「ファッション×アートでまちを編集!佐賀に生む新たな交差点」(後)
2026-11-08 08:49

「ファッション×アートでまちを編集!佐賀に生む新たな交差点」(後)

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出演:ゲスト 山口 賢人さん(株式会社サロンモード 代表取締役) 田中 みずき(RKB) 

1949年に祖母が佐賀県鹿島市の6畳の店で始めた洋品店を受け継ぎ、創業77周年の2026年にサロンモードの三代目社長へ就任した山口さん。「人をつくる」経営を軸に、店舗運営、アート企画、地域の拠点づくりに取り組んでいます。ファッションの感性で人とまちをつなぐ挑戦について伺います。

https://salonmode.co.jp/

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サマリー

サロンモードの山口健人さんが、佐賀県内で展開するセレクトショップと、地域の魅力を取り入れたオーダースーツについて語ります。鹿島の神社やむつごろう、日本酒、鹿島錦を描いたオリジナル裏地は好評で、第1弾が完売しました。ベネチアで出会ったパトリック・ルビンスタインの作品をきっかけに、山口さんはアートへの見方を変え、洋服店でのアート展や地域イベントを始めました。アートとの出会いが、十字路ビルや会員制の場など新たなまちづくりにもつながっています。将来を固定せず、出会いや経験という「点」をつないでいく姿勢を、スティーブ・ジョブズの言葉「コネクティング・ザ・ドッツ」と重ねて語りました。

地域の魅力を仕立てるオーダースーツ
サンデーチェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、田中美月です。 RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
今日のチェンジメーカーは、先週に引き続き、株式会社サロンモード代表取締役の山口健人さんです。
山口さん、よろしくお願いいたします。 山口さん、よろしくお願いします。
先週のお話ですけれども、おばあさまが始めた洋品店、3代目ということで、社長として引き継ぎ、今は独自の展開をいろいろとなさっているということなんですが、
ファッションのアパレルのほうでは、どういった事業を主に行ってらっしゃるんですか。
今、佐賀県内で、柏竹を探しないと、17店舗のセレクトショップをやっております。
最近は、街づくりかけるファッションみたいなところに興味がございまして、
年に2回オーダースーツの受注会をやっていまして、そこで地域に誇りを持とうみたいなコンセプトのもと、スーツって裏地ってあるじゃないですか。
その裏地を、鹿島のオリジナルのものを作れないかなというふうに思って、
ちょっと皆さんに写真を見せれないのであれなんですけど、
ゆうとくいなり神社とかね、むつごろとか、日本酒とか、鹿島錦とか、鹿島で有名なものがあるんですよ。
それを散りばめたようなオリジナルの裏地を作りまして、
それを地元の人たちに仕立ててもらって、みんなで一緒の裏地でジャーンとしようという。
みんなお揃いの裏地で。
反響はどうですか。
非常に反響がありまして、第1弾は完売してしまいまして、第2弾、第3弾といろんなアイテムでできたらいいなというふうに思っています。
そういった街づくりというか、いろんな人との出会いがファッションのほうにも新しい革命、アイデアをもたらしたという感じですね。
つながっていくことって面白いですね。
そうなんですよね。
パトリック・ルビンスタインとの出会い
こういう発想、思考になったのが、実は起源はアートでして、
私はパリとかミナロに洋服の買い付けで行く機会がございまして、
たまたま時間があったので、ミナロから電車で2時間半くらいでベネチアに行けるんですけれども、
ベネチアに立ち寄ったときに、とある一枚のアートと出会いまして。
どんな作品ですか。
パトリック・ルビンスタインというフランス人の作家のアーティストだったんですけれども、
それまではアートとかは私一切興味ない。
どちらかというと美術なんか、本当成績一番最低通知値を1みたいなレベルだったんですよね。
意外。
でもさっきのパトリックの絵と出会って、何か惹かれるというか、
この一枚の絵が人生を変えるくらいまで思っちゃった出来事があって。
いろいろ初めて絵を買うというのはハードルが高かったんですけれども。
買っちゃったんですか。
ちょっと借金してその一枚の絵を持ち帰りました。
そこからアートのフィルターが頭の中に入りまして、
洋服店から広がる佐賀のアートとまちづくり
街中を見るにしてもアートが目に入る。
今まで全然興味なかったのに。
全然興味なかったのが。
そしたら街の見え方がどんどん変わっていくんですよね。
それを日本に持ち帰った時に、
佐賀ってなかなかアートに触れる機会がないなと。
県立美術館はあるんですけれども、どうしても僕は敷居が高いなというふうに思ってしまったし、
一般人からしたらちょっと難しい分野というふうに勝手に思っちゃってた。
でもそれを地元のアーティストと話をしていったら、
結構それを感じているアーティストって多くて、
なかなか佐賀にアートのマーケットもないと。
じゃあやってみようというふうな形で、
うちの洋服屋さんのほうでアート展をし始めたのが一番最初のきっかけなんですよ。
それからゆとき稲荷神社でアーティストを交えた令和のカウントダウンイベントをやったりとか、
今年で9回目になるイオン坂山戸でやっている
イオン坂山戸美術館というのがあるんですけれども、
それにつながったりしております。
そういうのをきっかけに、ただの洋服屋だけじゃなくて、
いろんなクリエイターの人たちとの出会い。
出会いがあるということはまた新しいアイデアが生まれ、
それがファッションと掛け合わせて新しいものが生まれていくという、
好循環につながったというような形ですね。
そういう意味で、先週いろいろお話をさせていただいた街づくりの件とかも、
その1枚のアートとの出会いがなければ、
おそらく今やっている十字路ビルもないでしょうし、
先日オープンした会員制の場もないんじゃないかなというふうに思っています。
すごい、その1枚の絵がきっかけで、ものすごい可能性が広がって、
これから先もまだまだ面白いことが起こりそうですね。
そうですね。もう本当、正直2年、3年先、
自分が何をしているかというのは予測できない。
それがワクワクで楽しみですし、
そういう人生を歩めたらなというふうに思っています。
「コネクティング・ザ・ドッツ」で未来をつなぐ
最後に山口さんが大切にしている言葉を教えてください。
英語でコネクティング・ザ・ドッツといって、
コネクティングというのはつなぐ、ザ・ドッツというのは点ですね。
点と点をつなぐという意味なんですけれども、
まさに今回私が話をさせていただいたことって、
最初から5年後のビジョン、10年後のビジョンというのがあるわけじゃなくて、
たまたまで会った人、やってきたことというのを、
つなぎ合わせていって面になっていったというような、
結果論でしかないんですよね。
この言葉というのは、アップルで有名なスティーブ・ジョブスの言葉で、
僕もすごい共感するものがあり、
それを私も今やっているような状況でございます。
目の前にある、もしくは今興味を持ったものというものを一生懸命取り組んで、
そうしていくうちにつながっていくということが言えるのかもしれませんね。
そちらの方が多分パワーが出ると思いますし、
おそらく今僕が10年後のビジョンをここでフィックスしたとして、
多分もう2年後に変わっているので、あんまり意味をなさないですね。
これからも山口さんのセンス、出会いを生かして、
アーティスティックにオシャレに素敵な街づくりをして、
街に変えていっていただけたらなというふうに楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございました。
きょうのチェンジメーカーは、
株式会社サロンモード代表取締役の山口健人さんでした。
お相手は、田中瑞樹でした。
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