1. Deep Structure Radio〜 Keiともちこの言語学研究室 〜
  2. #36 コーディングでは文法が壊..
#36 コーディングでは文法が壊れてる⁉︎【DSRお便り回#3】
2026-10-01 35:00

#36 コーディングでは文法が壊れてる⁉︎【DSRお便り回#3】

Kei
Kei
Host

今回はいただいたお便りにゆるくお答えします!まだまだいいお便りをたくさんいただいているので、近いうちにもう1本撮ります! オープニング RN えびかつさんからのお便り RN 梔子さんからのお便り RN ごさいさんからのお便り エンディング-------------------------------------------------------【番組概要】言語学者のKeiとアシスタントのもちこが日常に溢れる「ことば」の不思議を「言語学」という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語るポッドキャスト番組。通勤中や散歩のお供に、言葉の知的探求を。📩 番組へのお便り(感想・質問はこちらから!)⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/m9wDyq7rFonBdbrh7⁠⁠⁠⁠⁠X (twitter) : @DSRroom101をフォローして、#DSR101まで!【更新】 毎週木曜夜7時-------------------------------------------------------【出演者】Kei:若手言語学者。アメリカで博士号を取得後、現在は日本の大学で働いている。専門は生成統語論、形式意味論、形式語用論。ときどき、心理言語学の研究も。ウイスキーが好き。もちこ:Deep Structure Radio アシスタント。仮面をかぶって会社員をしているが、中身は結構やべーやつ。苦手な科目は「せいかつ」と「どうとく」。-------------------------------------------------------【使用BGM・効果音】本エピソードでは以下のサイトの音声素材を使用しています。・DOVA-SYNDROME( https://dova-s.jp/ )・ニコニ・コモンズ( https://commons.nicovideo.jp/ )--------------------------------------

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

今回は三つのお便りを通じて、プログラミングの命名規則、地域方言の「よう」、グライスの会話の公理を取り上げる。プログラミングでは、英語と日本語が混ざった短い命令名や「text red」のような語順を、独自の文法や読みやすさ、情報を後ろに置く性質から考える。短縮にはクリッピングや母音を省く方法がある一方、曖昧さとのバランスが必要だと説明する。神奈川などで動詞の後に付く「よう」は、必要・当然さや未来の見込みに関わる表現ではないかと推測され、用例収集の必要性が語られる。また、日本語の方言は同じ日本語に含まれながら相互理解できない場合があるという研究上の位置づけも紹介される。最後は、船上にいることを「海の上」と答える例や、反抗期の「普通」「別に」をグライスの公理違反として分析する。沈黙や無回答は、協調からの離脱、意図的な逸脱、単なる違反など文脈によって意味が変わる。さらに『HUNTER×HUNTER』の真実だけでごまかす場面を例に、四つの公理は同じ重さではなく、質を守りながら量や様態を破ることがあると説明する。

プログラミング言語の短縮と語順
お便りスペシャル回〜!
Welcome to Deep Structure Radio。
この番組は、言語学者のKeiと
アシスタントのもちこが
言語学の面白さを広めるべく、私たちが普段、何気なく使っている言葉について
言語学という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語っていく番組です。
はい、今回はね、お便りスペシャル回ということで、実はですね、
しばらく、7回くらいかな?特別ゲスト回をお送りしてたじゃないですか。
そうですね。
で、その間に、幾つか新しいお便りが届いておりまして、
