1. デジタル時代の国語教育を語ろう
  2. #059 全ての大人が必見!Googl..
2025-09-08 15:25

#059 全ての大人が必見!Googleのプロンプトライブラリを語る!!

1 Mention 1 Comment
spotify apple_podcasts
第59回配信!

今回は、Googleが提供する「小中学生のための Gemini パスポート」を深掘りします。なぜ今、私たち大人がこのガイドを学び、AIとの向き合い方を知るべきなのか? 子どもたちの安全なAI利用と、深い学びの機会を育むためのヒントが満載です。

この一冊が示す、AI時代の新しい学びと大人の役割について解説します。
ぜひ、お子さんと一緒にAIについて考えるきっかけにしてください!

参考リンク
小中学生のためのGemini パスポート子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ
https://services.google.com/fh/files/misc/gemini_passport_for_students.pdf

「小中学生のためのGemini パスポート子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ」が公開になりました
https://note.com/skasahara/n/n5e68ae0976d2

【Voicyのアフタートークはこちらから】
070 AIとの向き合い方は大人の課題
https://r.voicy.jp/6MmOXGza9EG


番組を気に入ったら いいね・フォロー・SNSシェアで応援してください!
感想・質問は #デジ国 またはメールやフォームへどうぞ。

感想はメールでもお待ちしています!
📩 skasaharagfe@gmail.com

お問い合わせGoogleフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfJO7WWWd2GMDSHMkRSOxrYBHBWputpkdFdNGN66WShYY9-9w/viewform
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6698777b366ee42128ad2540

サマリー

このエピソードでは、生成AIが教育に与える影響と、その不安を解消するためのGoogleのジェミニパスポートについて話されています。特に、大人が子供たちを守るための具体的な方法を学ぶ理由や、生成AIを活用した新たな学びの可能性が深く掘り下げられています。また、子どもたちが生成AIを効果的に活用するためのガイドラインや、大人たちがその重要性を理解し、共に支援する必要性が語られています。AIとの対話の重要性や責任ある利用についても詳しく説明され、実際の活用方法が提案されています。

