1. Dialogue cafe
  2. #20-3 米国大学事情も!あなた..
2023-12-02 49:04

#20-3 米国大学事情も!あなたの知らないアカデミアの世界【政治とジェンダー ゲスト:政治学者 尾野嘉邦さん】

▼内容:
ラジオで海外の日本語放送を聴いていた中高時代/尾野君と田中の出会いは高山ゼミ/就活は一切せずに大学院へ/満を持してミシガン大博士課程へ/日米で全く違った政治学/もれなく英語で苦労(涙)/成績も交渉で獲得するアメリカ/奥様は社会心理学者!州も国も越える遠距離恋愛/留学生90%以上!日本にある海外のような大学に就職/大学教授は商店街の商店主のようなもの/振込まれるまで自分の給料が分からない国立大学/子育てと研究に集中したサバティカル/子どもをどの国で育てるか/アメリカの大学、行く価値ある?

▼出演:
ゲスト
尾野嘉邦さん(政治学者、早稲田大学政治経済学術院教授、ミシガン大学Ph.D.)
早稲田大学研究者データベース

MC
田中優子(元クラウドワークス取締役、ビジネスアドバイザー、社外取締役、1児の母)
岡澤陽子(ブランドコンサルタント、戦略リサーチャー、ビジネスメンター、INSEAD大学院生、2児の母)

▼番組への質問・感想はこちらまで

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00:01
スピーカー 2
Dialogue cafeこの番組は40代で組織を離れワーク&ライフシフト中の田中優子と岡澤陽子の2人が身近な出来事から社会課題まで最近気になるあれこれを好奇心のまま語らうポッドキャストです。
では、尾野嘉邦さんを迎えての第3回ですね。今回はですね、尾野くんって政治学者ってね私の周りにも尾野くんしかいないんですね。
横ちゃんと初めて会いました。そうそうあの尾野くんがね政治学者っていうキャリアを私の記憶が確かならば大学1年生の時に私は尾野くんと知り合ったんですがその頃から
学者になりたいって言ってた気がするんですけど言ってました?覚えてなくて。覚えてない?全然。でも政治学をやりたいはあったよね。それは明確だよね。法学部政治学科ですよ。
スピーカー 1
あの一応3年生になるときに学科選択が、まあ学科選択学部もなんだけど。一類二類三類みたいな。そうそうあってなんか法学部も3つコースがあって。自分は三類のね。
スピーカー 2
そうそう政治コースっていうのに迷いなくね。
選んで。
選んだっていう。政治学が一番少ないよね。選択する人はね。なんか司法コースって私の方コース。これはなんか弁護士とかね目指す人が多くて。であの候補候補ね公公の方。こっちは公務員に目指す人が多くて。で政治学っていうのはまあなんかその他っていう感じのなんだけどそのその他を選んだ尾野くんなんですけど。
なんか政治学に。
あのいつ頃から興味があったんですか。
スピーカー 1
ね。
そのなんだろうね。そのちょうど自分が中学生高校生の頃にそのソ連の崩壊っていうのがあってそれは自分にとって結構衝撃で子供の頃ちょうどねラジオとかにハマっててモスクワ放送とかね北京放送とか聞いてたの。
スピーカー 2
えっ聞いてたの。
楽しかった。
えっ聞いて言ってることわかったくらい。
スピーカー 1
いや日本語放送があって。
スピーカー 2
日本語放送あるんだ。
スピーカー 1
そうそう。amで聞けたの。
でよく子供の頃。
ええ。
子供の頃聞いてて。
スピーカー 3
どんな中学生だ。
スピーカー 2
で中学生高校生の時ってまあそれがだから国家っていうのは崩壊するんだなくなるんだっていうのがね結構衝撃だった。
スピーカー 1
えっそのラジオ番組はソ連の政府が日本語で発信。
そう日本語放送っていう。
スピーカー 2
日本語放送をやってんの。
スピーカー 3
そう。
それは何で聞こうと思う。
スピーカー 1
いやなんかラジオつけると流れてくるから。
うん。
あの特定の時間になると。
スピーカー 2
うん。
その放送されてる内容っていうのはどういうことを放送されてるの。
スピーカー 1
いやモスカーで何が起きてるかとか。
スピーカー 2
あニュースが流れてる。
スピーカー 1
そうニュースもあるし。
なんかその文化的なやつとか。
03:00
スピーカー 1
そんなにね中身は覚えてないんだけども。
うん。
でもほら外国から流れてくる放送って。
確かに。
スピーカー 2
なんかエキゾチックな感じで。
スピーカー 1
まあね。
面白かったからよく聞いてて。
あとあの何あの暗号放送とか北朝鮮の暗号放送が流れてくるのよ。
ひたすら数字を韓国語で呼び上げて。
スパイに。
スピーカー 2
スパイに。
スピーカー 1
へー面白い。
だからラジオこう回すとね色々聞こえてくるのよ。
へー面白い。
で子供の時にねラジオを組み立てるキットっていうのをねクリスマスプレゼントもらって。
で組み立ててでだからなんかAMでよく聞いてたのよ。
で流れてくるからさ夜とか。
スピーカー 2
それがある日ソ連が亡くなりましたっていうニュースが流れてきたってこと?