ありがたいことなんですけれども ちょっとご紹介できてなくて溜まっているので
まるっとお便りを今回ご紹介していこうかなというふうに思っております
はい それでは今日も言語の深層へ潜っていきましょう
それではもちこさん本日最初のお便りをお願いします
はい ラジオネームエビカツさんからのお便りです
Kさんもちこさんこんばんは
ITエンジニアをしてますエビカツです
先日のお便りを取り上げてくださりありがとうございました
これは第2回の時ですかねお便り回ね
はい 私はプログラミングが仕事なのですが
読みやすいソースコードの条件の一つとして命名規則というものがあります
内容に過不足なくかつ少しでも短くするために世のプログラマーは命名に日々悩まされます
AIによりコードを読むことが減って過読性を重視することも減りましたが
プログラムはコンピューターの処理を表すので
例えば税金の計算をする処理は軽くタックス
上に動く処理はトゥアップと表現しています
英語にはない動詞や前置詞から始まったり異様な省略があります
また赤い文字をテキストレッドのような統治をする
詳細度の高い情報を後ろに置くためことも多くあります
このように機械に説明するためやメモリの節約のため
ある種の文法破壊が行われていると思います
言語学的にはこのような文法についてはどのように感じますか
またより短い単語数短い音説数で伝えるための
言語学的なアプローチはあったりしますかとお便りをいただいております
はいエビカツさんお便りありがとうございます面白い発見ですね
これは多分プログラマーというプログラミングを仕事にされてるからこその気づきだと思うんですけど
面白い発見だなというふうに思いました
であの文法が破壊されているかと言われると
どうかなという気もするんですよねというのはそのプログラミングには多分プログラミングの文法があって
おそらくそれに従っているのではないかと
いうような気がするんですよね
なんか私はこう一種のジャーゴンじゃないですけど
結構この日本語と英語の良いとこどりというか
日本人だから読めたよねこれみたいなでも
英語の単語を使っているとか
なんかそこが結構
いいとこどりなのかなっていうふうな感覚はありますけどね
そうですね何だろうなんか例えばこの最初のあのカルクタックスって多分カルキュレイトタックス
そうですねタックスを計算するの多分省略という感じなんでしょうね
でなんかこういう書き方ってあの私たち形式意味論というのをやるので
あのいわゆる術語論理っていうやつを使うんですよ
多分皆さんが一番よく見たことあるのは f カッコ x みたいな書き方
あれって関数の書き方なんですけどあれになんか近いような感覚で実は言語を見ているところがあって
これもカルキュレイトっていう動詞がその
fx の f のところですよねでなんかそのタックスっていうのがその x のところ
みたいな感じでそれをまあ一つの命令として作ってるみたいな感じなのかなとかって思ったんで
その意味ではなんかそんなに変じゃないというかむしろ理にかなってる気がしたんですよね
これ悩んでいるプログラマーやっぱり私の知り合いにもいて
あまり英語が得意ではないプログラミングをされているエンジニアの方がいて
でこう絶妙な単語を探している
これなんていうみたいな感じで英単語を聞かれたりしたこともありましたし
なるほどただ逆にこれおそらく悩みの種の一つかなーって勝手に推察してるんですけど
あの機械も読むんですけど同僚も読んだりするんですよね行動そうですねだから人間にとってもある程度読みやすい
読んで何の命令かがわかる形じゃなきゃいけないということですよねそうなんですだからその
英語が苦手だったエンジニアの悩みの種は
こう私に英単語を聞いたときにそれが中学生高校生レベルの英単語なのであれば
なんかこうみんな読めるだろうから自分が知らないだけだから
今回の軽くみたいな形で英単語でいいだろうけど
あまりにもニッチだったりすると結構日本語を使ったりするんですよ
そうなんだ動詞はちょっとわかんないですけどこう名詞とかで
なんか色だったらわざわざilo色じゃなくてカラーでいいと思うんですけど
そこがこれどんくらいみんな知ってる単語かなーみたいなのが
こうなんて言うんですかね
あまりこう自分が得意じゃなかった分みんなは普通にこうカタカナ語に近いクラスで
