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2022-12-02 05:57

#130 「べき思考」は自分だけの基準であり、期待である

#心理 #心理学 #メンタル #メンタルヘルス #セルフケア #べき思考 #義務感 #責任感 #期待 #自分勝手
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こんにちは、心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくして、人生をより良くしていくために、セルフコンパッションや心理学、人生に役立つ情報をお伝えしています。
今日はですね、「べき思考」について考えていきたいかなと思います。このべき思考、何々しなきゃいけないとか、何々すべきだっていう考え方のことを言いますよね。
ですけれども、このべき思考なんですが、あまり本当は良くないっていうことが言えるんですよね。そもそも何でこのべき思考を使うかっていうと、やっぱりこう、義務感を持たせたり、責任感を持たせるっていう意味合いが強いかなと思います。
それによって行動する力を湧き起こすわけですよね。ですが、このべき思考というもの、実は自分一人だけの基準なんですよね。何々すべき、何々しなきゃいけないっていうふうに言うときって、だいたい自分の中のそういった判断基準に基づいて使っていることが多いかなと思います。
もちろん、このべきっていうのは、何々しなきゃいけないっていうルールとか法律とか、そういう基準とか規則とかね、そういったものにも使える言葉だと思いますけれども、これは全体的にこうしないといけないよねって定められている法治国家において役立つやり方になります。
ですが、私が今日ここでお話ししているのはですね、普段自分で物事を考えたりとか行動するときに自分に対して何々すべきだとか、他人に対して何々すべきだっていうふうに使う場合のべき思考についてお話ししています。これには法律的な根拠とかは特にない場合がほとんどだと思います。
それで、このべき思考なんですけれども、これっていうのは結局法律とかで定められていない以上、自分の中だけの基準、たった一人にだけ適用される基準なんですよね。そうすると、もちろん他の人には適用できない基準ということになってきます。
なので、まずそういう意味でも、他人に対して何々すべきだ、何々しなきゃいけないっていうのは、使うときにちょっと注意しなきゃいけない言葉っていうことになってくるんですよね。自分だけの基準を相手に当てはめていないかっていうことを気にする必要があるんです。
自分自身に対して何々すべきだ、何々しなきゃいけないっていう言葉を使うときっていうのは、だいたい責任感とか義務感とかそういった気持ちを沸き起こさせて行動に移させる。要は自分を追い詰めて動くっていうことを意味してるんですね。もちろん義務感とか責任感とか大事だと思いますけれども、これって結局自分をどれだけ追い詰めるかっていう問題の程度問題だったりするんですよね。
じゃあそれがいいのかっていうと、知らず知らずのうちにそのべき思考で義務感とか責任感ばかり強くしていくと、やっぱり人っていうのは簡単に限界が来てしまうっていうこともあるんですよね。知らず知らずのうちにべきばっかりで自分の頭の中が埋め尽くされているっていうことになるので、この何々しなきゃいけないとか何々すべきだっていうべき思考はお休みする方がいいなっていうのは感じるんですね。
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じゃあそういうときにどうしていくのかっていうと、何々する、何々したほうがいいかなとか、何々しようと思うっていうふうな言葉に言い換えていくんですね。その言葉に言い換えられないものは、無理やりこのべきっていう言葉を使うことによって、無理やり自分を動かそうとしていることになるので、それはもう行動としてはやめたほうがいいっていう結論になります。
そしてこの自分だけの基準、べき思考っていうのは、自分の期待っていうものが知らず知らずに含まれているんですね。じゃあこの期待はいいものかっていうと、基本的に期待っていうものを心理学上では良いものとも言えますし、悪いものとも言えるんですね。
やっぱり人が意欲を持って生きていくためには、期待、つまりホルモンで言うとドーパミンになるんですけれども、この力っていうのは結構役立つ場合が多いです。
ですが、もちろん期待が強くなりすぎたりしてしまうと、それは妄想であったりとか、やりすぎる行動、大きすぎる夢っていうものになってしまうので、これもまた自分を追い詰めてしまうんですね。
なのでこの期待感、やっぱり少し置いておく、手放す、あるいは期待感っていう炎に対して水をかけるような気持ち、そういったものが必要になってくるんですね。
期待感がやっぱり強すぎると、結局何々すべきだ、何々しなきゃいけないっていうものが多くなってきて、期待するものに向けてどんどん自分を行動させていかなきゃいけない、どんどん何でもかんでもやらなければいけないっていう風になっていくので、期待を手放すってことは同時に、べき思考を手放すっていうことにもなります。
そうすると自然と自分だけの基準っていうものもどんどんどんどん少なくなってきて、割とあるがままの自分に近づいてくるっていうことなんですよね。
なので今日のお話まとめますと、べき思考を手放す、そうするためには期待感を手放すっていうことになってきます。
それによって自分勝手な基準に基づいた考え方も手放すことができて、安らぎが近づいてくるよっていう結論になるんですね。
なのでこの第一歩として、まずはですね、べき思考っていう何々すべき、何々しなきゃいけないっていう自分の考え方あるいは言葉遣いに注意を向けてみていただくといいかなと思います。
それでは今日もあなたが自分に優しくありますように、心理師のはるかめでした。
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