1. Catalyst by Publidia
  2. #57 スマホで記事を開くと3分..
2026-10-22 17:10

#57 スマホで記事を開くと3分の1が広告だった 大手新聞社も業界基準の広告量を上回る

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

AIエージェントを使い、日本ABC協会の上位サイトや全国紙、通信社、スポーツ紙など34サイトの広告量を調査した結果を紹介する。ファーストビューの広告率は平均33.7%、中央値33.4%で、スポーツ紙は48.8%と最も高かった。全画面広告や、広告視聴と引き換えに記事を読ませるGoogleのオファーウォールも多くのサイトで確認された。有料メディアでも広告が表示され、34サイト中19サイトが業界基準の広告密度30%を超えていた。広告過多が続けば、ウェブから人が離れるというロケットニュース24編集長の懸念を定量的にも裏付ける結果だと述べている。

34サイトの広告量調査と測定方法
おはようございます。あよはたです。 この番組、Catalyst by Publidiaは、10年ほど出版メディアビジネスに関わるあよはたが、
国内外の業界ニュースについてゆるく解説する番組です。 ニュースレター、パブリディアで書いている内容などを中心にお話しています。
今回は、シャープ278のスマホで記事を開くと3分の1が広告だった 大手新聞社も業界標準の広告量を上回る、からお話をしたいんですけど、
パブリディアの方でも書かせていただいた調査なんですけど、 今回、有料会員とかサポート会員
向けの記事なので、冒頭しか読めないという方もいるかもしれないので、 ちょっと中身のところは少しだけ触れつつ、お話をできればなと思っております。
今回、AIエージェントを使って、いろいろと調査をした結果を公表している形になってまして、
クロードコードで、日本の大手新聞社と、日本ABC協会のウェブ指標の上位のサイトを中心に サイト上の広告量がどれぐらいあるのかっていうのを調べてもらいました。
もともと、この記事を書こうと思ったのがですね、 ちょっと話題になっていたロケットニュース24の編集長の郷羽鳥さんが、
10月11日に書いた、「こんなクソ広告ばかり出していたら、それはウェブから人はいなくなるよ。」 というタイトルだったと思うんですけど、
この記事を読みまして、とても広告ビジネスで成り立たしているメディアの編集長の方が、 真っ当なことを書かれていて、とても良い記事だったと思うんですよね。
ただ、違和感というか、かなり賛同の声はあって、 業界の中の方も含めて、言っていること自体は自分は正しいと思うんですが、
実際にどれぐらい定量的に広告量があるのかとか、 ちょっとちゃんと見てみたいなと思って、今回調べる形になりました。
日本ABC協会の、2026年4月から6月期の上位20サイトと、 全国誌、誤誌、通信社、日社、スポーツ新聞誌、7誌を加えて調査をしました。
広告表示なんですけど、ユーザーの行動とか、いろんな元に表示が変わってくるので、何回かアクセスをさせて、それの中央値を取って比較をしていくという形にしました。
もともと計測したのが、ファーストビューでの広告率、 スクロールしたときの平均、ページ全体の広告面積、この3つを測ったんですけど、
主にファーストビューの方を基準に中心に記事では書いてます。スクロールも一応言及はしているんですけど、やはり初期段階で見たときの印象を中心に話としては書いてます。
この調査に関してお断りを入れておくと、ユーザーごとでとか、ユーザー行動によってとか、いろんな元で広告表示を制御していたりするので、要は完全に網羅性がある調査ではないしできないので、あくまでブレもある
ということで、そういう前提で書いてます。
あと加えて開示しておくと、調査対象が私も仕事上で関わっているサイトもあります。私の勤務先をご存知の方だと分かると思いますし、ちょっと子会社のメディアを見てるんでそこも含まれてはいますが、基本的には手心
を加えずに、基本的には出てきたデータをもとにマスクに扱っている形にはなってます。
広告率の平均と媒体別の差
これの調査の結果、ファーストビューの広告の表示率が34サイト、調査を34サイトしたんですけど、平均で33.7%となってます。
中央値では33.4%なので、何か極端に多いのと極端に少ないのがというよりかは、全体的な中央値も平均も一緒なので、そんなにブレはないという感じではあります。
標準的なサイトとしては、ファーストビューで広告が3割以上あると認識していただければいいと思うんですけど、先ほど言った通り、日本ABC協会の上位のサイトと全国紙、通信社、スポーツ紙とあるので、
それぞれの平均が、ABCの上位サイトは30.6%、全国紙は31.4%、通信社は17.8%、スポーツ紙は48.8%という形になってます。
聞いていただいたら分かるとおり、スポーツ紙がダントツで広告量が多いという状況にはなってます。
全画面広告と閉じるボタンの問題
一番インパクトが大きいのが、サイトを開いたときに表示される全画面広告になると思うんですけど、これ調査の中で実際に出てきたサイトとしては、
ウェブ女性自身スポーツ法治、デイリースポーツ、日刊スポーツ、東スポウェブが出てきたという形にはなってます。かなりインパクトがでかいなという形にはなりますね。
ここら辺が閉じるボタンがどこにあるか分かんないとか言われる広告になるので、こういうサイトに関しては閉じるボタンを探すみたいなゲームになってるっていうのが今のウェブの現状だったりはするわけなんですよね。