ホビーとかも例えばその趣味なのホビーなのみたいなとことかで
なんかこうみんなが知ってるんだったら英単語で書いちゃうし
あまりにもマイナーなんだったら
あの
もう
いっそのコトロをマジで行くしみたいなところは結構悩んでたこと見かけたことありますよ
なるほどじゃあ結構その辺は英語と日本語ミックスみたいなことが
発生するんですね特にこう固有名詞っぽいところだったりすると
やっぱり何でしょう例えば
あの中学生高校生の教科の名前科目の名前の時に
なんかこう社会ってあった時に
なんかあのソーシャルスタディって書く別に社会でいいみたいなところで
そういうまあちょっと反固有名詞みたいな扱いのところ
なんか歴史はでもヒストリーでいいかなみたいなところの塩梅が
なんかそこまで別にガチガチには決まってないし別にコンピューター目線どっちでもいいし
みたいなところがあると
なんかこう
悩むというかなんか何がしっくりくるかなみたいなのは意外と
各個人というかの感覚値みたいなところはあるのかな
でもすいません私もそんな詳しいわけじゃないので
ちょっとnとしては少ない省略にはなってしまうんですけど聞いたことはありました
なるほどね面白いですね
あと僕個人的にちょっとto upはまあ
go to upの5を落としたんだなっていう感じがしたんであれだったんですけど
textとredみたいのは面白いし私も使うんですよ
あの論文書くときにこれ理系の人とか数学
とかやってた人たちは結構使うんですけどラテックスっていう微文章作成ソフト
がソフトって言わないのかあれはオープンソースなのでソフトじゃないんですけど
あのを使うことが多くでそのラテックスもやっぱテキストカラーレッドみたいな命令があったりするんですよね
なんで使うんですけどこれもなんか英語から見ると結構変な感じがするっていう
エビカツさんの感覚はすごい正しいんですよねやっぱレッドテキストにしたいし
あのレッドブックブルーブック
レッドアップルで一緒でそのアップルレッドじゃないですよねそうそうそうそう
あのミセスアップルレッドじゃないじゃないですか
みたいな感じなんであのその感覚はすごい正しいと思うんですけど
実はあの後ろから就職するって
そんなに珍しいことじゃないんですよ言語的には
あのフランス語とかも確かえっと形容詞名詞の後ろから就職するっていうのがあったりとか
えっと英語でもsomething blue
とかsomething red somethingとかみたいな
あのそういうものは結構後ろから形容詞がかかるっていうことがあるので
ある意味そっちの拡張なのかなっていうのが一つ
エニシングトゥードリンクみたいなやつですねそうですねはいはいはい
とかっていうようなのが一つ思ったこととしてあって
あともう一つはその詳細度の高い情報を後ろに置くためっていうのもすごい良いポイントだなと思って
てあの英語って
エンドフォーカスって呼ばれたりするんですけど基本的に
文章があったら後ろの方が新情報なんですよ
新しい情報って後ろの方に来やすくて前の方に基地の情報を置くっていう
そういう
特性というか言語全体の特性として比較的あるんですけど
後ろに来るものの方がより焦点
的な要素大事な情報
なんか左から右感というか時系列感あるんでしょうね
そうですねなんとなくみたいな意味でもその後ろに置くっていうのはある意味
人間的というか理にかなってるんじゃないかなっていうふうに思ったんですよ私は
でもコンピューターもなんならそれが
ハッピーってことですよねおそらくそうなんでしょうね
まあコンピューターはどういう命令下してもそのこの命令を見たらこうしなさいっていう多分その
まあ本当にまさしく機械的と言えばそれなんですけど
のところがあると思うんでいわゆるそのコンパイラーって言ったりすればいいのかな私も詳しくないですけど
があるのでまたあの話違ってくるかなと思うんですけど一応そういう部分なのかなっていう
ふうに思いますね
でこれ最後の質問
ところにちょっと移りたいんですけど
より短い単語数とか音説数で伝えるためのアプローチはありますかっていうのはこれ難しい質問だなぁと思う
一つはあの今回みたいにそのカルクタックスと言ったらカルキュレーションの頭を取る
いわゆるクリッピングって呼ばれるんですけどあの日本語でもやりますよねその
ビルディングじゃなくてビルみたいな
頭だけ取るっていうまあクリッピングっていうのが一つの方法
