はい、早速じゃあハッキング英文法をやっていきたいと思うんですけども、
ヒューガ先生、今回のクエスチョンは何でしょう?
はい、これはですね、まさに今一学期末試験が終わったところなんですけど、
その範囲からちょっと質問を持ってきました。
はい、クエスチョンとしては、
ネイティブって何を基準に仮定法だって判断してるのか?
っていう話なんですね。
なるほど。
普通のifを使う仮定法はいいんだけど、
as ifが非常に問題で、
まるで何々のようにのやつですね。
そうですね。
ちょっと例文を言うと、
例えば、I sometimes wish you were rich.
I sometimes hope you are rich.
っていう風に言った時に、
wishの時が仮定法で、
hopeの時は直接法、つまり仮定法ではないよっていう風に言うと。
これは単語が違うから分かるんだけど、
as ifの場合ですよ。
He behaves as if he knows nothing.
両方behaves、knowsで、
現在形っていうパターンと、
He behaves as if he knew nothing.
この場合、newっていう風にね、
過去形になってるから仮定法だ。
これは分かる。
これは分かるとしても、
じゃあbehaveの部分が過去形になった時、
He behaved as if he knows nothing.
He behaved as if he knew nothing.
っていう風に、
両方とも時勢がずれた時に、
He behaved as if he knew nothingって、
これ両方とも単純に
He behaves as if he knows nothingが、
時勢の一致で過去形になっただけなのか、
それともHe knewで仮定法になってるのか、
どっちなんだいっていう。
ちなみになんだけど、
訳がどうなるか知りたくて、
He behaved as if he knows nothingだと?
これどういう意味に?
彼は何にも知らないかのように振る舞っていた。
で、本当に知ってるかどうかは、
今でも分からない感じ。
って理解すればいいのかな?
で、He behaved as if he knew nothingだと、
仮定法的に捉えると、
あいつ知ってるくせに、
何も知らないかのように振る舞ってやがったら。
それと今問題になってる、
両方とも時勢が一致しちゃってるパターンで、
本当に知ってるかどうか分からない。
これとどっちなんだみたいな。
嫌味なのか、
それとも本当に一致知らないのかっていうのが、
これ区別できなくないっていう。
そういうことね。
めっちゃいいクエスチョンだよこれね。
これね、要は動詞で仮定法かどうかを決められるパターンと、
そうじゃなくて、
時勢で決めなきゃいけないパターンっていうのは存在するわけですよ。
で、今言ってくれたみたいに、
He behaved as if he knew nothingっていう風に、
両方過去形になったら、
はっきり言うと分かんない。
どっちか分かんないです。
そうだよね。
どうやってジャッジしたらええねんっていうのが、
多分ヒューガー先生のところに寄せられた質問だと思うんですけど、
非常に難しい問題だと思いますので、
ちょっとこれについて、
言語学の世界でどんなことが言われているかとか、
言語学の見方を使って少し整理をしたいよねっていう話を、
今日は持ってきました。
素晴らしい。よろしくお願いします。
まず第一にですね、
用語の整理をちょっとしておきたいんですけど、
みなさん仮定法ってどういう意味で使ってます?
何を指して仮定法って呼んでます?
もし○○ならばっていうところですよね。
それよくある間違いとして教えるんですよ。
あのー、ifで判断するの、
ちょ同時の過去形で判断しろと現場で教えております。
なるほどね。
でもそっちはありますね、確かにね。
もうちょこさんは仮定法って、
日常生活で時々単語として使うことあると思うんですけど、
どういう意味で使ってます?
