親の影響の誤解
はい、バーニング親のアウトプット読書術
本日の一冊は、子育ての大誤解重要なのは親じゃない上巻
こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は、ジュディス・リッチ・ハリス氏
ハーバード大学大学院心理学研究科で修士号を取得後
研究者として心理学の教科書の執筆などに携わる
教育研究者の方でございます。
子育てっていうのは親の影響が大きいよね
あの子は親のしつけが悪いから
あんな乱暴な子に育っちゃって
こんな風にね言ったりしますよね
それ大誤解ですよっていう本なんですよね
重要なのは親じゃない
マジですか
だって子供って親の影響を一番大きく受けて育つじゃないですかって思うんですよ
家庭での環境のせいじゃないのって
ノンノンノンノン違うんです
この書籍2つの目的があります
一つ目は子供のパーソナリティ
つまり性格は親が形作る
または強制するものと思っていませんか
その考えを改めてください
というのが一つ目
二つ目子供の性格がどのように形作られるか
その見解を紹介すること
この目的を持って書かれているんですよね
子育て世代の親の方は
皆さんこれ触れてみてください
この考え方めちゃくちゃ興味深いですからね
親じゃないのか
じゃあいろんな教育とかなんか考えてたことって全部無駄なのって
それはまた言い過ぎなんですが
ちょっとそれについて深掘りしていきましょう
子供が最初に学ぶことって
親を見て育つってことだと思うんですが
実は本当に最初学ぶことっていうのは
性格形成のメカニズム
親のように行動してはならないっていうことを
感覚的に学んでるらしいんですよね
真逆やん
親が示さなきゃダメなんじゃないのって
思う
思いますよね
思いますよね
僕思ってましたよ
親に子供に恥じないような
その親の姿勢というのを示さなきゃいけない
僕は思ってたんですけど
違うのかとそれについても触れられてるんですけど
確かに何々しなさい
という命令をね
よくしますよね
親ってね
でも人に強い口調で言ってたら
はいそんな強い言い方しないのとか言うでしょう
言うんですよ
他にもいろんなこと
火を使っちゃダメとか
ハサミまだ使っちゃダメ
早い早いとか
高いところに登ったらはい降りなさい
車運転するそんなもちろんダメです
子供ダメダメダメダメって言われることばっかり
でも親やってるやん
親やってるそうなんですやってるんですよ
だから親がやること
あれをやっちゃいけないんだ
の反面教師を見てるってことなんですって
この時点で僕目から鱗です
確かにそうかもしれん
でね環境によって
性格が形作られるんであればですよ
兄弟みんな性格一緒にならなきゃおかしくない
性格違いますよね
同じ家庭環境で育ってるのに
でお兄ちゃんお姉ちゃん弟妹性格違いますよね
そうなんですよ
じゃあ何によって性格って変わるのって
子供の性格が親の教育に影響されないんだったら
どうやって形作られるんですか
はいそれについて触れていきますね
これを語るとね深いんですよ
人間の歴史600万年の歴史に
触れていくっていうことなんです
はいそんなに遡りますか
人間っていうのもいろんな種族があって
生き残って今のこのホモサピエンスが生き残るね
そういう形でしょ
うわサピエンス全史みたいな
そんな話も結構深く書かれてるんですよ
でも簡単に言えば
そのコミュニケーションで集団するという
この生活をするホモサピエンスが生き残ってこれたんです
集団で戦って勝ち残ってきた
勝ち残ってきたから
今を生きているわけなんですよね
じゃあですよ
その結果はもうすでにあるとして
親にいかに愛されるかよりも親から離れて
いかにその集団の中で
他のメンバーと仲良くやっていくか
ということの方が自分さらに言えば
種の存続に直結するわけなんですよ
いずれ親元は離れていきます
もう離れてからの方が人生長い
その中で種として存続していくためには
この集団に適応する能力を身につけていかなきゃいけない
だからこれは遺伝子的に組み込まれている本能だ
っていうふうにおっしゃってるんですよね
そう言われれば確かにそうかもしれんと
遺伝子レベルで仲間との環境に適応する
順応する能力を身につけている
