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2024-11-08 42:56

SBCast.#130 実際に関心を持ってまずは覗いてみてほしい(コミュニティカフェてくてく 桑原美由紀さん)

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今回は、長野県松本市にて障害者の就労支援や地域活動を主とした活動を行い、コミュニティカフェてくてくやグループホームてくてくなど、さまざまな拠点を運営する桑原美由紀さんに、活動の内容や想いを伺いました。

サマリー

コミュニティカフェてくてくの桑原美由紀さんは、障害者支援の重要性と日常生活における空間の大切さについて語ります。彼女は、活動を通じて障害に対する偏見をなくし、相互理解を深めることを目指しています。コミュニティカフェてくてくでは、運営に関する課題や高齢化に伴うサポート体制の必要性が話し合われ、新しいグループホームの展開やお菓子の開発が進められています。また、ITを活用した支援の可能性についても触れられ、地域イベントへの参加やボランティアの呼びかけが行われています。桑原美由紀さんは、障害者の就労支援や地域活動を通じて偏見をなくす重要性を強調し、地域社会との交流を重視しています。彼女は障害のある人々と一般の人々が共に成長できる場を提供し、積極的な参加を促しています。

コミュニティカフェてくてくの目的
桑原美由紀
実際に関心を持って、まずは覗いてみていただけると、見えない世界が広がるかなとよく言われるのは、すごく明るくて楽しそうで、
要は誰が職員で誰が障害者かわからないなんていうふうにおっしゃってくださるんですよね。
高見知英
それを口で説明するにはなんともなかなか難しいので、まずは見ていただけたらっていうところでのキーワードだったです。
NPO法人まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組、SBCast.です。
この番組は様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介、活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私SIDE BEACH CITY.にてDX推進サポートなどの活動を行う高見知英です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストはコミュニティカフェてくてく、桑原美由紀さんでございます。桑原さんどうぞよろしくお願いいたします。
桑原美由紀
はいこんにちは桑原です。今日はよろしくお願いします。
高見知英
どうもよろしくお願いいたします。それではまず簡単にではございますが自己紹介という形でお願いできますでしょうか。
桑原美由紀
はいよろしくお願いします。私NPO法人てくてくの代表を務めております桑原と申します。
精神障害者の家族ということで家族会に入り、その活動の延長でNPOを平成18年に立ち上げました。
現在信州の松本市でコミュニティカフェてくてくとグループホームを塩尻市に持っております。よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。それではまずこちらのコミュニティカフェてくてくという形でお話を伺っていければと思いますが、こちらのコミュニティカフェてくてく活動の内容をお伺いできますでしょうか。
桑原美由紀
コミュニティカフェてくてくは障害者の就労支援事業所として平成17年に7月オープンいたしました。その時には制度の関係で共同作業所でしたが、その後法改正によって地域活動支援センターになり
現在は就労継続B型をやっております。障害者がですねお家の中から生活リズムを整えるためにこちらに来てみんなと一緒に喫茶店の作業をしております。
高見知英
ありがとうございます。まず最初に就労支援という形で始まったものの、今は法律の整った結果によって、今は共同作業所就労支援Bということで活動されているということなんですね。ありがとうございます。
こちらの活動を主に進めることになった理由などもお伺いできればと思うのですけれども。
桑原美由紀
実は私は精神障害者の家族ということで、家族といってもおじいちゃんなんですが、平成12年ぐらいにおじいちゃんの様子がおかしくなって、老人性精神障害というふうに病名が付けられました。
当時は障害について全然知識がないために家族会に入り、なおかつ障害の理解をしたいと思ってボランティア活動を始めたんですね。
