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牛若丸のこと
2026-10-30 09:19

牛若丸のこと

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父を失い、幼くして母と離れ、京の山寺で育った少年、牛若丸。やがて寺を離れ、遠く奥州を目指すことになります。北国で過ごした日々、彼を温かく迎えた人々、そして、長い時を経て訪れる兄との再会。のちに源平合戦で名を残す源義経にも、まだ誰も知らない未来がありました。ひとりの少年が歩んだ道をたどるお話です。

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こんばんは、ひとりごとの時間です。 今夜は、牛若丸について話そうと思います。
源氏と兵士が激しく争った平治の乱。 源の吉友は敗れ、命を落としました。
源氏の一族や戦いに加わった者たちも、次々と捕らえられ、処刑されていきます。
そんな中、一人の女が幼い子を連れて、追ってから逃れようとしていました。
女の名は時輪御前。 そしてその腕に抱えられていたのが、牛若丸。
後の源の吉常です。 源の吉友の子であり、
寄友の原違いの弟にあたります。 父を失い、源氏が敗れたこの時代。
母の時輪御前は、幼い我が子の命を守るため、 牛若丸を寺に預けることにします。
こうして牛若丸は、京の北にある倉間寺で暮らすようになりました。
寺での修行の日々。 けれど少年は、ただ静かに仏道修行に励んでいたわけではありません。
自分が源氏の血をひく身であることを知ると、 武芸にも心を向けるようになります。
伝説では、夜になると山に潜む天狗から 剣術を教わったとも言われています。
こうして、倉間の山で修行を重ねた牛若丸は、 やがて寺を離れ、奥州へ向かうことを決意します。
その背中を押したのは、一人の商人でした。 遠く奥州から秋内にやってくるその商人は、
寺を訪れる度、少年に北国の話を聞かせたと言います。
奥州には豊かな土地が広がり、黄金が取れる場所もある。 京の都から遠く離れたその地には、少年の知らない世界がありました。
平家の力が強まる京を離れ、牛若丸はその商人と共に 奥州へ向かいます。
旅の途中、牛若丸は原服を迎え、 源九郎義経と名乗るようになりました。
こうして少年は、幼い頃から暮らしてきた山を離れ、 北国を目指す旅人となったのです。
03:02
それではここで一曲、星空ランプ
昔よく見上げた空 思い出したんだ 心穴
明日が待ち遠しくて 今は少し違う
悪くない少し冷たい風の中 ポケットに手を入れて
星明けじゃない それより少し歩けそうな気がした
光を眺めてる 名前も知らない 昔の夢も今残り出して
また明けじゃない
やがてたどり着いたのは、 奥州平泉、現在の岩手県です。
06:28
そこは藤原氏が治める土地でした。
当時の平泉は豊かな経済力を持ち、 寺院や仏像など優れた文化が花開いた場所でもありました。
吉常は奥州藤原氏の当主、 藤原の秀平を頼り、
秀平の世話を受けながら暮らすようになります。
秀平は吉常を温かく迎え、 我が子のように大切に育てたと伝えられています。
広々とした北国の自然の中で、 乗馬や舞芸に励む日々、
京の都とは違う暮らしの中で、 吉常は少しずつ成長していきました。
けれど、どれほど穏やかな暮らしを送っていても、 吉常が源氏の子であることに変わりはありません。
父を失い、源氏が敗れたあの日から、 時代は少しずつ動いていました。
そして吉常が奥州で暮らしていた頃、
伊豆に流されていた兄の頼朝が、 ついに兵士を倒すために兵を挙げます。
その知らせは遠く離れたこの平泉にも届きました。
兄が立ち上がった。
それを知った吉常は、 秀平に頼朝のもとへ駆けつけたいと願い出ます。
秀平は吉常の身を案じ、 引き留めようとしたとも言われています。
けれど兄のもとへ向かおうとする 吉常の決意は変わりませんでした。
やがて秀平はその思いを受け入れ、 吉常を送り出します。
その際、旅の助けとなる武者たちも 付き添わせたと伝えられています。
住み慣れた奥州を後にして兄の待つ東国へ。
長い道のりの先、駿河の岸川で 吉常はついに寄友と再会します。
父を失い幼い頃に離れ離れになった兄弟が 再び顔を合わせたのです。
こうして吉常は兄寄友と共に 兵士との戦いへと歩み出すことになります。
今夜は牛若丸について話しました。
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それではまた次回。
09:19

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