自分はいったい何者なんだろう?そんなことを思うことありません?
ぼくは難関国立大学を卒業して、一部上場企業に就職し、新入社員の頃から海外に赴任してキャリアを積み上げてきました。「〇〇大卒」、「〇〇会社社員」、それらがぼくのアイデンティティでした。
けれど転職に失敗して、メンタルを病み、退職し、社会的立場がなくなるだけでなく、日常生活もままならなくなったとき、自分は何者でもないのだと思いました。社会復帰をかけ、地元の北海道にUターンし、農業研修に励んでいるときも、一家の大黒柱として農業を営んでいる同年代や年下の農家に対して引け目を感じていました。
後半のフリートークでは、「自由」という言葉の歴史を振り返りながら、自由とはアイデンティティに関わるものであることを示していきます。
挫折からもうすぐ7年。社会的立場や役割、肩書によらないアイデンティティを見出したぼくは、自らを拠り所とした人生を歩んでいます。
# 番組概要
40代、50代の半数が経験すると言われているミッドライフクライシス(中年の危機)。
「自分の人生はこれでよかったのだろうか」という揺らぎ、「何者にもなれずに終わるかもしれない」という焦り、「自分のピークは過ぎた」という閉塞感。
中年期は人生の幸福度が下がり、無気力を感じる第2の思春期とも言われています。
【一問一燈】は、ミッドライフクライシスという人生の危機を、転機に変える物語です。
港町の赤提灯街の奥深く、川沿いにある2階建ての長屋の一室「問処 自燈庵」では、ミッドライフクライシス(中年の危機)に向き合う大人たちが、【一問一燈】を通して、まだ知らない自分を照らそうとしています。
・番組前半は「自燈庵」での対話の模様を、後半からは主宰亮介のフリートークをお届けしています。
・毎週土曜日の朝7時に新しいエピソードを配信しています。週末のリラックスした空気でお楽しみください。
与えられた「正解」をなぞってきた人生の前半戦から、自分を拠り所として生きる人生の後半戦を迎える大人たちに、まだ知らない自分を照らす「問い」をお届けいたします。
# MC
加藤 亮介 / Life Transition Company LITRA LLC. 代表
【哲学するエンジニア】
東北大学大学院卒業後、エンジニアリング会社に就職し海外のエネルギープラント建設プロジェクトに従事。こどもの誕生をきっかけに価値観の変化が起こり、コンサルティング会社に転職し挫折を経験。1年間の療養期間を経て、地域おこし協力隊として新規就農に挑戦するなかで、Web関連事業に出会い起業するも、3年間で資金が底を尽き撤退。
それまで積み上げてきたものが無残に剥がれ落ちていくほどに、明らかになる自分。
人生の危機は、まだ知らない自分を明らめる転機になりました。
「自分を拠り所として生きる」をミッションに、ミッドライフクライシスに直面する大人たちの変容を実現します。
# リンク
◎ リスナーのみなさんが感じたことや気づき、新たな問いや【一問一燈】への自分のこたえ
番組へのご意見、ご感想は下記Google Formより。
https://forms.gle/Z2GPVrG1SwuTa5Sv8
◎ お話の内容をゆっくり読みたい、もっと深掘りした話を知りたい
note「Life Transition Magazine」内のマガジン【一問一燈】にて、後半のフリートークパートをさらに深堀りした記事を展開しています。音声配信ではよく分からなかったところも、文字で読むと気づきに繋がるかもしれません。
https://note.com/litra/m/m0c472b5aa916
# お問い合わせ
個別でのご相談や、ミッドライフクライシスの危機を転機に変える対話型プログラムのお問い合わせやご希望も、下記Google Formよりご連絡ください。
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サマリー
自燈庵では、中年の危機に直面する大人たちが「あなたは何者ですか?」という問いに向き合います。陽平さんは自由を「自分勝手」と捉えていましたが、対話を通じて、江戸時代の身分制度が個人の選択を許さず、自由が「自分勝手」とされた歴史が明らかになります。現代では選択の自由があるものの、役割による「~らしさ」が不自由さを生むパラドックスが指摘されます。亮介のフリートークでは、「自由」という言葉が古代中国のポジティブな意味から、日本の歴史の中でネガティブな意味合いを持つようになり、福沢諭吉によって西洋の「自由」が導入された経緯が語られます。最終的に、ミッドライフクライシスは社会適応によって築かれたアイデンティティのほころびであり、自分自身に即したアイデンティティへの転換が重要であると締めくくられます。