感受性の理解
おはようございます、心理学者のじんぺーです。
今日も心理学の論文を紹介していきたいと思います。
今日はボイシーのハッシュタグで、感受性を伸ばすというのがありまして、
これはちょっといちょがみしたいなというふうに思いまして、論文を探しました。
ただこの感受性というのは、なかなか捉え方が難しくて、
あまりそのままの言葉で研究とか論文に使われることって少なくて、
いろんなサブファクターといいますか、別な言葉に言い換えられて研究されているのかなと思ったりしています。
例えば、共感性というのも感受性の中に入るかもしれないし、
自分の研究分野だと美的な感性というか、
美的な感性ということはすごく抽象的で、感動しやすさとか、
あとは今日紹介するのもそれに近いんですけど、異形の念の感じやすさみたいな、
感情体験をどれくらい頻繁に経験するかということが、
感受性の一つの主要なのかなというふうに思うので、
分野によっても、どういう研究をしたいかによってもだいぶ違うんですけれども、
今日は異形の念というところのあたりで紹介しようかなと思っています。
だから捉え方によってはいろんな話ができる、
感受性を伸ばすという良いテーマだなというふうに思います。
俳句の心理的影響
もし、ハッシュタグから来てくださっている人がいるのであれば、
自分は特にそういう芸術の研究とか美しさとかの研究をしていて、
どうしたら感受性を伸ばせるか、感性を伸ばせるか、感動しやすくなるかとか、
そういうことも研究したいと思っているので、
よかったらフォローしてこれからも聞いていただけると嬉しいなと思っています。
前置きちょっと長くなったんですけど、
今日紹介したい論文を探していました。
自分にすごく合ったテーマだけにピタッとはまったやつを紹介したいなと思っていたんですけど、
何か最後の最後で決めきることができなくて、
結局自分の論文を紹介するのが一番いいんじゃないかというところにたどり着きました。
博士課程のときに特に俳句の研究をしていたんですよね。
俳句を読むことによって人の心理にどう影響するかということとか、
俳句って何が美しいのかという研究をしていたんですけど、
その中の一つにややサブ的な研究だったんですが、
金沢工業大学の加藤先生との共同研究で、
俳句を作る人と作っていない人で心理的な特性に違いがあるかという研究をしました。
この研究では、俳句を1ヶ月に1回作っている人と全く作っていない人で、
何人ぐらい集めたかな、200人ずつぐらいだったような気がします。
200人ずつぐらい集めて、いろんな心理尺度、質問しに答えてもらうという、
とてもシンプルな研究だったかなと思います。
加藤先生と何を話したかというと、
俳句を作るという営みが人の行動を変えるであろうと、
それが人の態度とか性格にも影響するんじゃないのかということで、
一番知りたかったのは感謝ですね。
俳句を作ることによっていろんなものに感謝するようになるんじゃないかというので、
これ実は前も紹介したんですけど、そういう感謝の傾向が高まるんじゃないかということと、
あとは異形の念、今回まさにテーマの感性なところで、
この異形の念というものがあるんですけど、
この異形の念もどんな尺度を使ったかというのを先に話しておいた方がいいと思うんですけど、
例えば私はほぼ毎日のように感嘆するとか、
自分の周りのもの全てに美しさを見出すとか、
私はしばしば感動を覚えるみたいな、
こういうことを聞いてとても当てはまるとか全く当てはまらないみたいな感じで答えるというよくある心理学の調査なんですけど、
これってまさに感性っぽくないですか?
その感嘆する、自分まさにこんな感じで、
すげえなって毎日思うとか、美しいなっていろんなものに美を見出したりとか、感動を覚えたりするというのがこの質問紙には含まれていて、
今日このテーマである感受性ということに割とぴったしなんじゃないかなというふうに思っています。
これを配下を作っている人、作っていない人で得点を比べるということですね。
結果なんですけど、まさに意見の念の感じやすさというのが配下を作っている人のほうが高いという、
シンプルに言うとそんな結果ですね。
だから配下を作ろうとすることが特に自然ですよね、記号が入っているから。
そこに注意を向けて、そこにもしかしたら美を見出しやすくなるかもしれないし、感動しやすくさせるのかもしれないというところで、
配下捜索ということの効果があるんじゃないかというふうに思われたという、そんな結果ですね。
とてもシンプルなんですけど、そんな感じ。
ちなみに感謝の話もしたんですけど、感謝の傾向も高まるんですよね。
特に平穏感謝という尺度なんですけど、何気ない日常に感謝するみたいな尺度ですね、それも高まると。
だから特に面白いイベントとか珍しい出来事とかに出会わなくても配下って読めるんですよね。
そこに自分が美を見出して読まれるという芸術であると思うので、
その捜索体験の真理に与える影響というのは一定のものがあるんじゃないのかなというのが、
感受性を高める方法
我々の言いたかったことでそういう結果になったということですね。
だからもし感性を高めたいというのであれば配下を作るということは一つ重要な、
しかも手っ取り早くできますしね、ぜひやってみていただけるといいんじゃないのかなと思っています。
という自分の研究だったんですが、それだけだとあまりにも手前密度感が強いので、
他にもいろいろあるんですよ、もちろん。
例えばマインドフルネスとかはベタですけど、マインドフルネスをすることによって感受性というか注意を高めるという感じですね。
それもある種感受性ということなのかもしれないですし、
あとは美術教育であるとか、芸術の教育を受けた人というのはより美的な感受性が高いというふうに言われる、
そういう結果もあったりするので、これはすごく当たり前のことだなとは思うんですけど、
やっぱり知識ベースでとか学んでいるということが感受性にも影響するというので、
もし感受性を高めた人はそういう知識ベースの学習から始めてみるのももしかしたらいいのかなというのも思ったりしますかね。
あとは自然体験もそうかな。
これは研究があまり多くないので、研究したいよね。
まだまだ途上にあるなと思いますね、この感性をどうやって高めるかということは。
なかなか研究も難しいところだと思うので、どうしていくのがいいかなというのはありますが、
今のところ分かったのはそんな感じです。
今日は特に俳句の話をしましたが、
芸術を実際に作ってみる、学んでみるということが感性を高める上で一つ重要な要素なのかなと思います。
参考になれば嬉しいです。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
雑談をしたいんですけれども、
昨日はスイさんと対談をしまして、アーカイブ上がっているのでぜひ聞いていただけると嬉しいなと思います。
対談の時は何もなかったんですけれども、
実はその日の夜ぐらいからまた体調がやや悪くなって、
今だいぶ良くなったんですけれども、
一つリスクもさせてもらったりとかしても、
リスクをお願いするのは結構辛いというか、
お二人でスケジュールを調整していたんですけれども、
忙しい方なので申し訳ないなと思いつつ、
朝はまだしんどかったなというところで、
辛労が溜まっているのか、
シンプルに睡眠時間が足りていないのか、
いろんな理由があると思うんですけれども、
すぐある程度回復したので良かったなと思います。
あまり油断せずに、
今日もどれくらい寝れるかわかんないけど、
この後寝たいと思います。
やりたいこととかね、
やらないといけないことも多いね、
最近は。
締め切りに追われているところもあるんですけど、
バランスとってやっていこうかなと思います。
あまり心配しないで、
これからも聞いてください。