スピーカー 1
あの辺りの時期になんかね空出たとかあってで崩壊しちゃったっていうのがね91年とかあの辺の頃なんだけど。
だから高校生になるぐらい。
で割合衝撃で。
でその当時あとね政治改革の話があってスキャンダルだなんだって選挙制度改革だって盛り上がってた時期で。
まあ政治的には面白いし。
うん。
スピーカー 2
でもね中高生で面白い時期とかないけどね。
そうだね。
スピーカー 3
政治に面白い時期なんてあるんでしょうね。
いや確かにさ壁崩壊とかね。
スピーカー 2
壁崩壊とかソ連とかはすごい衝撃があった。
まあね確かに確かに。
スピーカー 3
けどその選挙のやつはちょっと記憶が。
スピーカー 2
ちょっとねあんまりねわかんないよね。
スピーカー 1
そうそういうのがあって割合なんか衝撃というか興味を抱いて。
でじゃあ大学選ばなきゃいけないっていう風に。
じゃあ政治学ちょっとやろうって。
で当時ほら高校生地方の高校生って情報ないから一体どこに行けばできるのかわかんないみたいな。
だから政治学ってある大学選ぼうと思って。
なんかほら模擬試験とか高校でやると書くでしょ。
うん。
あの志望校。
スピーカー 2
うん書くね。
スピーカー 1
そうどこ書こうとか思って調べて当時書いたのがねまず東大。
東大は政治コースがある。
であと名古屋。
名古屋も政治があって。
で神戸。
神戸みつつ、神戸。
神戸3つ。
神戸3つ見つけて他も実はあるんだけど、今振り返るとね別に京大でも半大でもあるんだけど。
あるんだけど。
当時は、当時はその大学の説明パンプか何かに書いてあって自分としたら東京に行きた なあっていうのがあって。
子供の頃ってやっぱり田舎に暮らしていたから東京って。
スピーカー 2
福井出身だよね。
すごく遠い所。
スピーカー 1
福井県。
遠い所みたいなイメージで。
東京に住んでみたいみたいなのがあって。
でまぁ東大に結局行くことにして 入りました
政治学やろうと思って大学に来た
スピーカー 2
政治学って政治について知りたい そうなんだねそれを大学で勉強
06:00
スピーカー 2
しようって
でもさあのあと大学で学部選ぶ ときに就職に有利かとかさ
学部の内容っていうのもあるけど どっちが食いっパグレがないかとか
よく言うキーワードとしてはさ とりあえず経営とかいいんじゃない
とか
潰しが効くから
潰しが効くからとかさ
スピーカー 3
まさに私の小学部センター
スピーカー 2
とりあえず小学部ならいいかな みたいな
心理学よりは食べていけそうだ みたいな
そういう感じとかさ
スピーカー 1
そう今振り返るとね考えてないん だよね何もね就職とか
だからとりあえずやりたいって 言って
うちの親も自由にさせてくれた っていうか
基本親がどうしたらみたいなの は一切なくて
自分はもう東京に行くことに決め たから
あ事後報告だね基本
東大受けることにしたからよろしく みたいな感じで
スピーカー 2
それでまあめでたく東大に入り 私たちが教養で一緒だった高山
ゼミっていうゼミがあるんですよ
でその先生は西洋史の文学部の 先生なのね
で文学部の先生がその授業で 何を勉強したのかっていうのを
先生がその授業で何を教えるか っていうと西洋史ではなく
国際はなんか海外のメディアメディア と国際関係
なんかね
スピーカー 1
国際性なんだっけなんか
スピーカー 2
なんかタイトル忘れちゃった 変容とメディアなんか社会の変容
とメディア
なんかそんな感じ
そんなタイトルなんだけど
あの海外のメディア記事を読ん でそれをもとにディスカッション
するっていう
そういうだから海外のメディア なんでね英語なんですよまあ話す
あの議論は日本語でするんだけど
エコノミストとか
スピーカー 1
そうエコノミスト読む
スピーカー 2
あのまあ大体エコノミストだよね
そうね
先生が
スピーカー 1
ニューヨークタイムズの記事とか もあったかもしれないけど基本
エコノミストからなんかねいろいろ とってきて読むんだけどなんか
入ってすぐの頃って全然わかんない
そもそもね英語のものを読むっていう のが受験のそのテキスト以外読んだ
ことがない
スピーカー 2
結構ボリュームあんだよね
そう
ディープエールもないし
ないね
スピーカー 1
グーグル翻訳ないし
コンテクストも全然違うから日本の 新聞で報じられていることと中身
スピーカー 2
違う
スピーカー 1
そうだよね
スピーカー 3
さっぱりわかんない
スピーカー 2
最低理解がない中で
スピーカー 3
そうそうそう
スピーカー 2
そうなのそうなの
スピーカー 1
全く沈分感で衝撃を受けたことがない
スピーカー 2
そういやだから全く理解できない 最初でそれを毎週毎週あの先生
が選んできたエコノミストの大体 記事がまあ大体そのカバーストーリー
みたいなのが多かったから
結構5、6ページあるんでもうぎっしり
その英語読むだけでないのでもう 英語も難しいしテーマも難しいし
何話していくかわからなくてね
そう何言っていいかわかんなくて 毎回ねだいたい沈黙してるんだけど
スピーカー 1
先生からね何か言えって言われるん だけど何も言えないって何もわかん
スピーカー 2
ない
オロコンでもそうだったんだ私も
スピーカー 3
そもそも東大って教養の時にゼミ を取らないといけなかったの
09:02
スピーカー 2
あえっとねゼミっていうかね何 だろうあれはその少人数授業授業
一応ね単位が
単位の授業だったの
単位が出るだから別に任意だよ それは任意のセミナーってやつだよ
スピーカー 1
スピーカー 2
そうね
教養の少人数制のちょっとその 参加型の授業みたいなのを多分
スピーカー 1
それで2単位もらえるみたいな 感じ
そういう
