、長峯聖人さん】感情心理学のトップランナーおふたりと「悲しみ」と「はかなさ」について語り尽くす
https://r.voicy.jp/MLmPLQaMmz7

#563【心理学対談#16 長峯聖人さん】「名残惜しい」「愛憎」混合感情を語り尽くす
https://r.voicy.jp/qEm7Rpg0K40

【心理学対談#3 長峯聖人さん】混合感情の研究は楽しい!
https://r.voicy.jp/abmwr8axKGA

【今後のイベント情報】
4月6日(月) あいまい会議 vol.2
https://aimaikaigi2.peatix.com/

【今後の対談予定】
2月27日(金) 高橋晋平さん
3月23日(月) とうや先生

【「こころとくらしの処方箋」お悩み投稿フォーム】
https://forms.gle/SJA2jVWvn8H75muF9

【他の音声配信プラットフォーム】
Voicy: https://voicy.jp/channel/4088
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サマリー

このエピソードでは、心理学者が感情「切なさ」と「悲しみ」の違いや共通点についての研究を紹介します。特に、切なさが悲しみとどのように関係しているかを探求し、それに基づく実験結果が提示されます。また、「切なさ」と「悲しみ」の違いについて詳しく探求し、それぞれの感情の特徴や関連性が明らかにされます。白井先生の研究を基に、悲しみの場面やその感情との相関関係が議論されています。

