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スピーカー 1
これね、今ブーカの時代って言われてるじゃないですか。世界的にね。
だけどアフリカの人たちとかって、ずっとブーカなわけですよ。
そもそも国のことを信頼できないとか、国の経済のことを信頼できないわけですよ。
ってなった時に、口約束で、例えばこの商品いくらで何個買ってくれる?みたいなのをやり取りしてる中でも、
実は心の底から信頼している人っていうのは実はいない。だから騙されてもしょうがないとか。
だから騙されたとしても、それもしょうがないよね。こういう世の中だし、みたいな感じの捉え方をアフリカの人たちは、
というかこの少なくとも研究の中でね、タンザリアの人たちはしていると。
スピーカー 2
めっちゃおもろいっすね。どういう価値観というか、どんな感じなんやろって。
ちょっと教えて欲しいっす。
スピーカー 1
これね、一つ面白い表現があってですね。
貸し借りの借りってあるじゃないですか。借りる、貸すの。
借りを作って回していくっていう章があって。
普通我々って、貸しを作ることはあっても、借りを作るってなるべく避けたいことじゃないですか。
例えば誰かにお金を借りるとか、誰かに無償で助けてもらうとかね。
それって迷惑をかけることだって思うでしょ。
だからなるべくそれは避けたいことだから。
例えばネタ君に私が1万円お金借りたとするじゃないですか。
なるべくすぐ返してチャレンジしたいって思うじゃないですか。
彼らはお金借りたりとか助けてもらって、借りを返さずに取っておくっていうことをするらしいんですよ。
で、これ面白いのが、一回借りを作ると、相手側、要は貸した方が自分のことをずっと忘れないと。
返しちゃうと、それで関係がリセットされちゃうんだけど、ずっと借りを作っておくと絶対に忘れないと。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
でも、限度があるじゃん。1万円借りました。お金返してほしいなって言ったく思ってるけど返さないと。
5000円またちょっと貸してくれないかなって言って、しょうがないですねって言って貸すと。
スピーカー 1
どんどん僕のことを忘れられなくなるじゃないですか。
スピーカー 2
はいはいはい。どんどん額デカなったからね。
スピーカー 1
で、そこで次に、ごめんなさい、50万円貸してくださいって言っちゃったら、それも多分関係性崩れるんですよ。
だけど、関係性崩れない程度で貸しを作っておく。
かつ、お金を返すんじゃなくて、別の形で三田さんを助けてあげるとか、お金の貸し借りだけで終わらない関係性を借りっていうもので作っていくっていうことをタンザニアの人たちがやってるらしいですね。
スピーカー 1
それって我々の今の日常生活の中だと、全然あんまりやったらあかんことだし、避けたいことなんだけど、彼らは助け合いみたいなことを借りっていうものを回していくことで関係性を築いてると。
だからそういう意味で言うと、100%信頼はしてないんですよ。お金のこと。
最悪、三田君は私のことを、あいつ1万5000円返ってけえへんかもしれへんなって思いながらも関係を築いている。
なぜかというと、もしかしたら自分が困った時にこいつは助けてくれるかもしれないから。
スピーカー 2
なるほど。光があるからこそっていう。
スピーカー 1
我々日本の社会だと、いきなり自分がお金がゼロになって助けてもらわないといけないことってよっぽどのことがないわけじゃないでしょ。
普通の会社員とかやってたら。でも彼らが生きてる社会って、そういうことが普通に起き得るんですね。
普通にすぐに自分がやってた商売がうまくいかなくなるとか、最悪国の体制が変わっちゃうとか、そういうことよくあるから、何か困ったことが起きた時の人のネットワークっていうのは絶対重要なんだけど。
スピーカー 1
だけど全ての人を100%信頼してるわけじゃなくて、誰も本質的には信頼できないっていう考えのもと、その上でも信頼関係を作っていくってことをやってるっていうのが。
スピーカー 2
なるほどな。ある意味めっちゃビジネスですね。
そうですね。
スピーカー 2
なるほど。だから仮を作っていく上での相手との信頼関係みたいなところの作り方みたいな。
確かにめっちゃわかるな。
スピーカー 1