それは選択肢だよ
そういうのがあって
スピーカー 2
多分この範囲の中からどれか取り なさいみたいな感じだから絶対取
らなきゃいけないものでもないん だけどでそのゼミはあの全学部
の子全学部っていうかあの東大 って1,2年生のって全員教養学部
なんだよね
だからその教養学部のどのコース の子でも取れる
取れる
でセレクションがあったのね
スピーカー 1
そうインタビューがあって
スピーカー 3
1年生の
スピーカー 2
そう1年生の入学して翌日にね
なんかね文章か何か作文か何か していて
スピーカー 1
うんうんうん
出してでそれをもとにこう面接 みたいに
スピーカー 2
そう将来の夢とね使える外国語 っていうのを書けっていう
あのそういう
よく覚えてる
スピーカー 1
そう覚えてる
スピーカー 2
もう何書いたかさっぱり覚えてる
それでさ使える外国語なんて言 われても大学ね入学したばっかり
受験英語
そう英語ぐらいしか普通他何か あんのかみたいな感じだから
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
英語だってね
そもそもね
そもそもそんな使えないのに
でも私はでもね実はその前に大阪 大学に1年行ってたから
そうですね
英語ちょっとやってた
だから英語とドイツ語って書いた わけ
そしたら先生にドイツ語はなぜ 使えるんですか
使えないけどって思いながら
使えないけどあのいや1年ちょっと 別の大学に行ってたので
ドイツ語は少しやりましたみたいな 感じで
あそうですかって
で私たちのね同級生の中には留学生 もいたよね
いたいた
だから韓国人の留学生で
彼は彼はね
ペラペラ
もう日本語が
日本
まあ半分日本
まあちっちゃい頃日本で育って てみたいな人だから韓国人なんだけど
その人は日本語と英語と韓国語 って書いてて
そしたらその人面接の時になんで 韓国語わかるんですかって言われた
僕韓国人なんで日本語よりはできる と思いますって言われるぐらい
スピーカー 1
そう
日本語ペラペラだよね
スピーカー 2
あの日本人韓国語うまいねって 韓国人に言われるような
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
なんかそういう人が私たちの 同級生にいたりするような
スピーカー 1
バングラディッシュの人もいた よね
スピーカー 2
そうバングラディッシュの人もいた ね
スピーカー 1
留学で来て
スピーカー 2
そうそうそう留学で来てた人とか
1学年に10人くらい
10人くらいになったのかな
で1年生と2年生だけでもう単位 は夏前期しか出なかったけど
自主ゼミみたいな感じでその後 もう単位は出ないんだけど
今はずっと継続して出席する人が 多いゼミで
12:02
スピーカー 2
だから大学1年の時のゼミなのに そこで出会った人が私その後も
スピーカー 1
ずっと
スピーカー 2
すごいね
今でも
なんかね
スピーカー 1
あれあのゼミだけだよ本当に
スピーカー 2
そうね
そんな関係が続いてるのは週に 1回あるだけのねゼミなんだけど
スピーカー 3
でも
でもなんか聞くと週1にしては なかなかのボリューム
スピーカー 1
そうなのよ
スピーカー 2
振り返るとね
大変なゼミだったんだけど
でもめっちゃある意味目線は上がる
なんか自分がいかに
まあね一応ね受験勉強頑張っていい大学入ったと思ってたけど
全然自分ダメだなみたいな気持ちになるし
あと2年生の先輩はめっちゃ活発に議論してて
これがなんかうわぁなんかなんだこれみたいな
なんで自分は何も言えないのに
なんか2年生ってすげえなっていうか
この人たち頭いいなって思ったんだけど
でも自分が2年生になると
その議論ができるようにだんだんなってくるんだよね
これがやっぱり伸びしようなんだなって
スピーカー 1
すごいね
スピーカー 2
そう
そういうね
まあちょっとねそのね
実は高山先生にも
実は私別のところでインタビューしたのがあって
それいずれこのポッドキャストでやります
これはいずれやりますので
その話はまたちょっと詳しい話は後なんですけど
じゃあ小野くんの高山ゼミも入って
でまあ政治学そのままやったんだけど
就活はしなかったんだよね
スピーカー 1
そう一切しなかった
スピーカー 2
いつから学者になろうって思ったの
スピーカー 1
いやどうなんだろうね
でも大学院には行こうと思っていて
でその高山ゼミで先生からアメリカのPhDに進む
っていう選択肢があるよっていう話はもう分かるね
先生自体がイエールのPhDの人だから
話は聞いてで
よしじゃあアメリカの大学に行ってPhDを取ろうと
今考えると
スピーカー 2
無邪気に思ったね
なかなかのハードルを持ったんだよね
若いっていいね
スピーカー 1
何も考えずね
そもそもアメリカの大学に
今でこそ学部から留学とかいろいろ聞くけど
当時別に交換留学とかもなくて
自分にとっては東京の大学に行くことすら
ハードルが高かった
スピーカー 2
そうだよね地方からだとね
スピーカー 1
海外なんて全く
スピーカー 2
そうだよね
スピーカー 1
そんな中でアメリカのPhDあるよって聞いて
じゃあよしとアメリカに行こうみたいなのがあって
で大学4年生の時に
先生にアメリカの大学に行って政治学やろうと思うんですけど
っていう話をしたら
いやーなんか最初は日本の大学に行っといた方がいいんじゃないって言われて
じゃあ東大の院に入ってしばらくいてから留学しようかなと
今考えるとあの選択肢は良かったのかなっていうか
やっぱり日本の研究者とのコネクションができたっていうか
15:00
スピーカー 1
日本の大学に行ったことで
だからどこの大学にどんな先生がいてとか
