1. Deep Structure Radio〜 Keiともちこの言語学研究室 〜
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#32 仮定法って必ずしも非現実じゃない!?!?【DSRゲスト回#3】
2026-09-04 26:59

#32 仮定法って必ずしも非現実じゃない!?!?【DSRゲスト回#3】

Kei
Kei
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今回は、日向先生の生徒さんから寄せられた仮定法の疑問にお答えします!仮定法なのか時制の一致なのか、難しいケースってありますよね…。実は仮定法ってあまり正しくない名前なのかも…?【目次】 オープニング 仮定法?それとも時制の一致? 用語の整理 wish と hopeの場合 as ifの場合 仮定法という名前が良くない!? その名もX-marking‼︎ 英文法書でも違う名前の方がいいのかも 本日のまとめ エンディング【参考文献】♦︎ Anand, P., and Hacquard, V. (2013). Epistemics and attitudes. Semantics & Pragmatics Volume 6, Article 8: 1–59, 2013♦︎ Heim, I. (1992). Presupposition Projection and the Semantics of Attitude Verbs. Journal of Semantics 9: 183-221.♦︎ Rett, J. and Starr, W. (2022). Decomposing ‘as if’. Proceedings of SALT 32: 872–890.-------------------------------------------------------【番組概要】言語学者のKeiとアシスタントのもちこが日常に溢れる「ことば」の不思議を「言語学」という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語るポッドキャスト番組。通勤中や散歩のお供に、言葉の知的探求を。📩 番組へのお便り(感想・質問はこちらから!)⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/m9wDyq7rFonBdbrh7⁠⁠⁠⁠⁠X (twitter) : @DSRroom101をフォローして、#DSR101まで!【更新】 毎週木曜夜7時-------------------------------------------------------【出演者】Kei:若手言語学者。アメリカで博士号を取得後、現在は日本の大学で働いている。専門は生成統語論、形式意味論、形式語用論。ときどき、心理言語学の研究も。ウイスキーが好き。もちこ:Deep Structure Radio アシスタント。仮面をかぶって会社員をしているが、中身は結構やべーやつ。苦手な科目は「せいかつ」と「どうとく」。日向:現役の英語教員。Keiの大学時代の友人。素晴らしき英文法オタク。彼もまたウィスキー好き。意外とお祭り男。たか:Keiの大学時代の友人。現在グローバルな会社で英語を使いながら働いている。めちゃくちゃに社交的な性格で、同期でたかを知らない人はいないと噂されている。-------------------------------------------------------【使用BGM・効果音】本エピソードでは以下のサイトの音声素材を使用しています。・DOVA-SYNDROME( https://dova-s.jp/ )・ニコニ・コモンズ( https://commons.nicovideo.jp/ )--------------------------------------

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サマリー

今回のエピソードでは、英語の「仮定法」について、特に「仮定法なのか時制の一致なのか」という学習者が抱きがちな疑問に焦点を当てています。言語学者のKeiさんとアシスタントのもちこさん、そしてゲストの英語教員である日向先生と社会人のタカさんが、仮定法の定義や用語の整理から始め、wishとhope、as ifのケースを具体例を交えながら解説します。 特にas ifの文法的な扱いについて、主節が過去形の場合に時制の一致なのか仮定法なのか区別がつきにくい問題を取り上げ、言語学の世界では「仮定法」という用語自体が曖昧さを生んでいる可能性を指摘します。最近の研究では、仮定法という名称が必ずしも非現実を表すわけではないこと、また、非現実を表すために言語によって様々な表現(時制、法助動詞、語順など)が使われることから、「仮定法」という包括的な名称を見直す動きがあることを紹介します。 最終的には、仮定法の形と非現実の意味が必ずしも一対一で対応しないこと、そして「仮定法」や「形容詞句」といった従来の文法用語が学習者を混乱させる可能性があるという結論に至ります。言語の持つ「バグ」とも言える曖昧さや、時代と共に変化していく側面も含めて、言語の面白さとして捉える視点を提示しています。

オープニングと今回のテーマ紹介
英文法をハックしよう! スペシャルゲスト回第3弾〜!