たぶん我々の感覚だと、それで契約書を撒きましょうかってなったりとかする。
けど彼らはそういうやり方をしないというか、契約社会じゃないからっていうことを彼らはやってるっていうのは一つ、三田くんがさっき言ってくれた疑問の答えとしてはそういうことが書いてある。
しかし、めっちゃ文化やからこそお金の価値も変わるし、契約書みたいなの撒いても、所詮、ある意味紙切れになってしまう可能性あるから、ある意味借りたり、借りを作ったりすることで、その人との関係性を濃くしていくことで。
スピーカー 2
だから、借りがあるからあいつ返してくれるよねっていうところで関係性を作る。
何かあったときのヘルプみたいなのを出せるっていう、ネットワークを作っていくみたいな感じなんですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
それがインフラみたいになってるって感じなんですよ。
スピーカー 1
インフラみたいになってるみたいですね。
特にこのタンザニアの都市部に住んでる、いわゆる霊災商人と言われる道端で商品広げて売り買いとかしてる人たちのネットワークというのは、誰も信頼してないけど、その中でどう信頼関係を築いていくのかっていうやり取りがあると。
スピーカー 1
日本というか、その欧米社会の契約社会の影響でしょうね。
たぶんそれが、たぶんそんなに資本主義社会が浸透してない時代の我々日本人っていうのは、そういう部分はもっとアフリカの人たちが持っているような関係性っていうのはたぶんあったんだろうなと思うんですけど、たぶんそれがなくなってきてるだろうなっていうのは確かにありますねっていうのと、
あと今画面に共有したのが、僕一応時間がちょっとだけあったので、その5%読書シェアのフォーマットで一応書いてみたんで、今日話した内容の一部がここに書かれてるっていう感じかな。
スピーカー 2
ありがとうございます。なんか読んでないけどめっちゃ読んだ気持ちになりました。
スピーカー 1
つんどくが増えましたね、またね。
スピーカー 2
賞賛的にはこれまだ言ってないとこいっぱいあるでしょう。
言いたいけど言えてないというか、面白いところ。
スピーカー 1
全然ある、全然ある。
ありますよ。
これはね、いくつかピックアップしたっていう感じなんで、この本の中にもチョンキンマンションの話が出てくるんですよ。
そうなんですか。
スピーカー 1
一章分だけ、それを膨らましたのがこっちのさっき紹介した本なんですけど。
どっちから読んでもいいかなと思います。
なるほどな。
これは面白いし、小川さんの講義も機会があれば聞いてほしいなって思うんですけど、偉くなっちゃったんでね。
副学長だからなかなかそういう時間がないのかもしれないけど、小川さんの話もぜひ聞いていただけると面白いなと思ったんで、ぜひこの本読んでみてください。
スピーカー 2
めっちゃ読みたくなりました。
面白かったっていう。
すごいぞ、これもう50分ぐらい喋ってるんじゃないですか。
スピーカー 2
早いな、時間。
聞いてくださった皆さんはどんな感想を持つのかすごく楽しみですね。
スピーカー 1
この本の詳細のURLとか全部貼っておきますんで、ぜひご覧くださいというのと、もともと最初言わなかったけど、
日田さんがこれをやりたいって言ったのは、日田さんの好きなつんどくチャンネルをパクってやってみようっていう。
スピーカー 2
そうですね。
つんどく増えることこそが今回の狙いということで。
スピーカー 1
つんどくチャンネルってつんどくを減らすわけではない、つんどくが増える番組ですからね。
おっしゃる通りです。
なので今日聞いてもらって皆さんが興味を持ったら、ぜひぜひつんどくに入れてもらいつつ、普通に読んでもらうもよしっていうところで、
スピーカー 2
僕は結構小川さんっていう人にめちゃくちゃ興味を、京都在住だからさらに興味を持ったなと思うので、
そういったところを踏まえてめちゃくちゃいい勢いを得たような気がします。
スピーカー 1
ありがとうございます。
ありがとうございます。
このセッションがシリーズ化するかどうかっていうのは今後のお楽しみということで。
スピーカー 2
皆さんの評価、フィードバックにかかっておりますので、面白かったら面白かったとぜひコメントに書いていただければ嬉しいなと思いますし、
直接でも大丈夫ですので評判を届けていただけたらと思います。
スピーカー 1
ありがとうございます。