子育て経営学の紹介
はい、バーニング小屋のアウトプット読書術。本日の一冊は、子育て経営学。こちらの一冊を紹介させていただきます。
書者は宮本恵理子氏。1978年福岡県生まれ、日経ホーム出版社に入社し、約10年の雑誌編集・記者経験を経て独立。
主に働き方や生き方、家族をテーマにして雑誌やウェブ書籍で執筆活動を行われる、エディター兼ノンフィクションライターの方でございます。
副題 経営のビジネスリーダーたちは我が子をどう育てているのか
っていうふうに書かれているんですけども、気になりませんか?
お子さん育てていらっしゃる親御さんの皆さん、そうですよね。
今の教育ってどういうふうにしていたらいいのかなって、もう答えの見えない冒険じゃないですか。旅路なわけですよ。
そこにおいてね、ある程度成果を出されている40代以下の若く、そして事業で成長を遂げている経営者の方々に聞いた、この教育論っていうのをまとめた一冊なんですよね。
僕は非常に興味深いなと思いました。子育ての話ね、そういった方々にこそ聞いてみたいなって思うんですよね。
仕事と子育ての両立ってよく言いますけど、まず浮かぶのはやっぱり女性なんですよね。
ただイクメンっていう言葉も流行りましたけど、そんな言葉が流行語大賞になったのは、ノミネートされたのは2010年と、もう今から言うと15年前なわけですよ。
令和の今においては男性が子育てに参入するなんてことはもう当たり前なんですよね。
だからそんな今のこの男の子育てに対する考え方というものについて知っていきたいなと僕は思ったわけなんです。
著者の宮本さんご自身も取材の中で、いろんな経営者の方々からお話を聞いていくその中で、子育てと経営というのは実は一緒なんじゃないかっていうふうに思われるんだったと、その真偽についても迫っていきたいと思っております。
さあ数名の方々のお話に入っていきましょう。まずお一人目、スペースマーケットの社長、重松大輔氏のお話。
スペースマーケットといえばレンタルスペースとか貸し会議室のプラットフォームとして有名ですけれども、小学校3年生の長女さんと年長の長男さん、そして年少の長男さんですね。
この3人のお子さんを抱えながら、奥様もキャリアウーマンで働かれていると。なのでこの重松社長は保育園の送りもされているということですね。
生活の中では効率化をキーワードにしていると。週3回朝の8時から11時までの間はシルバー人材センターのほうで家事代行をお願いしていて、洗濯や掃除をやっていただくと。
そうなることで本来の仕事であったりとか子どもたちの教育分野において集中することができるので非常にこれは重宝していますっておっしゃってましたね。ヒントになるような活用方法じゃないでしょうか。
そして好きで得意なことを伸ばしてほしいというお子様に対する思いを持ちなんですよね。
だから褒めるっていうことはよくやるじゃないですか。でもね、親とか身内が褒めるっていうのは当たり前だと。
ここで大事にしたいのは第三者が褒めるっていうここなんですよね。ご自身の経験から。年長の長男さん。すごい優しいんですって。でもそれを何かちょっと打破したいなという思いもあり、空手に挑戦させてみたところ、本当にまだ初めて数ヶ月にも関わらずラッキーパンチで区大会で3位に入賞されたっていうことがあって。
これで周りの大人が区大会で3位ってすごいですねって褒めてくださったので、そこですかさず乗っかって便乗して、いやそうなんですよって褒めてあげたっていうことでね、本人も自信を持ってやるってなったっていうことをお話しされてるんですけど、確かに第三者が褒める機会を逃さず便乗っていうのはいいんじゃないですか。
そこで謙遜でいやいやそんなことないですよってなったらそれをね、間に受けちゃいますからね、子供はね。そこをもう乗っかっていきましょうっていうふうにおっしゃってました。
あとは毎週土曜日にステージの日っていうのを家族で設けられてるらしいんですよね。自作のミラーボールとか音楽を流しながら子供たちが好きなように歌ったり踊ったりするっていうそんな機会を設けるっておっしゃってるんですよ。
それで自作のチケットを作って親に売ってくるんですね。100円とかこれ面白そうだからじゃあ期待してるか200円とかで買ったりするんですって。
ここで商売とかその投資の感覚っていうのを早く身につけさせたいなっていう。でも家族みんなでそうやって遊べるっていうのは非常に有効やなって思いました。
中桐社長の教育観
これちょっと僕もヒントにして取り入れてみたいななんて思った次第です。続いてお二人目。
ガイアの社長の中桐さんのお話ですね。10歳の娘さん7歳の娘さん4歳の娘さんみんな女の子ですね。
この中桐さんの考え。株式の長期運用を教えたいっておっしゃってるんですよ。
日本ってどうしても株式投資っていうと個別株を売買するってイメージあるじゃないですか。
大半な気はするんですよね。でも一方でアメリカって言うと長期運用が一般的な考えなんですよ。
例えばとあるキャピタルベンチャーの会社で運用のセミナーのお話をされた時に100万円を40年間福利で運用していったら4000万円になりますよなんていうお話をしたらね。
日本の方々はびっくりされてるんですがアメリカでは常識のお話であったりするのでこの考えから10歳になれば長期運用をさせたいっていうふうにおっしゃってるんですよね。
それで10歳から高校1年生ぐらいになった時に福利で運用していたらこれだけ増えるでしょっていうのを目で見せて伝えたいっていうふうにおっしゃってたんですね。
確かにそうだな。今も僕の息子も株式売買興味持ってますけどね。
目線はやっぱり株式による配当とか何よりもあれですよね。
