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おはようございます。心理学者のじんぺーです。 Good morning. I am 心理学者のじんぺー.
このチャンネルでは毎日心理学のお話をさせていただいております。 On this channel, I talk about psychology every day.
今週の水曜日の夜の10時から This Wednesday at 10pm,
前野高橋先生、前野誠さんとボイシーで定談をすることになっておりまして I am going to have a meeting with Dr. Takahashi Maeno and Dr. Madoka Maeno at Boise.
今日も前野先生に関連する Today, I would like to introduce
前野先生のご著書を紹介したいなと思っております。 Dr. Maeno's book which is related to Dr. Maeno.
書家の島田斎藤先生との教授になっている書とウェルビングという本です。 It is a book called Shoto Well-Being, which is co-authored by Dr. Shimada.
よろしくお願いします。 Thank you.
前野先生がここ5年くらいでしたかね、書道を習っておられるというところで Dr. Maeno has been teaching calligraphy for about 5 years now.
そのお師匠さんですね、斎藤先生と対談形式でこの本が進んでいくんですけども Dr. Shimada and Dr. Maeno are going to talk about this book.
前野先生は大学でも教えている先生ですが Dr. Maeno is a professor who teaches at a university.
そのさらに先生とのお話で結構面白いなと、興味深い関係だなというふうに思っています。 I think it is quite interesting to talk with Dr. Maeno.
書道ずっとやってきたわけではないんだけども、何か大切なものを感じて弟子入りされるというその経緯も面白いなと思っています。 I haven't been teaching calligraphy for a long time, but I think it's interesting to feel something important and be a disciple.
まずこの本ですね、書き出しの部分から前野先生のお話から始まるんですが First of all, this book starts with Dr. Maeno's story.
これからは美の時代になるという書き出しからスタートするんですよね。 He says that the world will change from the time of beauty.
ならざるを得ない、美から世界が変わるというふうに言っていて、結構これはね、本当に僕もそう思う、違いだというふうに感じています。 He says that the world will change from the beauty that cannot be achieved. I think so too.
自分自身のことをちょっとだけ言うと、今、研究のプロジェクトのカラウドファンディングで、美は世界を救うということを心理学で実証したいというね、そういうこともやっているぐらい、美というものが世界を良くしていくもの、人の暮らしを良くしていくものなんじゃないかなというふうに思っていて、 I think beauty is something that improves the world and improves people's lives.
これを強い言葉で言っているというのがね、一研究者として励まされるような言葉だなと思うんですが、そういうことから始まっているのでわかる通り、本書を通じて、書道の話が多いんですけど、根底するアイデアというか伝えたい思いとしてはそこにあるのかなというふうに感じています。 I think that saying it in strong words is a word that encourages me as a researcher, but as you can see, it starts with that kind of thing, so as you can see, through the main book, there are many stories about calligraphy,
根底するアイデアというか伝えたい思いとしてはそこにあるのかなというふうに感じています。 but I feel that there is an idea or a desire to convey it.
今日ね、ちょっと難しいというか、頭で理解するのが難しいというか、頭では理解できるかもしれないけど、さらに言うと腹圧させるのがなかなか難しいようなこともちょっとだけお話ししたいんですけど、 Today, I would like to talk about something that is a little difficult or difficult to understand in your head, or rather, you may be able to understand it in your head, but furthermore, it is quite difficult to express it.
僕はこの本ではすごく大事な要素だなと思ったので紹介するんですけど、二つ覚えてもらいたい、ぜひ覚えて帰ってほしい言葉があって、 I thought it was a very important element in this book, so I will introduce it, but I would like you to remember two things. There are words that I want you to remember and write.
冷静心という言葉と老年的超越という言葉ですね。この二つをね、ちょっと紹介したいなというふうに思っています。 I would like to introduce the word of calmness and the word of old age.