Welcome to Deep Structure Radio この番組は言語学者のKeiと
アシスタントのもちこが
言語学の面白さを広めるべく、私たちが普段何気なく使っている言葉について
言語学という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語っていく番組です。
さて、怒涛のまとめ撮りでお送りしておりますゲスト回第3弾ですね。
ずっと同じスタジオで撮ってるわけですけれども、どうですか? 皆さんそろそろ疲れてきてませんか?
大丈夫ですか?
はい、皆さん元気ですか? 私は元気にやっております。
皆さん、いかがでしょう?
教員やって10年目のヒューガです。
ガソリンがね、ちょっとアルコールとかのガソリンが入って
徐々にギアも上がってきたかなという感じですよ。
いやですね、私は社会人をもう8年目、9年目やってるタカですけれども、
いやもうビール入りましたから。
もう何でも語っていきますよと言ったところでね、
多分声もかぶさっていくかもしれないんで編集頑張ってください。
はい、わかりました。
あのね、お酒入るとね、ちょっといい感じでエンジンかかるかなと思いますんで、
大学生の頃ね、飲みながら語り合ってたあのテンションを思い出しつつ、
学校英文法のブラックボックスを持ち上げていきたいなと思います。
ハッキング英文法第3回です。
それでは言語の深層へ潜っていきましょう。
仮定法か時制の一致か?wishとhopeのケース
はい、早速じゃあハッキング英文法をやっていきたいと思うんですけども、
ヒューガ先生、今回のクエスチョンは何でしょう?
はい、これはですね、まさに今一学期末試験が終わったところなんですけど、
その範囲からちょっと質問を持ってきました。
はい、クエスチョンとしては、
ネイティブって何を基準に仮定法だって判断してるのか?
っていう話なんですね。
なるほど。
普通のifを使う仮定法はいいんだけど、
as ifが非常に問題で、
まるで何々のようにのやつですね。
そうですね。
ちょっと例文を言うと、
例えば、I sometimes wish you were rich.
I sometimes hope you are rich.
っていう風に言った時に、
wishの時が仮定法で、
hopeの時は直接法、つまり仮定法ではないよっていう風に言うと。
これは単語が違うから分かるんだけど、
as ifの場合ですよ。
He behaves as if he knows nothing.
両方behaves、knowsで、
現在形っていうパターンと、
He behaves as if he knew nothing.
この場合、newっていう風にね、
過去形になってるから仮定法だ。
これは分かる。
これは分かるとしても、
じゃあbehaveの部分が過去形になった時、
He behaved as if he knows nothing.
He behaved as if he knew nothing.
っていう風に、
両方とも時勢がずれた時に、
He behaved as if he knew nothingって、
これ両方とも単純に
He behaves as if he knows nothingが、
時勢の一致で過去形になっただけなのか、
それともHe knewで仮定法になってるのか、
どっちなんだいっていう。
ちなみになんだけど、
訳がどうなるか知りたくて、
He behaved as if he knows nothingだと?
これどういう意味に?
彼は何にも知らないかのように振る舞っていた。
で、本当に知ってるかどうかは、
今でも分からない感じ。
って理解すればいいのかな?
