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「実例編|50才からの障害者雇用リスタート」
2026-10-20 09:45

「実例編|50才からの障害者雇用リスタート」

50才からのリスタートシリーズ、実例編です。
障害をもつ53才の女性が、
どのように働き始めたのか、
その実例をお話しします。

#障害者雇用 #50代からの再就職 #リスタート #高次脳機能障害 #就労移行支援 #障害者 #働く #仕事


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00:06
どうもー。 採用側の中のひと、こもれびです。
このチャンネルでは、障がい者雇用の採用担当を8年経験した私が、 応募する方に向けて、
面接や働き方のヒントをお届けしています。 さて、
今日のテーマは、 50歳からのリスタートシリーズ
本日は、実例編です。 53歳の彼女との出会いは、
とある就労移行支援事業所の支援員さんからの紹介でした。 工事の機能障害があって、忘れっぽさがある。
若くはないけれど、とても字が綺麗な方がいる。 体験実習だけでもさせてもらえませんか?
というお問い合わせから始まりました。 工事の機能障害については、
以前配信している、当たり前を武器にする。 50歳からの障がい者雇用リスタートの中で説明しているので、そちらを聞きください。
でですね、 体験実習だけならということで、実習を行い、
通常の実習カリキュラムを5日間行ってもらうことになりました。 事業所でパソコン練習をしていたとはいえ、
1日目は、 慣れない環境のせいなのか不注意が多くて、
業務を行う上での決まりごと、 日報なんかの書き方を把握するだけで精一杯な状態でした。
2日目は、 業務はもう大して進まなくてもいいから、わからなくなったり、
忘れてしまったら、 実習担当の隣に戻ってくる。
ということだけを意識して作業してください。 ということで、
行っては帰ってくる。行っては帰ってくる。 というような擦り込みみたいな行動を繰り返してもらっていました。
そして4日目に、 新しい業務をやってもらったんですね。
新しい業務に、 最初は焦ってしまって、プチパニックみたいな感じで、
あわあわしちゃいました。 それまで出てきていた、
実習担当のところに戻ってくるっていうことすら、 できなくなる様子が見られていました。
そして、 体験実習最後の5日目。
03:00
実習担当より意外な声が上がったんですよね。
もう少し彼女のことを知りたいです。 って言うんですよ。
その理由は、 1日目に会った時から、礼説が素晴らしかった。
自分より若い社員に対しても敬意を持って、
状況に応じた適切な言葉使いで、 感謝を伝えることができていた。
この5日間の行動、反応は想定通りだった。 っていうことだったんですよ。
確かにね、実習が始まる前に、 実習担当と実習生で顔合わせを行います。
その時に彼女から、 これまでも何件か実習に行ったことはあるけれど、
その実習ではやっぱり慣れない環境なので、 不注意が多くなってしまって焦ってしまうことがありました。
なので昨日までできていたことが、 パニックになってできなくなってしまう。
そんなことがあると思います。
でも、それは慣れていくまでの大切な過程なので、
本当にその通りになったら、 笑って不注意出てますよって言ってください。
っておっしゃってたんですね。
ご迷惑ばかりかけてしまうと思うんですが、 こんな体でも社会の一員である実感を感じられるのは、
働いて誰かの役に立つことだと思っているので、 よろしくお願いします。
と頭を下げられていたんです。
ポイントは、 謙虚な姿勢を見せられることではなくて、
自分自身で、自分はこの状況の場合、 こうなるということを知っている、
分かっているということです。
ただ、それを直そうと思っても、 障害が邪魔をしてうまく直せない。
自分自身が一番歯がゆいことだと思います。
実習担当は、実習中本当にその通りになったって言っていて、 笑ってしまったと話していました。
できれば採用を見据えて、彼女が得意とすることを、 実習中でもやってみたい、
やってもらってみたいということになって、 実習を延長することになりました。
結果彼女は内定をもらえて、 入社いただくことになりました。
彼女に与えられた仕事は、 重役クラスの方にあてた手紙の代筆、
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宛名書きです。
彼女は決して書道を習っていたわけでも、 昔から綺麗な字を書けたわけでもなかったんです。
障害を負った後、自分の腕や指先の感覚を取り戻すために、
最初は100均で買ってきたペンジ練習帳から始めて、 毎日少しずつ練習してたそうです。
障害を負ってから外に散歩に出れば、 帰る場所を忘れてしまい、
娘には迷子になった母を認知症のように扱われ、 GPSをつけられるような状態だったそうです。
なので、おのずと家の中にいることが多くなって、 やることがないからペンジ練習をしていたそうです。
もちろんね、ものすごく綺麗な字で、 達筆な字が書けるかって言ったらそうではないんですよ。
まあそこそこ綺麗な字だなっていう感じの方です。
なんですが、 この仕事がなくなったら私の居場所がなくなる!
という思いで、一筆一筆丁寧に書いていく字には、 彼女の丁寧な仕事ぶりが現れてるんですよね。
そして、 重役の方への手紙を彼女が代筆するというところに、 企業側の狙いもあります。
代筆を頼んだ営業マンは、 ここぞという時にその手紙を利用するんです。
忙しい重役の人と会える時間なんて一瞬です。
その時、 代筆してもらった手紙と一緒に、
実はこの手紙、 弊社の手帳をお持ちの方に代筆してもらったものなんですよ。
って言うんですよね。
そうすると、エレベーターを待っている間だけでも、 その手紙をほうほうどれどれと中身を開けて見てくれるそうです。
障害者を出しに使うのか? っていう意見もあるかもしれません。
でも、私たちは社会の循環、 お金の循環の中で生きています。
誰かがサービスを売って、お金を生み出してくれているからこそ、 営業マンでない事務職の私たちもお給料が回ってきます。
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そして、彼女に仕事が与えられ、感謝される。
これが社会で生きることではないかと思います。
彼女はね、きっと定年まで働かれるでしょう。
さて、あなたは年金がもらえるまでの空白の時間をどうやって過ごしますか?
それでは今日のお話はここまで。
また次回お会いしましょう。
こもれ日でした。
バイバイ。
09:45

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