その時に障害者は病気を理解してほしい、仲間作りがしたい、仕事がほしい、そんなような要望が出たので、自宅を開放して障害者とともに喫茶店を作って活動しようというふうになりました。
作業の中にもいろいろ障害者の支援というところではあるかと思うんですが、特に喫茶店というふうにしたかったのは、特に精神障害って見た目でわからないですよね。
なんとなく私も事件でしか精神障害という言葉を聞くことがなかったので、やっぱりそれを知る中で、世間一般のイメージの精神障害というもののイメージを実はこうなんだよというふうにしたくて、
日常生活の延長線上にあるような空間を作ろうと思って喫茶店を作ったような感じです。
高見知英
ありがとうございます。日常生活の延長線上にある場所ということで、こちらの喫茶店という形にされたんですね。
はい。
ありがとうございます。
自分もここ最近精神障害と言われるようなタイプの傾向を持っていらっしゃる方。お話をする機会というのは非常に多くなって、自分も関わってはいるんですけれども、本当にそれぞれに傾向って確かにあるもののすごく多様で、
実際に会ってみないとわからないっていうようなところってすごく大きいですもんね。
だからこそやっぱりそういうところで、気軽に生活をしながらもなんとなく来店される方もこんな形なんだ、こういうふうに話をしていけばいいんだっていうのがわかるっていうのがやっぱり喫茶店という形のすごい特徴的なところなのかなって思いますし、それが非常に良いのかなと思います。
ありがとうございます。
何かこちらの活動を通して目的としている、こうなればいいなと思っているなど何かあればお伺いできますでしょうか。
桑原美由紀
実は私は最初に申し上げたように、精神障害の支援といっても何からやればいいのかわからずに家族会に入ったというふうにお話したかと思うんですが、家族会というのは3つの柱がありまして、支え合い、学び合い、働きがけ、これがあるんですね。
支え合いとか学び合いというのは、なんとなく皆さんで支え合ったり病気を学んだりということでわかりやすいんですが、働きがけというのは、要は行政のほうに障害者の空間を作ってもらってそこに行けるようにしてほしいとか、障害のある方の作った商品を売る販路を広げてほしいだとか、
要は働きがけというのがまさにその一つなんですが、てくてくを作る中でこういった場所があってもいいんじゃないかという行政に対しての逆提案という、それが大きな目的の一つでありました。
なぜかというと、今でこそ喫茶店って普通なんですが、当時は田舎の偏僻なところで段ボールを折ったりだとか、そのような本当に単純な作業で触れ合う機会が全くない。
それともう一つには、よく精神障害の方って怖いって言われますよね。一般的にその事件の中でクローズアップされるので。ところが精神障害の方に聞いてみると、実は僕たちの方こそ一般の人が怖いんだよ。
なぜなら理解がないためにいじめられたり、つまり両方の内なる偏見というのか、そういったものをなくしたかったっていうのがありまして、そういったものを作りたいな、みんなで一緒にやってみようっていう、それが目的でありスタートでした。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。確かに当時の内容、当時の制度を思い返してみると、非常にすごいシンプルな作業というのが、すごく中心になっている活動が多かったなというのを思い出すと思います。
確かに本当に行政への逆提案という形で、こういうような形が始まったということなんですね。本当に支え合い、働きかけって本当に必要だなと思いますし、その結果の偏見をなくしていきたいっていうのはすごく大事なことだなと思います。
偏見をなくすための活動
高見知英
特にこういうような活動をしていて、やはりどうしてもやっぱりそれぞれの活動するフィールドが結構皆さん違ってしまうので、お互いに会う機会があんまりなくて、知らないものってやっぱり怖いんですよね。だからこそやっぱり相手のことがお互いよくわからない。
それは本来であれば、障がいのない人同士であっても障がいのある人同士であっても同じかもしれないのに、そうやって障がいっていう言葉があることによっても、ふさつに分かれてお互い怖いって思ってしまうっていうのがあるのかなと思います。
なので本当にその偏見をなくすきっかけとして、この喫茶店という形式があるということで、それはとても良いなと思います。
ありがとうございます。
何か主にこういう人に対象にしているとか、例えばお店を見ていきたいほしい人とか、あるいはそういうようなところに関わってほしい人とか、考えを変えていってほしいなとか、そういうふうに思っていらっしゃる方々とか何かいらっしゃいますでしょうか。
桑原美由紀