これ不思議なんですよね。閉じるボタン、一部の広告業者だと分かりやすいようにしてくださいとか、色合いとかも含めてかなりレギュレーションが厳しくなってるんですけど、広告のタイトル、見出しっぽいところの横
にクローズボタンとか閉じるボタンがあったりするので、結構むちゃくちゃだなとは。
思うんですよね。スポーツ誌が先ほど言ったとおり48.8%という形でかなり広告量が多いのになってまして、スクロールしたときの広告の表示も、例えばデイリースポーツとかだと75%とかでバーナー広告がかな
り出るという形になってくる。
有料メディアとスクロール時の広告
ただ、広告多いサイトっていうのが、PVが大きいのと広告の多さっていうのはあんまり比例していないというか相関性もないのかなという感じになってまして、
あとは有料広告をやってるサイトも広告量はやはり少ないなっていうのは当たり前の結果になってます。日経だと6%、朝日新聞デジタル21%、東洋経済24%という形になってます。
ちなみにここ重要なポイントとしては、これあくまでログインしてない調査なのであれなんですけど、ログインしても広告出るメディアも多いんですよね。お金払ったら広告が出ないっていう印象もちょっとあるんです
けど、
新聞もそうですけど、公読してて広告もあるので、新聞の下の方とか全面広告とかも。なので、程よく出せばそんなに別に問題ないんだと思うんですよね。
ただ、読売新聞と産経新聞がかなり広告量がスクロールしたときに多くて、産経が一番多くて、次が読売。読売新聞はかなり広告が多い印象があって、これはあくまで自分の印象だったんですけど、
実際にかなり多い部類に入ってます。ただ産経新聞の方がダントツで広告量が多いという結果にはなってます。
Googleオファーウォールと業界基準
あと、もともとロケットニュース24のハトリさんが書いてた記事なのに何秒も待たされるっていう、Googleのオファーボールと呼ばれるものなんですけど、広告を見るのと引き換えに記事を読ませるという仕組
みになるんですけど、
これに関しては結構いろんなサイトでは出てまして、ウェブ女性時診とかデイリー新聴とかジジイ.comも読んでて、途中から記事がその広告が出る、オファーボールが出るという形になってまして、
この仕組み自体は26サイトか、調査の中では26サイトほとんど導入している形になってます。
このGoogleオファーボールってGoogleのAdSense代Googleアドバネジャーでの基本機能の一つなんですよね。
だからGoogleが推進しているといえば推進しているという、イビルになるなっていう言葉がGoogleの中の言葉としてはあるんですけど、果たしてみたいなところはちょっと印象としてはあります。
広告量に関しては業界団体の標準がありまして、ベターズスタンダードズっていう基準が業界団体、広告主団体、媒体社の団体、Google、Facebookなどが加わった団体がそういうのを2017年に定めてる
んですけど、
ちょっと北米と欧州とかの消費者調査からユーザーが特に嫌う広告体験を特定したものとして、いろんな表現のあるうちの避けるべきものとして広告密度が30パー超、30パー超えると嫌われますよって話の基準が
あります。
これが今回調査した結果でいくと、34サイト中19サイトが30パー超、半分以上がその基準を優位に超えているという感じなんですよね。
本来はこの基準はGoogleの審査でも何かしら検索のあれでは使うような話はあったっぽいんですけど、あんまりそういう不合格30日超でChromeが広告をブロックするみたいな話もあるけど、あんまり実態を伴
ってない感じではあるんですよね。
つまりGoogle自体も何やってるんだって話はちょっとあるわけだと思います。
広告過多がウェブ利用者に与える影響
ロケットニュースのコラムに戻ると、データで見る限り編集長の書かれてることに関してはとても正しいということに定量的にも証明できたのかなと。
読み始めると広告がどんどん増えていって、画面上にほぼ広告になるだけの瞬間があるっていうのは全国紙もABCの上位サイトでもあるというのは事実として発見できました。
ここに関しては正直どうしたもんかなっていうのは、Google側での罰則とかも結局機能していないとか、オファーボール自体をGoogleが推進していたというものなので、正直かなりどうしようもできないのかな
という気はしてます。
ただでさえAIが記事を読みに来るとかっていう話もあるわけなので、こういうことを続けていたら本当にロケットニュースの編集長が書かれてる、もうウェーブから人がいなくなるっていうのは見えてる世界なのかなとは
思ってます。
今回、AIで調査したとはいえ、かなり下準備は人的にもした部分もあるので、サポートメンバー向けなので加入いただいた方も少なからずはいるんですけど、ありがたいことにこの記事自体はSNSで反応いただいてる
部分はあるんですが、
思ったより中入って見ていただいてる方がそんなにいるほどいないなっていう、結構以前から入っていただいてる方も反応いただいててとてもありがたいんですけど、入っていただけると励みになるので嬉しいかなと個人的
には思います。
はい、今日のカタリストはいかがだったでしょうか。本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクしています。この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています。Xでコメントいただけると嬉しい
です。それでは、カタリストバイパブリディや次回の配信でお会いしましょう。
前田でした。
17:10

コメント

スクロール