生成AIの教育現場での導入
デジタル時代の国語教育を語ろうにようこそ、パーソナリティのKasaharaです。この番組では、Google for Education認定トレーナーと認定コーチの資格を持つ、私Kasaharaが教育にまつわるさまざまな話を配信していきます。
最近、生成AIという言葉、本当どこでも聞くようになりましたね。学校の授業で、あるいはご家庭で、子供たちが当たり前のようにAIに触れる時代がやってきました。
ボイシーの方でも何回か話していますが、Googleの教育アカウントでいよいよ全年齢対象にジェミンがなったので、全ての学校で生成AIが利用可能な状態になっています。
文部科学省の生成AIのガイドラインが出されているとはいえ、子供たちに伝わせて大丈夫かなとか、思考力が落ちるんじゃないか、個人情報とか危なくないの、そんな風に不安や心配をされている先生や保護者の方もまだまだきっと多いと感じています。
実際に夏休みの時期になると、生成AIで宿題をやる子供たちがいて困るみたいな話だとか、学校の宿題でAIを使っている子供たちが物を考えなくなったみたいな話もちらちら見かけるようになってきました。
良くない使い方をしている場面を目にすることが増えれば、不安も増大しますよね。その不安、すごくよくわかります。
ただ、禁止をするだけでは、子供たちが未来の可能性を広げるチャンスを奪ってしまうかもしれないということや、AIが加速していく流れを止められない中で、AIに学校が触れなくてよいのか、みたいな考え方もあるわけです。
今日は、Googleから先週発表されたある資料を紹介します。
生成AIに対する不安を学びの機会に変えるための資料である、小中学生のためのジェミニパスポートをご紹介しながら、なぜ今私たち大人がこのガイドから学ぶべきなのか、その理由についてお話をしたいと思います。
さて、ここからが本題です。
土曜日のボイスイの配信でも、このGoogleが出した資料については紹介をしたのですが、今回はさらに大人がこの資料から学ぶべきという観点から深掘りをしていこうと思います。
まず、私たち大人がこのガイドを学ぶべき第一の理由となることは、それは子どもたちを守るための具体的な方法を大人と子どもで共通言語が作れるんじゃないかという観点からです。
このガイドは、冒頭でとても分かりやすく、ジェミニを安全に使うための5つのルールを提示しています。
4ページ目から5ページ目に書いてあるのですが、実際にそのルールを読み上げますね。
本当に正しいのか確かめよう。ファクトチェック。個人情報を教えないで。プライバシー。頼りすぎない。自分で考えよう。AIはアシスタント。
人の作品を大切にしよう。著作権。もし困ったら大人に相談しよう。どうでしょう。シンプルで子どもたちにも伝えやすいですよね。
冒頭の説明は子ども向けの文章で書かれていますが、資料の後半38ページ目には、同じ項目の放射向けの説明も書かれています。
そこの説明には、デジタルシスティンシップという言葉もはっきりと使われていますし、
まさに、生成AIやテクノロジーの活用をめぐる様々な観点を総合的に整理している資料だなと思います。
特に注目しておきたいのがファクトチェックです。AIの答えは、最近は随分賢くなって減ってはきているのですが、それでも時々間違えることがあります。
これをハルシネーションと言いますが、このガイドでは、ジェミニが言ったことをそのまま信じるのではなく、本当かなと疑って、教科書や信頼できるサイトで必ず確かめようと呼びかけています。
具体的な例を通しても、この疑う、調べる、判断するというプロセスを身につけることが大切なんだということを繰り返し、このガイドでは述べています。
こういうプロセスですよという伝え方になっているのがかなり重要であると思いますね。
気をつけようだけだと、どうしても心情的なことになって、いざという場面で行動につながらないんです。
だから、こうやって行動ベースでどういうふうに使うのか呼びかけられているということにはすごい意味があります。
だからこそ、私たち大人がまずこれらのルールを深く理解し、実際に自分でそのサイクルを回してみる、そしてそのやってみた体験から重要性を子供に伝えるということ、それが安全な利用というか、安心して使えるということにつながります。
私たちの使わせて大丈夫かなという不安を安心に変えるには、こういう具体的な行動の仕方を学ぶことが重要なのだろうと思います。
大人がこの資料を学ぶべき第二の理由、それはデジタル出身シップ教育的な観点になりますが、
AIに対する漠然とした不安を具体的な学びの観点に変えることができる視点を得られるということが理由にあります。
生成AIに関して一番よく聞く心配が、子供たちが自分の頭で考えなくなるんじゃないかということです。
新しい学びの可能性
言葉を選ばないでいえば、AIなんて子供のうちから使っていたらバカになれなんてかなり言われてますよね、実際。
でも、このガイドを読むとその発想がかなり変わるんじゃないかと思います。
つまり、むしろ生成AIとの対話のプロセスから学びが深い学びに変わっていく、そういう可能性があるんだということです。
このプロンプトの事例集の中でも、ジェミニから学びを引き出すためにはどうしたらいいのかという観点で作られているように感じます。
例えば、自由研究のテーマ探しのところでジェミニを使う事例が出てきます。
冒頭でも触れましたけど、夏休みの課題でAIが使われてしまうことってかなり深刻な話題になってるじゃないですか。
まさにその問題に対してちゃんと答えを出したような形にはなるのかな、そんなことが一応書いてあります。
ガイドではジェミニをアイデアの倉庫と表現して、出てきたアイデアをそのまま使うのではないよと説明しています。
ここからどうすればもっと面白くなると、子供自身が対話をしながら考えるプロセスを示して、
我々大人がそれを見守りサポートすることが大切なのだというふうに紹介しています。
AIを答えをくれるツールとしてではなく、自ら学びを深めるための強力な探求ツールという書き方をして、
そういうふうに使いこなせるようにどういうステップがあるのか、そのためのヒントがとてもよく書かれています。
他にも例えば学習の使い方としては、難しい概念を中学校2年生の私にも分かるように説明してと頼むことで、
一人一人の理解度に合わせた学び方にも使えるみたいな紹介がされていたりします。
個人的にこの言い方好きじゃないんですが、個別最適な学習として、
頭が悪くなるどころか、むしろよりよく学ぶことができる使い方があるのだということを紹介しています。