で、He behaved as if he knew nothingだと、
仮定法的に捉えると、
あいつ知ってるくせに、
何も知らないかのように振る舞ってやがったら。
それと今問題になってる、
両方とも時勢が一致しちゃってるパターンで、
本当に知ってるかどうか分からない。
これとどっちなんだみたいな。
嫌味なのか、
それとも本当に一致知らないのかっていうのが、
これ区別できなくないっていう。
そういうことね。
めっちゃいいクエスチョンだよこれね。
これね、要は動詞で仮定法かどうかを決められるパターンと、
そうじゃなくて、
時勢で決めなきゃいけないパターンっていうのは存在するわけですよ。
で、今言ってくれたみたいに、
He behaved as if he knew nothingっていう風に、
両方過去形になったら、
はっきり言うと分かんない。
どっちか分かんないです。
そうだよね。
どうやってジャッジしたらええねんっていうのが、
多分ヒューガー先生のところに寄せられた質問だと思うんですけど、
非常に難しい問題だと思いますので、
ちょっとこれについて、
言語学の世界でどんなことが言われているかとか、
言語学の見方を使って少し整理をしたいよねっていう話を、
今日は持ってきました。
素晴らしい。よろしくお願いします。
まず第一にですね、
用語の整理をちょっとしておきたいんですけど、
みなさん仮定法ってどういう意味で使ってます?
何を指して仮定法って呼んでます?
もし○○ならばっていうところですよね。
それよくある間違いとして教えるんですよ。
あのー、ifで判断するの、
ちょ同時の過去形で判断しろと現場で教えております。
なるほどね。
でもそっちはありますね、確かにね。
もうちょこさんは仮定法って、
日常生活で時々単語として使うことあると思うんですけど、
どういう意味で使ってます?
もちろんそのifが入ってるとか、
過去形になってるとかもありながらも、
私どっちかっていうと、
意味として現実と切り離してる、
現実でありえない話をしている。
多分古文の世界だと反実仮想ってあったと思うんですけど。
ありますね。
鳥だったらとか、私があなただったらみたいな、
ありえない架空の話、針の話が、
明日雨だったらとかとレベチじゃないですか。
空飛べたらみたいな。
そこの意味側で結構仮定法っていう風に、
言っちゃってるかなって思います。
今すっごい良いディスティンクションが出てきましたね。
仮定法って実は一言なんだけど、
別のものを二つ指してるんですよね。
一般的に。
その仮定法って言った時に、
この英語の先生界隈では、
おそらく仮定法って言われたら、
if I were の形で過去が出てきて、
後ろのwouldって何々が出てくるみたいな、
あの形のことを仮定法って呼んでるし、
多分一般的には仮定法って言うと、
現実じゃない、
反現実とでも言いましょうか。
みたいなことについて話してるっていう風なことがあると思うんです。
結構これ用語の混乱だと思っていて、
今回話をしていくにあたって、
仮定法、いわゆるサブジャンクっていうですね、
インディカティブ、直接法って言ったら、
これは動詞の形、形式のことについて言ってるっていう風に思ってください。
意味の話をする時は、
反現実って言いたいと思います。
現実か現実じゃないか、
っていう意味の要素と、
形の要素をちょっと分けて考えてほしいのね。
今回の話で仮定法って出てきたら、
それは形の話で。
そう、サブジャンクティブって言いますけど、私はあえて。
サブジャンクティブ、仮定法って出てきたら、
それはもう動詞の形、さっき言ってくれたword wouldみたいな、
そういう形のことだと思ってほしいんです。
そうじゃなくて意味の話は、
反現実か現実かっていう風にちょっと呼び分けたいと思います。
結構じゃあ、人によって仮定法って言った時に、
見てるものが違うっていうのがリアルなとこなんですか?
