00:00
こんばんは、ひとりごとの時間です。
今夜は、源氏と平氏について話そうと思います。
源氏と平氏は、もともと天皇の血を引く皇族でした。
平安時代の初め、皇族の数が増え、 その暮らしを支えるのも大変になっていました。
そこで、皇族の身分を離れる者たちが現れます。
その際に、与えられたのが、新しい氏でした。
ある一族には、源という氏が、
また別の一族には、平という氏が与えられます。
こうして生まれたのが、源氏と平氏です。
最初に源の生を与えられたのは、 佐賀天皇の王子や王女たち。
合わせて8人でした。
この一族は後に、佐賀源氏と呼ばれるようになります。
その後も、皇族から源の生を与えられる人たちが現れ、 源氏は少しずつ広がっていきました。
平氏も同じように、漢武天皇の子孫にあたる漢武平氏をはじめ、 いくつもの家に分かれていきます。
こうして生まれた源氏と平氏でしたが、
皇族の血を引いているからといって、 すぐに政治の中心に立てたわけではありません。
当時のクゲ社会では、すでに藤原氏が大きな権力を握っていました。
その始まりは、大化の改新で知られる中富の鎌足です。
後に藤原の生を与えられた鎌足の子孫たちが、 長い年月をかけて力を伸ばしていきました。
長い間クゲ社会の頂点に君臨していた藤原氏。
その地位を支えていたのが、摂政や漢博と呼ばれる役職でした。
天皇が幼い時には摂政として、成長してからは漢博として、
常に天皇を支えながら政治を動かしていたのです。
藤原氏はこうした地位を独占することで、長く政治の実験を握ってきました。
その力を支えていたのは、娘たちの存在でもありました。
自分の娘を天皇に訪がせ、そこで生まれた王子が次の天皇になる。
03:02
すると藤原氏の党首は天皇の祖父となり、摂政や漢博として政治を動かし続けることができたのです。
ところが時代が移るにつれて、この仕組みにも変化が訪れます。
藤原氏の娘から次の天皇となる王子が生まれないこともあり、
藤原氏はこれまでのように天皇の祖父という立場から政治を動かすことが難しくなってきました。
そんな中、天皇の座を息子に譲った上皇が摂政や漢博に代わって政治の実験を握るようになります。
いわゆる陰性です。
こうして藤原氏が握っていた政治の実験は少しずつ揺らいでいきました。
朝廷の力関係が変わる中、源氏と兵士もまた武家として力をつけていきました。
けれど源氏の一族では身内同士の争いが続いていました。
父と子までもが敵味方に分かれて争い、その度に一族の力は削られ、源氏は次第に勢いを失っていきます。
その一方で平野清盛率いる兵士は朝廷での地位を着実に高めていました。
このままでは兵士との差が開いてしまう。
そう考えた源氏の当領、源義友は清盛を倒そうと立ち上がります。
こうして源義友と平野清盛、二つの家を率いる者同士が都の主導権をめぐってぶつかることになるのです。
世に言う平地の乱です。
この争いに勝利したのは清盛でした。
敗れた義友は逃亡の途中で命を落とし、源氏は大きな痛でを受けることになります。
源氏の一族や争いに加わった者たちも次々と捉えられ処刑されていきます。
その中には義友の子である頼友の姿もありました。
父を失い、敗れた一族の子として捉えられた頼友。
幼い身でありながら、その命運は清盛の手に委ねられていたのです。
ところが頼友には思いがけない助けが現れます。
清盛の育ての母にあたる池野禅二でした。
06:04
池野禅二は頼友に亡くした息子の面影を重ねたと伝えられています。
まだ幼い頼友を哀れに思ったのか、清盛に命を救うよう願い出ました。
池野禅二の願いを受け入れた清盛は頼友を死罪にはせず伊豆へ流すことにします。
こうして命を救われた頼友は都を離れ、遠く伊豆の地で暮らすことになりました。
伊豆は平家型の豪族の下で監視される身でしたが、
やがて追われる立場となり、隣の領地を治める北条氏の下へ逃れるように身を寄せることになります。
その頃、朝廷で大きな力を持っていたのが御白川上皇でした。
天皇の位を退いた後も政治を動かし、朝廷の動きに大きな影響を与えていました。
清盛はそんな御白川上皇の下で力を伸ばし、やがて太上大臣にまで上り詰めます。
さらに娘の徳子が天皇の妃となり、清盛は天皇家との結びつきを深めていきます。
やがて徳子が王子を産み、その子がまだ2歳にも満たずして天皇に即位すると、清盛は天皇の祖父という立場も手にしました。
こうして平氏は都で大きな力を持ち、その栄華を極めていくことになります。
それはかつて藤原氏が握っていた政治の実験に清盛の手が届いたということでもありました。
こうして力を強めていった清盛でしたが、御白川法王との関係には次第に溝が生まれていきます。
政治をめぐる対立は深まり、ついに清盛は法王を幽閉するまでになりました。
けれどこの先には源氏と平氏が激しく争う時代が待っていたのです。
世に言う元平合戦です。
それではここで一曲。
09:13
風が吹き抜けて
落ち葉が道を染めてゆく
同じ茂木の中
君と歩いた日を
平の清盛率いる平氏が朝廷で大きな力を握っていた頃、
打倒兵士を掲げて立ち上がる源氏の男たちがいました。
12:04
一人は伊豆に流されていた源の頼朝。
もう一人は不運な老いたちから信濃の山藍で育った基祖の吉中です。
頼朝は伊豆で拒兵し、
やがて東国の武士たちをまとめ、鎌倉を拠点に着々と地盤を固めていきます。
一方の吉中はまず信濃の平定へと動きます。
各地で反乱が広がるそんな最中、平家に大きな異変が起きました。
圧倒的な力と強い統率力で平家を束ねてきた平の清盛が病によって命を落としたのです。
清盛の死は平家にとって大きな悼れとなりました。
後を継いだ宗盛は押し寄せる反乱に対処しながら平家の勢力を保たなければなりません。
その頃朝廷では御白河法王が再び政治の表舞台に立っていました。
高倉天皇が亡くなった後、隠世が再開されていたのです。
一方鎌倉で足場を固める頼朝。
信濃から勢力を広げる吉中はそれぞれの道を歩みながら兵士との戦いへと進んでいくことになります。
今夜は源氏と兵士について話しました。
それではまた次回。