として考えられるかなっていうのはありますでそれ以外で言うと
私が思ったのはあのアラビア語と同じシステム
シーンだけ書く
TKGみたいなことですか
そうそうそうそう
あの醍醐みたいな感じ
ただやっぱり過読性が下がると思うんですよね醍醐みたいなことすると
そうですね北側傾向しかわかんないみたいな時ありますもんね
なのでそれが難しいかなと思うんですけどでも例えばテキストだったらTXTでもまあ
とかってたぶんネイティブも使うんですねtext me
txt meとかで使ったりするのでそういうであの拡張子になってるじゃないですかテキストファイル
txt で拡張しとかっていうこともできるので
そのくらいのその母音を削る
だったらできるかなっていうふうに思ったりしたんですよねだから例えば
ヒストリヒストリとヒストグラムとかだとヒストまで切っちゃったらどっちかわかんないみたいなことがある時に
もしかしたらその
シーンだけ残す
ありますよねなんかこうメールアドレスとかもそうやって作られている方とかいらっしゃいますね
であの実際にアラビア語とかってそうじゃないですか
まあ母音だけ残されたらね何も困りちゃいますけどシーンだけだったらね確かにこう
まあアラビア語は母音の数が少ないああいうの3つしかないので
基本的にはなのでまあ省略されても読めるっていうのはある
んですよ英語の場合はそれだとうまくいかないので
その辺はちょっと難しいところかなと思いますけど
なんかこう一つのアイディアとしてはありかなっていう気はしましたね
そうですね
そんなところですかね
結局短くして重複があるっていうのは言語としては厄介というか許せないことだと思うので
そうですね
やっぱり同音異語が日本語も多いじゃないですか
そうするとこう分かりにくくなっちゃうっていうところでこう
過不足なくってどの世界でも難しいんだなっていうそうですね
こう削りすぎて意味がこう二重になってしまったりこう唯一無二のものがさせなくなってしまうと
今度機能が失われてしまうと思うので
なかなかそこの
塩梅というかどこまでギリギリ攻めるかみたいな戦いにはなりそうな感じはしますバランス感覚が試され
ますね
そんなような気がしました
ということでエビカツさんお便りありがとうございました
はいそれでは次のお便りお願いします
方言「よう」の意味を探る
はいラジオネーム口なしさんからのお便りです
k さんもちこさんこんばんはこんばんはいつも楽しく拝聴させていただいています
今回初めてお便りを書きます
私は神奈川県民なのですが普段自分が日常的に使っている話し言葉が
実は一般的な言い回しではないのではと
前々から思っていたことがひょんなことから判明したというお話です
それは用語の使い方です
例えば何かを買うときにほにゃほにゃを買うようでしょう
どこかへ出かけるときにほにゃほにゃへは行くようだから
何かの準備をするときにこれも持ってくようでしょう
と買う食べる行く話すなど動詞の後につき
なくても伝わるあるいはんに置き換えられるものになります
このようは何なんだという話は家族でも時折出てはいたものの
調べても関西のようしか出てこず
母は昔から言ってるからあまり気にしたことがないというので
結局方言なんだろうけど何のようなのかはわからないまま終わっていました
ところがつい1年ほど前にツイッターで
遠い表現のようだで茨城や栃木で同じように使われているというツイートが流れてきて
そこから関東の一部地域で同様に使われていることを知りました
リプライにはようのところに必要のようの漢字を当てている人もおり
それにも納得できましたし
自分が住んでいる地域も該当の地域に近いので
十数年わからなかったようの輪郭がはっきりした感じがしました
ちょっとした追記ですがようは買う食べる行く話すなど動詞の後につくと言いましたが
話の流れによってはするやるの後にもつきます
よりわかりにくい内容になりますとお便りをいただいております
はい口なしさんありがとうございます
うーんなるほどこれは初めて聞いたんですけど私
のちこさん聞いたことありますこのようっていう使い方
なんか
自分では使わないけど言われても全く違和感ないなぁという感じはしましたけどね
本当ですか私はなんか初めて聞いたなぁと思って
まあ遠い表現ということなので多分買わなければならないみたいな
あのそういう必要があるんでしょうそれが当たり前だよねっていうそういう
