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おはようございます。2024年5月22日水曜日、ayohataです。
この番組Catalyst by Publidiaは、週3回国内外のメディア出版に関するニュースについてゆるく解説する番組です。
ほぼ週3回午前中に配信しています。
今日のトピックは、iOS18に組み込まれる噂の広告消去機能についてです。
こちらはプレスガゼットという記事で出ていた記事が見つけました。
概要欄にリンクを貼っていますが、英語のタイトルなので日本語訳です。
出版社の広告をブロックし、記事を要約する計画についてAppleからの相談はなしというニュースです。
こちらはもともとAppleの新商品やOSの機能などを事前に噂などを紹介するサイトです。
そのうちの一つから、ウェブ消しコム機能が組み込まれるという話が出ています。
その機能は何かというと、サイト上の特定の要素を消したら、
それが永続的にその要素が消えてウェブブラウジングができるという機能をSafariに搭載されるという噂が出ています。
これはですね、画像なり広告バナーなり、あとはクッキーの許可とかも含めての、
要はユーザーが邪魔だと思うものを消せるという機能らしいんですよね。
まだあくまでの公式発表もない状態なので、これあくまで噂という話で取り扱いをしたいと思うんですけど、
サイト上の広告が出なくなるということで言うと、単純に収益に影響が出ますという話になると思います。
この消しゴム機能なんですけど、もともとiOSのアプリで、
App Storeで取得できるようなOneBlockerというアプリに似ているという表現をされていまして、
そのOneBlocker自体はユーザーが広告とかトラッカー、ソーシャルメディアウィジェット、クッキー、通知、
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コメントセクションなどをブロックできるという機能を持っているという。
このOneBlockerに類する機能をウェブ消しゴムツールというのは持っているという話みたいです。
収益に影響が出る可能性があるということなんですけど、
Appleから、いわゆるパブリッシャー、メディアに対して相談があったかというと、
PressGadgetは相談はなしというふうには書いてます。
この記事自体はビジネスインサイダーの元編集長が書く記事なんですけど、
実際にどんなふうにブロックされる可能性があるかっていうのを、
あるサイトをベースにOneBlockerを使って見てみたら、
やっぱり広告とかがほぼ全て削除されたということをレポートしています。
実際にニュースメディア協会にこの件に関して相談があったかというのを質問したら、
知らない、そういうのを聞いているパブリッシャーがいるかどうかも知らないという感じなので、
実際に整点の霹靂みたいな状況らしいということで、
ただこの話自体が、アップルインサイダーの情報が4月の末ぐらいに出てから、
もう1ヶ月ぐらい経とうとはしてるんですけど、あまり話題にはなってないので、
これ自体があくまで噂なので、実際にどうなのかとかわからないところもあるので、
騒がれてないのかなという気はちょっとしています。
おそらくこれがアップルの公式の機能に乗ったらかなりのインパクトあるのかなとは思うんですけど、
ただそうですね、正直なところで直近で言うと、
元ZOZOの創業者の前沢さんがメタの詐欺広告に関して訴訟を起こしたりとか、
いわゆるメタとかでも広告詐欺っていうのはあったりはしますし、
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あとはGoogleでの詐欺広告っていうのも、Googleというかマドネットワーク全般での詐欺広告もあったりして、
これはセキュリティ関係で有名な徳丸ひろしさんという方がTwitterで書かれてる話で、
ITメディアのAIの記事を読んでいて、次のページを読もうとしてうっかり広告のボタンをクリックしたら、
これが出たという形で、詐欺広告が出たという画面のキャプチャーを表示されてるんですよね。
これ結構周りでも引っかかったみたいな、要はページ文化としているので、
そのページ送りの近くに次へみたいなボタンが広告として出るというのを、
これ結構見かけるんですよね。私もサイト見ていてよく見かけるんですけど、
そういう広告も出てたりして結構引っかかったりとかも、引っかかったりというか、
押してしまって表示されて、結局閉じるボタンとかもないので、
ショートカットでウィンドウを閉じようとしても、結局それをできないように
ショートカットもハイジャックされていてって感じで、
コントロールとディリートを押さないと閉じることができない。
