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はい、では次です。だんだんと中核に入っていきます。
はい、お名前は、西音寺金恒さんです。
お名前はそうなんですけれども、百人首での表記は、入道佐紀の打錠大臣とあります。
金恒さんの恒は、吉恒の恒ですか?
吉恒の恒ですね。
多かったのかな、この時代。
そうかもしれません。
金は公家家ですよね、そうですよね。
西音寺家はずっとこの字使いますもんね。
そうですね。金持さんとかね。
すごいと思いますよ。これだけ長期間あって、これだけ続いてるっていうのは、さすがの曲だなとは思います。曲としても有力な。
大河ドラマには出ていなかったのですけれど、
1979年の大河ドラマ、草も得るには出ていらしたそうです。
寄友の娘の子供が奥様。ちょっと時代が下の人ですね。
そうですね。さっき紹介された方も、草も得るには出ていったみたいな人がいたような気がします。
そうですね。はい、いました。
やっぱり時代がもうちょっと後だったなっていう気がしますね。
サネトモが暗殺されてしまった後に、宮中の方から推してきたミトラ様という子供がいましたが、ミトラ様推しの中心人物です。
なるほど。
鎌倉幕府とは結構親しく。
上級の乱。ドラマは上級の乱は描かれなかった?描かれた?
ドラマでチラッとだけ最後の時に出たんですけど、その時にですね、どうも事前に後鳥羽院が乱を起こすぞという情報を鎌倉に流していたようで、それで勝利に貢献したと言われています。
ただちょっと動きが怪しかったようで、後鳥羽上校に遊兵されていた時代もあったそうで、それを飼いくぐって情報を流したという人のようですね。
すごい一族ですね、サイオン寺教はね。
ちなみにわかる人は全然わかってると思うんですけど、サイオン寺って西に、それこそ公園とかの園っていうんですね、動物園とか幼稚園とかの園に寺でサイオン寺なので、
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知ってる人は割とそんなに読めるけど、知らないとちょっと字が想像で思いつかなそうな気がしたので、そこを入れときました。
西の園の寺と書いてサイオン寺。で大体みんな公家家っていう字で金って付く人が圧倒的に多いですね。
そうですね。ありがとうございます。
このサイオン寺はですね、この金津根さんがもともと藤原さんだったんですけれども、金閣寺のあたりにサイオン寺っていうお寺を混流したことに由来しているそうで、
だからサイオン寺家の、サイオン寺の由来ですね。この方が。
なるほど。最初の人っていう感じですね。
幕府との結びつきを強めつつも、打城大臣その頃の時代ですからね。宮中と幕府をつないで、本当に朝廷の実権を握った。
だから閣としては、前回の九条、吉津根さんと大体同じぐらいですよね。
そうですね。それぐらいだった。
11位で打城大臣っていう感じなので、天皇の一族以外、一般市民として言えば頂点ですよね。役職としては多分打城大臣が。
松一っていうのがいるはいるのか?
松一は聞いたことがないっていう。
ですよね。
調べてもないけど。
っていうぐらい極めたところの人なんで。
はい。では大谷。
はい。
96番です。
はい。
花誘う。嵐の庭の雪ならで。
降りゆくものは我が身なりけり。
桜の花を誘って吹き散らす嵐の火の庭は、桜の花びらがまるで雪のように降っているが、実は追いさらばえて降りゆくのは私自身なのだな。
おーすごい。
すごいとこへ来てますよね。
まず、花誘うが、花がまず桜という意味?
はい、そうです。この時代はもう桜ですね。
花誘うっていうのは、嵐が桜を誘って散らすという意味。
で、その嵐の庭って繋がってるから。
はい。嵐の庭は雪が降っているようだ。
つまりその嵐が、今の日本語の語順的に言うと、嵐が来て桜の花びらが散って雪が積もったように見えるねっていうようなこと?
