00:00
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究をもとにしながら、
皆さんのお悩みとか相談ごとに答えるような放送をしています。 昨日から引っ越しのお話をしていました。関東に引っ越したと。
仕事内容も変わり、関わる人も変わったということで、
仕事にもなかなか慣れていけておらず、余裕もない日々ですというところで、
ウェルビーイングを高めていくにはどうしたらいいかというお便りでございました。 昨日はそういうお便りをいただいたにも関わらず、
引っ越しがネガティブに作用する、特に子供時代に引っ越す回数がどれぐらいだったかというところが、大人になった時の
ウェルビーイング幸福度にどう関係しているかということを調べた論文を今日紹介しました。 興味があればぜひ聞いてみてください。
今日は引っ越しのポジティブなこともちょっとしゃべりたいなと思っていて、 お話をしてみます。
サイコロジー&マーケティングという雑誌に載っています。
そんなに専門は近くないんですけど、マーケティングとか。 この雑誌結構面白くて、いつも出会うたびに、
引っ越しとかウェルビーイングとか調べてヒットするときに、なかなかこの雑誌に出会えると楽しいなというところで、
今日は楽しみながら紹介していきたいなと思っております。
居住地の移動頻度、これはレジデンシャルモビリティという言葉になってますね。
これがマーケティングの話なので、消費者の新製品をどれぐらい選ぶかという行動に与える影響を分析した論文研究になっています。
全部で6件の調査実験が行われていて、どれも興味深いんですけど、共通するような結果とかだけ抽出しながらお話ができたらと思っています。
まずいくつか方法があって、これがまず面白いんですけど、一つが一番シンプルですね。
これまでの引っ越しの回数を聞くという感じですね。
その引っ越し回数がどう聞いてくるかというふうなことをするというパターンと、あとは心理実験みたいなことをやっていて、イメージをさせるんですよね。
ランダムに人を集めて介入するんですけど、イメージをさせる。
どういうイメージをさせるかというと、2年ごとに引っ越すことが要求される仕事を想像するみたいなこととかね。
03:01
想像だけじゃなくて、単語を並べ替えるという課題をさせたりしますね。
移動に関連する単語を並べ替えるということをして、もちろん移動に関するということは参加者さんには言わないんですけど、
文を完成させる課題をやっているときに移動に関することが意識されるみたいな、そういったふうにして人の心理にちょっと働きかけるということをするわけなんですけど、これをプライミングといったりとかします。
こういう実験がそれぞれあって、面白いですよね。
この結果というか、アウトプットの方なんですけど、どういうことを測っているかというと、新製品とか新規性の高い製品をどれくらい選ぶか、もしくは好むかということを測定しています。
いろんな題材があるんですけど、例えば歯磨き粉とかね。
歯磨き粉はですね、共通の基本情報、爽やかなミント味、不素無添加、動物実験を行わないという開発プロセス。
ここで2つに分かれていて、従来の定番品というのはクラシックな歯磨き粉であるよという見出しが書かれていて、昔ながらのホワイトニング処方で歯を白く保つと説明がされる、そんな歯磨き粉。
新製品の方は新処方の歯磨き粉という見出し。
新しいホワイトニング処方で歯を白く保つという説明がついている。
定番を使うか新商品というか新しい技術の方を選ぶかどうかということを調べて聞きます。
あとは、研究録音、面白いですね。これね、研究の6つ目、最後の研究なんですけど、これは実店舗で実験をしていて、
ケーキ、パン屋さんでやっていると。
ケーキ屋さんか。実際には全く同じケーキを2つ用意して、片方を新しいケーキというふうにラベルをつける。
もう片方を伝統的、従来のケーキというふうに提示をする。
で、そこのケーキ屋さんに来た人に引っ越し経験があるどれくらいあるかということを聞くっていうね。
独特。そんなこと聞かれてなんかね、怪しいけど、まあ面白いですね。
こういう実世界で実験しようというのも、なかなかね、面白い試みだなと思います。
それで結果いきましょうかね。結果をお伝えします。
一貫して、6つ研究やったって言ったんですけど、一貫して引っ越しの経験が多い。
06:06
