どうもお疲れ様です。いかです。この番組では、高校の国語科教諭をしている私、いかが、仕事のことや仕事以外のことを緩くおしゃべりしていきます。
昨日?一昨日?ぐらいに、東中野の雑談さんが3周年を迎えられたそうで、おめでとうございます。
ポッドキャスターの聖地とも言われる、スパイスカレーとクラフトビールのお店ですけれども、
Xやね、インスタのストーリー見てると、たくさんのポッドキャスターさんたちが訪れていて、
あ、水野さん来てるなーとか、ユドタワの方々来てるなーとか、思いながら見てました。
私は雑談に2回行ったことあるんですけど、2回目は今年の7月初めでしたね。
そこでちょっとしたオフ会みたいなのをさせてもらいました。
どんぐりFMのなるみさんや、状況ボーイズのミントさんも来てくれてね。
いやもうマジ贅沢の極みって感じでしたよね、あの時は。
でね、まあそこで、実はそのお二人や、あとキリさん、カフェインヨワオさん、ハマさん、トシゾウさん、ミナミさん、
あの来ていただいた皆さんなんですけれど、その方々の声を収録させていただいたんですよ。
でそれを使って、この番組のジングルを作りますって言ってたんですよ。
で、作ってみました。
はい、でね、まあこの後、良きタイミングで入れちゃいたいなと思ってますので、ぜひお楽しみにしていただければと思います。
ポイントはですね、なるみさんが関西弁っぽくそのセリフを言ってくれてるところかな。
あとはね、その場の楽しい雰囲気も伝わるんじゃないかなと思いますね。
iPhoneのボイスメモでザワザワーってしてる中で収録していて、
まあ悪く言えばそんな音質は良くないんですが、
まあその分ワイワイとした感じが出ていて、
私としてはその時の空気感というか温度みたいなものが入っているんでいいんじゃないかなと思っております。
ただね、DAWっていうパソコンを使って音楽を作るためのソフトがあるんですけど、
そのねDAWを使って作るっていうのが結構難かったですね。
以前1回だけ文化祭の演劇を国語表現の授業の一環でねやってて、前の学校で。
で、それで使う曲を作ったことがあったんですよ。
でね、そこで慣れたつもりでいたんですけど、
今回それを同じやつ使おうとしたらなんかね無料じゃなくなってて、そのソフトが。
で、課金するのはまだちょっと初心者だし、そんなガチ勢じゃないし、新しい無料のソフトなんかないかなと思って。
で、今回使ってみたのがケイクウォークネクストってやつでしたね。
でもそれがあの表記がね全部英語だったんですよ。
私もう本当ダメで英語全然わからなくて、いちいちねチャットGPTにこれってこうこうこうしたらいいんですかとか、
どこにあるんですかとか、この言葉はどういう意味ですかとか、いちいち聞きながら作ってましたね。
で、まあなんとかそれっぽくなったのだが、これまたこの音声の中にどういうふうにジングルを入れればいいのか、正解はあまりわかっていないんですよね。
まあとりあえずやってみるっていうか、繋がったらいいなぁと思ってます。
いやでもね、そんな素敵な思い出を作ってくれた雑談、改めて3周年おめでとうございます。
次ね、もし東京行くことがあっても必ず訪れたいですし、次こそはねレンタルスタジオでちょっとねかっこいい機材使って収録してみたいですね。
さあこのあたりでジングルを入れたい、入れたつもり、入れるだろう未来の私は。入ってたかなうまく。
さてさて、最近ね国語の話を全然してないですよね。ということで今日は1楽器の現代の国語の振り返りをさせていただきたいかなって思います。
めっちゃ何時の話やねんっていうね。本当はね、それを踏まえて2楽器どんな風に進めていこうと思ってるかとかも喋りたいけども、そんなこと言ってたらとんでもねえ時間になってしまいそう。
もうだってすでに1時37分なんですよ。寝たい、寝たいけどこれも撮ってしまいたい。
はい、ということで1楽器の最後の方は現代の国語では政治的思考という教材を使って書くことの資質能力を評価するような課題を出してました。