えっとですね、ごめんなさい。順番で言うことですね。
嵐が吹く庭の雪ではなくて、雪ならでって打ち消しているので。
雪ではなく。
なくて、桜の花びらだ。
あー、なるほど。嵐で風が吹いて、庭は雪かと思いきや桜の花びらでいっぱいですね、みたいな。
はい。
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はいはいはい。
振り行くのは、桜の花びらが降って落ちてくるのと、作者自身が老いていく、古くなっていくとの掛け言葉になっています。
えっと、振りと古が掛かってるってこと?
そうですね。振り行くっていう字がですね、古いという字に、り行くという送り仮名が入っています。
まあ、基本的には花が散ってるので、老いを表現できるのはわかるっちゃわかるんですけど、桜の独特なあの感じからはあんまりやっぱり老いっていう感じはしづらいですけどね。
あー。
なんか、悲しみとかはあるんですよ。いわゆる桜散るみたいな気合みたいなのがあるのはわかるんですけど。
他の花、しぼむとかではなくて散るっていうのも、満開の直後、花が散るような花じゃないですか。
え、え、え。
なんか、衰えていくみたいな感じがないんですよね。急に死ぬのに近い感じ。
はー。
イメージとして。
なるほど。
人生のピーク、例えば20代30代で急に散るみたいな感じが、僕が勝手に思ってるイメージ。桜って言われたらそんなイメージがしちゃう。
なんか、秋になって紅葉とかの方がまだ老いていく。だんだん老いていっているみたいな感じはするかなって気がします。
なるほど。そうですね。今だとそんな感じがしますよね。紅葉して枯れていって落ちるみたいな。
この時代だと、花が色褪せて散っていくっていうのを、年を取ったっていう表現はかなり多くてですね。
なるほどね。
はい。小野のこまちさんもその手法を使ってらっしゃいますね。
桜の種類がね、染め良しのじゃなかったりとかもあるからちょっとイメージが湧きづらいかもしれないけど、
例えば、想像で喋りますけど、ある程度うっすらとでも赤みがあるような花びらの色がより白くなって散っていくみたいなイメージ。
そうかもしれませんね。
で、白く変化するっていうのは、例えば白髪とかもそうだけど一つ老化のイメージがないこともないとは思うので、イメージだったらわからなくもないですね。
で、赤は血色がいい感じで元気なイメージがあるから、白くなっちゃうほうが病的だったり、老化みたいな雰囲気を含むと言われればなるほどとは思いますね。
なるほど。
面白いですね。
確かに桜の種類っていうのが、確かに考えてみれば結構いろいろありますもんね、現代でも。
はいはい。
なるほど、それでそう老けて、年老いていく。
はい。
まあ年を取ったなっていう考えをその庭を見て感じたみたいなことなんですかね。
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そうですね。
まあ、映画を極め、個人としてはね、映画を極めたような人だからこそピークを過ぎた時に思うものなのかもしれない。
そうですね。結構長生きもされた方ですね。映画も極め、位も極め。でもね、この人評価が、評判が良くなくて。
ああ、そうなんですね。
はい。結構保身と欲に満ちたって評されることが多いそうで。
なるほどね。面白いですね。
はい。
逆にそういう人がこう読んだって思うのも面白いね。
ああ、そうですね。
だからガチガチにね、知事私翼でいろんなものを今得た地位を守ってっていうところに固執したような人がふとした表紙に、
ああ、自分も年取ったなって思ったみたいなことだと思うと、そりゃそれで、おお、なるほどねみたいな感じはしますね。
そうですね。
はい、2人目。
これはドラマに出てきました。