あるいは移動意識させられた、その実験で、心理実験でさせられた人ほど、従来品よりも新製品を採用、選択する可能性が高くなることが実証されました。
例えば実際の店舗で実験をした時に引っ越し経験があるという人は、ない人に比べて新しいケーキを選ぶ確率が優位に高かったということです。
面白いですね。引っ越しだけですよ。引っ越しがケーキの選択に影響を与えるというのは興味深いなと思います。
いつも季節限定とか、新商品みたいなのに惹かれる。安いかもしれないですね、引っ越しが多い人は。
それでメカニズムについてもね、最後ちょっと一緒に考えてみたいんですけど、これは明確に検討されていて、新しい経験の開放性というのがあります。
オープンネスとエクスペリエンスというのが、ビッグファイブの中にも入っています。
人の性格の一つの大きな部分を占めている開放性という考え方があります。
これはまさしく新しいものを好んだりとか、好奇心が高いような、自分はすごく開放性が高いと思っているんですけど、
ちょっと感受性が高かったりとか、好奇心が高いというのが一番でもしっくりくる言い方かな。開かれている感じですね。
これが影響していたんじゃないかと。つまり、引っ越しをすれば経験の開放性が高まると。
それによって新しいものを試そうという、そういった行動を促進しているんじゃないかということが確認されたということです。
面白いですね。
あとは、これも結構面白いんですけど、条件があって、移動の自発性というところも重要だったということです。
全ての引っ越しが新製品の採用を促すわけではないと。
重要なのは、移動が自発的だったか、受動的だったかというのが大事だったということです。
つまり、自分がしたくてした引っ越しのときは、結構その新商品を選ぶというのに繋がりやすいんだけども、
受動的、せざるを得なかった、移動があったとか、親の転勤でとかも、もしかしたら受動的なことが多いかもしれませんけど、
そういった感じ。
これも重要だったということです。
という近況をこれまで紹介してきまして、お便りの方に戻りますと、
結構、最後の話じゃないんですけど、新しい観点としては、昨日も喋っていない新しい観点としては、
09:05
自発的か受動的かということも、一つ引っ越しという行動というか、イベントをとったところでとっても、
切り分けられる、切り分けで考える必要があるのかなというふうに、ここでは一つ観点が追加できるかなと思っています。
なので、ちょっと難しいところですね。
同じ会社で移動となりというところで、家族のサポートをするために選択をしたというふうに書かれているので、
自発的にも思えるし、サポートをせざるを得ないという状況なのかもわからないので、
なんとも言えないんですけど、この自発的かどうかというのも重要でありそうだということです。
ビルビングというよりも開放性、新しいことにどんどん挑戦していくような好奇心みたいなところを促進し得る、
引っ越しというのは促進し得るというところで、ポジティブに一つ捉えていただければいいのではないかなというふうにも思っていたりします。
ちょっと無理があるかな、ちょっと無理があるかも。
だけど、マイナスだけじゃないと思うんだよね。
昨日の論文、ネガティブのビルビングを下げるという話とか、それは周りの人とのつながりというのが立たれてしまうことが影響しているんですけど、
今日の論文みたいに新しいことに挑戦していくとか、好奇心みたいなことはありそうだけどね、ドイツとか来ている自分は裸感的にはそう思うかな。
いろんなものを見て、新しいやりたいことを見つかったりとか、インスピレーション湧いたりとか、あるよね。
意外とそういう論文はヒットしなかったんだよな。
ネガティブなものもいっぱい出てきた。
今日はもう紹介しなかったですけど、血圧上がるみたいな論文もありましたね。
それはだいぶ予備的な論文なので、強くは言えないんですけど、面白いですよね。
柔軟的に血圧下がってとかね。
今日はいい方向で話せたんじゃないかなと思っています。
明日はどうしましょうね。
孤独感みたいなところで話そうと思ったら話せますし、寂しさも感じていますというところもあったので、寂しさに関する話とかできたらいいのかな。
12:00
少し考えてみます。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
神平でした。心を込めて。