表現として使われているんじゃなかろうかっていうことだと思うんですけど
あんまり聞いたことがないので
雨が降るようだとかの用途が違うってことですね
そうですねそうですね
それはいわゆるエビデンシャルって呼ばれる
証拠性って言ったらいいのかな
自分がどれくらい
雨が降るっていう
イベントに対してどれくらい確証を持っているかとか
誰から聞いたかみたいな
その情報の元ソースを表すためのようだっていう使い方があるんですけど
どうもそれとは違いそうだなっていうのは
あの文脈を見る限り
そうだなっていうふうに感じました
だけど何なのかよくわからないっていうのは
確かにそうですね
んに置き換えられるってことなので
おそらくのだ
のんだと思うんですねこれ
何々のだのが
んっていうふうに縮まってる形だと思うので
あのいわゆるのだ文
っていうのはそうあるべきだとか
そうだっていうその断定の
表現として使われるので
それの
ある種変異というか
あの
なんていうのかな
あしゅみたいな感じなのかな
と思いながら聞いてたんですけど
なんかこう
その遠い表現と類推もちょっと
間というか
グラデーションみたいになってるかな
っていうふうにも思っていて
なんかこう
どうやら階層だみたいなニュアンスだったりとか
なんかそうなるような未来が
見えているみたいな
印象はありますけどね聞いたときに
そうですねなんか
ちょっとモーダルっぽいというか
シュルとかマストとか
なんかそういう未来が見えてるみたいな
あもうこれ
本人買うかな買わないかなって迷ってるけど
あいつ絶対買うよ
みたいな感じだったりとか
なんかこうらしいより
なんかまたニュアンス違うかなとはもちろん
思うんですけど
なんかこう
この子にしか表せない
らしいとも違うんとも違う
絶妙なラインが
ネイティブじゃないのでわかんないんですけど
ありそうなのは
ちょっとわからんでもないなと
私もエリア的には近いので
なんかあるぞっていう感覚は
ありますね
なんかちょろっと調べた感じ
神奈川の一部地域とか
ここでも言われてますけど
栃木茨城とか
福島の方ではまたちょっと違う
使い方があったりするようですけど
東日本で
ところどころこのようっていうのはどうも
使われてるようです
そこまでしか今回の調べでは
わからなくて
いくつかリサーチをかけてみたんですけど
そんなにこれに注目して
めちゃくちゃ研究してます
みたいな人がちょっと出てこなかったので
研究の新しい種じゃないですか
そうねそうかもしれない
ただどれくらいこれ
ナチュラルに使ってる人がいるのか
私全然わからないので
ぜひそういう方がいたら
この用についても情報
こういう時は使えますとかこういう時はダメですっていう
言語学の中で
こういう時には使えませんっていう情報って
すごい大事なんですよ
だからこういう時に使えるっていう
用例今回たくさんいただいて
すごいありがたいんですけども
ぜひこれの時にこの用が
出てくるとなんかすごい気持ち悪い
ムズムズするみたいなのがあったら
それも送っていただけるとありがたいな
というふうに思いますね
うんうん
方言難しいですよね
単語レベルだとわかる
わかりやすいというか
なんですけどこういうこう
単語と文法の間くらいと言いましょうか
でこう
あの藤梨さんもおっしゃってましたけど
そもそも自分的には
方言かどうかもわからない
でもなんか周りであんまり言ってる人いないな
なんだこれっていうのが
おそらく単語とかだったら
検索したら出てくる出てこない
ここの方言だが調べられるんですけど
こういうこう絶妙なところ
語尾とかもわかりやすいですけど
こういう間に入ってくるものだと
なかなかこうヒットもしなければ
こう納得感の得る回答が
見つけづらい
方言なのか
あるいは家族だけで
使っていた何かなのかっていう
こうもやもやする感じって
私もいくつかあったりしたので
わかるなぁとお便りを読みながら
感じていました
日本語方言と相互理解
そうですねこの用については
今後少しずつ用例を集めながら
どういう意味なのかっていうのを推測していくのは
面白いテーマになりそうですね
それから前回
エビカツさんが質問してくださった
話とちょっと絡むと思うんですけど
方言って基本的には
お互いに言っていることがわかる部分までが
方言というかその一つの言語だ
みたいな話をしたの覚えてます?