と思います。
っていうか、えっとね、
これ後でちょっと出てくるんで台本ブレイクしないで。
失礼いたしました。
寝たまりね。
なので、ちょっとそこをまず、
最初に分けておいてから話を進めていきたいと思います。
はーい。
最初にヒューガー先生が出してくれた、
wishとhopeのパターンですね。
1番のI sometimes wished you were richって言ったら、
これ仮定法ですけど、
I sometimes hoped you were richって言ったら、
直接法ですね。
wishの場合は現実じゃないけど、
hopeの場合は現実として理解されるよってことですね。
だからwishの時は仮定法っていう風に、
呼ばれてるんだと思います。
で、これはすごく単純なんですよ。
何でかって言うと動詞で決まってるから。
そうだね。
要はwishって言う時って、
wishとhopeの分、さっきのやつSVOを振っていただくと多分分かると思うんですけど、
you were richの部分はwishとhopeのそれぞれ目的語に当たるわけじゃないですか。
で、これ前回も出てきましたけど、
動詞の個部、コンプルメントなんですね。言語学的に言うと。
なので、簡単に言うと動詞が意味的に要求している要素であるわけです。
で、そうすると動詞っていうのは基本的に目的語に選択制限っていうのを課すことができるんですよ。
どういう要素を取るかっていう。
例えばmixみたいな動詞って、
一個のものをmixすることできないから、
mix a and bみたいに複数のものを取るとか、
mix thoseみたいに複数形のものを取るっていう風に制限がかけられるわけね。
Mixがリクワイヤーしてくるってことですか?
そう、mixがその目的語に君たち複数じゃなきゃダメだよって要求をかけるってことができるわけです。
で、この観点から見るとこのwishとhopeっていうのも、
その自分の個部に来る説にどういう状況であってください、
どういう命題であってくださいっていう選択制限をかけることができるわけですね。
単純に言うとwishの場合は、
そのwishしてる人の信じてる世界において、
言ってる内容が反現実であるっていうことを前提にしてるし、
hopeの場合はそれが真偽未確定。
どっちでもいい。
現実の可能性もあるし、
反現実である可能性もあるよっていう風に定義してる。
動詞がそういうものを要求しているから。
じゃあこれはもう動詞レベルの話ってことなんですね。
そうです。動詞が何を前提としているか、
動詞が何を要求しているかっていう話で片付くと思います。
なので仮定法の判断はすごく簡単っていうことになるよね。
ここまで大丈夫ですか?
そこまではね。
僕も教えやすいんだよ。
動詞のせいだよって。
こういうもんだからっていうね。
hopeが求めてくるものとそのwishが求めてくるものが、
もうそこが違うだけっていう。
そこに尽きるってことですよね。
そうですそうです。本当にそれだけ。
それは結構イルヤナ・ハイムっていう
すっごい有名なMITのセマンティストの先生とか、
ハッカールっていう先生たちがまとめていることに書かれています。
結構ありがたい話ですね。
そうですね。
このまま言ってほしいです。
このまま言ってくれたら楽なんですよ。
as ifのケースと時制の一致・仮定法の区別
すんごい不審、なんか怪しい笑い出したね今ね。
すんごい悪役のような。
見事な振りだったね今。
そう。
いい仕事してるよ。
いい掛け合い。
じゃあ続いてas ifとのパターン見ていきましょうか。
これさ、さっきのas ifの例文ここに出してるんですけど、
he behaves as if he knows nothingとか
he behaves as if he knew nothing。
これ、SVO振るとas ifから下って何になります?
説が変わってるからね。
まあそうだけど、主説に対しては何になってる?
