1. 研究者がそばにいるくらし
  2. #1055 皆既日食で感じる感情「..
2026-10-14 12:16

#1055 皆既日食で感じる感情「畏敬の念」

【本日の論文】
Mulvey, K. L., Deutsch, A. R., Cooper, C., Absher, R., Atkinson, N., Wilson, B., Cerda-Smith, J., Batul, M., Martens, L. L., & Hartstone-Rose, A. (2026). Awe in nature fosters science identity and belonging in participatory scientists during an eclipse. People and Nature, 8(7), 2295–2303. https://doi.org/10.1002/pan3.70347

【クラウドファンディングご支援よろしくお願いします!】
「曖昧さを味わう」対話と寛容の社会をつくりたい
https://academist-cf.com/projects/424?lang=ja

【今後の対談予定】
10月14日(水) - ふるふるラジオ森川さん
10月15日(木) - 高橋晋平さん
10月16日(金) - 高山ゆかりさん・ヒデアキさん
10月16日(金) - 宮川創さん

【「こころとくらしの処方箋」お悩み投稿フォーム】
https://forms.gle/SJA2jVWvn8H75muF9

【他の音声配信プラットフォーム】
Voicy: https://voicy.jp/channel/4088
Spotify: https://open.spotify.com/show/5lv0bsVek4GStAp6rk3tqR?si=5M5VGZNPR4OAUkP5RtUJRA
Youtube: https://www.youtube.com/playlist?list=PLwNCzUvQbey7eV271PaZUszCHbwKVflVZ 