はい。
さきの大僧女、慈恵。
ああ、はいはいはい。
はい。先ほども言いました山寺浩一さん、声優さんのね、山寺さんが演じられて、
三寺様の説明のときに、誰の娘のおじじのなんとかが乗って、
ああ、はい。長いです。
わーって長いセリフを何度も繰り返して、全員を混乱に叩き落とした方です。
あの長セリフは、声優さんをキャスティングした意味を感じますよね。
ですよね。
で、なんか山寺さんも、あれはうまくいったって思ってたそうで、
ツイッターで、なんかあれですごく評判、さすが山ちゃんって言われたのに、
なんか翌日に、なんかオムライスかなんかの注文で噛んだって言って、
笑わしてくれてましたけども。
天台宗の僧です。大僧城、一番上ですね。
そうですね。
まで登り詰めた方。
で、四号、おくり名ですね。
自沈佳祥、お祥と書いて佳祥と読むそうです。
この自沈佳祥、私どっかで見たどっかで見たってずっと思ってたんですけど、
今でもよく初詣で神社でかかっている曲、
エテンラクという画学の曲を、平安皇期の今風、今宵って言って、
リズムが乗るようにした曲の作詞者でもあります。
ああ、なるほど。それでその時にこの自沈、自沈佳祥っていう。
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っていう名前になってて、これね6年生の音楽の教科書に必ず載ってるんですよ。
ああ、そうなんですね。
私ここで見てたのかと思って。
ただこの、僕今話を聞きながら気になってたこの佳祥っていう読み方ですよね。
平和の和に直さらとかの直っていう字ですね。
それで普通は和尚って一般的には読みますし、
偉い和尚さんのことは和尚って呼ぶ場合がありますよね、この字でね。
はい、そうですね。
さらに別の読みとして佳祥って呼ぶケースもあるっていうのを僕は初めて知ったので、
意外と珍しいんじゃないかな、一つの二字熟語で読み方が3通りあるって。
そうですね。
3通りとかは意外とありそうな気はするんですけど、3通りあるとなると結構珍しいような気がします。
でもまあまあいずれにせよ結構な大物の方であったという。
生まれがとても良い方で、父が藤原の忠道といって摂政官博を務めた方。
で、同じお母さんのお兄さん、同母系に先ほどの九条金谷がいます。
本当に良いお家の方がお坊さん。
38歳で天台州の雑誌トップに。
ずっと長い間4回ぐらい就任していたそうなので、かなり長い間雑誌として勤めていた。
つれずれぐさに評価がありまして、一芸あるものなら身分の低いものでも飯抱えて可愛がったと言われています。
まあそういうことができる余裕のある人生だったようにも感じますけどね。
家柄も良くて、お坊さんとしても位を極め。
実力もあったり才能もあったりというのも努力もされたんでしょうけど。
ドラマの中でも上級の乱を後藤林が起こすっていうと、先ほどの西音寺金津根と一緒に反対して怒られていました。
お前はもう居なくていいって怒られていましたけれど。
頑張って止めていたんですが、こと聞いてもらえなくて。
具感賞っていう本を書いてるんですけれども、その本もそれを勇めるために書かれたとも言われています。
当時、実は宝年が同時代の人です。
結構有名な人出てくるよな、やっぱり。
そうなんですよ。
宝年の念仏さえ唱えていればいいよっていうのは批判していたそうで。
なのに弟子の神壇は庇護していて。
宝年もそんなに批判はするけど弾圧はしないという感じでいて。
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神壇の徳堂、神壇をお坊さんにしたのは寺縁さんなんだそうです。
ごめんなさい。さっきの和尚っていう読み方のことなんですけど、
順番で言うとどっから行く?