ありがとうございます。実際に平成17年にオープンして、実はその時にはお店の名前はカフェギャラリーてくてくという店名だったんですね。
それは皆さんお持ちの夢ですとか能力ですとか特技ですね、それを伝える機会と空間を提案したいということで、それと私がてくてくを立ち上げた時にその病気を知りたいと思ってボランティアをし、そこで知り合った当事者と一緒に立ち上げて、
その当事者の方がアート活動をしているということでカフェギャラリーというふうに名付けてオープンし、その後震災があって、震災の中で私が感じたものをコミュニティとして存在していけたらいいなということで店名を変え、なおかつ働く空間を少し広げたんですね。
やっぱりやってみて思うのはなかなか活動していく中でもうすでに心のシャッターを下ろしてしまうような方も多かったりして、できればその学校教育の場で少なからずその障害の理解、偏見ができる前にいろんな方が多様な人々がいてその中には障害もあって、
でもこんな生き方があるよなんていうことを知っていただいたり紹介すれば本当に今日のようなこんな場がとてもありがたいし、こういったことを通じて知らない人が知って知らない人が気づいて、その方々がじゃあ行ってみようかななんていうふうに思っていただけたら本当にありがたいなと思います。
高見知英
ありがとうございます。本当に偏見ができる前にまずは知ってみてほしいというのは本当にありますよね。
実際例えば海外だとまだまだ根強く残っていると言われている人種差別についてもそうですよね。
本当に日本にないのはなぜかというと、実際やっぱりそういうふうに偏見ができる前にそれを知っているからというところがあるのかなというふうに思いますし、やっぱり日本にも結構いろんな多様な人種の方が来ている世の中で普通に生活をできているのはやっぱりそれがあるからというところもあるのかなというふうに思います。
だからこそやっぱり知ることってとても大事で、それはやっぱり一度偏見ができてしまうとなかなかパッと変えるのって難しくなってしまう。だからこそやっぱりなるべく多くの人に本当に早めに知ってみてほしいなというのはありますよね。
桑原美由紀
そうですね。私自身がいかに偏見を持っていたということを活動するたびに考えさせられますし、実はずいぶん以前なんですけれども、湯浅誠さん、社会活動家の方のですね、その方とちょっと対談をさせていただく機会があったんですが、
その方がてくてくにメッセージを残してくださいまして、私の家宝としててくてくに飾ってあるんですが、湯浅さんがメッセージとして、見えないことは無視につながり、関心は尊重につながるという言葉をくださったんですね。
ですので、知ること、そのために関心を向けること、これはてくてくに集う一人一人に向けて、私もそうしないといけないかな、それをモットーにしていきたいなというのもありますし、
これを皆さんへ、今日の機会の中で伝えられたらいいなというふうに思ったんですけど、知ること、関心を持っていただくこと、その先にそれぞれが描いた、こんなことだったらできるかなというのを寄せ合うと、本当にコミュニティカフェになるんじゃないかなと思っています。
高見知英
そうですね。本当にやはり、関心をまず持ってもらうということがとても大事になってくるなというふうに思います。知ることによってひょっとしたら何か差別につながったりとか、偏見につながったりとかすることはあるのかもしれないけれども、でもその先にはきっと理解ってあると思いますので。
だからまずは知ってもらうこと。知らないということは何も配慮ができないし、普通に接して場合によっては互いにとって良くないつながり方をしてしまうということにもなるかもしれないし、だからこそまず知って、ちゃんと理解をするところまで行けるようになればいいなというふうには思いますね。
桑原美由紀
そうですね。ですので、高見さんがこのてくてくに関心を持ってくださったっていうのも嬉しい。本当に嬉しい出来事です。
高見知英
ありがとうございます。自分もそういう精神の障害がある方とかそういう方に関わることも非常に多くなって、コミュニティカフェという形で今やっているわけではないものの、そういう場所っていうのは自分は目にする機会も増えてきているので、こういうところが本当にあちこちにあるんだよということは知っててほしいなと思いまして。
どうしてもやっぱり地域の活動をしていると、それぞれ特定の地域、自分たちであれば横浜なら横浜とかそういうところに偏ってしまいがちなんですが、じゃあ外を見ると意外とそういうところって実際どこ行っても結構あったりするよとか、意外とこちらにはない事例をあちらではやっていたり、逆にこちらにある事例をあちらではやってないそれは何でだろうとかそういうものを考えるきっかけにもなりますので、
