「出版不況は本当? 未経験から『ひとり出版社』を立ち上げた理由」(後)
2026-08-30 08:50

「出版不況は本当? 未経験から『ひとり出版社』を立ち上げた理由」(後)

出演:鈴木 美咲さん(風鯨社 代表)

聞き手 田中 みずき(RKB) 

約20年にわたりグラフィックデザイナーとして活動し、2021年にひとり出版社「風鯨社」を立ち上げた鈴木さん。企画・編集・装丁・出版・流通までを自ら手がけ、さらに高校時代の後輩と小田原の元桶屋を改装した本屋「南十字」を運営しています。本を「作る」「届ける」「手渡す」まで一貫して担う理由と、街の本屋を文化の拠点として育てる挑戦について伺います。

https://fugeisha.com/

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

グラフィックデザイナーから一人出版社「風鯨社」を立ち上げ、現在は高校時代の後輩と小田原で本屋「南十字」も運営する鈴木美咲さん。自身の好きな本を復刊・出版し、さらに本屋で「届ける」「手渡す」まで一貫して手がけることに喜びを感じている。人生を豊かに捉え、「今生きているこの世界を楽しもう」という言葉を胸に、好きなことに夢中になることの大切さを語る。

00:00
サンデーチェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、田中瑞希です。 この番組はRKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
風鯨社と本屋「南十字」の立ち上げ
今日のチェンジメーカーは、先週に引き続きまして、 グラフィックデザイナーであり、一人出版社風芸社代表、 そして本屋南十字の運営メンバーでもある鈴木美咲さんです。
リモートでお話を伺います。 鈴木さん、また今日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回は絶版になってしまっていた大好きな本を復刊させて、 そして自分のデザインでまた作り上げると。
そういう一人出版社といいますか、本を作り上げて、 これを今度は売らないといけませんよね。
ということで、今はオンラインなどでも本は買えますけれど、 鈴木さん本屋南十字を運営されている、実店舗の本屋さんということで。
そうです。地元の神奈川郷であって、友人2人と本屋をやっていて、 そこでもいろんな本を売っています。
どういう経緯で、そのご友人と本屋さんをやることになったんですか。
高校時代の後輩2人なんですけど、男の子と3人でやってるんですけど、
たまたま出版社始めたぐらいの時に、本を作るのもいいけど、 本屋さんもやりたいなって話をころっとしたら、
たまたま物件が出てきて、そういえばあの友達、 本屋やりたいなって言ってたので、
そんな流れで本屋も出版と同時進行でやることになって。
いい物件っていうのはどういう物件だったんでしょう。
もともと老舗の桶屋さんがあるんですけど、小さい手桶とか、 梅を作るときの桶とか風呂桶とか、
そういう桶を作っているところの軒先が店舗になっていて、 国道1号線沿いに面したガラス張りのお店で、すごくいい場所です。
どういう雰囲気のお店なんですか。
雰囲気は全然桶とか関係ない。
前面はガラス張りと白い壁と床はコンクリートの、 どっちかといえばシャープな感じ。
ご近所の方は、あらここ昔は桶屋さんだ。
ちょっとスタイリッシュなお店ができたわね、というような感じですか。
そこも自分たちで、今どきのと言いますか、 シンプルなお店づくりにしたいと思っていらっしゃったんですか。
もともとは出版の倉庫兼本屋みたいなイメージしてたんですけど、
出てきた物件が本当に路面のお店だったので、 イベントスペースにもなるようにと思って、
本棚も全部貸し屋つけて動かせるようにして、
カフェスペースもつけてコーヒーとかビールとか飲みながら本を読むように。
本作りと本屋運営への想い
ここに鈴木さんこだわりの本がたくさん並んでいるんでしょうね。
どうですか、今こうやって自分の好きな本、こだわった本を作り上げて、
いろんな人に届けているという、今のお気持ちが聞いてみたいなって思います。
計画したわけではなくて、長い経験があってこういう形になってるんですけど、
やっぱ本を通じて人と人との出会いもあったりするので、
やっぱり本が持つ力って本当に面白いなって。
鈴木さんが一番幸せと思う瞬間って、どの段階なんでしょうね。
どういう時に一番幸せだなと思う瞬間って。
やっぱり作った本をただ楽しんでもらうだけじゃなくて、
出してくれてありがとうございます、お礼を言われることが意外と結構あって、
たくさん売れるとかよりも、そういう一人の人が出してくれてありがとうと思えるような本を作って、
それが届いたっていうことがやっぱり一番感動する瞬間ですね。
なるほどね。やっぱりそういう声ってすごく温かいですよね。嬉しいですよね。
嬉しいです。2000冊、3000冊とか売らないと赤字になっちゃうような本でも、
たった一人の人にありがとうございますって言われただけで、
全部報われちゃったような気持ちになっちゃって、やっててよかったなって思っちゃいますね。
だからやめられないんですね。これからも素敵な作品をまだまだ私たちが知らない、
本当にこれは読むべきだっていう作品をぜひ世に出していただきたいなと思います。
そうですね。
鈴木さんらしい手法で。
そうですね。だから年に何冊出そうという計画ができなくて、
やっぱりこれは出したいって思った瞬間から始まるものなので、
どっちが出てもわからないんですけど、どんなふうに出していくのかっていうのが。
でも鈴木さんのペースでインスピレーションがピピッと、
何かが降りてきた時に新しい本が生まれるんですね。
その瞬間を待ちたいと思います。
待ってていただけると嬉しいです。
大切にしている言葉と人生観
では最後に鈴木さんが今大事にしている言葉を教えてください。
これは出版社のキャッチコピーにもしている言葉なんですけど、
今生きているこの世界を楽しもうって言った大事にしている言葉で。
楽しいことだけじゃなくて、悲しいこととか起こりたい。
いろんな機材だと本当にいろんなことがあるんですけど、
それを全部ひっくるめてすごくそういうことがあることが豊かになったので、
全部楽しめたらいいなっていうのがあるんですよ。
楽しいことばっかりじゃなく。
楽しいことばっかりだと逆に楽しくなくなっちゃうと思うので。
辛いことから学ぶことも多いし。
学びも含めてこの世界本当に面白いなっていつも私が思っている。
人生どう転ぶかもわからないし。
とにかく今好きなことに夢中になって、
頑張ることで思いもよらない明るい未来といいますか、
楽しい未来が待っているのかもしれませんからね、鈴木さんのように。
本当にまだまだお話を伺いたいし、
小田原のお店の方にもいつか行ってみたいなと思います。
今日どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
エンディング
今日のチェンジメーカーはグラフィックデザイナーであり、
一人出版社風芸者代表、そして本屋南十字の運営メンバーでもある鈴木美咲さんに
リポートでお話を伺いました。
お相手は田中瑞樹でした。
上質なおもてなしはビジネスを強くし、人を笑顔にします。
スタービル博多ギオンはプロのコンシェルジュチームが
接客サービスをご提供するおもてなしオフィスビルです。
詳しくはスタービル博多ギオンで検索。
08:50

コメント

スクロール