一般的な和尚ですね。
さっきの平和の和になおさらのなおで、和尚って読むのは唐音?唐韻?どっちも読むのか。
剣刀師の唐の読みっていう意味ですね。
和尚が語音、語韻ですね。語の句。語服とかの語ですよね。
和尚が漢音、漢韻ということになっているようですね。
中国の中の方言みたいなもんですよね。
時代方言もあるし、時代もありますね。
今その語音のことを調べてたら、
7、8世紀に漢音が伝わるより前に既に日本に定着していた漢字音を言うという表現になってますね。
意外と古いよって話ですね。語音は古い。
語音は古いんですか。
みたいですね。とは明らかにね、後からなんで。
ついでのまめちみたいな話ですけど。
ありがとうございます。そんな神演さんの歌です。
95番です。
大けなく浮世の民に仰うかな。我が立つそまに墨染の袖。
だいぶよくわかんない。
現代語訳すると、身の程もわきなまえないことではあるが、このつらい浮世を生きる民たちを包み込んでやろう。この比叡の山に住み始めた私の墨染の袖で。
墨染の袖だけ普通にそのままの意味でしたね。
そうですね。
大けなくがまずわかんないなと思ったんですよ。
僕が今サイトで見てるんですけれども、こちらのサイトでは、おほけなくとひらがなで表記されてて、たぶんこれが正しい表記だとは思うんですけど。
表記はそうですね。おほけなくです。
この表記を見せられても、漢字とかが含まれてないので、こういう意味かなって予測が立たないんですよね。
あーなるほど。
髪の毛の最後の語音も、「おほふかな」というひらがなの表記なので、説明聞いたら、「覆うつつむ」っていう意味の覆うっていうことなんだなってわかったんですけど、ちょっとぱっと見わからない。
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そうですね。
さらにおほで始まって、一番最初はおほで始まって、髪の毛の最後もおほで始まるっていう、煙に巻かれてるような気分です。
で、「おほけなくが大それたことを言うようですが」みたいな意味。
身分不層だとか、恐れ多いっていう感じ。
お家はいい人なので、謙遜の意味でもの使い方をたぶんしてると思います。
浮世はつらい世の中です。戦が続いていましたので、その時に生きているつらい民、人民のことですね。
浮世って言葉自体につらいみたいな意味が含まれてるっていうことですか?
どうしても浮世の世の中を思ってしまいますが、この場合は浮世。
浮世なのか。
浮世の方です。
覆うかな。
浮世がひらがなですもんね。
はい。
袖で覆う。
この場合はお坊さんですので、仏の苦毒によって救済をする意味で使っています。
和が立つそまに。
そまっていうのは植林した木を切り出す山のことで、ここでは比叡山を表しているそうです。
私が入って、今から住むこの山でという意味に。
墨染めの袖っていうのはお坊さんの着る黒い染め物の服のことですね。お洋服のことです。
墨染めの服っていうのは具体的に、これはこういう墨を使って染めたんですよみたいなエピソードがあるんじゃなくて、
お坊さんが着る服という意味を遠距離的に表現しているみたいな。
そうです。墨染めって言ったらお坊さんの服です。
お坊さんのその洋服と、墨始めること。墨染め。
かき染めの染めですね。
かけ言葉になっている。
なるほど、うまいですね。
墨と染めが両方かかっているってことですもんね。
そうですね。自演が20代の時に読んだ歌だそうで。
すごいな。まあまあそうかなるほどな。
言われて納得できるとこもありますよね。
若者らしい大きい夢という吹きもするし、
若者らしい謙虚さで大きいことは言うようですが、みたいなので始まっているというのも、
ちょっとわかるなっていう気がしますね。
そうですね。
おほけなく。文夫そうですが、みたいなのがより正確なんですかね。
そうですね。
言葉の元を指している。
何でしょうね。語彙は何でしょうかね。
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僕これ、さっき自分なりの解釈するときに大きなことを言うようですがっていうようなことですかって言ったのは、
落語家さんのネタをパロってますね。
あ、そうなんですか。
根下取りがあったんですね。
旬風邸流商さんっていう人がよく枕で言ってた。
大きなことを言うようですが、旬風邸流商といえば我が国では私一人でございますっていう難舌ギャグを毎回言ってたんですよ。
っていうのがあったのでちょっと使ってみましたっていう感じですね。
結構これって知らない人に使うと、どこでも使えて笑いが取れると思うんですよね。
そうですね。
何かね、咲夜先生が偉くなって最終的に校長先生になったら就任の挨拶とかで言えばいいと思うんですよ。
いやいやいやいや。
大きなことを言うようですが。
偉くなりたくないです。
そうですか。
いやーということですから、なるほどね。
お坊さんらしい歌といえばそうですね。
ただまあ後は時代が暗かったと。
そうですね。
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