そして以前お話しした回ではその過程としてロールプレイを取り入れましたっていうのを話してましたね。
もうこれずいぶん前ですよね。
でもそのロールプレイっていうのが例えば制服をなくすことに、例えばじゃないな、制服をなくすことに反対か賛成かっていうテーマで話し合っていて、
それについて与えられたロール、役割ですね、それに沿って意見するというものでした。
でそのロールっていうのが例えば新しい取り組みをしたいなと思っている教師役とかいじめ役、いじめを心配する教師役、
で自分の体型とか性別、性、人に合った服が着たいと思っている生徒とか制服業者である保護者とかね、その他いろいろと役割ありました。
これがまあ結構うまくいったんですみたいな内容を話したかなと思います。
これがね最終的にどうなったかっていう話をしてなかったんですよね。
で、そう、これは一応書くことの力をつけたいような単元だったんで、評価対象となる生徒の成果物は小論文みたいなものだったんですよね。
でその課題文をちょっと読み上げますね。
問い、あなたの生活、高校1年生の現在または近い将来の中で政治的思考が必要になるのは具体的にどのような場面か、またそのように考えるのはなぜか。
政治的思考とはどのようなものであるかということを明らかにした上で500字以上600字以内で述べよ。
はい、こちらが問いになります。ちょっと長いですね。
でね、まず結論から言うとね、あんまりうまくいかなかったですね。
はい、で、その敗因を、もう負けた原因、負けっていうことなのかちょっとわかんないけど、うまくいかなかった理由っていうのを自分なりに考察してみました。
で、5つあるのでちょっと順番に紹介させてください。
まず1つ目、シンプルに500字から600字っていう字数が生徒にとって多かった。
はい、現代の国語ではね、まず書くことの指導というか学習っていうのは初めてだったんですよね。
それをメインとする学習活動っていうのは。
にもかかわらず、いきなりこの量っていうのはまず習熟度的にも難しかったと思うし、やる気を削いでしまったかもしれないなと思いましたね。
もっと、こう、あ、僕、私、文章意外と書けちゃうぞっていう経験を積んでから取り組ませるような量だったかなと思います。
これが1つ目。で、2つ目、手立てのつもりだったことが手立てとしてあまり機能していなかったです。
さっきのね、1つ目に挙げた問題点、量が多いっていうのは、あらかじめ予想できてたんですよね。
彼らにとっては多いだろうな、そして、いざ書くとなると、どういう構成でどんなことを書けばいいのかもわけわかんなくなっちゃうかなと予想してたんです。
だから、こうやって書いたらいいですよっていう手順みたいなものを、まるで隣で教師が話しているような感じの文章をプリントに載せたんですよ。
まずは、回答には、こういう要素が必要ですよと。そして、要素1はこういうことを書きます。要素2ではこういうことを書きます。こういうところを気をつけましょう、みたいなのを結構丁寧に書いたんですよね。
その上、もちろんルーブリックの評価の表みたいなやつがあるんですけど、それも提示をして、これに従って書いたら、みんなほぼ満点取れんちゃうみたいなぐらいまでレールを敷いたつもりでいたんですよね。
でもね、それ読まなかったですね、生徒ね。丁寧にこっちが書こうとすると、それなりに長くなっちゃうんですよね、説明の文章が。長いと途中で読む気が失っちゃったり、そもそも読む気が起きなかったり、読もうとしてもよく何書いてるかわかんなくなっちゃう子も多分いる。
で、もちろんね、最後まで読んだ生徒もいるんですよ、多分。でもね、多分それは全部ちゃんと読んで理解できてるっていうのは2、3割ぐらいだったんじゃないかなと、今振り返ると思いますね。
これは生徒実態にもよると思うんですけどね。少なくともこの手立てはうちの学校というか、生徒たちにとっては適切ではなかったのかなと思いました。
で、このただ、私がこうやって文章で説明したことにはもう一つ意図があって、生徒のための手立てっていうつもりもあったんだけど、もう一つは他の先生方にもこの課題の狙いとかどういうものが欠けてたら得点できるかみたいなことをちゃんと理解していただいて、