このこないだ行った学会で
方言研究のお話をされている先生がいて
その中で私も知らなくて
すごいびっくりしたので
今回のお便りに添えて情報訂正というか
最新のその日本語の社会言語学
方言研究で何が言われているか
という話をちょっと聞いてきたんですけど
どうも昔から
日本語の研究においては
日本語の方言は
ミューチュアリーインテリジャブルじゃないっていう
要は相互理解ができるような方言じゃない
っていう話があって
言語学的というか
いわゆる西洋的な言語学の定義でいくと
方言ってお互いに理解できる
ところまでが
方言という風に区切られるんですけど
日本語の場合は
さつま弁と長州弁でお互いが言っていることが
理解できないと
そういうトリビアありましたよね
前も言ってましたよね
青森県の人とさつまの
方言で喧嘩ができるかみたいな
みたいなところで
日本語は形態としては方言というか
括りとしては方言なんだけど
お互いにお互いが言っていることが
分からないという点で
方言としては不思議なところがある
みたいな話をされていて
でもお互いが言っていることが分からないんだったら
それは別の言語なんじゃないですか
って呼んだ方が良さそうな気がしますよね
けど一応
日本語の歴史
方言とかの歴史を研究している先生としては
やっぱり日本語の括りなんだと
だけど
方言同士で話すと
わけが分からないっていう
結構不思議なステータスが不思議な
言語として扱われている
側面があるようです
そうなんですね
それは私も知らなかったので
今回勉強になったなと思ったんですけど
今回のお便りに沿えて
情報訂正させていただきました
ということで口なしさん
お便りありがとうございました
それでは次のお便りお願いします
グライスの公理と沈黙
ラジオネーム5歳さんから
お便りいただいております
いつもありがとうございます
Kさんもちこさんこんにちは
第19回グライスの氷のお話
とても面白かったです
毎日やっていると言っても過言ではない
県外の意味を指して行われる会話を
こんなに整然と
分析してあるなんて
あまりに華麗と感動しながら
聞かせてもらいました
船に乗って仕事をする父に
今どの辺にいるの?と連絡すると
決まって海の上へと帰ってきた
あれは私をおちょくって
いるのだと思っていましたが
寮の氷に違反して何か指して
欲しかったのかもしれませんね
他にも思い当たったのは
反抗期を迎えた
小中学生が
今日学校どうだった?と聞かれて
普通とか別にとか
ぶっきらぼうに答えるやつ
寮の氷や陽台の氷に
違反してこれ以上触れて
くれるなと態度で示している
ように思います
ほーグライスの氷を
違反して始めたかと思うと
そのぶっきらぼうさに腹が立たなくて
いいかもしれませんね
これ無言
沈黙無視なんかは
どういった扱いなんでしょう
会話にあるべき返答がないから
寮の氷への違反
とは言えそうです
また沈黙は気になり
や黙認といった言葉があるように
黙ることによって
うまく切り抜けようとする場面もあります
嘘は言いたくないけれど
本当のことも言えないから
無言を選ぶという場面も
しばらくは今私
どの氷に違反したかなと
考えながら日々を過ごすことになりそうです
とお便りをいただきました
はいゴーサイさん
いつも面白いお便りありがとうございます
本当にいいお便り書くよね
この人ね
すき
本当にありがとうございます
そうですね
お話したいことはいろいろあるんですけど
まずグライス会お聞きでない方のために
リンクも概要欄に貼っておくんですけど
簡単におさらいすると
グライスの言ってたこととしては
会話の参加者っていうのは
協力的に
相手に協調的に行動しましょう
っていう前提のもとに
必要なことを多すぎず少なすぎず話しなさい
嘘をつかないこと
関連性のあることを言いましょう
曖昧さを避けて簡潔に順序よく話しましょう
っていうこの4つのルールに従って
話を進めてるんじゃないか
っていうのがグライス会の
大枠のお話だったわけですね
お話ししたいことは
いろいろあるんですけれども
沈黙とか無回答を
どういう風にまず扱うかっていう
ご質問の部分に最初にお答えしたいと思います
これはですね
お便りの中でおっしゃってたように
量の合理への違反っていう風に捉えられることが
多いんですが
それが単純な
違反なのかそれとも
意図的な逸脱
フラウトなのかオプトアウト
そこからもそもそも
おりますよっていう宣言なのか
っていうことによって
ちょっとメッセージが変わってくるっていう風に
考えられてると思います
これねいい質問すぎてちょっと
解説が難しくなっちゃうんですけど
許してください
まず一番
単純なオプトアウトっていうところから
いきたいと思いますこのオプトアウトっていうのは要は
一番大前提の
協調の原理から
おります私はここに協調的
ではありませんっていう宣言なんですね
脱退ですか
あなたとは協力しません
っていう宣言これがオプトアウト
なんですねなので分かりやすい例で
いくと政治家のそれについては
ノーコメントでと一緒
だと思ってください
記憶失ったりとかコメントは
差し控えさせていただきます
それについて私は協調的
ではありませんよっていう態度の
提示
反抗期少年たちもそうかもしれないですね
結構オプトアウトに
近いところに
あります
そうですね脱退です反抗期の少年の
場合はそんなの関係ないでしょう
とかまだ言ってくれてるだけ
協調の原理は破ってないと思うんですよ
仕方はしてないですね
そう普通とか別にってこの
考え方もいいよね
中学生と反抗期の男の子
持ってるお母さんとかさ
こいつもついにグライスの氷に反し始めたな
とか思ってたらさ
気持ち楽じゃない
確かにそういう目で
見守りたいですね
いいスタンスだよね
なので
この例の場合は普通とか別にって
答えてくれてるんでオプトアウトには当たらないんですよ
なるほど
ただ完全に無視して答えませんっていうのを
行った場合に一番起こりやすいのは
ある意味オプトアウトだと思います
だからドア閉めちゃって
ノックしても返事がないとか
記録無視するとか
そうです
これとは別に
あえて破る
絶対君答え知ってるよね
なのに黙っているっていうのは
それについて聞かないでね
っていう願意
会話の推移を生むための
フラウと逸脱
という風に考えられる
だから要は相手との関係性であったり
相手がどういうことを
私について知っているか信じているか
っていうことが少し関わってきちゃうんですよね
なので
それを無視された側の人間が
絶対あいつは知っている
っていうことを分かっているのであれば
それはある意味逸脱になって
量の合理への違反
それは関連のあることを
言わないっていう点で
関連性の合理を破ってるっていう
解釈にもなりますか?