従属説。
ですよね。
目的語じゃないんですよ、これ。
従属説なんだけど、言語学で言うと不可視なんですね。
要はhe behavedって言っても別に文としては成立してる。
まるでっていう部分は別に必要とされていない。
なのでさっきのと違って動詞の強制を受けないんですよ。
目的語じゃないから選択制限が出てこないわけね。
だから動詞としてではなくて
時制で区別をつけなきゃいけないんですよっていう話になるわけですよ。
さっきキュウガ先生が言ってくれたけど
主説が現在の時はas ifの中の時制で決着するから簡単だよね。
as if he knowsだったら別に現在の話だし
as if he knewだったらいわゆる仮定法の形
サブジャンクティブの形として
反現実なんだなっていう解釈ができると。
時制がずれてればいいよねっていう感じ。
そうそう。
だけど今言ってくれたみたいに過去の時はめっちゃ難しくて
時制の一致って呼ばれるやつだったら
現実にそういう風になっている。
実際に知らないになるけど
さっきのサブジャンクティブ
反現実ベースで解釈したらまるで何も知らないかのように
he behavedっていう形になるよね。
これがだから直感的に分かりやりにくいっていうことの原因になってるというのが
一応整理としてあるわけです。
これは一つはas ifっていうのが
仮定法って呼ばないんですよ言語学の中では
セミラティブって呼んで
似ているものを導入するようなものだっていう風に呼ばれたりするんですけど
as if自体も中に求めるものは
直接法でも仮定法でもどっちでもいいっていう風に考えている人が多いと思います。
ちょっとだけ歴史的な話をすると
英語で唯一この直接法と仮定法
要はインディカティブとサブジャンクティブっていうのは
形態的に区別できたのがbe動詞なんですよ。
ここ4番に出してるんですけど
he behaved as if he is a professor
これは今の話だよね。
beの方行くと
he behaved as if he was
プロフェッサーにしてあるんですけど
これ歴史的に見れば
これ本来は時世の一致で
he was になったはず
なのよね。
でもこれがもうだんだん最近もうミクスチャーして
はの代わりに使われるようになった。
4Cに出している
he behaved as if he were a professor
だったらいわゆる半現実の
偽パスとして
使うことができたはずだよねっていうのがあって
だからこれ4ABはどっちも直接法だけど
過去を使ったか現在を使ったかっていう話
4Cは仮定法的に
過去を使ったよねみたいなことになってる
っていうことだと思います。
だから問題の原因は何かっていうと
英語がすべて仮定法の形を
テンスに相乗りさせてるってことが問題なんですよ。
なので区別できません。
なんということだ。
だから今言語学の世界で
割と最近出た論文で
フォンフィンテル&イアトリドーっていう
もうこれもね意味論統合論の
挙党の先生2人が書いた論文があって
この人たち何言ってるかっていうと
そもそも仮定法っていう名前が悪いっていう
「仮定法」という名称の問題点
仮定法っていう名前は悪すぎるだろっていうことを
この論文で言ってるんですよ。
これすごい面白いところで
これが今日の俺としてはメインなんだけど
カコカコになっちゃったら
だって俺らも判断できないし
判断する要素なんか何もないから
ネイティブにジャッジしてもらったら
出せるかなって感じ
どう思うって聞けばって感じなんですか?
とかあと文脈だろうね判断としては
だからその形式として
形態をベースに区別っていうのは
もう絶対できないと思う。
カコカコになっちゃったら。
それこそヒーがどんな人間であるかみたいな
バックグラウンドインフォメーションが
あるかどうかで
闇っぽく言ってるのかも変わるみたいな。
とかもしかしたらプロソディ
韻律が変わるとかはあるかもしれないね。
as if he knew nothing
もうあったかもみたいな言い方したら
出るかもしれないけど
あったかも
出るかもしれないけど
そうじゃないと出ないかなっていう気がします。
話を戻すと
フォンフィンテール&イヤトリドルの話はね
面白くって
サブジャンクティブ仮定法っていう名前って
実は仮定法って言われてるのに
必ずしも半現実を表してないんですよ。
というのはフランス語は実はですね
意味したいことは半現実なんだけど
条件文の中で
サブジャンクティブフォーム
その仮定法の形があるにも関わらず
仮定法を使わないんですよ。
なるほど。
逆に特定の動詞が求めるときに
仮定法の形を使う。
その埋め込み文の中で。
だからさっきのwishとかhopeの中のね
の目的のところで
仮定法の形を使うってことをするんですよね。
だから今の話は
仮定法という形を使いながら
半現実ではないっていうことがあるわけです。
逆にサブジャンクティブが出てきても
半現実になるとも限らないわけですね。
そうね。
なんか結構仮定法も
濃度が違うよね。