心理学対談の紹介
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では、心理学の研究論文をもとに、皆さんからいただいたお悩み、疑問などにお答えしています。
普段はそういうお答えする放送をしています。
今日はですね、明日対談を流すんですけれども、予習の回になっています。
こういう対談企画、特にゴリゴリの心理学者というか、もう第一線で研究しておられる方をお呼びして、話をゆっくり聞くという企画をね、心理学対談と銘打って、これまで20数回、もうすぐ30回ぐらいになる、そんな企画をやっているんですけど、明日それを流します。
長峰さんという何回かね、すでに出てくださっている方なんですけども、その長峰さんがね、新しく論文を出されたというところで、お話を聞きたいと思ってお声掛けをさせていただきました。
そんな長峰さんの論文の話、明日、もう撮ったんですよ実は。1時間超70分ぐらい。
一つの論文でそんなに話せるのかって思いますよね。余裕でね、話せちゃうっていうところがあるんですけど、
今日はね、それが聞きやすくなるような話をしてみたいなと思っていて、10分ぐらいで話せたらと思っています。
簡単にね、お話をしますので、もしさらに聞きたいという方は、そっちの方ではね、長峰さんは本人からこんな研究したよっていうのを、ゆっくりね、一個ずつ説明していただいてますので、よりわかりやすいかなと思います。
ぜひ明日楽しみにしてもらえると嬉しいです。
切なさの研究
テーマとしては、切なさという感情の話になります。
悲しみという感情と切なさという感情がどう違うのか、そしてどう一緒なのか、同じところがあるのかということを調べた研究になっています。
研究の中身に入る前に、すいません、一つお知らせをさせてください。
4月のイベントの話をまたしようかなと思いましてします。
4月の6日に東京の方でイベントをすることになっています。
曖昧会議、ボリューム2ですね。
実はボリューム3も決まったんですけど、まだ発表できません。
いいか、でも日にちぐらいは。
4月の16日の夜ですね。
これ京都でやる予定です。
さらっと発表しちゃったけど、まあいいか。
具体的なことはまた今度言います。
あとはですね、対談もいくつか。
Voicyの方で生配信でする対談がありまして、そちらを2月の末ですね。
2月27日の8時から田川新平さんとお話することになっています。
すごく楽しみにしています。
あとは3月、ちょっと先だからまたでいいか。
はい、いくつか対談も決まっておりますけども。
頑張っていろんな人と交流していきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。
もし対談したいとかいう方が聞いていらっしゃるのであれば、
いつでもお声掛けいただけると、基本的にはオープンでやってますので、
お声掛けよろしくお願いします。
Xでもいいですし、インスタでもいいですし、DMいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
じゃあ切なさの話いきましょうか。
切なさという感情を研究するってなった時に、どう思います?
研究されてると思いますか?
なんかよく使うじゃないですか、切ないなとか。
特に映画とか見た時とか、小説読んだ時とか切ないなと。
そういう時によく使うわけですよ。
だからよく使うから研究されてるのかと思いきや、全然されてないっていうことが前提としてあります。
長峰さんと話しててね、切なさっていうのがこんなに大々的にタイトルにもなってるっていう論文は本当にないんじゃないかっていうぐらいに言ってましたね。
心理学の中では本当にないと思います。
そうなった時にどういうふうに調べるかということが疑問なわけです。
悲しみとの比較
そこで出てきたのが、結構切なさと似ているであろう感情、悲しみっていうのを比べることによって、
切なさがどう変わっていくのかっていうのを、
受け上げらせてくるみたいなイメージかなと思います。
いくつか研究をやっているんですけども、
1個目と3個目だけ紹介しようかな。
1個目が悲しみを特徴付ける言葉、概念がいろいろあるっていう研究があったんですが、先行研究。
白井先生も以前、長峰さんと一緒に3人でお話しさせていただいた回があるので、
そのあたりも概要欄に貼っておこうと思いますが、
白井さんは悲しみの研究者ですね。
トップです。日本で一番悲しみの研究をしている方だと思います。
日本で。
それについては、悲しみの研究者というのは、
悲しみの研究者というのは、
悲しみという感情の特徴って何なのかを調べた研究は、
いろいろな概念が一緒に出てくるわけなんですけど、
例えば、死ぬとか死とか、悲しみとすごく関係してそうですよね。
あとは、別れ、喪失、ネガティブ、裏切り、絶望、
あとはちょっとポジティブっぽい共感とか、
あとは生理的変化、涙、哲学、芸術、意味付けとかいろいろあるわけです。
このいろんな特徴が全部で30何個あって、
これを悲しみの研究者というのは、
悲しみの研究者というのは、
悲しみの研究者というのは、
悲しみの研究者というのは、
30何個あって、これを悲しみという感情を表しているのはどれですかという風な、
悲しみの方と紐づけるような聞き方をする人たち、
参加者の人たちにそういうことをお願いする人たち、
もう半分は切なさとどれくらい関連しますか、
みたいな聞き方をする人たちという風に分けます。
そうすると、どっちにより強く紐づいているかというのが、
数値として分かるということがあります。
例えば1が全然関係ない、
何本だったかな、一番大きいの10とか8とかかな、
そういう大きい方が行けば行くほど強くなるというのが、
この研究のやり方になっています。
結果いきますと、やっぱりというか、
もともと悲しみの特徴語だったわけなので、
悲しみの方に強く紐づくパターンがより多かったというのが結果ですね。
例えば死とか別れとか喪失みたいな、
まさに悲しみの特徴として多く挙がっていた概念に対しては、