なります
なので合理への違反って必ずしも一つとは
限らないんですよね
重なってくることもあるので
なので例えば質の合理に
違反して嘘をつくときに
すごく冗長な嘘をついたらそれは
量体の合理への違反も含みますよね
モンスターズインクじゃなくて
シュレックの話でありましたね
シュレックの場合は嘘は言ってないので
完全な量体の合理なんですけど
の違反なんですけど
そういうふうに違反っていうのは
必ずしも一つとは限らないので
絡んでくることもあります
あえて相手が分かっているのに
公然と破るっていうことをすると
前回言った推論のステップ
を踏むことによって
私にそのことについて
聞かないでねっていう限界の
メッセージを生むっていうことができるわけですね
だから
質問へ沈黙するとかってする
したら答えたくないとか答えられないようになるし
批判員に対して沈黙してるんだったら
ある意味黙認みたいな感じ
の害になったりとか
否定しないってことはさ
そういうことだからさみたいなのありますよね
はい
とかっていうようなふうに合理的な推移を
持って解釈するということになります
最後
最初に言った違反ですね
完全にそれをこっそり破る
その悪意を持って
破るというか
っていうことになるとそれは知っていて黙っているよね
っていうことになるんですけどこの場合は
ただ違反しているだけなので
公然的な違反じゃないんですよね
分かるでしょって違反してるわけじゃない
なので
その場合は害を生むっていうふうには
考えられないと思いますなので
一口に沈黙って
言っても違反してる事例は
完全に量とか
関連性の合理への違反っていうふうになるんですけど
その文脈によって
それがオプトアウトなのか
逸脱なのか
それとも完全な違反なのかっていうことは
変わってくると思いますし
中でもその害が出てくる
聞かないでくれとか答えられないんだよ
っていうような害を出すのは
これが公然の
逸脱の場合のみ
っていうふうに
ご理解いただけたらいいかなというふうに
思います
そうですね
さっきもちょっと出ちゃったんですけど
中学生とかの
そういうのも
暖かい気持ちで見守ってあげるために
グライスを役立てるっていうのは
結構素敵な発想だなって思ったので
私ぜひ
中学生のお子さんお餅の
親御さんとかにはちょっと
知っていていただけるといいかもしれないなと
思いましたね
真実だけでごまかす発話
餅子が余談で一個質問をしてもいいですか
はい大丈夫ですよ
これボツだったらボツにしてください
私が好きな
漫画の切り抜きで
見ていただきたいんですけれども
真実のみで
ごまかしてみせるというのがあるんです
これ何ですか?
これはハンター×ハンターだそうです
これプフですか
プフって何ですか?