向こうもね東大の大学院にこんな人がいて
そういう面で日本に帰ってきた時に
なんか既に知ってるコミュニティがあったっていうのは大きかったかなと思うんだけど
当時としてはまあ2,3年いてからの方がいいんじゃないって言われてて
はいそうですかみたいな感じで東大の大学院に進んで
で博士に行ってその時にミシガン大学のサマープログラムに
夏の間2ヶ月行って
ここいいとこだなと思って
でアメリカの大学にこういろいろ出して
いくつかの大学からこう合格通知もらったんだけど
ミシガンに行こうかみたいな
夏いいところだ冬すごい寒いって知らなくて
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
夏すごいいいところだと思ってここだったらと思って
実際ミシガン大学のプログラムって政治学は結構強くって
じゃあつってミシガン行って
結構衝撃的だったの
政治学今まで政治学だと思ってたものが全然違う
学問体系としてもう全然違うことやってて
なんだろうまあ日本でも計量政治学っぽいことはやってたんだけど
いやなんか行く前って投票行動の研究って単に
誰がどこの党に投票したかみたいなのを
単純に推計するものでしょうみたいなのがあったんだけど
アメリカの方がもっとデータをこう使って
ゲーム理論使ったりとかそんな感じでやってて
しかも単にこれとこれが相関関係がありますよっていうだけじゃなくて
こういう理論があって
この理論が正しいかどうかを検証するために
この理論がもし正しかったらこことここの変数の間に
相関関係ポジティブな相関関係あるはずですみたいな
理論してそれをテストしますみたいな
でだからテストしたいのはそのセオリーっていうか
理論みたいな自分の理論をテストします
スピーカー 2
なるほどね
スピーカー 1
日本の政治学ってあんまりそういうのやってなくて
単に今回なんで自民党勝ったんだろうねみたいな
スピーカー 2
あーなるほどね
スピーカー 1
漢字の多くってなんかだいぶ違うなっていう
スピーカー 2
あーそういうことか
スピーカー 1
そこにだから最初衝撃を受けたっていう
日本の大学院でも海外で文献読むんだけど
そんなに断片的にしか読んでなかった
スピーカー 2
なんか結構アプローチはその普遍的な
その真理みたいなものにアプローチする感じがするよね
そうね
だからさっきのなんで今回自民党勝ったかっていろんな要素があるし
結構証明がしようがないっていうか
後付けで解説してる感じがあるじゃない
18:00
スピーカー 2
なんかそのこういうロジックつながるっていうことは言ってるかもしれないけど
状況が何か変わったら何か違ってたかもしれなくて
変わらなかったかもしれなくて
それってわかんないじゃん解説でしかないっていうか
でもなんかそのなぜそれが起きるのかみたいなメカニズムを
その実験とかによって明らかにすると再現性があったりとか
そこにこうこういう人間はこういう時にはこういう行動をとるんだみたいな
なんかそういう普遍的なものがもしも見いだせたら
あの傾向も立てられるかもしれないし
スピーカー 3
なんかアメリカの政治ってなんていうか
キャンペーンの予想なんだけど
スピーカー 2
なんかマーケティング
スピーカー 3
そうだね
なんかマーケティングの世界
スピーカー 1
そうねまあ選挙ってある意味マーケティングだから
そうだねまあ選挙ってある意味マーケティングだから
どういうふうに見せてどういうふうにこう消費者の心をつかむかみたいなところがあるかな
なんかアメリカの場合はやっぱりなんかそのメカニズムを探ろうみたいな
その真理人間の行動の中にある真理を見つけようみたいな
スピーカー 2
そのアプローチが最初面食らったっていうか
なるほどね
実際アメリカに留学して
実際アメリカに留学して
しかもねハードな学問の世界にいきなり入っていったって感じで
その時の小野くんの英語力はどんなもんだったんですか
スピーカー 1
いや今考えるとひどかった
スピーカー 2
ひどかった
スピーカー 1
ほぼね普通の学部生と変わらない
しかも海外の経験なんてねそんなないから
そうまず最初の授業がね
当時MDプレイヤーの
MDプレイヤーはいはい
あれを持って行って授業で録音して
で授業の間って何言ってるかさっき言ったけどね
で授業の間って何言ってるかさっき言ったけどね
後で聞くんだ
そう後でこうゆっくりこう再生のアレをゆっくり再生して
聞いてあこんなこと言ってたんだみたいなメモして
読む量も大量にあるから
読むのも大変だし
スピーカー 2
ネイティブに比べたらもやるべきことがすごい何倍もあるよね
スピーカー 1
そうでいろいろなね専門用語もわかんないし
スピーカー 2
そうでいろいろなね専門用語もわかんないし
スピーカー 1
うんうん
GOPってリパブリカンの共和党のことなんで そもそもGOPとか書かれてない
スピーカー 2
なんのことだろうみたいな
スピーカー 1
なるほどね
スピーカー 2
いろいろキャッチアップするのが大変
なるほどね
かなりハードだった
スピーカー 1
1年目はほとんど引きこもってひたすら読む
喋れないから全然
コメントしろって言われても高山ゼミの1年目と同じで
何言っていいか分かんないし
何が議論されてるのかも分かんない
3年目か4年目に一応試験みたいなのがあって
それはアメリカ政治の文献を全部まとめて
21:04
スピーカー 1
面接で口頭試験みたいな
いろいろ聞かれて
そうするとこういう文献があって
こういう研究があって
この人はこう言っててみたいな
口頭で説明する試験みたいな
スピーカー 2
それってやっぱり日本とアメリカ比べると
アメリカのPhDのほうが厳しいのかな
大変だよね