悲しみの方が強く関連付けられた、紐づけられたという結果です。
本当に多くてですね、絶望とかもそうですし、裏切り、
裏切り、気分が落ち込む、憂鬱とか失敗、挫折みたいなのも、
悲しみの方がより関係してそうだという点数が高かったということです。
一方で寂しさという言葉、これに実は一つだけだったんですけど、
寂しさという特徴に関してだけは、
切なさの方がより強く紐づいたというのが結果になっています。
確かに切なさと寂しさってちょっと関係してそうな感じしますよね。
悲しみも関連してるんですよ。結構強く関連してるんだけども、
それ以上に切なさの方が関連が強かったというのは結構面白い結果だなと思います。
それとですね、個人的に面白いなと思うのは、
その30数個あって、その中の半分ぐらいは変わらなかったんですよ。
差がなかったっていうのが面白いところだなと思っていて、
例えば差がなかったのはどれだ?
結構いろんなの差がなかったんですよ。青とかも差がなかったのかな?
哲学芸術もないし、あとはこれなんだ?
胸の痛みとかもないですね。
うつむくとか、共感も差がないですね。
モヤモヤってのもないですね、みたいな。
結構差がないワードも多くて、これ何が言いたいかというと、
悲しみと切なさって結構近いところもあるよね。
似たような共通してる部分もあるよねっていうことがこの結果から、
なんとなく浮き彫りになってくるところかなというふうに思います。
これがまず1つ目の研究。もうちょっと詳しく話してます、本人とはね。
また聞いてください。
悲しみの機能と場面
2つ目が昨日に関する話で、悲しみと切なさの機能というところなんですけど、
これちょっと今日は割愛します。
明日の対談ではガッツリ喋ってます。
最後の研究が結構面白くて、この中でも2つぐらいやってるんですけど、
今日はざっくりとというのが趣旨なので、
特に興味深いところを発表できればと思いますが、
この3つ目の研究のところでは何をしているかというと、
これもまた悲しみの先行研究を使っていて、
白井先生の研究ですよ、また。
白井先生が6つの悲しみ場面というのを分けているそうなんですよね。
6つ言うと、私別、目標、目標が達成できないみたいなものがある。
失敗した。
恋愛、3つ目恋愛、4つ目家族、5つ目怪我病気、6つ目最後は孤独という、
そういう悲しみ場面があるよねというふうに分けている。
これらについて参加者の人に思い出させる、
そういう経験、例えば誰かと私別した、直近で私別したことを思い出させて、
思い出すようなことをお願いして、
その経験の中で、
感情を聞く、悲しみを聞いたり切なさを聞いたりするということをしています。
それだけじゃなくて、いろんなポジティブ感情を聞いたりとか、
ネガティブ感情を聞いているというのも面白い。
今日はそちらの結果だけ発表してみようかなと思うんですけど、
どういう感情かというと、他のネガティブ感情でいうと、
怒りとか不安とか退屈、嫌悪、恥ずかしさとかね、
そういった感じになっています。
ポジティブ感情は楽しさとか満足感、
幸福、興味とかそういった感情になっています。
それらがどういうふうに悲しみ、そして切なさと
どう関係しているかということを調べています。
そうすると、この結果がすごくきれいで、
悲しみの方は予想通りというか、そりゃそうだろうという感じなんですけど、
ネガティブ感情と強く関連する、性の関連をする、
性の関連ということは悲しみが高いときに、
例えば恐怖も高ければ、
罪悪感という不の感情も高いし、
恥、苛立ちとか大体高いんですよね。
という研究結果になりました。
ポジティブ感情については逆ですね。
悲しみが高いと楽しさが低いし、悲しみが高いと満足感が低いし、
不の相関、不の関係になっています。
というのが悲しみの結果。
一方で切なさはどうだったかというと、
切なさはあんまりくっきり出ないというか、
むしろポジティブな感情の中の喜びとか誇りとか、
そういった感情については、
むしろ性の相関をするみたいな研究結果になっている。
かつ罪悪感とか欲求不満とかという
ネガティブな感情についても性の相関をする。
どっちにも凶器するというか、
切なさが高いと誇りが高いという状況があり得るし、
切なさが高いと罪悪感が高いという
ネガティブな方とも関連するというのがあり得るというのが
とても面白いところかなと思います。
凶器的に優位ではないんだけども、
方向性としては関連してそうな感じが出ていて、
より切なさの方がポジティブ、ネガティブに混ざったような
感情になり得るのかなというのが書かれていたりして、
とても面白いなと思います。悲しみは結構ネガティブ、
かっちりネガティブになりがちであるという感じですかね。
そういった研究、面白いですよね。
悲しみというちょっと近そうな感情があるじゃないかと
そういった悲しみと似ている部分、ちょっと違う部分を
明らかにするという研究でございました。
切なさの特徴
とても勉強になりました。こういうふうにやるんだという。
普段使っているけどどういう感情なんだろうというのは
結構いっぱいあるんですよね。
かわいいとか、意外と研究されているけど、
かわいいとかというのもなかなか難しいんですよね。
キュートとちょっと違うような感じがするし、
切なさだって英語に直訳がないというのがあって、
なかなかこれまでも世界規模でインターナショナルに
研究を進んでいるわけではないんですけども、
こういう中見さんみたいな方が日本語を使いながら
研究してくださると、ちょっと日本的なというと
まだ言い過ぎかもしれませんが、文化に目指したような
感情がどんどん明らかになっていくのかなと思って、
個人的にワクワクしている領域でございます。
ぜひ明日の対談も聞いてください。よろしくお願いします。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
13:59

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