できるだけ生徒の平等性を保ちたかったということですね。やっぱり私のクラスの子だけがめちゃ評価いいみたいなことはあってはならないと思うんで、
あらかじめ早めにね課題の内容をお知らせして、そこに向かって各クラスで各先生で指導していくみたいになったらいいなっていうそういうつもりだったんですよね。
非常期の先生もいらっしゃるんで、そうだとなかなかねゆっくりコミュニケーションも取れないからみたいなことも思ってたんですけど、やっぱりこれはね取れないからとかじゃなくて取らないといけないなって思いましたね。
一応パワーポイントでその文章による説明と同じようなことを説明するためにもう少し噛み砕いて資格資料多めの高等でのスライドあり説明も私のクラスでは一応やったんですけどね。
そのパワーオフ資料はできるだけ不平等なくしたいなって思いから全てのクラスの生徒が見れるようにロイロノートの資料箱に入れてここに入ってるからねみたいなようにしてたんですけど、
まあでもそれもどこまで役に立ったのかはわからないかな。
だからやっぱり生徒にとってハードルの高い課題なのにそれをクリアするための有効な指導手立てが十分にできていなかったんですね。
解答に必要な要素一つ一つを短めに、例えば100字以内くらいで切り分けてちょっとずつ書いていかせといて、学習活動の中でね。
総括的な評価で急にビューンってくるんじゃなくて、ちょっとずつやっておいて最後にくっつけるっていうところを評価対象物として成果物として出すみたいなショートステップでやるべきだったかもなぁと今は思ってますね。
こういうふうに考えたらいいんじゃないですかみたいなことがあればぜひご教示いただきたいです。
ちょっとこの辺不勉強ですね。
今3つ目まで終わったかな。
次4つ目。4つ目は生成AI仕様に対する指導ができていなかったです。
これね、生徒の回答を見て予想よりも生成AIを明らかに使っているなみたいなのが多かったですね。
使っているなというか、その生成AIで出力した回答をそのまま書いてくる生徒がまあまあいたなと。
私は別にそれを使用すること自体が悪だとは思っていなくて、
むしろ何かをリサーチしたりちょっと整えてもらったりするっていうのは使っていいと思うし、
もうこれからあるのが当たり前になってくると思うんですよね。
でも全くそこに思考力が働いていないのが丸出しですみたいな回答がいくつかあって、
結構さっき言ったようにこうやって答えたらいいよみたいな説明とかも頑張ったというかね、
いろいろ準備したからその分結構悲しかったかな。
で問題はね、あのこう、
質問はあなたの生活、高校1年生の現在または近い将来の中で政治的思考が必要になるのは具体的にどのような場面かだったんですよね。
だからもちろん明らかに自分自身の生活の具体的な部分がないよねとか、
あとはさっき言ってたように教科書本文の内容を踏まえてないよねみたいなのはものずっと得点下がるようになってるし、
逆に言うと自力で頑張った人にはそれなりにいい点数がつくようになっているんですよね。
でなってたんですけど、なんかそれでいいんかなみたいな自問自答もあるんですよね。
ちゃんとやらんやつは知らん。
自己責任じゃいみたいなそういうスタンスこっちの。
である程度そういうドライさみたいなのは教師には必要だと思うんですよね。
全部こっちが手取り足取りでしてたら、
いくら時間と体とあっても教師の身も持たないし、
あとはサボったら痛い目見たなみたいな経験もあっていいというか、
失敗をしてその後改善するみたいな経験って生徒にとっても大事だと思うんですよ。
これはちょっとやっぱうまくいかんかったなとかね。
じゃあ次もうちょっとここはやっぱAI使ってる場合じゃないなとか、
もうちょっとちゃんと自分で考えながらルーブリック表読まなあかんなとかね。
だけどこの生成AIの使い方に関しては、
全部生徒の責任って言い切れない。