だからこそやっぱりこういうようにいろんな地域の事例を知っていくっていうのはとても大事なんじゃないかなというふうに最近は思います。ありがとうございます。
それでは続きまして、こちらの活動を通していて何か課題に感じていることなど何かございますでしょうか。
桑原美由紀
実はこれだけ平成17年からやっておりますので、利用者さんここにてくてくに通所してくださっている利用者さん一人一人がやはり高齢化になってきたっていうのは感じますし、その中でその方の親御さんも高齢化によって亡くなられた方もおります。
どんどん制度も煩雑になってきている中で、てくてくに集う一人一人を取り巻く環境が高齢化し、今回もお米なども高かったりしていろいろ運営する上でのいろいろな大変な困難なこともあります。
それともう一つは、私自身もスタッフ自身もですね、高齢化になってきたっていうところでの担い手ですとか活動を支える支えて、ボランティアさんなどもいたりはするんですが、そのボランティアさんも高齢化してきたので、ある意味での人材、あとはその利用者さん一人一人の取り巻く環境を整えたいけれども、
運営課題と新たな試み
桑原美由紀
どこからその手をつけていいのかぐらいな問題が散席しておりますし、あともう一つは、いろいろな作業所ができたのはありがたいですけれども、そういう中で作業の内容もですね、ちょっとパターン化してきているので、いかに個性を出して工賃を利用者さんにお渡しできるかっていうところはとても悩みどころで課題です。
ありがとうございます。
高見知英
そうですね。
通所者の方々の高齢化と、あとは制度の複雑化に、こちらとしても追いついていけないっていうところ。
あとは運営上の様々なやっぱり、材料費の高騰などの困難さ、またボランティアを含めた人材不足などですね。
はい。ありがとうございます。
そうですね。こちらについても本当にいろいろな形で法律的にも配慮が行き届いていったというふうに言えばいいところではあるものの、それからこそ生まれる困難さというところもありますもんね。
桑原美由紀
そうですね。本当でしたら一人一人に寄り添いたい気持ち反面、代表者としてどうしてもやらなければいけない手続き上の事務ですとか、もうそれが両輪となっているので、どちらも本当に右手と左手どっち大事って両方とも大事なので、そのバランスを図りながら運営していくことの困難さですかね。
そうですね。
本当でしたらもうちょっと事務ですとか、そういったものがもっとシンプルになりはしないかななんていうのは願ったりしていますけどね。
高見知英
そうですね。確かに両輪という話はされましたけども、本当にその通りでうまく同じスピードで進めていかなければいけないんだけれども、かといってゆっくり進めている場合でもなくて、ものすごいスピードで両輪を進めていかなければいけないという大変さというのもあるなと思います。
特にこういうようなNPOの活動ですと、なかなかお金で解決をしようとか、そういうようなことをするわけにもいかないですし。
桑原美由紀
そうですね。
高見知英
ちなみにこの課題について、現在コミュニティカフェてくてくとしてどういうふうに対応していければいいのかなというのを何かお考え等はございますでしょうか。
桑原美由紀
はい。実はですね、今てくてくグループホームが一つあり、コミュニティカフェてくてくでもう一個相談支援事業所というのがあるんですけれども、大きな柱で3事業あるんですけれども、実はもう一個グループホームを作りたいという希望があります。
それは生活そのものをトータルにサポートしながら、それと先ほど言ったその高齢化というところで、親なき後を懸念されているご高齢者のためにですね、もう一つグループホームを作れたら。
あともう一個はそのグループホームの中で、例えば清掃ですとかそういったものが発生してきたときに、そのコミュニティカフェの施設外の仕事として、その清掃をやればうまく回りはしないかなというようなことは何となく頭の中に描いておりまして、もちろんそれが自分たちの自己資金だけではまかないきれないというのはもう覚悟して、
今補助金の方にですね申請をしている最中なんですけれども、それがうまくいけば高齢化ですとか販路ですとか支援というところで、何となくそれでも現状からはの課題の解決の一つの糸口にはなるのかなというのは思ったりはしています。
高見知英
なるほどありがとうございます。こちらの新しいグループホームを作って、そちらでもいろいろと状況の改善、課題の解決に向けた検討をされているということですね。
桑原美由紀
それと一つは、今カフェというところでお菓子の開発をしたり、おかげさまでいろいろ出店のオファーなどもある中で、逆にこちらからもせっかくこういったご縁なので何かお仕事ないですかというようなことは働きかけておりまして、いわゆるギフト商品などがセットできませんかですとか、