本当に非現実のそれこそ
if I were a birdみたいな
ありえないことだけ言ってるのと
なんかそれって別にありえるよね
くらいの濃度でも
仮定法を使う瞬間って全然ある。
だから仮定法が出てきてるからといって
半現実の話だけをしてるとも限らない
っていうのがあって
でもアイスランド語なんかを見ると
その語順の都合で
仮定法の形が出てこなきゃいけないんだけど
半現実の意味にならないっていうような
ことがあったりする。
なんか相関がないというか
この形だったから
いわゆる仮定法の形が出てきたから
仮定法の意味が出てるわけでもないし
仮定法の意味が使いたい
半現実を表したいときに
従来の仮定法の形が出てくるっていうところに
お互いに何も関係がない場合が
各所出てきてしまっているっていう
そんなイメージですかね。
その通りです。
ありがとう。いいサマリーをありがとうございます。
どういたしまして。
なので仮定法っていう名前は
まずいんじゃなかろうかと。
だから英語で考えても
例えば
If Jones had taken arsenic
アルセニックでヒ素とか毒素のことなんですけど
If Jones had taken arsenic
he would have shown just exactly those symptoms
which he does in fact show
みたいなことで言うと
要はジョーンズがそのヒ素を取っているんだったら
こういう症状が出るはずだと。
で、実際今そうなってるよね。
ってことはヒ素だよね。みたいな。
そういう逆算みたいな
その半現実じゃないことを
仮定法を使って言うことができるっていうことを考えると
一対一対応してないわけだから
仮定法っていう呼び方やめませんかと。
っていう話をこの人たちは最近し始めていて
で、もう一個面白いことに
通言語的にこの仮定法の意味
半現実の意味を表すために
点数を使ったりムードを使ったり
法助動詞ですね。
法を使ったり
それからアスペクトを使ったり
語順を使ったりいっても
その言語によって何を使うかが違うと。
なのでいろんな形で表れるから
もう雑な名前だなと俺は思ってるんですけど
Xマーキングと呼びましょう。
そういう半現実を表す表現も
Xマーキングと呼んで
その仮定法っていう名前から
ちょっと一回離れて研究しませんか
なんていうことが最近の言語学の世界では
言われております。
ずいぶん大きく出ましたね。
でも確かに仮定法って言い方はちょっと雑すぎるよね。
なので今回はフェイマスとか
さっきの状態同士の話ほど
語る必要がないんですけど
今言われてることとしては
実際仮定法って我々が呼んでるもの
そんなに仮定法じゃないかもみたいな
ことが言われていて
その仮定法の形と半現実の意味っていうのを
どういうふうに分解してというか
より分けて研究をしていくか
っていうことは考えた方がいいよね
みたいなことが言われております。
なるほど。
文法用語の見直しと教育への影響
でも確かに仮定法の文章って
絶対にその嘘の話じゃないよねっていうのは
すごい納得感はあって
例えば
If you knew the real me
みたいな
You'd fall in loveみたいな
本当の恋したら
惚れちゃうよみたいな文章があった時に
なくはない。
なくはないよね。
確率論の問題で
確かに鳥になったらはやっぱゼロ感あるんだけど
なれないからね。
例えばなんかこう
お金持ちになったらとか
灯台に入ったらとか
若返れたらとか
やっぱ時空歪む系はね
どうしてもちょっと
フィクション近いなとか
SF近いなって思ってしまうけど
なんかこう
程度の問題なのかなって感じは
言われてみると
しますよね。
そうそうそうなんですよ。
だからグレイダビリティがあって
その程度差によっても違うけど
形式としてこれを使うっていうことと
その半現実の意味っていうことに
実はそんなに関わりがないかもしれない
なんていうことが言われております。
いい切り分けですね。
だからこれ俺
英文法の教育も
家庭法って名前をやめて
なんかもうちょっといい表現を使った方がいいと思うんだよね。
いやもう俺ね
この2つ文法の用語の中で
これやめてほしいってのがあって
家庭法と文子公文だった。
文子公文ね。
俺ね本当にやめてほしくて
家庭法は家庭って日本語で聞いちゃうと
やっぱりもしの方に呼んじゃうじゃん。
それがすごい邪魔をするし
文子公文も
文子ってついてるせいで
いわゆる文子の方ね
メインの文子の方と
ごちゃごちゃにするけど
全然違うじゃん。
文子は形容詞で
文子公文は副詞だから
そもそもやってることがまるで違うのに
同じ名前がついちゃってるせいで
だるいことになってる。
変えていきましょう。
私たちから。
文法用語をちょっと考え直したい
なっていう回として
取れたらいいなと思って
今日持ってきたんですけど。
どうやったら変えられるんでしょうね。
わからない。
でも多分言語学者がいろいろ騒いでも
英語教育の人たち聞いてくれない
もうちょっと?