私はハンター×ハンター詳しくないんですけど
YouTube Shortsとか
切り抜きでちょっと見ているだけなんですけど
ハンター×ハンターって
いくつか
なんとか編みたいのがあるらしいですよね
キメラアント編
キメラアントという
やべえ怪物たちが出てきて
このプフっていうのが
王の側近なんですよ
王がバチクソに強い
この王を
おそらくなんですけど
その王に
真実を伝えなきゃいけない王の部下なので
嘘をバレちゃうから
嘘を伝えなきゃいけないんだけど
この人は
バレて心読まれちゃうみたいな感じで
だからプフだよね
音ピント合わせになっちゃうから
嘘をついてたらバレちゃう
この発想を持っているのが
バレちゃうんじゃないかなって私は思っているんですけど
それはさ
ハンター×ハンター詳しい人に
解説をお願いするとして
なんで詳しくないのに出したのよ
これを私もいただいて
LINEか何かで
このスパンス大事だなと思っていて
私結構職場でも大事にしてるんですよ
真実を見て誤魔化すことを
嘘はつかないと大事にしてまして
その
嘘をつくと後々厄介なことになるので
嘘はつきたくない
でも真実を100
包み隠さず話すのが適切だとも
思わない
そういう時に説中案として
真実だけで誤魔化すという発想が出てくるんですよ
なるほど
これはグライス先生的にはどうなのかなというのを
Kさんに確認したいなと思いまして
すみません5歳さんに勝手に
持ち子が持ち込んできてしまって
大変申し訳ないんですけど
ご回答いただきたいなと思いまして
分かりました
まず一つグライス先生自身が
認めていることとして
四つの氷っていうのは
どれもがイークオールじゃないっていう
どれも重さが等しくはないよね
っていう
つまり筆の氷っていうのが一番大事であって
妖体の氷とかは
時と場合によってかなり破りやすい
まあしょうがないですよね
そう
氷を四つ提案されていて
その後に提案されたものとかも
いくつかあったりはするんですけど
氷自体の重さが均等ではない
25%ずつではないでしょうね
っていうことがまず一つあります
なので今のプフの
発話にしてもそうですけど
真実を言ってるんだけど実は
妖体の氷に反してうまく誤魔化してるとか
騙してるとか だから質を守ってるんですよプフは
でも誤魔化してるんですよ
だからシュレックの例もそうですよね
ピノケの例もそうですけど
質の氷を破らないということが
結構大事なんですね
大きな批従を
持っている
強調原理に近いんですよね
嘘をつかないっていう
誠実であるという点
生前説よりのところとして
おそらくさっきのオプトアウトの話じゃないですけど
そこに近いんだと思うんですよね
嘘をつかないっていうのは
でも誤魔化せるっていう
なので質の氷としては
できる限り質の氷を
違反しない
ただ100%伝えてないっていうだけだよ
っていうところで
妖体の氷
妖体の氷っていうのは
分かりやすく順序立てて
話しなさいっていうことなので
それは破っているでしょうね
場合によっては量の氷にやや違反していることもある
借りてない可能性もあると思う
本来相手が欲しいと思っている情報
だけでは
全部に対して
全部は答えていないっていうようなことが
起きたりすることがあるので
その意味では量の氷の違反も含まれているとは思います
ただ
今のもち子さんの質問に
端的に答えるのであれば
全ての氷が同じ重さ
同じ比重ではない
がゆえにそういうことができたり起きたりする
っていうことですかね
質問の答えになってますかね
すみません
番組への質問募集とエンディング
もはやコーナーの意味を
出さなくなってきたところ
五載さんの
お便りがあまりにも
金銭に触れるものがありまして
急にもち子が持ち込み始めてしまって
失礼いたしました
最近もち子さんぶち込みがちですよね
いえいえあくまでも持ち込みでございます
それを
ラジオの楽しみとしてお聞きいただけたらな
というふうに思います
皆様からのご質問も大々大募集しておりますので
ぜひ私経営の質問
言語の話でももちろん構いませんし
大学の生活ってどうなんですかとか
教授ってどんなことしてるんですかとか
そういうようなお話とかでも全然構いませんので
ご質問お送りいただけたらなと思います
それでは
こんなところで締めます
ありがとうございました
番組ではリスターの皆さんからの
素朴な疑問や番組の感想などを
お待ちしております
詳細は概要欄にあるGoogleフォームズリンクまで
番組のフォローと
高評価もよろしくお願いします
はいそれから
番組公式Xもございます
XのIDは
アットマークDSRルーム101
大文字でDSR小文字でROOM
数字で101です
フォローの方もお待ちしております
それでは皆様また次回お会いしましょう
スティープストラクチャーラジオ
お相手はアシスタントのもちこと
言語学者のKでした
35:00

コメント

スクロール