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書道の話を中心にしているんですけど、書道って手で書くものとか、あとは視覚芸術という要素があるんですけど、 I'm mainly talking about calligraphy, but calligraphy is something you can write by hand, and then there is the element of visual art,
お二人の話を聞いていると明らかにそういう表面的なものだけではないということを強く感じていく。特に島田先生は体を使う、特に丹田の部分を使う。丹田のことがめちゃくちゃ出てきますからね。丹田を使う、あとは肛門を閉めるとか、姿勢を良くすることから始まるというね。
そういう書道の心構えみたいなことがたくさんあるんですけど、その中で冷静心という言葉は、島田先生も完全に達人の域に達している方なんですが、達人の域に達しないとなかなか難しい。
宇宙との繋がりを感じたりとか、天と地を繋ぐという表現も出てきたりとかする。それを端的にというか、冷静心という言葉。冷静心の冷は幽霊の霊。性が性質の性。心で冷静心という言葉なんですけど、これがキーワードかなと思うし、
僕もそういうことを言っている人がたくさんいるんですよ。自分自身もその域に達していないから、これを腹落ちしているかと言うとやや怪しいんですけど、でもそういう世界って絶対あるよなということはやや確信している。島田先生もそうだし、宮沢賢治とかは聞こえない声が聞こえる人が主人であるとか言っていたりとか。
あとは大雪の本の紹介も僕もラジオでしたし、鈴木大雪さんでしたし、前の先生も引用したりしているんですけど、鈴木大雪さんとかも言っている。霊的なもの、スピリチュアルのものとアートを作るクリエイティブとかインスピレーションというものの境目って結構薄いなというふうに感じていて、この本では冷静心という言葉でそれが言われているのかなというふうに思っています。
中村天風という方がいて、この人が冷静心という言葉を使ったみたいで、それが書かれていたのでちょっと引用すると、人類の精神のみに特有された極めて優秀性を有する最高級のもの。結構抽象的ですね。
心が純一、無雑というのかな。雑音がない、雑がないという時に出てくる。普通の人には発言し得ない霊感や霊知などはこの心から発露される。神秘的な偉大な思索や崇高な思想はすべてこの心を本源として形成されるというふうに言われています。
なかなか難しいですね。これだけ言われても難しいなって思います。
島田先生の実践的な書道を通してこの冷静心というものについて解説というかお話をされているところで言うと、人間の力で及ばない不思議な力が加わった時に発揮されると。
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考えてもいない作品が出てくるような状態であるということを言っていたりとか。この冷静心を出す方法という方法というふうには書かれてなかったかもしれないですけど、出す準備としてはやっぱり姿勢とか肩の力を抜く。
端電に力を入れる。肛門を閉める。さっきもちょっと言ったようなことが重要であるというふうに言われていて、やっぱり身体を通してその冷静心を獲得していく。
獲得っていう言い方もちょっと違うかもしれない。
本当に何かを極め、だから書道じゃなくてもいいですよね。
例えば、細川元首相の話とかも出てきましたね。陶芸をやられているというところで、もう何かを突き詰め突き詰めしていった人の行く先にやっぱりその宇宙との繋がりとかいうことを感じるんだろうなというふうに思う。
そこで出てきた作品とか創作物、アウトプットというものはもう本当に人が考えつくようなものではなかったりとか、自分でもあまり覚えていないとか。
ちょっとフロー状態とかゾーンとかっていうものに近いし、前の先生はそういう言葉で付け加えとかもされていたりしたんですけど、なのかなと思っています。
どの世界でもあり得るからね。ちょっと足してみたいなという気持ちはあるし、憧れますよね、と思っています。
冷静心という言葉が一つとても重要。もう一つ挙げるとすると、これはもう少し科学的というか科学者も言っている言葉らしいんですけども、老年的超越という言葉。
これは以下のような特徴を持つというふうに解説されていて、寛容性が高くなる、時間空間感覚が曖昧になる、幸福度が非常に高くなるというふうな3つの特徴があるそうです。
島田先生はまさにそこに到達されている。ニアリーゴールで悟りの境地みたいな話みたいです。前の先生はそういうふうに解説されていました。
だから悟りって何かという説明はすごく難しいと思うんですけど、これをある程度別の言葉に置き換えると、老年的超越みたいな言葉が当てはまって、
それが科学者とか作家とかがまとめると、そういう寛容性とか時間空間の曖昧性とか、幸福度が非常に高くなるというこの3つに集約されるのかなと思うと結構興味深いなと思っています。
スウェーデンの社会学者トーンスタム博士の言葉が出てきていて、トーンスタム博士はこの老年的超越の中で重要な要素に宇宙的意識というものがあるんじゃないかというふうに主張されているそうです。
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これが本当に宇宙とのつながりみたいな話で、なんかスピリチュアルっぽいなみたいなところの話が科学の中でも言われ始めているのかなと思って、僕は結構嬉しい。
こういうことをやりたいんです本当は。言葉では説明難しいけど、でもそれって言葉にしたいという欲求があるんですよね。言語化したい。