やらなきゃいけないことは多いのかな
スピーカー 1
きっちりコースワークが決まってるから
これやってこれやってこれやりなさいみたいな
日本のほうはどっちかっていうと
職人技みたいな感じで
見て盗めみたいな
教えるみたいなものよりは
身を見真似でやりなさい
職人技みたいな
スピーカー 2
なるほどね
8年向こうにいたのかな
スピーカー 1
トータルすると8年いた
居心地が良くてね
スピーカー 2
居る間に向こうで教えるみたいなこともやってた
スピーカー 1
TAみたいなので給料が3年目ぐらいから出る感じで
自分はアメリカ政治で
自分はアメリカ政治入門っていうのを教えてて
それは15人ぐらいの少人数のクラスを2つ持つんだけど
週に2回会うのかな
で授業を踏まえて色々こう
ディスカッションさせたり
問題を出したりみたいなのをやるんだけど
それが大変で
英語が分からないって言われると困るから
すごい英語のクラスとか取らされて
取らないと教えさせられないみたいな
それも試験やるから
結構大変で英語の問題もあるし
政治知識の問題
アメリカ政治で今何が起きてるかみたいな
ニュース読んどかないといけないし
議長が誰だとかさ
マイノリティのリーダーは誰かとかさ
この政治家はじゃあどこ出身でとか
そんなこと知ってないと教えられないから
なんか単にね理論だけじゃなくてね
それが大変で
あとは採点もやるんだけど
これ採点もまた大変で
レポートの採点をするんだけど
学生から毎回文句くるもんよね
なんで自分はBなんだって
そうするとちゃんとこっちも
ちゃんと言えるようにしとかないといけないから
なんでここで点が引いてるのかとか
ここではなんでじゃあAにならなかったのか
みたいなのを逐一書かなきゃいけなくなって
あれが辛かったね
スピーカー 3
読むのも大変だけど
スピーカー 1
読むのも大変だけど採点して
スピーカー 2
採点の理論武装って確かにね
スピーカー 1
日本だと別にないでしょ
スピーカー 2
確かに
スピーカー 1
文句が出るってそんなないんだけど
スピーカー 3
確かに
スピーカー 1
アメリカだと基本交渉みたいな感じでやってきて
24:03
スピーカー 2
成績もね交渉で獲得するんだね
スピーカー 1
そうBプラスとAマイナスってやっぱりだいぶ違うから
そうだね
Aプラスじゃないな
うちのお母さんはAだって言ってるのに
お母さんはAだって
お前のお母さんが言ってるシンカーみたいな
スピーカー 2
そうなんだ面白いね
そういうの戦うのめんどくさいなと思ったら
上振れしそうだね
そうそう
文句言われたくないからAにしとけみたいな
スピーカー 1
だからなんかね
いい大学とかはAの率が高すぎる
インフレーションが起きててね
みんなA出しちゃう
めんどくさいでしょだって
スピーカー 2
そうだね確かに
なるほどね
そっか
滞在してる間で奥様と出会ったのも
そうそう
スピーカー 1
ミシガンにいた時なんだよね
ミシガンにいた時で
その時に日本人のコミュニティっていうのがあって
他の学部とかに日本人がいたから
それで知り合ったみたいな
スピーカー 2
じゃあ奥さんも留学してた
奥さんは日本人ですと
スピーカー 1
日本人でPhDで心理学部なので
留学してて
スピーカー 3
奥様もPhDで
スピーカー 1
そうPhDプログラムに来てて
彼女は2001年にアメリカに来てて
自分は2002年にアメリカに来て
だから1年ずれてたんだけど
彼女の方は2006年に終わったのかな
に就職をしてアメリカの大学に就職をして
彼女はウィスコンシンってミシガンの隣の州
しばらく離れ離れたっていうところで
スピーカー 2
それ結婚してから?
いや、する前
する前の大会
スピーカー 1
うんうん
通ったりはしてたんだけど
まあでもね
結構近くて遠いっていうか
飛行機で40分とか45分なんだけど
そっから高速で30分、40分くらい
空港まであったりして
なかなか大変だった
彼女もアシスタントプロフェッサーで
すごい大変な時期で
なかなか大変で
自分も就職活動は一応始めたんだけど
2008年でフリーマンショックで仕事が何もなくなっちゃったし
日本政治のこと研究は
カスローム書いたけど
日本政治ってもうね
流行らないっていうかアメリカで
職がとにかくなくって
そんなこんなでじゃあ2010年に帰ろうかみたいな感じで
日本に帰ってきて
その新潟にある大学に
勤め始めたっていう
スピーカー 2
その時は単身ウニで帰ってきたの?
スピーカー 1
そう単独で帰ってきて
彼女はアメリカの大学で教えてて
スピーカー 2
その時は結婚してたの?
スピーカー 1
2010年に日本に帰ってきて結婚したの
スピーカー 2
そうなんだ
遠距離になってから
元々遠距離だけど
さらなる遠距離になってから
スピーカー 1
2010年に自分も職を得たからっていうことで
27:01
スピーカー 2
じゃあ結婚しようかみたいな感じで
国際大学って結構ユニークな学校だよね?
スピーカー 1
そう変わった大学で
中山祖平さんの人が作った大学で
全部英語でやりますと
公用語は英語
教授会も英語でやるんだけど
大学院しかない大学で
修士課程しか当時はなくて
学生っていうのは基本的に
JICAとかの奨学金で
海外のいわゆる途上国の
公務員の人とかを日本に呼んで
スピーカー 2
2年間修士をやりますみたいな感じのものが多くて
留学生がほとんどだってことだよね
スピーカー 1
ほとんど9割以上が留学生
スピーカー 3
残り1割が日本人
スピーカー 1
日本人がちょっといるかな
数人いるかな
スピーカー 2
だから日本にある大学だけど
スピーカー 1
あんまり日本っぽくない感じだね
スピーカー 2
結構山の中にあるんでしょ?