それが人間なんですよってことなんです
だから親の影響なんて
所詮知れたものだっていうことなんですね
ここでまた興味深いエピソード
ご自身のことも話されているんです
この著者のジュディス・リッチ・ハリス氏
小学校4年生の時に女の子らしく
フリフリの服とかリボンとか
つけられてたらしいんですよ
親からはそういうのが可愛らしい
宿女と呼ばれる女の子ですよね
っていう全部全部取っ払ってきて
ビリビリに破いたりしてたらしいんです
膝小僧に絆創膏を貼って走り回ってたような
そんなやんちゃな女の子だったらしいんですよね
でその住まれてた場所っていうのが
お金持ちのエリアでそんな学校だったと
お嬢様ばっかりなんです
そんな中でこの男らしいように育ったハリス氏は
仲間外れにされていた
そうなんですねこの4年間って
4年生からの4年間って本当に辛い時期だった
っていう風にも書かれてるんですけども
そうなってどうなったかというとですね
内気な性格になりどんどんどんどん
本ばっかり読むようなそんな
少女に育っていったっていうことらしいです
ただそこで引っ越しが
親の事情で引っ越しがありました
ちょっと田舎の方へ行ったんですけども
そこで環境がガラッと変わったらしいですね
本ばっかり読んでいたからこそ
知識もたくさん持っていたので
友達がたくさんできてすごいハリスちゃん
天才ってもてはやされることが増えて
すごく自己肯定感が上がったって
おっしゃってるんですね
これによって環境が変わって
性格も変わって明るくなっていった
っていうふうにおっしゃられてるんですよ
これはある程度遺伝子っていうものにね
作用されてるのかもしれないけども
性格の素因を作るのは
環境によって変わるんだよっていうこと
そしてその環境っていうのは
親が与える育ちではなくて
家の外の環境すなわち仲間と共有する
この環境によって育つのが
大きな要因なんですよねっていうことを
ご自身の探検談を持って話をされているんですよね
ここめちゃくちゃ興味深いです
子供の個性の重要性
そうなんですよ
子供ってのは親よりも同世代の仲間とか
友人の影響を受けやすいってことなんですね
そうかまとめましょうね
親がやっていることっていうのは
むしろ判明教師なんですよ
親がやっていることっていうのは
自分真似しちゃいけないんだ
しかも限定的なんですよね
所詮は家の中にグループでやっていること
だから家の中でおとなしくやっている子供が
外に行ったら結構やんちゃっていうこともあります
逆もしっかりです
家の中でもやんちゃいけど
外では要は内弁系みたいなね
外ではいい子いい子をしているみたいな
こういう差が生まれてくる
でもこれはもう遺伝子的には必然なわけなんですよ
そして自分のパーソナリティ性格というのは
親の環境家族の中の環境だけではなくて
というかむしろ外の仲間と作り上げていく
その環境の方が大いに左右されるんですよ
ということを話しされてるんですね
結論です
子供の性格が親の仕付けではなくて
どんな仲間集団に属するかに
左右されるそういうことですよ
というお話
いやこれはもう研究者としてね
もうたくさんの事例を交えながら
ここに行き着くわけなんですが
いや興味深いです
良い親であれば子供がよく育つなんていうね
従来の考えは否定されてるんですよね
親の努力よりも
子供がどのような仲間集団を属するのか
ここが重要であるということを論じているんですよね
これはなかなか革命的な本です
それでまた下巻に続いていくんですよね
次回下巻ここをさらに掘り下げていきます
子供の個性とはどのように形成されていくのか
ということについてさらに触れていかれますので
気になる方はぜひ次回も聞いてみてください
この本ね結構ね論文チックでね
難しいような内容になっているんですけれども
さーっとこう読むだけでも
なるほどなるほどなという
そういう外枠外枠っていうんですかね
そこを掴むことができると思いますので
僕のこのお話も一つ参考にして
ぜひとも読んでいただけたら
手に取っていただけたらななんて思っております
さあということで本日はこちらの一冊
子育ての第5回上巻を紹介させていただきました
ということで明日もワクワクと楽しく元気に行きましょう
それではまた明日