お葬式の法事の時の仕出し弁当として考えてもいいよみたいなお話もあるので、そういった商品開発をすることでですね、より高賃が上がるような販路が拡大できるのではないかなというような試行錯誤の中での開発を行っています。
高見知英
ありがとうございます。カフェでのお菓子の開発ということなんですね。ありがとうございます。
そうですね。こういうものも含めていろいろな形でどうやって独自性を出していけるか、いかに個性を出していけるか、いろいろ形で検討されていらっしゃるんですね。ありがとうございます。
ITの活用と地域連携
高見知英
それでは続きましてではございますけれども、何かこちらのITについてということで、どう関わっていきたい、これからどういうふうに何かITを活用していこうかな、何かお考えとございましたらお伺いできればと思うんですけど。
桑原美由紀
はい、実は本当に私自身がそういった知識がない中で、どんどんいろいろなものが進んでいるというのは肌で感じています。こういったやりとりにしても、それに関してはたまたまというか、やっぱり若い方っていうのはもう吸収力も早くて勉強熱心なので、
そういった方にどんどん入っていってもらいながら、良いものは取り入れ、それをてくてくのルーティンにしたいかなというふうに考えています。
高見知英
ありがとうございます。
自分もここ最近そういう精神障害というものを見聞きしたり知ったりする中で、実際ひょっとしたらこれってITで結構支援できることってあるんではないのかなというふうに思うことは結構あったりして、
例えば何かに熱中しすぎてしまうのであれば、それを静止するような処理をITとかスマートフォンに代行してもらうんですとか、何かに注意が行くあまり何かを見落としてしまいがちなのであれば、その見落としてしまいがちなものに目が行くようにスマートフォンで注意を促すようなことをさせるとか、
そういうような様々な方法で精神障害に対応するためのアプリって何かできるのではないかなと思うことがあります。だからこそそういうようなところも含めて、ITって実はもっとこういうところで使えるんじゃないかななんて思ったりもしますね。
桑原美由紀
ぜひいろいろ教えていただければありがたいです。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね。
ぜひやっぱりそういうようなところも含めて、私どもSIDE BEACH CITY.っていうDX推進サポート、ITの利活用の支援という形でやっていますので、そういうところも含めていろんな方法を考えていく、提案をしていくっていうところもやっていければと思っています。
ありがとうございます。
それではその他、これを聞いている人に何かしてほしいこと、まずは何かございますか。
桑原美由紀
ありがとうございます。
実際私たちは今塩尻でグループホームと相談支援事業所、松本の元町ではコミュニティカフェということで、カフェを中心にお菓子の製造販売、お弁当の配達、またランチタイムのカフェ営業。
キッチンカーでですね、いろいろなイベントに出展しております。
ぜひ地域のイベントにキッチンカー呼んでいただければありがたいというふうに思います。
また施設内としては畑の農作業ですね、収穫ですとか、あとは片付けですね、お家のですとか倉庫の片付け、引っ越し作業、そういったこともですね、軽トラックなどを利用してやっています。
そういったお仕事をいただければありがたいです。
あともう一つは、本当にてくてくに関心を持っていただいた中で行ってみたいとか、ボランティアしてみたいなどという、そんな方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に足を運んでいただけたらなというのをお願いしたいなと思います。
高見知英
ありがとうございます。
現在キッチンカーを移動で販売できる状態ですので、そちらの方も使ってほしい。
あとはトラックでのお仕事もありますので、そちらの方も依頼をしてほしい。
またやっぱり行ってみたいとか、ボランティアで会ってみたいという方もぜひ会ってほしいということなんですね。
ありがとうございます。
キッチンカーはそうですね、やっぱりそういうところにイベントにキッチンカーがあるって結構面白いものだな、楽しいものだなというふうに思いますので、ぜひそういうところにはどんどん声掛けしてほしいですよね。
桑原美由紀
ありがとうございます。
高見知英
ありがとうございます。
その他何か今後やりたいことですとか、やってみたいことですとか何かございますか?