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
おはようございます。ドイツ在住心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究のお話をしたりとか、研究生活のお話をシェアしたりとかしています。
今日もまた論文の紹介をしていきたいと思っています。 先にお知らせですけども、今日の夜にボイシーで対談があります。
ボイシーパーソニティーの森川さん。兄貴ですね。と、久しぶりにお話しするということになっています。
9時からの予定なんですけども、森川さんにちょっと予定が先にあるということなので、もし遅れたらすいませんというふうなことも言っていました。
また、何かあったらボイシーの予約の時間が変わったりするかもしれないので、聞きに行きたいという方はチェックしていただければと思います。
私の方では後半の30分をやると思います。 森川さんのチャンネルのURLも貼っておきますので、ぜひチェックしておいていただけると嬉しいです。
それから明日、明後日と対談がまた続きますので、そちらも併せてチェックしてみてください。
高橋新平さん、その後がゆかりさんと秀明さん、また三浦争さんという、計4回、今週対談があるので楽しみにしていてください。
それでは今日の論文の紹介に行きます。 今日は異形の念の話をしたいと思います。
異形の念については、このポッドキャストで何度も何度か紹介している感情。
この心理学の中では、とてもホットなトピック、ホットなトピックはちょっと終わったのかな。
2005年ぐらい前にすごく研究が特に盛んで、今は盛んであり続けていると思うんですけれども、
そういう異形の念というのがあります。 異形の念を感じると言いますよね、例えば星空の下に行った時とか、
雄大な山を見た時とか、そういう自然系だけじゃなくて偉大な人の話を聞いたりとか、
すごい先端技術の話を聞いたりとか、そういうことでも異形の念というのを感じると言われています。
今回の異形の念を感じさせる題材としましては、感じさせるっていうほど操作できるものでもないんですけれども、
日食です。日食。日本だといつが日食直近あったんですかね。
ドイツはね、実は2ヶ月ぐらい前ですかね、1ヶ月2ヶ月ぐらい前に日食があって、
僕も頑張ってみようと思ったんですけど、あまりうまく見れず、同僚がすごく騒いでましたけど、
そういうふうに日食があるとそれなりにニュースになって、周りで話題する人もいたりするので、
たまにあると思うんですが、その日食のタイミングで調査をするという面白い研究になっています。
03:06
論文が出たのは2026年で、最近の論文なんですけど、調査自体は2024年のアメリカでの日食、
4月って言ってたかな。4月に起こった日食の時に調査をしたと。
特に面白いのが、この参加型科学プロジェクト、ソーラーエクリプスサファリっていうのを立ち上げて、
そこから一般参加者を募集したそうです。
エクリプスっていうのが日食のことですけど、サファリっていうのは自然で日食を見ようと。
日食を見るだけじゃなくて、自然の動物を選んでそれを観察しましょうというのもそのプロジェクトで行われたみたいです。
例えば鳥を探して鳥の行動を見ましょうとか、日食の時間における鳥の行動を見ましょうとか、
犬でもいいし、それは野生でもペットでもどっちでもいいみたいなんですけど、それを観察しましょうというプロジェクトだったみたいです。
なんかだいぶ変わってるなと思うんですけど、アメリカの人も多いし、面白さもあるので500人くらいの人が参加したそうです。
下は8歳、8歳から上は80歳までという幅広い参加者の年齢の方が参加しているということのようです。
これも限界の一つかなと思うんですけど、これは日食が終わった後に参加前の自分についてという質問と参加した今の自分についてという両方を答えてもらうという方法を取っています。
回顧するような感じですね。思い出してというふうな方法になっています。
異形の念とか、あとは科学的アイデンティティというのも今回のテーマの重要なテーマの一つになっていまして、
科学が大事だと思うかということですね、簡単に言うと。自分ごとのように思うかというか、どっちかというと。
そういうことを聞いていまして、そういう異形の念を感じるということが科学が大事だと思うというその気持ちを高めさせるんじゃないかというようなことが調べたいということのようでした。
結果に行きたいんですけど、まず一つ面白いのは、アメリカの全土で参加しているので、
ある地域の人は回帰日食、もう完全に重なるあれです。回帰日食の人もいれば、部分日食、ちょっと重なるんだけど重なりきらないという人たちもいて、
それも質問に含まれていたわけなんですけど、回帰日食を観察した人たちの方が部分日食の人たちよりもより異形の念が高かったそうです。
06:14
それはそうかもしれないけど面白いですよね。想像通りかもしれないけど。さらに見たかった、科学がより自分ごとだと思うかというところなんですけど、これはやっぱり仮説通りで異形の念を感じるほどに科学が自分ごとだと思う。
科学に歓迎されていると感じたかという質問もあったみたいですね。そういうのも高くなったということのようです。
というのがこの研究で見たかったところかなと思います。なんでそういうことが起こったかというようなことが疑問としてあるわけです。
別にそのメカニズムまでわかるような研究デザインではなかったんですけど、考えられることとしては2つぐらいあるんじゃないかというところがあります。
まず1つが異形の念。異形の念って多くのパターンではとても巨大なもの、巨大さを知覚するということが異形の念を引き起こすと言われています。
その巨大さを感じると、これが今の自分では理解できない、自分の今の認知的な認知の範囲を超えているというような認識が起こると。
その意識が起こると、自分の知識が欠けているということに気づいて、科学により興味が湧くんじゃないかというような説明ですね。これは確かにありえそうだというのがあります。
もう1つが、今回動物を観察してということもやっていた、科学っぽい活動、日食も含めて、そういった活動の最中に強い感情体験をしていると。
その体験が科学と結びついて、科学は自分の一部だというような感覚が高まるそうです。これは説明のようであまりなっていない気がするんですけど。
いろいろと突っ込みどころはある研究でして、もちろん日食というなかなかないタイミングでデータを取ったこととか、いろんなところからデータを取ったって面白いんですけど、
例えば、因果関係が分からないというのは時折言うんですけど、ここまででピンときますかね。つまりは、日食を見たからそういう異形の念を感じたのか。
09:05
それとも、これはちょっと言いにくいか、異形の念を感じやすい人だからこそ日食を観察しやすかったのか。もしかしたら移動しているかもしれないですね。異形の念を感じやすい人がより移動して、日食が見えやすいところに行ったりとかするみたいなのはありますよね。
あとは科学的アイデンティティの方についても、異形の念が高まったから科学的にアイデンティティというか、科学が大切だよねと思うかというふうなものももちろんあるんですけど、
科学を大切にしているほど、そういった日食に対して異形の念を感じやすかったというのももちろんあり得る話なので、なかなか因果の方向というのはこういう研究だけでは分からないというのが正直なところでもあり、
誠実にやるとするとそうなるかなと思います。
そんなところでしょうか。
テーマ自体は面白いし、こういう自然現象とかあまり起こらないタイミングで研究するのっていつでも取れるわけじゃないので大事だなというふうに思っていたりします。
コロナ禍で心理学の研究がドカッと増えたというか、コロナに関する研究を今しかできないというので、
いろんな人が普段そういう公衆衛生的な研究をしていない人でもコロナ関連のテーマに取り組んだというのもあるんですけど、こういう回帰日食とかもそうかなと思ったりしますかね。
大変興味深い。何かありますかね、そういうのって。
自然災害とかはいつ起こるかわからないんで、起こった後に聞いてみるって本当に倫理的にいろいろ難しい部分もあるかもしれないですけど、あり得るけど、開古的になっちゃいますよね、それもね。
日食はいつやるかわかるんだから、始まる前に一回取ってたらよかったのになとか思いますかね、この研究でいうと。
日食って確かわかりやすいんですよね、次は何十年後みたいなのがわかるっていうね、そういう意味では研究立てやすそうだよね。
流れ星とかね、彗星とか難しそうだけど、彗星も何百年に一回とか何十年に一回とかって感じか、近づくのがね。
こういう話してるとワクワクしますね、やっぱ宇宙とかね、ワクワクしますよね、ワクワクしか言えないのかって感じだけど。
なんか面白そうだな、いろいろと。
そんなところです。
何か思いついたら教えてください。
昨日もね、そういう科学、市民の方が参加するみたいな、高校生が参加した研究というふうに言ったんですけど、今回もね、別にそういうのはわざわざ選んだわけじゃないんですけど、
偶然ね、市民参加型のプロジェクトで面白いなというふうにも思いました。
12:03
はい、では引き続きやっていきますし、また対談もお聞きに来てもらえると嬉しいです。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
新平でした。心を込めて。
12:16

コメント

スクロール