お便りスペシャル回〜!
Welcome to Deep Structure Radio。
この番組は、言語学者のKeiと
アシスタントのもちこが
言語学の面白さを広めるべく、私たちが普段、何気なく使っている言葉について
言語学という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語っていく番組です。
はい、今回はね、お便りスペシャル回ということで、実はですね、
しばらく、7回くらいかな?特別ゲスト回をお送りしてたじゃないですか。
そうですね。
で、その間に、幾つか新しいお便りが届いておりまして、
ありがたいことなんですけれども ちょっとご紹介できてなくて溜まっているので
まるっとお便りを今回ご紹介していこうかなというふうに思っております
はい それでは今日も言語の深層へ潜っていきましょう
それではもちこさん本日最初のお便りをお願いします
はい ラジオネームエビカツさんからのお便りです
Kさんもちこさんこんばんは
ITエンジニアをしてますエビカツです
先日のお便りを取り上げてくださりありがとうございました
これは第2回の時ですかねお便り回ね
はい 私はプログラミングが仕事なのですが
読みやすいソースコードの条件の一つとして命名規則というものがあります
内容に過不足なくかつ少しでも短くするために世のプログラマーは命名に日々悩まされます
AIによりコードを読むことが減って過読性を重視することも減りましたが
プログラムはコンピューターの処理を表すので
例えば税金の計算をする処理は軽くタックス
上に動く処理はトゥアップと表現しています
英語にはない動詞や前置詞から始まったり異様な省略があります
また赤い文字をテキストレッドのような統治をする
詳細度の高い情報を後ろに置くためことも多くあります
このように機械に説明するためやメモリの節約のため
ある種の文法破壊が行われていると思います
言語学的にはこのような文法についてはどのように感じますか
またより短い単語数短い音説数で伝えるための
言語学的なアプローチはあったりしますかとお便りをいただいております
はいエビカツさんお便りありがとうございます面白い発見ですね
これは多分プログラマーというプログラミングを仕事にされてるからこその気づきだと思うんですけど
面白い発見だなというふうに思いました
であの文法が破壊されているかと言われると
どうかなという気もするんですよねというのはそのプログラミングには多分プログラミングの文法があって
おそらくそれに従っているのではないかと
いうような気がするんですよね
なんか私はこう一種のジャーゴンじゃないですけど
結構この日本語と英語の良いとこどりというか
日本人だから読めたよねこれみたいなでも
英語の単語を使っているとか
なんかそこが結構
いいとこどりなのかなっていうふうな感覚はありますけどね
そうですね何だろうなんか例えばこの最初のあのカルクタックスって多分カルキュレイトタックス
そうですねタックスを計算するの多分省略という感じなんでしょうね
でなんかこういう書き方ってあの私たち形式意味論というのをやるので
あのいわゆる術語論理っていうやつを使うんですよ
多分皆さんが一番よく見たことあるのは f カッコ x みたいな書き方
あれって関数の書き方なんですけどあれになんか近いような感覚で実は言語を見ているところがあって
これもカルキュレイトっていう動詞がその
fx の f のところですよねでなんかそのタックスっていうのがその x のところ
みたいな感じでそれをまあ一つの命令として作ってるみたいな感じなのかなとかって思ったんで
その意味ではなんかそんなに変じゃないというかむしろ理にかなってる気がしたんですよね
これ悩んでいるプログラマーやっぱり私の知り合いにもいて
あまり英語が得意ではないプログラミングをされているエンジニアの方がいて
でこう絶妙な単語を探している
これなんていうみたいな感じで英単語を聞かれたりしたこともありましたし
なるほどただ逆にこれおそらく悩みの種の一つかなーって勝手に推察してるんですけど
あの機械も読むんですけど同僚も読んだりするんですよね行動そうですねだから人間にとってもある程度読みやすい
読んで何の命令かがわかる形じゃなきゃいけないということですよねそうなんですだからその
英語が苦手だったエンジニアの悩みの種は
こう私に英単語を聞いたときにそれが中学生高校生レベルの英単語なのであれば
なんかこうみんな読めるだろうから自分が知らないだけだから
今回の軽くみたいな形で英単語でいいだろうけど
あまりにもニッチだったりすると結構日本語を使ったりするんですよ
そうなんだ動詞はちょっとわかんないですけどこう名詞とかで
なんか色だったらわざわざilo色じゃなくてカラーでいいと思うんですけど
そこがこれどんくらいみんな知ってる単語かなーみたいなのが
こうなんて言うんですかね
あまりこう自分が得意じゃなかった分みんなは普通にこうカタカナ語に近いクラスで
ホビーとかも例えばその趣味なのホビーなのみたいなとことかで
なんかこうみんなが知ってるんだったら英単語で書いちゃうし
あまりにもマイナーなんだったら
あの
もう
いっそのコトロをマジで行くしみたいなところは結構悩んでたこと見かけたことありますよ
なるほどじゃあ結構その辺は英語と日本語ミックスみたいなことが
発生するんですね特にこう固有名詞っぽいところだったりすると
やっぱり何でしょう例えば
あの中学生高校生の教科の名前科目の名前の時に
なんかこう社会ってあった時に
なんかあのソーシャルスタディって書く別に社会でいいみたいなところで
そういうまあちょっと反固有名詞みたいな扱いのところ
なんか歴史はでもヒストリーでいいかなみたいなところの塩梅が
なんかそこまで別にガチガチには決まってないし別にコンピューター目線どっちでもいいし