もちろんそのifが入ってるとか、
過去形になってるとかもありながらも、
私どっちかっていうと、
意味として現実と切り離してる、
現実でありえない話をしている。
多分古文の世界だと反実仮想ってあったと思うんですけど。
ありますね。
鳥だったらとか、私があなただったらみたいな、
ありえない架空の話、針の話が、
明日雨だったらとかとレベチじゃないですか。
空飛べたらみたいな。
そこの意味側で結構仮定法っていう風に、
言っちゃってるかなって思います。
今すっごい良いディスティンクションが出てきましたね。
仮定法って実は一言なんだけど、
別のものを二つ指してるんですよね。
一般的に。
その仮定法って言った時に、
この英語の先生界隈では、
おそらく仮定法って言われたら、
if I were の形で過去が出てきて、
後ろのwouldって何々が出てくるみたいな、
あの形のことを仮定法って呼んでるし、
多分一般的には仮定法って言うと、
現実じゃない、
反現実とでも言いましょうか。
みたいなことについて話してるっていう風なことがあると思うんです。
結構これ用語の混乱だと思っていて、
今回話をしていくにあたって、
仮定法、いわゆるサブジャンクっていうですね、
インディカティブ、直接法って言ったら、
これは動詞の形、形式のことについて言ってるっていう風に思ってください。
意味の話をする時は、
反現実って言いたいと思います。
現実か現実じゃないか、
っていう意味の要素と、
形の要素をちょっと分けて考えてほしいのね。
今回の話で仮定法って出てきたら、
それは形の話で。
そう、サブジャンクティブって言いますけど、私はあえて。
サブジャンクティブ、仮定法って出てきたら、
それはもう動詞の形、さっき言ってくれたword wouldみたいな、
そういう形のことだと思ってほしいんです。
そうじゃなくて意味の話は、
反現実か現実かっていう風にちょっと呼び分けたいと思います。
結構じゃあ、人によって仮定法って言った時に、
見てるものが違うっていうのがリアルなとこなんですか?
と思います。
っていうか、えっとね、
これ後でちょっと出てくるんで台本ブレイクしないで。
失礼いたしました。
寝たまりね。
なので、ちょっとそこをまず、
最初に分けておいてから話を進めていきたいと思います。
はーい。
最初にヒューガー先生が出してくれた、
wishとhopeのパターンですね。
1番のI sometimes wished you were richって言ったら、
これ仮定法ですけど、
I sometimes hoped you were richって言ったら、
直接法ですね。
wishの場合は現実じゃないけど、
hopeの場合は現実として理解されるよってことですね。
だからwishの時は仮定法っていう風に、
呼ばれてるんだと思います。
で、これはすごく単純なんですよ。
何でかって言うと動詞で決まってるから。
そうだね。
要はwishって言う時って、
wishとhopeの分、さっきのやつSVOを振っていただくと多分分かると思うんですけど、
you were richの部分はwishとhopeのそれぞれ目的語に当たるわけじゃないですか。
で、これ前回も出てきましたけど、
動詞の個部、コンプルメントなんですね。言語学的に言うと。
なので、簡単に言うと動詞が意味的に要求している要素であるわけです。
で、そうすると動詞っていうのは基本的に目的語に選択制限っていうのを課すことができるんですよ。
どういう要素を取るかっていう。
例えばmixみたいな動詞って、
一個のものをmixすることできないから、
mix a and bみたいに複数のものを取るとか、
mix thoseみたいに複数形のものを取るっていう風に制限がかけられるわけね。
Mixがリクワイヤーしてくるってことですか?
そう、mixがその目的語に君たち複数じゃなきゃダメだよって要求をかけるってことができるわけです。
で、この観点から見るとこのwishとhopeっていうのも、
その自分の個部に来る説にどういう状況であってください、
どういう命題であってくださいっていう選択制限をかけることができるわけですね。
単純に言うとwishの場合は、
そのwishしてる人の信じてる世界において、
言ってる内容が反現実であるっていうことを前提にしてるし、
hopeの場合はそれが真偽未確定。
どっちでもいい。
現実の可能性もあるし、
反現実である可能性もあるよっていう風に定義してる。
動詞がそういうものを要求しているから。
じゃあこれはもう動詞レベルの話ってことなんですね。
そうです。動詞が何を前提としているか、
動詞が何を要求しているかっていう話で片付くと思います。
なので仮定法の判断はすごく簡単っていうことになるよね。
ここまで大丈夫ですか?
そこまではね。
僕も教えやすいんだよ。
動詞のせいだよって。
こういうもんだからっていうね。
hopeが求めてくるものとそのwishが求めてくるものが、
もうそこが違うだけっていう。
そこに尽きるってことですよね。
そうですそうです。本当にそれだけ。
それは結構イルヤナ・ハイムっていう
すっごい有名なMITのセマンティストの先生とか、
ハッカールっていう先生たちがまとめていることに書かれています。
結構ありがたい話ですね。
そうですね。
このまま言ってほしいです。
このまま言ってくれたら楽なんですよ。