これ初心者とかだとわかんないですよねという、
詐欺とかのそういう広告類するものがかなり増えてきてるという状況を、
あと先日JAという公益遮断法人日本アドバンティザーズ協会という広告主が
集まっている団体がありまして、そこが5月17日に緊急提言として
社会問題化するデジタルメディア上の詐欺広告に対する緊急提言というのを出しています。
そこでは広告主からのメッセージとして、いろんな生活者により良いデジタル体験と
健全な業界発展のためにいろいろと発信をしてきましたが、
拡大していく中で詐欺広告が出てきたりとか、そういうことがメディア上に掲載され続けてますという
懸念を感じざるを得ません。関係者には速やかな対策と対応を望みますということを書いていて、
それを誰向けに書いているかというと、エージェンシーとかプラットフォーマー、テクノロジーパートナー、メディアとか
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全般、そうですね、対していろいろと言っているという話なんですよね。
プラットフォーマーに関しては、安心して広告を提出するために自社サイトのコンテンツや取り扱う広告及び
広告掲載先のメディアの品質管理に責任を果たすべきである。
メディアとかに関しては、MFAというのは広告がベタベタ張っているサイトではあるんですけど、
MFAのような広告費を無駄に消費するために作られたメディア群や、上記のような品質に問題になるコンテンツが掲載される
メディア、アドフラウド、ブランド、セーフティーに問題になるメディアを存在しように注力すべきである。
これは日本のメディアに関しては正直、ちゃんとやっているところは別に広告が多いけどそこまでではないと思うんですけど、
先日海外版のForbesでMFAサイトを裏で運営していたという話もあったりするので、そこら辺の話とか、
あとは日本語化されたMFAサイトが存在するというのもあるので、そこの問題とかはあると思います。
アドバタイザー、広告主に対しては、自社の広告がどのメディアに掲載され、どこに費用が使われているか認識し、
不適切なメディアへ資金が流れないように最大限の注意を払う。安心・安全なメディアへの広告掲載を実施するという提言がなされています。
この提言というか詐欺広告に関しても正直もう1年以上前から存在していたり、いろんな詐欺広告みたいなものは結構ずっとあったので、
この提言自体が正直、この提言に有効性がどれだけあるかというのはそもそもあるんですけど、
言うのが遅すぎるというか反応が遅すぎるというのは正直なところだとは感じてますが、
全体的に業界団体がそこに火を突き出しているところがあるので、何らかの対策は必要だとはありつつ、
結局その詐欺広告を防ぐためのソリューションなり人員配置みたいな話があったりするので、結局なんかみんなコストが高くなっていっているので、
自動的に買い付けして配信されるっていう自動化コストが安くできるって話からちょっとどんどん離れていっている感じはあるというか、
本来あるべき姿になっていくのかなという気はするんですけど、
特にプラットフォーマーが事前チェックとかっていうのはおそらくできない、審査体制とかができないと思うので、
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ここに関しては正直どうなっていくのかなというのはちょっと注視していかなきゃいけないのかなと思うんですけど、
こうした状況下の中でAppがユーザーを守るために広告のブロッカーみたいなものを入れるっていうことに関しては、
正直悪いことなのかどうなのかって正直いろいろと感じるところはありますよねというのはあるんですよね正直。
ただ、とはいえ健全化された状態になったとしてもその広告ブロッカーがずっと残るんだとしたら、
それはやっぱりエコシステムの破壊につながるので、Appleはそこら辺をどう捉えているのかというのはちょっと正直疑問なとこはありますね。
特に日本だとApple Newsに関しては全然立ち上がってないし、海外でもなかなか一つの大きなアグリゲーターとしては存在はしてるんですけど、
やっぱりエコシステムの一つを破壊する行為なので、ちょっとAppleのこの機能に関しては特にあくまで噂ベースが先行しているので、
実際に組み込まれなければいいなというのは個人的には思います。
はい、今日のカタリストはいかがだったでしょうか。本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクをしています。
この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています。Xでコメントいただけると嬉しいです。
それでは、カタリストバイパブリビア、次回の配信でお会いしましょう。綾肌でした。