おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究論文をもとに、皆様からいただいたお悩みや疑問などにお答えをしています。
今日はウェルビーイング回の最終回ということで、
海とウェルビーイングの話ですね。ビーチクリーンであるとか、環境配慮行動とかの話をしてみました。
前回前々回をぜひ聞いてみてください。今回は、ボランティアをするとかしないとかの前に、
海とか自然みたいなものがどういう風にウェルビーイングを回復させるかというところを扱った、とても興味深い研究を見つけたので、それを紹介してみたいと思っています。
論文自体は古いんですけど、2011年の論文になります。
ジャーナルオブエンバイアメンタルサイコロジーだった気がする。
そうですね。実は僕も今、1個の雑誌の論文を出していて、通ったらいいなと思って、祈っているところなんですけども。
紹介してみます。
お便りを簡単に振り返りますと、スモールビーチ・ネルミーさんからですね、
日本海側に暮らしていて、ウェルビーイングには海が欠かせないというふうに書かれています。
ビーチ・クリーンの話は昨日一昨日としたので、そっちはまた今日は言いとして、そもそもウェルビーイングって何なのかということに興味があったりとか、
あとは、海っていうその存在がウェルビーイングとどう関わっているかというのは、まさにタイトルにしているような話をしてみたいなと思っています。
アメリカのカルフォルニア海岸公園で行われた実験なんですけど、フィールド実験というか現場で行われる実験です。
実験室とかオンラインとかじゃなくて、本当にその海岸でやる研究、この点は一番最初に紹介した論文と少し似ているかもしれないです。
ただ、ここでは別に何か活動するとかじゃなくて、本当に海岸に来てる人にひたすら声をかけるというめちゃくちゃパワープレイで研究をしていて、
すごいですよね、千何人ですよ。
ちょっとどこ行ったかな、千何人だった気がする、ちょっとどっか行っちゃった。
1153人ですね。2008年からの1月16日から12月15日、大体1年間の期間の中で月に2回ビーチに行ってやると、平日1回、週末1回ビーチに行って合計75回行ったそうです。
このビーチも1ヶ所だけじゃなくて、3ヶ所くらいちょっと規模の違うところに行って、そこに集まる人に声をかけて質問を答えてくれますかというのでやったそうです。
すごいですよね、75回も行けば1150人もデータが集まるのかというね、それは結構興味深いんですけど。
郊外のビーチというよりはカルフォルニアの人が多く集まるような場所なんだろうというふうに想像をします。
というか年間400万人来るとか書いてるのはこの一番多いところだというと、みたいなところでアンケートを取っていると。
何を聞いているかというと、ここが今日のキーなんですけど、昨日だったかな、一昨日だったかな。
一昨日でも紹介した簡単に言った回復の話を今日は深掘りしたいと思います。
この回復というのは注意回復理論という理論があるんですよ。
これ結構出てくる。出てくる理論で、この注意って何なのかという話なんですけど、例えば日々パソコン作業ばっかりしてるってね、するとなると注意力が低下してきますよねっていう。
それだけじゃないんですけど広い意味での注意というところで疲労する、そうすると機能が低下するっていうのが言われてるし言われなくてもわかりますよね。
ずっとこう作業してたら注意力が低下していくみたいな。そうなった時に回復が必要になると。
その回復に必要な条件みたいなのがあって、これが元々の理論で言うと4つぐらいに分かれている。
4つぐらいの環境がその注意を回復させるというふうに言われているんですよね。
その4つを簡単に言うんですけど、1つ目が離脱というところで、要求の多いタスクとか仕事場とかね、本当に雑然としている、古いオフィスみたいなイメージですけど、気を散らすものがすごく多いような環境とかね、そういったところから離脱するということが重要。
2つ目は魅了する、ファッシュスメーションの魅了です。
これはその空間が魅力的であるということですね。そのままか。
かつ魅力的なんだけど、ゴジョゴジョしすぎてないというか、これは3つ目の適合性みたいな、ちょっとねややこしいんですけど、これ簡単に言うと環境が秩序だっているみたいなところだと思っています。
あとは自分の求めているものと環境が一致しているというのが大事ってことかな。
この適合性というと、みたいな、もう3つ言っちゃった。
最後は一貫性みたいな概念で、環境と自分が繋がっているぞという、そういったことがある。
ちょっとね、理論なんて分かりにくい。
自分でも読んでてもちょっと分かりにくかった。
4つぐらいの要があるよっていうことです。
簡単に言うと自然とかね、本当に今日やる海岸とか、あとは緑のある空間とか植物とか、よくこういう注意回復理論では言われています。
こういった理論の基盤にして、実際に海に来ている人たちどうなんだということを調べた研究です。