教科書の説明でピンとこなくても、身近な例に置き換えてもらうことで、分かったという体験を増やせるっていうそういう使い方ですね。
実際この夏にさらに言えば、ガイド付き学習という機能が使えるようになっています。
ますます自分のペースでAIを使って自習しやすくなっているんですよね。
このガイド付き学習は答えを教えないで、概念理解をするために必要な事柄を質問の形で次々と問いかけてくれるというものになっています。
まだ動作が不安定なところはありますが、使い勝手としてはかなり勉強しやすいなって思いますね。
Googleのジェミニがかなり教育に力を入れていることが分かります。
ちなみに自分も今、情報の免許を取るために大学生を始めたのですが、このジェミニのガイド付き学習を使って勉強をしてみています。
やってみて思うのが、自習時効の復習としてこの機能は良い感じに使える感じです。
まだ習っていないことをゼロからやるにはちょっと難しそうですが、授業の復習として使えばかなり強力な気がします。
フロンプトによってガイド付き学習の出力もだいぶ変わるので、ここもちょっと研究が必要そうだなって感じています。
さて、話をフロンプトライベラリーのほうに、このガイドの話のほうに戻しましょう。
この資料を大人が学ぶべきだと私が思う第三の理由、それはAI時代における私たち大人の新しい役割と関わり方を再認識させてくれるというそういうものになっているからです。
このガイドは単なるマニュアルじゃないんです。
AIと子どもの対話
生徒や児童に一斉配信しておいて、それであとはやってみてねというような、そういう類の資料ではないです。
ことあるたびに先生保護者の方へというメッセージが掲載されていて、ぜひ一緒に話し合いをなさってくださいだとか、
共に導いていただければ幸いですといった言葉で、大人たちの伴奏の重要性を繰り返し促しているんです。
例えば先ほどもちょっと紹介しましたが、このガイドの一番最初の事例はファクトチェックなのですが、
そこでの大人の声かけの例として、AIが教えてくれたこと、環境省のサイトでも同じこと書いてあったかなといった形で、
子どもとAIが対話をすることを促すような事例が紹介されています。
これはさりげない一文ですけど、AIを使って学ぶってこういうプロセスなんだろうなっていうふうに分かりやすいと思うんです。
AIとの対話だけではなく、情報自体と大人も子どももどう向き合うのかということが重要になるんですね。
だからこそさりげない書き方になっていますけれども、この資料がかなり用意周到に、
AIを学ぶってどういうことなんだろうというのを意識して作られていると感じさせられるんですよね。
AIが生成した情報の質や根拠を評価するのは、もちろん私たち人間がするべきことですし、人間の責任です。
Human in the loopという考え方や、人間中心的な活用という言い方がされますが、
まさにそういう責任ある利用というものをこの資料は行動として促しているのがよく分かります。
そういうことがかなり工夫されている出来の良い資料だなというふうに思いますね。
子どもたちがジェミニという未来の道具を賢く使いこなし、自信を持って未来の学びを切り開けるように、
私たち大人がこのガイドを羅針盤としてAIを使ってみるというのは、
割とすぐやった方がいい宿題なような気がします。
おそらく保護者を呼んで、保護者と先生が一緒に使ってみるみたいな、
そういうイベントがあってもいいぐらいだなというふうに思いますね。
AIとの対面が子どもたちが避けられない今、どのようにAIと出会って使っていくか、
そしてそれを大人たちがどのように温かく見守り、安全に支援して安心の場に導いていくか、
そういう方法を考える時期だと思います。
大人の役割とAIの活用
そのための心構えと具体的な方法が今回Googleから出されたこのガイドには詰まっていると考えることができそうです。
今回の配信はいかがだったでしょうか。
今回は、小中学生のためのジェミニパスポートを大人たちが今学んだ方が良いということや、
なぜ今私たち大人が生成AIについて学ぶべきかということをお話ししてきました。
このガイドは子どもたちに与えておけば良いという資料ではないです。
繰り返しになりますが、
絶対に大人と子どもが一緒にいろいろな場面でここに書かれている論譜等を試してみて、
その出力結果について話し合いをする、対話をするという作業をして、
進化が発揮されるというものになっています。
AIという新しい時代のツールに向き合う、私たち大人にとっても必読の資料だと感じます。
生成AIのアップデートがコード化していて、日に日に便利になっているなということを本当に感じます。
授業の準備や校内の雑文についても、AIがあることでだいぶ省力化されるようになってきていて、
本当に便利だなと感じています。
でもその一方で進化が早く進みすぎていて、
いろいろな倫理的な面でその使い方って面白がっているけれども、
本当はダメだよねみたいな疑問を持つ例がちらほらと見える気がしています。
子どもたちは大人たちが何をしているかということをじっくりと見ています。
大人たちが不要意にいろいろなものに対して良くない使い方をしていたら、
それを子どもたちは絶対に真似します。
大人の責任ってやっぱりあります。
ぜひお子様と一緒にこのガイドを読みながら、
ご家庭や学校でのAIの利用についてオープンに話し合う、
そんなきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。
本日のポッドキャストの裏話は、ボーイシューで6時半頃から配信されています。
今日の配信を聞いてくださった方は、概要欄のリンクからぜひ続きをお聞きください。
ここまで聞いてくださりありがとうございました。
今回の配信を聞いて何か参考になったことがあれば、
いいねを押してもらえると、番組作成の励みになります。
また、アウトプットの一環として、ぜひお気軽にコメント欄や、
SNSでハッシュタグ、デジコクと付けてコメントをよろしくお願いします。
概要欄のメールアドレスやGoogleフォームに直接コメントをいただいても嬉しいです。
この番組は毎週月曜日に1回配信されます。
次回の配信もお楽しみに。ではまた。
15:25

このエピソードに言及しているエピソード

コメント

他人が言っていることをそのまま丸写しして答えになるかわからないと言うのは、人間も同じですね。こちらが伝えたことが間違ってるかもしれないし、何らかの勘違いが生じているかもしれない。 特にAIは人間と違って、こちらの質問の仕方が曖昧でも再質問せず答えようとしてしまいますからね。

スクロール