もうちょっと?
ごめんごめん口忘れました。
いいですね。ビールいいですね。
さすがビールいいですね。
聞いてくれてる英語の先生もいらっしゃる。
こういう慶応な先生がね
増えていってほしいなっていうとこあるんですけど
ヒューガー先生そういうの書いたら本でも。
なるほどね。
文法用語
ダメな文法用語を駆逐しようっていう。
確かに。
英語学とか言語学じゃなくて
やっぱりここ英語教育の出番かなとも思うんですよね。
どう教えるか特に
やっぱり英語って第二言語の人もすごい多いから
母語じゃない人たちが学習するときに
これが弊害になってるのって尺じゃないですか。
そういう教育サイトからもいいアプローチしてくれたら
数十年後には家庭法も文子校文も
その単語使ってる人古いよみたいな。
いつ習ったかバレるよみたいな感じになってるかもしれないから。
そうだね。
今いい国作ろうじゃなくていい箱作ろうになってますからね。
そうそうそう。
なんなら昔は家庭法じゃなくて女装法だった。
まあそれはあれでしょうね。
その訳し方の問題なんでしょうね。
どういうどの漢字で。
女はね。
女術の女でしょ。
そう。女術の女に妄想の装で。
直接装は女術法だったんですよ。
こっちの方がわかりやすくね。
そう。そうなの。
確かに。
多分それはさっきの
インディカティブとサブジャンクティブの直訳が
女装法に繋がってたんだと思うんだけど
多分伝わりにくいなって思って
家庭法にした人はいるんでしょうね。
きっとどっかにね。
そんなこと言っちゃいけないけど
センパンだよね。
すいません。どこかの誰か。
そのカウンターファクチュアリティ
間現実であることっていうのと
いわゆる法としての形っていうのが
ズレがあるっていうのは結構
面白い観察ではあるし
そのせいで難しくなった。
混乱を生み出る。
女術法と女装法に戻していきたいと思う。
もしかしたらそっちの方がいいかも。
ちょっとね。
言語のバグと学習者の向き合い方
綺麗な答えには今回ならなかったんですけど
そうね。ちょっとバグだね。今回ね。
そう。バグだなっていう感じ。
言語が抱えるバグがあるよっていう。
書き言葉で見たときに
どうやってもこうやっても判断がつかないなんて
困っちゃうじゃないですか。
あとそもそも文法用語の問題みたいな感じはありますね。
やっぱり今シュガー先生が言ってくれたみたいに
結構いろんな要素を
一つのことに担わせちゃうんだよね。
相乗りさせてるわけじゃん。
さっきのワーとワズみたいに
動詞の形で
これはいわゆる女装法の形だよとか
っていう風に分けられたらよかったんだけど
もう分けられないじゃん。
1対1じゃない
権人に次ぐ権人のある
良くない会社みたいになってる。
そうそうそう。みたいなことになってるから
難しくなってる。
だから実際に区別はつけられない
明確な区別はつけられないと思うんだけど
多分ネイティブの感覚としては
それがその時に起きたんだな
そういう風に見えたんだなっていう風に解釈してる
っていう答えになざるを得ないっていうのが
ちょっと難しいところではあるかなという風に
言語の
ある種致し方ない部分でもあるかなと思っていて
それこそ書き言葉で書いた時に
文字面にした時に判定できないって
日本語でも絶対あるじゃん。
この絵がやばいだけ書いてあったら
いい映画なのか悪い映画なのか分かんないみたいなね
そうだね。そういうところが
英語教育っていう観点で見た時に
すごく難しいよね
ノンネイティブとしては