そうそうそうそう
そういう隠れ人だと離れた
隠れされた場所で
スピーカー 1
みんな寮に住んでる
スピーカー 2
雪深いところにね
スピーカー 1
4mくらい積もるからね
スピーカー 2
アジアアフリカからいっぱい
学生たちが来てるっていう
スピーカー 1
不思議な空間
スピーカー 2
でもね雪のあるところ
雪のあるところに結構縁があるね
スピーカー 1
西側もそうだったし
スピーカー 3
冬は
スピーカー 1
冬は天気が悪いんだね
スピーカー 2
あんまり気にしない
新潟全然OKみたいな
スピーカー 1
そう全然ね
すごい冬になると
毎日雪降るから
晴れたら絶対スキーに行こうと思って
スキーセット買って
晴れたら平日でもスキーみたいな感じで
誰もいないゲレンデを平日
青空の中滑って
すごい気持ちよかった
帰りに温泉入って帰ってくれた
生活面では楽しかった
一人だったけど
なんか気楽っていうか
今振り返るとね
スピーカー 2
なんか楽しい生活だったなって
なるほど
でもそこに3年
スピーカー 1
3年いて
東北大学
東北に移って
法学部に移って
スピーカー 3
大学の先生が
大学を移るっていうのは
自分で手を挙げる
スピーカー 1
挙げる場合もあるし
一本釣りじゃないけど
来てくださいみたいな感じで呼ばれて
スピーカー 2
結構大学の先生って
点々とっていうか
職を探して
普通の企業みたいに
正社員みたいな
そういう感じじゃないわけ
スピーカー 1
ある意味なんだろうね
よく例えるんだけど
商店街の
商店主みたいな感じ
銀座商店街みたいな感じで
大学がお店を構えてて
30:01
スピーカー 1
そこの一つのお店を開いてますみたいな
だから商店街のお店を
違う商店街に移動するみたいな
スピーカー 2
そういう感じなんだ
でもやっぱりさ
何をやりたいかもあると思うんだけど
どこの大学に行きたいとかさ
やっぱり国立大学はいいとか私立大学はいいとか
給料は私立の方がいいとか
国立の方が権威があるとか
やっぱりそういう
勝ち負けみたいな
勝ち負けっていうか変だけど
成功してるとか
そういうのが学者の中にもある
スピーカー 1
いわゆる偏差値と
大学の偏差値と
そこにいる研究者のクオリティが
スピーカー 2
相関があるかっていうと
スピーカー 1
必ずしも実はそうじゃないか
いろんなたまたまとか
いろいろあるから
家族の関係でとかあるから
そこは実はあんまり関係なくて
いろんな事情でというか
スピーカー 2
そうだよね
一般的には学部の
特に日本だと
学部の偏差値みたいなイメージで
大学の優劣じゃないけど
大学教授っていっても
そこで測っちゃうんだけど
でも実際には別に
学部のレベルでいろんなものが
決まってるわけじゃない
さっきの国際大学って大学院しかないし
それこそその先生が
どんな研究をしてるかとか
どれぐらい論文を出してるかとか
そういうことで
本来的には質が変わるというか
学部じゃなくて
個人商店のこのお店がどれぐらい
いい品揃えかみたいなことなんだけど
あんまり一般の人にはそういうニュアンスって
スピーカー 1
伝わらないかもね
研究者としては別に
大学名で仕事してるわけじゃないから
スピーカー 2
そうだよね個人なもんね
スピーカー 1
大学は正直どこでもいいっていうか
ベストな環境で
スピーカー 2
自分の売り上げが上がる場所を求めているから
そうだよね確かに確かに
スピーカー 1
そういうところだから
確かにいい大学だといい学部生が来るけどね
でも学部生が別に研究面で
スピーカー 2
プラスになるわけじゃないからね
スピーカー 3
大学選ぶときに
先生で早稲田買って
スピーカー 2
手を挙げたらそれが取れるから取りたいと思ったんだけど
スピーカー 3
父親にダメだって言われて
その早稲田の
例えばこの先生の何が学びたいとか
スピーカー 2
あるのかって言われて
スピーカー 1
いやー
スピーカー 2
高校生で
スピーカー 3
でそういうのがないんだったら
基本国立を受けろみたいなこと言われた
で何も言えなかったから知らないし
スピーカー 2
わかんないよね高校生
スピーカー 3
そういうことだから本当大学名と学部しか見てなかったけど
確かに考えたらそこでの個人焦点だから
具体的にはどんな研究をしてる先生がいるのかとか
スピーカー 2
そうだよね
33:00
スピーカー 2
本当は大事なんだ
移動しちゃうから
スピーカー 1
だからあんまりね高校生でもたまに誰々先生のところに行きたいみたいに受けてくんだけど
来たらもういなくなってるみたいなこと
スピーカー 2
あーそういうことか
スピーカー 1
あんまりもちろん日本ではそんなに移動は激しくはないんだけど
もちろんね名前の通った大学ほど商店街の品揃えが良くなる
いろんなお店が入ってますよっていうのはあるけど
でもこれ見たい感じよりは選ぶ方としてはね
やってる方はもう本当に自分のことだけ考えてるってわけじゃないんだけど
なんか個人焦点だから
スピーカー 2
確かにねそっかそっか
じゃあデッドホーク大学は日本の国立大学じゃないですか
これはまた国際大学やはたまたアメリカの大学とも全然違う感じだったんですか
スピーカー 1
そうね最初驚いたのが給料が安いっていうのは驚いたっていうか
最初のね給料の振り込みのあれを見てね
引越し代だと思って
これ引越し代だ
スピーカー 2
引越し代じゃまあそこそこ出るんだなと思ったんだけど
スピーカー 1
これ給料なの?
なるほど
なんか給料の話って国立大の場合は聞かされなくて
スピーカー 2
いくらもらえるかなんて教えてくれないの
スピーカー 3
そんなあり?
スピーカー 1
でもその行くかどうかの判断は?