みたいなところがあると
なんかこう
悩むというかなんか何がしっくりくるかなみたいなのは意外と
各個人というかの感覚値みたいなところはあるのかな
でもすいません私もそんな詳しいわけじゃないので
ちょっとnとしては少ない省略にはなってしまうんですけど聞いたことはありました
なるほどね面白いですね
あと僕個人的にちょっとto upはまあ
go to upの5を落としたんだなっていう感じがしたんであれだったんですけど
textとredみたいのは面白いし私も使うんですよ
あの論文書くときにこれ理系の人とか数学
とかやってた人たちは結構使うんですけどラテックスっていう微文章作成ソフト
がソフトって言わないのかあれはオープンソースなのでソフトじゃないんですけど
あのを使うことが多くでそのラテックスもやっぱテキストカラーレッドみたいな命令があったりするんですよね
なんで使うんですけどこれもなんか英語から見ると結構変な感じがするっていう
エビカツさんの感覚はすごい正しいんですよねやっぱレッドテキストにしたいし
あのレッドブックブルーブック
レッドアップルで一緒でそのアップルレッドじゃないですよねそうそうそうそう
あのミセスアップルレッドじゃないじゃないですか
みたいな感じなんであのその感覚はすごい正しいと思うんですけど
実はあの後ろから就職するって
そんなに珍しいことじゃないんですよ言語的には
あのフランス語とかも確かえっと形容詞名詞の後ろから就職するっていうのがあったりとか
えっと英語でもsomething blue
とかsomething red somethingとかみたいな
あのそういうものは結構後ろから形容詞がかかるっていうことがあるので
ある意味そっちの拡張なのかなっていうのが一つ
エニシングトゥードリンクみたいなやつですねそうですねはいはいはい
とかっていうようなのが一つ思ったこととしてあって
あともう一つはその詳細度の高い情報を後ろに置くためっていうのもすごい良いポイントだなと思って
てあの英語って
エンドフォーカスって呼ばれたりするんですけど基本的に
文章があったら後ろの方が新情報なんですよ
新しい情報って後ろの方に来やすくて前の方に基地の情報を置くっていう
そういう
特性というか言語全体の特性として比較的あるんですけど
後ろに来るものの方がより焦点
的な要素大事な情報
なんか左から右感というか時系列感あるんでしょうね
そうですねなんとなくみたいな意味でもその後ろに置くっていうのはある意味
人間的というか理にかなってるんじゃないかなっていうふうに思ったんですよ私は
でもコンピューターもなんならそれが
ハッピーってことですよねおそらくそうなんでしょうね
まあコンピューターはどういう命令下してもそのこの命令を見たらこうしなさいっていう多分その
まあ本当にまさしく機械的と言えばそれなんですけど
のところがあると思うんでいわゆるそのコンパイラーって言ったりすればいいのかな私も詳しくないですけど
があるのでまたあの話違ってくるかなと思うんですけど一応そういう部分なのかなっていう
ふうに思いますね
でこれ最後の質問
ところにちょっと移りたいんですけど
より短い単語数とか音説数で伝えるためのアプローチはありますかっていうのはこれ難しい質問だなぁと思う
一つはあの今回みたいにそのカルクタックスと言ったらカルキュレーションの頭を取る
いわゆるクリッピングって呼ばれるんですけどあの日本語でもやりますよねその
ビルディングじゃなくてビルみたいな
頭だけ取るっていうまあクリッピングっていうのが一つの方法
として考えられるかなっていうのはありますでそれ以外で言うと
私が思ったのはあのアラビア語と同じシステム
シーンだけ書く
TKGみたいなことですか
そうそうそうそう
あの醍醐みたいな感じ
ただやっぱり過読性が下がると思うんですよね醍醐みたいなことすると
そうですね北側傾向しかわかんないみたいな時ありますもんね
なのでそれが難しいかなと思うんですけどでも例えばテキストだったらTXTでもまあ
とかってたぶんネイティブも使うんですねtext me
txt meとかで使ったりするのでそういうであの拡張子になってるじゃないですかテキストファイル
txt で拡張しとかっていうこともできるので
そのくらいのその母音を削る
だったらできるかなっていうふうに思ったりしたんですよねだから例えば
ヒストリヒストリとヒストグラムとかだとヒストまで切っちゃったらどっちかわかんないみたいなことがある時に
もしかしたらその
シーンだけ残す
ありますよねなんかこうメールアドレスとかもそうやって作られている方とかいらっしゃいますね
であの実際にアラビア語とかってそうじゃないですか
まあ母音だけ残されたらね何も困りちゃいますけどシーンだけだったらね確かにこう
まあアラビア語は母音の数が少ないああいうの3つしかないので
基本的にはなのでまあ省略されても読めるっていうのはある
んですよ英語の場合はそれだとうまくいかないので
その辺はちょっと難しいところかなと思いますけど
なんかこう一つのアイディアとしてはありかなっていう気はしましたね
そうですね
そんなところですかね
結局短くして重複があるっていうのは言語としては厄介というか許せないことだと思うので
そうですね
やっぱり同音異語が日本語も多いじゃないですか
そうするとこう分かりにくくなっちゃうっていうところでこう
過不足なくってどの世界でも難しいんだなっていうそうですね
こう削りすぎて意味がこう二重になってしまったりこう唯一無二のものがさせなくなってしまうと
今度機能が失われてしまうと思うので
なかなかそこの
塩梅というかどこまでギリギリ攻めるかみたいな戦いにはなりそうな感じはしますバランス感覚が試され
ますね
そんなような気がしました
ということでエビカツさんお便りありがとうございました
はいそれでは次のお便りお願いします