多分無理というのはわかっているけど、やりたいという時にこの老年的超越とか宇宙的意識みたいな言葉で説明しようとし始めているのは結構面白い流れだなと思っています。
自分の存在とか命というものと、あとは過去と未来という大きな流れの一部の中にこのちっちゃな自分というものがあるということを意識する。
それは宇宙という大いなる存在とのつながりを認識することにつながっていくというふうに書かれていますね。
なかなか理解が難しいけど、島田先生限らず、アーティスト限らず、スポーツ選手とかにも、あとはプロフェッショナルと言われている、研究者とかでも達している人はいるんだろうと思うんですが、
そういうものがあるんだというふうなことをね、このショートウェルビングという話から、なかなか美というところと僕は本当に強く関連していると思うんですけど、
今日は大きな話をさせていただいたかなと思います。
今日言いたかった話は大体言えたんですけど、この本でもう一つね、すみません、面白いなと、心に残っている部分があって、それはフランス人の話が出てくるんですよね。
フランスの方が島田先生の作品を見たときの印象とか、島田先生がフランス人の方と接していられる中で感じた、その日本との共通点と言いますか、その部分も結構面白いなと思っていました。
フランスって、習った方も多いというか多分習っていると思うんですけど、ジャポニズムといって浮世絵を導入したりとか、浮世絵じゃなくてもそういう構図とかを参考にして絵に取り入れるという動きが国なんですけど、
やっぱり日本的なもの、美意識みたいなことを一番理解しているんじゃないかと、日本人以外で、そういう国民性というかお国柄なんじゃないかというふうなことも結構面白いなと思っていて、実はこれ他の人にも言われたんですよね。
なんかドイツで研究、僕は今してるんですけど、なんでドイツなんですか?フランスの方が近くないですか?っていうことを言われたことがあって、本当にそういうふうにヨーロッパといえども、大きく違う美意識を持っていたりとか感想を持っているんだなということを、この部分を読んで改めて思いました。
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島田先生の一つの仮説としては、やっぱり美術館が圧倒的に多い。ドイツも多いけど、フランスはやっぱり多いというか、ルーブル美術館とかね、オルセとかそういうのがあるわけですよね。
そうなった時に、やっぱり作品数とかも圧倒的に多いし、世の中で評価されている作品が多いっていう、本物っていうことですよね。多いっていうのは結構大きいんじゃないかとか、あとは金曜日の夜に美術館が無料開放されていたりとかするみたいなんですけど、これ全部が分からないんですが、そうするとどんな人でも本物の絵に触れられる。
だからといって日本との感性が近いということを説明しきることは結構難しいかなと思うんですけど、美的な感性が全体として高いという点ではそういうことが影響しているんじゃないかというのは納得します。
面白いですね。だから僕がちょっとやりたいなと思うのは、今日本とドイツの比較してますけど、日本とドイツ、そして日本とフランスっていうものを比べることができるのであれば、その比較の中でドイツとフランスの違いっていうのももしかしたらわかってくるんじゃないかって思うと、これはね、あんまり言語化できなかったところかなと。
日本というその中間を挟むことによってわかることがもしかしたらあるのかなというふうに思っていたりするので、ちょっと参考にさせていただきたい話があったので、補足としてここで言わせていただきました。
ぜひ読んでみてください。僕はちょっと残念ながらKindleで読んでいるので、なんかそのダイナミックな感じというのがなかなかわかりきらないんですけど、でもそれでもやっぱり島田先生の作品が載ってるんですよ。
いいなと、美しいなというふうに思いながら電子媒体をめくってるんですけど、本で読んでもらったりするとはもっとその良さがわかるんじゃないかなというふうに思います。
ぜひ手に取ってみてください。
そして改めてになるんですけども、水曜日は前の先生、前のまどかさんと対談しますので遊びに来てください。この辺りの話ももしかしたら出るかもしれないです。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
ちんぺいでした。心を込めて。
はい、最後1分だけ雑談をします。
ドイツ、ハンブルクに今いまして、この間トラノ海とかでも話したんですけど、意外と寒くないんですよっていう話をしてて、
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0℃ぐらい低くてもっていう話をしてたんですけど、その後に急に寒くなって、今週ちょっと寒いんですね。
今日がマイナス一番下で9℃って書いてましたね予報では。
今はマイナス7℃ぐらいで寒い。家の中寒くないですけど。
これから大学に行くっていうところで、今日は朝に立ってるんですけど、行くのでどうでしょうね。道凍ってたりするのかな。
まあするだろうね。マイナス7℃はさすがに凍ってるよね。そういう風にもなるんだなって思いました。
ただ、3日後ぐらいにはまた戻ってきて、しかも来週には10℃とか12℃とかまで戻るっていうので、春も近づいているなという感覚もあります。
気持ちいい。今日もね気持ちいいんですよ。マイナス7℃僕寒いのは好きだし、晴れてるから。
晴れてるから寒いんでしょうね。気持ちいいなと思いながら今から大学に向かいたいと思います。