まあ行きますって言うんだけど
別に反抗してるわけでもなんでもなくて
スピーカー 2
契約書があるわけでもなくて
引越し代のブラックな感じ
スピーカー 1
本当だね
行ったら初日かなんかに総長名の手紙っていうか紙が来て
あなたを教授何言法何々に命じられちゃったよみたいな
スピーカー 2
一方的に命じられて
スピーカー 1
事例みたいな感じでね
スピーカー 2
そうそうそう
スピーカー 1
国立だから
交渉の余地もないっていうか
スピーカー 2
へー
スピーカー 1
なんか
スピーカー 2
給料は安かったと
やっぱり国立は安いんだ
スピーカー 1
まあまあね
だから国立のモデルとしてはなんだろうな
給料は安いんだけど時間がありますよっていうのが
まあ国立大学の特徴
まあ文系の場合はね
理系の場合は装置とかあるからまた違うんだけど
文系の場合はねでっかい装置いらないから
なんか本当に研究室さえあれば
スピーカー 2
確かに大学の先生ってその
自分自身の研究と学生を教えるっていうその両方の側面は
それ以外の事務的ないろいろな受験の採点とか試験官とか
そういう仕事が結構あるからすごく忙しいっていうふうには聞くけど
まあそういう意味で比較的東北大学は時間があるという話だったと
自分の研究に時間が取れる
スピーカー 1
自分の少なくとも自分の最初のところは割合があって
授業のコマ数も実際少なかったっていうか
スピーカー 2
でその東北大学はでも7年いたんだね結構長かったよね
36:03
スピーカー 1
そう7年
ただねうち2年間アメリカに行ってて
2年間自分はウィスコンシン大学にサバティカルで
スピーカー 2
じゃあ奥さんの大学
スピーカー 1
そうそう
まあある意味なんか子育てしたっていうか
もちろん研究で結構いる間業績を上げたんで
なんか2年間完全にアメリカに住んで
スピーカー 3
お子さんが生まれたタイミングで
スピーカー 1
生まれた次の年だったのかな
生まれた時は彼女は日本で1学期くらい
日本でサバティカルで日本に仙台に来てて
で一旦戻って
で2015年くらいにアメリカに自分は2年間
最初2年間在外研究に行けるっていう東北は大学部はあって
まあそれもあって東北に移ったんだけど
スピーカー 2
そうなんだ
ねえあのサバティカルって
あの学者の世界にはある
1年とか2年とかなんですか
あれいいよね
みんな全会社員にもあればいいよね
スピーカー 3
ヨーロッパとかで結構サバティカル取る人多いけど
スピーカー 2
普通一般企業でもある
一般企業でもあるそう
スピーカー 3
トヨタのヨーロッパの人とかも結構サバティカル取って
1年別の国に行って
勉強したりとか何だろうボランティアやったりとか
スピーカー 2
そうなんだ
やったりとか
そっかそっかそっか
じゃあそのサバティカルを利用して
ほの君はアメリカに行って子育てをしたと
研究と子育てをした
なるほどね
スピーカー 1
だから授業が完全にないから本当に毎日好きなことがある意味できる
スピーカー 2
本当だね確かに
スピーカー 1
子供が小さいとデイケアとかね
通うから朝8時から5時から6時くらいまで預かってくれるから古い
スピーカー 2
なるほどね
それでも日本に戻る
そう
そっかそれは東北大学に戻るんだけど
そっからまた今の早稲田大学に
スピーカー 1
そうに移ったと
彼女が何だろううちの妻が日本に帰る
手庭はもう持ってたんだけどアメリカの大学で
スピーカー 2
就寝
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
就寝雇用みたいなやつやね
スピーカー 1
だからずっと死ぬまで働けるっていう
あれで自分もアメリカに行くことも考えたんだけど
まあやっぱりなんだろう日本研究やっててもね
アメリカで受けない受けないっていうか本当にニーズがないみたいなところで
まあ日本の方が自分は良かったかなっていう
で彼女も子育てする中で
いや自分の子供をアメリカ人として育てた方がいいのか
日本人として育てた方がいいのかとか考えた時にね
アジア人
アジアンアメリカンみたいにして育てるのかとか思った時に
うーんとか思って
39:01
スピーカー 1
で日本にやっぱり帰ろうみたいな
へー
で彼女が日本の大学に
まあ職が見つかったって言われて帰ってきて
でちょうどそのタイミングで早稲田で募集してますみたいに思って
東京だったら一緒に住めるからって言われて
スピーカー 2
奥さん今一つばしたい
スピーカー 1
そうそう
なので日本に帰ってきて
なんだろう
自分も東京に移って一緒に暮らせるかなって
スピーカー 2
へー
タイミングが良かったっていうか
へー
でもその間さずっと別居じゃん
まあなんていうかたまたま今東京の大学に二人とも勤められるってことになったけど
その間こうね別居期間ってお互いどんな感じだったの
まあお互いのキャリアのためにはしょうがないよねみたいな感じだったの
スピーカー 1
まあねしょうがないかなーって思って
スピーカー 2
そこ話し合いがあったりどういう風にしていきたいかとかお互い話したの?
スピーカー 1
いやーなんかいつかは一緒に暮らしたいっていうのはあって話してはいたんだけど
やっぱりこうデュアルカップルとか言われるんだけど
やっぱアカデミアでも似たような人たちっていっぱいいて
結構同じところで仕事を見つけるっていうのはなかなかハードルが高くって
みんな苦労してて
なのでまあまあ割合普通っていうかまあもちろん
一緒の大学に雇ってくれるとかそういう場合もあったりはするんだけど
でもなかなかハードルが高いっていうか結構難しい
だからまあ自分の場合はね月に1回ぐらいのペースでアメリカにずっと行ってたから
それでなんとかしのいだ最初
年中実際ボケみたいな
1週間ほど行って帰ってきてまた2週間経ったら行くみたいな
スピーカー 2
今の早稲田で教えてもう3年ぐらいになるのかな
でもちょうどコロナになったぐらいの頃からだよね
ようやくもう普通の授業も今年はやってると思うけど
どうですか自分の大学時代と比べても今の大学生の早稲田の学生ってどんな感じですか
スピーカー 1
真面目になったなっていうのはあるのかもしれないけど
早稲田の場合はやっぱりできる子はすごいできる
授業で違うこと言うと指摘が入るっていう怖いよねだからね
あんまり東北ではなかったんだけど
これ違うでしょみたいな
スピーカー 2
言われちゃうんだ
スピーカー 1
この本にはこう書いてあったんですけどみたいな