桑原美由紀
ありがとうございます。
実際今てくてくには、例えば養護学校の高等部のお母さんやお子さんが進路としてですね、養護学校を卒業した後の進路として作業所にということでランチを兼ねながらご来店される方もいらっしゃいますし、
実際に医療を学ぶ学生さんが実習できたりしています。逆に私も学校に赴いてお話をすることもありますが、ぜひそういった活動を、一時コロナでなんとなくそういった機会が減り、ようやく出店の数はコロナ前に戻りつつあるんですけれども、
ご来店、もしくは私の方でお話をしに行くという機会がちょっと減ってしまったのですが、ぜひこれを機会に、学校ですとか職場ですとか公民館ですね、よく人権尊重というところでお話をするような機会をいただいたりもしているんですけれども、
そんなような機会があれば、ぜひ障害の理解というところでの啓蒙の活動、それはとてもありがたいですし、実は私そういったところに行くときには必ず後ろで利用者さんにお菓子の販売もしてもらって、一石二鳥というところでは、ぜひそういった場が多くなればありがたいなと思っておりますので、お声掛けしたいです。
高見知英
ありがとうございます。
養護学校の人が進路として検討されたり、あとは医療を学ぶ学生さんが、こちらに実際に来ていただいてるっていうこともあるんですね。
ありがとうございます。
なるほど、確かにそういうような人が来ているっていうのは、とても人の交流としてとても良いですね。
またその他、やっぱり学校や職場や公民館に障害の理解であるとか啓蒙の活動であるとかの講演もされているということなんですね。
本当にそういうような機会って、なかなか作らなければなかなかないものなので、そんなところがあれば積極的にそういうような人、声をかけてほしいですよね。
桑原美由紀
ぜひよろしくお願いします。
高見知英
ありがとうございます。
それでは今後、インターネットでコミュニティカフェてくてくの活動を知るにはどのようにすればよろしいでしょうか。
桑原美由紀
ありがとうございます。
ホームページがございますので、ぜひコミュニティカフェてくてくでも結構ですし、NPO法人てくてくでも検索できるかと思いますので、ぜひそちらを見ていただけたらというふうに思います。
高見知英
ありがとうございます。
こちらについてはホームページ等も含めて、このポッドキャストの概要欄にも記載ございますので、ぜひアクセスしてみていただければと思います。
桑原美由紀
お願いします。
高見知英
ありがとうございます。
その他、例えばこういうようなインターネットでこちらのコミュニティカフェてくてくのことを知って、何かこちらに関わってみたいというふうに思った、特にインターネット上からなので、わりと遠方の方もいらっしゃると思いますが、そのような方とはどのようにすればよろしいでしょうか。
桑原美由紀
ホームページからお問い合わせができるようにはなっているんですね。
今までも出店ですとか、お弁当のご注文ですとか、見学の問い合わせなどもホームページからアクセスできるようにはなっているので、ぜひそちらを開いていただいて、お問い合わせなりご注文なりしていただけたらというふうに思います。
高見知英
そうですね。ホームページから見学ですとか出店ですとか注文ですとか、そちらの方をしてほしいということなんですね。
はい。
ありがとうございます。
そうですね。今回のポッドキャストの収録についてもこちらのお問い合わせから連絡させていただきましたし、やっぱりそういうところで遠いからちょっとなというふうに思うこともあるかもしれませんけれども、まずは声をかけてみるところから始めてみていただけるのはいいのかなというふうに思います。
はい。
ありがとうございます。
桑原美由紀
はい。よろしくお願いします。
高見知英
はい。ありがとうございます。
関心を持って覗いてみて
高見知英
それでは最後の方にはなってまいりますけれども、コミュニティカフェてくてくの活動のキーワード、こちらお伺いできますでしょうか。
桑原美由紀
はい。ありがとうございます。実際に関心を持って、まずは覗いてみていただけると見えない世界が広がるかなというふうに思いますので、ぜひ足を運んでください。よろしいでしょうか。
高見知英
ありがとうございます。
はい。
まずは関心を持って、覗いてみる。そうすると見えない世界が広がるということですね。
はい。
ありがとうございます。何かこの言葉に込めた思いですとか、こういうことだからこういう言葉につながるんだよとか、やはり今までも結構出てはきていますけども、改めて何かその言葉を示すところとか思うところをお伺いできますでしょうか。
桑原美由紀
知らないところから始めるっていうところでは、足を運んでもらわないとわからないっていうところがキーワードの中で私が感じたところなんですけれども、とにかくてくてくにいる人たちは、もう皆さんよく言われるのはすごく明るくて楽しそうで、要は誰が職員で誰が障害者かわからないなんていうふうにおっしゃってくださるんですよね。
それを口で説明するには何ともなかなか難しいので、まずは見ていただけたらっていうところでのキーワードだったです。
あともう一つは、私たちが活動する上で、これが次のキーワードになるのかわからないんですが、てくてくの中で大切にしたいこと8か条っていうのがあるんですが、いいですかね、申し上げますと、