言語を勉強する時に文法書に頼らざるを得ないわけだから
それが綺麗にいかないなっていうのは
ちょっと言語の難しいところではあるなと思いつつも
今言語学の世界ではこんなことが言われてますよっていうお話で
ちょっとなんとか
英語の先生方には頑張っていただいて
私もちょっとそっち離れちゃったんで
あれですけども
頑張っていただければなという風に思っております
まとめとエンディング
これからアズイフにアクセントを強にしますね
そうしたら
分かりやすいね
あたかも
まるでっつって
それはいいかもしれないね
はい、ちょっとあの
綺麗なオチにならなくて申し訳ないんですけども
こんなような感じのアズイフのお話でございました
さてそろそろ101号舌あかりを消す時間です
皆さん今夜の家庭法の話
ちょっとね着地点があまり
良い形には追われなかったんですけど
いかがでしたか
ヒューガー先生から今日はどうでしょうか
ヒューガー 本当にまさに現場の生徒からの質問だったわけだけど
こういうバグみたいな
どうしようもないこともあるよっていうのも
一個の学びだよねっていうのはあるかな
もちろんちゃんと聞き分けたかったなって思いはありつつも
そういうバグが起こっちゃうっていうのも面白さっていう風に
思って聞いてくれたら嬉しいなって思いましたね
いいコメントですね
本当に言語の問題やっぱりあるなっていう風に
さっきも裏でも話しましたけど
やっぱり話されてるところで
その後にルール付けをしてるから
こういうバグはあるよなって思うし
だからこそこれを訳すとどうなるだろうっていう
皆さんに思ってほしいですね
例文が出た時に
これはどうやって訳せばいいんだろう
っていう思いから始まってほしいなと思いますね
やっぱり数学ほどゼロイチじゃない部分というか
やっぱりその使われてるものだし
変わっていくものだしっていうのを
どうやって落とし込むかっていうところで
なんか無理が生じるんだなっていうところも
それも含めて愛らしいなと思っている人たちが
今日はね集ってるんだろうなと思うし
そういう風に思ってもらえたら
なんかそれがね気持ち悪いなとか納得いかんな
っていうのはありながらもそれも含めて
言語の面白さなのかなっていうのが
伝えられたらいいなって思いました
そうですね
みんないいコメント言うね
入ってるからハルコール
入ってるからね
そうですね
ぜひ皆さんもね
まずは文法賞通読するところから
だからだいぶ大きく出てるんじゃない
それ通読してって言ってるのはけいだけだし
そうだよね
手が重い
入り口が深い
そんな感じで楽しくお送りしています
あと一本ね
収録したいなと思っておりますので
ぜひ引き続き
皆さまにもお聞きいただけたらなと思います
はい
番組ではリスナーの皆さんからの素朴な疑問や
番組の感想などお待ちしております
詳細は概要欄にある
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番組のフォローと高評価もよろしくお願いします
それから番組公式Xもございます
XのIDは
フォローもお待ちしております
皆さまからのお便りお待ちしております
それではまた次回お会いしましょう
ディープストラクチャーラジオ
お相手はアシスタントのもちこと
社会に守られているタカト
現役教員ヒューガト
言語学者のけいでした
26:59

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