むしろ私たち大人が子供たちに適切な使い方とか態度みたいなものを教える責任があるはずなのに、
それを十分に行っていない。
にもかかわらずちゃんとやらんやつは知らん。
で済ませてしまうのは私たち大人が無責任なんじゃないかなと思ってしまう。
でもじゃあ私、生徒たちに生成AIの適切な使い方をバッチリ教えられますかって問われたら、
正直今は無理かなと思うんですよね。
足りてない勉強。
それは自分では人並みぐらいには使ってるし、ちょっと課金もしちゃうぐらいね。
全く使ったことない人と比べたらリテラシーとかもある方かもしれない。
けれど指導するとなるとまた話は別だなと思っちゃうんですよね。
ただ最近同じ国語科の高校教員をされていて、
AIの使うことというか、研究みたいなこと、研究って言うとちょっとニュアンスがあれですけど、
よく考えられている笠原先生が、
最近ポッドキャストのあるエピソードで、
Googleプロンプトライブラリについて語るという会があって、
その中でGoogleが提示している生成AIを使う時の5つの原則っていうのを紹介されてたんですよね。
詳しくはそれ概要欄にエピソード貼っておくんで聞いていただきたいんですけど、
子供に分かりやすい言葉で端的にそのAIを使う時の原則が説明されていて、
それはすごい私も使いやすいなって思ったし、
子供たちにもきっと理解しやすいだろうなって私も感じましたね。
本当に正しいのかを確かめようとか、そういう感じの言葉。
そういうのを折に触れて授業の中で紹介しつつ、
生徒たちとコミュニケーション取りながらというか、
こういう使い方いいよねとか、逆にこれちょっと良くないよねとか、
そういう感じで形成していかないといけないなっていうのは改めて今回思いましたね。
だからそのためにもうちょい勉強せなあかんなというふうに思いました。
今回の課題についてはその辺もすごい不足してたなと。
5つ目、最後ですね。
評価がとても大変だった。
これはめちゃ大変でした。大変すぎましたね。
私が始めた物語だろっていう話なんですけど、
3人でこの科目持ってるんですけど、その中には非常勤の先生もさっきと言うようにいらっしゃって、
その非常勤の先生の文も私が採点することになってたんですよね。
時間も限られてますからね。
だから自分のクラスが2クラスあるんですけど、
私とその非常勤の先生と合わせて計6クラス分の文章ね。
600字ぐらいの文章を1つ1つルーブリック5つぐらいの観点に照らし合わせて採点していくっていうのは、
ちょっとね現実的ではなかったですね。
6クラス分あるっていうのはあらかじめ分かっていたことだったんで、
設計ミスですよね。
いやもうねほんとしんどかった。
指導と評価の一体化とか身につけさせたい資質能力とか、
厳密にやろうとすればするほどドツボにはまっていくっていうか、もう限界突破しちゃう。
妥協したくないとか理想で終わらせたくないみたいな思いはあるんだけれど、
やっぱりねその思いだけじゃなんとかならない部分もありましてね、
やっぱり無理のない範囲でやろうとすること。
実現可能性を吟味して設計することが大事だな、その必要があるなとすごくすごく反省しました。
はい。
いやあのね成績処理の期間ね、成績処理だけじゃ済まないというか、
学年の中にいると特にね日々いろんなこと起きるんでね。
去年は私教務部で専門部だったんで、
そういう点では今年は去年とは違うんだということも意識してやらんとダメだなと思いますね。
まあちょっと評価の設計についてもよく考えてやりたいですね。
次はね。
やりたいというかまあすでに走り出しているわけですけど2学期ね。
ということで今日はだいぶ長々ともう26分も喋っているわけですけれども、
ジングルがあるから一旦切れて何とか皆さん集中、
集中力が持ったっていうかちょっとその言い方はあれですけど、
最後まで聞いてくださった方がいたらありがとうございます。
まあ2学期ももう授業を走り出していますので、
何とか頑張っていきたいなと思います。
では終わります。
ありがとうございました。