これが2つ目のてくてくのキーワードというか、大切にしたいことですね。このような形で活動できたらいいかなと思っています。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね、いろいろな物事に平等的にすごく感受性を持って生活をしようというようなことにつながってくるのかなというふうに思います。
そういうふうにいろいろなものをより鮮明に見ようとしていると、案外どんなところにいてもそれぞれの生活楽しいと思えてくるのではないかなというふうに思いますので、
そういうようなものはすごく大切にしていきたいですね。
ありがとうございます。
それでは、その他最後にこれは言い忘れたな、これ言っておきたいな、何がございますでしょうか。
桑原美由紀
ありがとうございます。なかなかすいません、私も上手にお話できたかどうかわからないですけれども、今本当に多種多様ないろんな方が増えております。
てくてくにいらっしゃるその利用者さんの一人一人を見ると、やっぱりちょっといじめにあっただとか、ご家庭の中での問題っていうようなのもあって、
何となく人と人との結びつきの希薄さであったり、やっぱりちょっと昔の障害とはちょっと変わってきたかなっていう感じがあります。
時代とともにどんどん変わってきているのかなという感じがあります。
だからこそこういった本当にコミュニティっていうのを大切にしたいなというふうに思っています。
ぜひ皆さんにもこんな思いが伝わったらいいなと思いました。はい、以上です。ありがとうございました。
高見知英
そうですね、ありがとうございます。やはりこのいろんなところに結びつきの希薄さというのはつながっているのかなというふうに思います。
特に最近は家々も結構お互いの交流っていうのが少なくなってきて、地域のつながりの希薄さっていうのは本当にあちこちで言われているのではあります。
特に精神の障害のあるなしっていうところでやっぱり生活の文化がかなり変わってきてしまって、先ほどの通りにお互いちょっと知らないものって怖いねっていうふうに思われてしまうところもあるというのも話ではありますけど、本当にその通りで、
やっぱりそこからそれぞれの人々に不寛容な社会っていうのが生まれてきているのかなというふうに思いますので、まずはいろいろなところに顔を出してみる、知ってみる、そういうところからつながりを始めていって、
それぞれの今まで不寛容だったものってなんでそこがよくわからなかったのかな、そういうところに会ってみて自分どう思うのかなっていうのをいろんなところを体感していただければいいなというふうには思います。
ありがとうございます。
それでは今回のゲストはコミュニティカフェてくてく、桑原美由紀さんでございました。
桑原さんどうもありがとうございました。
桑原美由紀
はい、ありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。
コミュニティカフェの活動
高見知英
今回は長野県松本市にて障害者の就労支援や地域活動をおもとした活動を行い、コミュニティカフェてくてくやグループホームテクテクなど様々な拠点を運営する桑原美由紀さんに活動の内容や思いを伺いました。
コミュニティカフェてくてくは障害者の就労支援事業所として始まり、障害者が家の中から生活リズムを整えるため一緒に作業ができる場所として運営されているコミュニティカフェ。
老人性精神障害という病気を発症した祖父をもち、障害について知識を得るために家族会に入り、理解のためにボランティア活動を始めた桑原さん。
桑原美由紀
その活動が徐々に大きくなり、NPO法人てくてくやコミュニティカフェてくてくを立ち上げることとなりました。
高見知英
精神障害者に対する偏見をなくしたい。
障害のない一般の人々、精神障害のある人々、双方の内なる偏見のようなものをなくしたい。
そのために、桑原さんは地域社会との交流を重視し、障害者と地域社会が共に成長できる場所を提供しています。
桑原さんの活動のキーワードは、実際に関心を持ってまずは覗いてみてほしい。
精神障害のある人の見る世界とない人の見る世界、実際に足を運んで会ってみないとわからないというところはとてもたくさんある。
口で説明するにはなんともなかなか難しい。だからこそ、まずは見ていただけたらと桑原さんは言います。
コミュニティカフェなどの施設で活躍する障害者たち。
そのような場所はコミュニティカフェてくてくだけではなく、さまざまな場所に存在します。
身の回りのそのような場所を探して、実際に訪れて、今まで見えてこなかったさまざまな世界、覗いてみませんか?
このポッドキャストの感想は、YouTubeやスタンドFMのコメント欄などで受け付けています。
それらが使えないという方は、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.サイトのお問い合わせフォームなどからご連絡ください。
また、SBCastは継続のための寄付受付を行っています。
毎月1000円の月額サポートの内容となります。
特典などご興味ご関心おありの方は、ぜひ寄付サイトもご確認ください。
今後もこの番組では、さまざまなステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介していきたいと思います。
それぞれの視聴環境にて、ポッドキャストの行動くないし、チャンネル登録などをして次をお待ちいただければと思います。
それでは今回のSBCastを終了します。
お聞きいただきありがとうございました。
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