なんかもらえるやつあるじゃないですか有貸券ね。あれとかに興味持っちゃうんですけどじゃなくて長期運用のこの福利の効果ということを教える。
確かに僕もその目線欲しいなって思いましたんでちょっと考えていきたいと思いました。
さらに海外経験はサマースクールからっておっしゃってるんですけどもご自身が小学校時代にドイツとかイタリアで過ごされたというこの経験からですねお子さんにも海外で過ごさせる経験を与えた。
ただしそこがハマるかどうか好きかどうか分からないからきっかけとしては夏休みのサマースクールという機会を設けてそこでこれは楽しそうって思えばさらにステップアップ積んでいったらいいんじゃないかなっていうふうに考えられていると。
なるほどね僕もちょっとその考え欲しいなぁなんて思いました。
子育てと社員の育成は同じこういうふうに中木さんおっしゃってるんですけどもここも興味深いですよ。
これをすぐにやれなんていう言い方をするとあんまり意味がない。
なぜなら本人がその重要性に気づいていなければ持続しないからなんですよ。
この持続させるということが非常に重要であって本人の気づきがなければ意味がないんですよっておっしゃってる。
じゃあその経営者の立場そして親の立場として社員さんそしてお子さんにできることは2つしかないじゃないですかっておっしゃってるんです。
1つ目は本人がその気になるまで忍耐強く待つこと。
そして2つ目は気づきに早く出会える環境を用意すること。ここだけです。
娘さんの事例がねあるんですよね。大手進学塾の共通文書を受けに行った時の話。
初めて大きな会場で一斉にテストを受けたっていう経験がすごく刺激だったんでしょうね。
日が付いたと家に帰ってきてからもいきなり勉強を始めたっていうことでこういう気づきを得たんだなっていうことが喜ばしかったっておっしゃってるんですよね。
親は経営者は自然な導きが大事ですよっておっしゃってます。
経営者の視点
そして最後です。3人目、創エクスペリエンス代表の西村拓さんの言葉。
これねいろんなことも書かれてるんですが1つのエピソードだけちょっと紹介させてください。
西村さんが若い頃にご友人とアメリカに遊びに行かれた時のお話なんですけども
帰りのロサンゼルスの空港で日本に帰ろうと思ってたんですが何らかの理由で飛行機が遅れてしまったと。
それでお詫びの思いで航空会社が10ドルのドリンクチケットを配布されたらしいんですよ。
それを持ってビールでも飲もうかなと思って並ばれていたところ
アルコールは対象外です結構並んだのに言われちゃってああそうなんだ残念だって思っていたらですね後ろに並ばれていた
普通のですよおばちゃんが声をかけてくださってあなたかわいそうだから私が払うからビールを飲みなさいっておっしゃってくださったと。
それをね見ず知らずの方に言われてもいやいやいやそんな申し訳ないですから悪いですよって言った時のこのおばさんの一言
It's my pleasure これは私の喜び好きだからやっているの
こう言われた時にこれって豊かな感情だなって感心されたそうなんですね これは子育てにおいても同じだって思われるようになったと
子育てに協力してやってるとか頑張って子育てしてるっていう感覚ではなくて好きだから楽しいから子供たちと一緒に関わっているんだって一緒に学ばせてもらってるんだっていうことを
大事にしたいっておっしゃってるんですよこれは子供に対してもそう子供が好きだから楽しいからやれるって いうことに対してはもう全力で応援したいその感性を尊重したいっておっしゃってるんですよねここは
自由の選択
響きましたね いやいろんな本当にあの方々のお話が全部興味深いんですけども
なんかね大半が公立の小学校に普通に通わされてるっていうところもね興味深かったですね よくも悪くもいろんな世界を見て学んでも欲しいっていうねその感覚を大事に
されている経営者さんが多いんだなぁっていうのを感じましたし あとはね大学に通うっていうエピソード出てくるんですけども
9大学に入りたいんだとただそこを落ちれば大学進学を諦めて留学をしたい っていうねことをおっしゃってるお子さんの親御さん
いいじゃない 留学いいじゃん
将来にね役立つ知識や経験は大学に通うからといって得られるとは限らないから むしろお父さんは留学することに賛成だなぁ
7 200万払うから
大学落ちんか こんなやりとりいや興味深いねわからんでもないけどなかなかそれ言えないね
いやいやいやいやでも僕は大学に行きたいから待つは第一希望は大学だからなぁそうか 変わらず父ちゃんは落ちることを祈っとくはそんなこと言う
いや面白いなぁってこのやるとね結局残念ながら大学に受かった残念ながらって言ってくそう って思ったけどまぁそういう考え方もありますよね
いやほんと自由奔放で面白い経営者の方々がたくさんあるのでほんとこのエピソード 興味深いものいっぱいありました
最後に1エピソードだけ紹介させてくださいとある経営者の方がおっしゃってました 人間は朝起きた時2つの自由から選ぶことができるんですよ
一つ目は ニコニコと元気で笑顔に周りに接することでその相手を喜ばせることができる自由
もう一方は不愛想で不機嫌で周りの人を疲れさせるそんな自由 あなたはどっちの自由を選ぶんですか
俺は絶対に前者だニコニコ元気に過ごすでね この姿を見せることによって子供たちに伝えていこうっていうこの思いもめっちゃ好き
やなって思いましたね はいそんなわけで本日は本当に皆さん経営者の方々の子育て理論
こそだって経営は通ずるものがあるという考え方を学ばせていただくそんな一冊 子育て経営学経営のビジネスリーダーたちは我が子をどう育てているのかこちら
の一冊を紹介させていただきましたということで明日は楽しく元気にいきましょう それではまた明日