授業の元の種本みたいなのを読んでくる学生がいたりして
興味あったので読みましたとかいう学生とか
早稲田はなんか飛び抜けたやつがたまにいるみたいな
スピーカー 2
結構早稲田は留学生もすごくたくさん受け入れて外国人が多いんで
42:00
スピーカー 2
授業も英語でもやってるんでしょ
スピーカー 1
そう日本語と英語両方で同じものを教えるっていう
スピーカー 2
全く同じ内容を日本語と英語両方でやるって
スピーカー 1
そう基本自分の場合は少なくとも全く同じ内容で本当に翻訳しただけぐらい
スピーカー 2
学生はどっちに出てもいいってことだよね
うんうんうん
ちょっと最後にその
日本とアメリカの違い
学生のねとか大学で学ぶことっていうのを
大野くんもお子さんいて6歳まではアメリカだったっていうことなんだけど
これから日本の教育中学受験もするんでしょ
っていう感じで日本の教育トラックに乗ってるわけですけど
なんか実際に海外の教育とかも実際に触れてみて
なんか結構ね
私たちの友人とかの子供とかもね
子供を留学させた方がいいんじゃないかとかね
将来はとかそういうのある
考えてる人多いと思うんだけど
スピーカー 3
高校もね昔に比べたら
海外大学をそのまま進学する人向けみたいな説明とかが
だいぶ増えたりとか
実際進学実績のところでちらほら出てきたりとか
いうのもある中で
大学以上の教育って考えた時に
日米
そうどうアメリカの
スピーカー 2
どうなのアメリカの教育の方がいいの
スピーカー 1
学部に関してはね正直そんな違いがないと思うというか
なんだろうアメリカに行ったらすごいグローバルリーダーになれるかみたいな
言うとそんなわけでもないし
いやよくねアメリカの大学生は
日本の大学生よりよく勉強してるとか
スピーカー 2
言われるよね
スピーカー 1
いや全然そんなことなくて
そんな試験前だけ見てきたんじゃないのみたいな
アメリカの大学も韓国とかね
いっぱい学生来てて中国とか
見ててじゃあ彼ら
普通の他のアメリカ人の学生と馴染んでるかっていうと
そんなこと全然なくて
韓国人は韓国人同士で
するんでたりとかしてて
だからそんなとこ行ってっていうか
わざわざ高いお金払って
アメリカの大学の学部とかに送って
意味あんのかなっていうのが正直なところで
学部レベルの授業ってそんな質に違いがない
スピーカー 2
やってるレベルはあんまり変わりがないから
スピーカー 1
自分だったら送らない
学部生としては
スピーカー 3
いい情報だな
スピーカー 2
そうだね本当そうだね
助かる情報
すごい参考になる
でも一方で
こういう学者の道
45:00
スピーカー 2
研究とかの道をやっていくなら
やっぱ多くのものは
アメリカの大学で
PhDを取るとか
そういう国際的なネットワークを持つっていうのは
やっぱり意義がある
スピーカー 1
かなっていう
むしろそんな方がね
奨学金がもらえるし
スピーカー 3
奨学金もらえないと
めちゃめちゃ高い
スピーカー 1
そうそう
スピーカー 3
今もうね
スピーカー 1
あとMBAとか2000万ぐらい
自分が大学院入って2002年頃で
2万ドル学費が毎年
だから大学院の場合はね
奨学金もらえればウェーバーっていうか
免除になるから
5年いたらそれだけで
10万ドルみたいな感じになるんだけど
そうだよな
今もっと高い倍以上してるから
だからそこまで払う価値が
スピーカー 2
あるのかっていう
スピーカー 1
あるのか
だからそれ考えると
日本大学ってコスパがいいっていうか
確かにね
すごい安い
スピーカー 2
日本は本当コスパはいいよね
スピーカー 3
それが先生たちのお給料に本当だね
スピーカー 2
本当だ本当だ
スピーカー 1
まあね
なるっていうところはあるんだけど
日本の大学にいながら交換留学で1年行くっていうのが
一番お買い得
スピーカー 2
確かに確かに
それね何だったかな
教育のコスパみたいなのを書いた本で
去年結構売れた本があって
それにも同じようなこと書いてあった気がする
日本の大学行って交換留学行くのが一番コスパいいみたいな
スピーカー 1
教員にもよるけど
自分の授業とかは
アメリカでも同じ授業をするかって言われたら
多分同じような感じで授業する
スピーカー 2
そんなに中身変わらないはずなのよね
スピーカー 1
だから自分が大学院生の頃に
政治学ってこんなに違うのみたいな
衝撃は多分今の世代はないんじゃない
スピーカー 2
なるほどね
そっかそっか
まあじゃあね日本人の欧米コンプレックスが
アメリカに行かないとダメだみたいな気持ちに
もしかしたらさせてるかもみたいな感じ
スピーカー 3
親世代が結構強いから
スピーカー 1
英語ができないといけないとか言うけど
スピーカー 2
そもそも日本語ができないからね
スピーカー 1
英語ができないとね
語彙力でしっかりないと
英語の文章もちゃんとロジックのある文章書けないし
スピーカー 2
今ねディープエロあるしね
スピーカー 1
だから日本語で書いたらそれなりにきれいな英語
簡単になっちゃうから
ちゃんとしたロジックだった文章が書けるかどうか
みたいなところが大事だから
スピーカー 2
なるほどね
いやーすごい
私たちの知らない世界の話
大学なんて卒業以来
たこちゃん最近ね
大学院に行ったけど
でもまあね
キャンパスに行ってるわけじゃないからね
いわゆる学生コミュニティみたい
自分たちのコースの人たちとはもちろんコミュニケーションあると思うけど
48:02
スピーカー 2
社会人だしね基本はね
またちょっと大人だからね
だいぶ学部とかとはちょっと違うかもね
若者の世界とはちょっと違うかもね
なるほど
いやいや色々お話を聞かせてもらって
おのおくんはもう来ていただいてありがとうございました
すごい面白い研究で
これねぜひ本にしてくださいね
日本語で
スピーカー 3
日本語で
スピーカー 1
日本語のものを書いても評価されないからね
先端をやってれば先端をやってるほど英語になっちゃう
スピーカー 2
なるほどね
それだけでも日本人が最先端のものに触れるのが遅れちゃうってことだよね
日本語でだけだとね
今回はね
まだ日本語化あまりされていない
小野先生の研究内容について聞かせてもらってすごく勉強になりました
じゃあ今日はどうもありがとうございました
スピーカー 1
どうもありがとうございました
49:04

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