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おはようございます。コウブンです。 栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
今日はですね、最高の睡眠を得るための仏教的アプローチというテーマでね、お送りしたいと思います。はい、ちょっと長い、大丈夫ですけども、
睡眠ですね。はい、皆さん、日々の睡眠、よくとれてるでしょうか。 スマホをつい見ちゃって、そしてそのスマホの画面が明るいから、なかなか興奮しちゃって寝れないなんていうことも多いんじゃないでしょうか。
実は、日本の社会人の約4割が、睡眠に何らかの問題を抱えているというデータがあるそうです。
今日は、仏教の2500年以上前から伝わる教えというものを、
現代の睡眠の悩みに生かす方法についてお話をしたいと思います。 まず仏教では
睡眠をどのように捉えているか、というお話ですが、お釈迦様は
心身の調和を重視されていた。 そして適度な睡眠は修行の基本とされていたそうなんです。
現代の科学でも質の良い睡眠というものというのが、心身の健康に不可欠というふうに言ってますよね。
つまり良質な睡眠は、現代を生きる私たちの修行の基礎とも言えるんですよね。
では、実践的な方法というものを紹介したいと思います。
最も重要なのは、就寝前の瞑想ですね。特に呼吸瞑想ですね。
スマホとかパソコンの電源を切って静かな場所で座る。 背筋を伸ばして、目を軽く閉じる。
半顔の状態ですね。 そして鼻を使って自然に呼吸をする。
数息、吐く息に意識を向けて カウントをしてみるんですね。数を数えてみる。
1回、2回、あるいは呼吸の長さを測ってもいいと思います。
5秒とか10秒とか決めて、そこまで吐く。 何秒数とかね、そういう形でもいいと思います。とにかく
呼吸に対して意識を向け、そして そこに意識を向き続けられるように数を数えてみる。
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というところですよね。
途中で雑念が浮かんでもほとんど問題ありません。 それはあくまでも自然なことなんですよね。
気づいたらまた優しく呼吸に意識を向き直すということ。
これを10分ぐらいできたら理想なんですけども、5分程度最初は続けられると良いかなと思います。
次に 寝室の環境づくりについてのお話をしたいと思います。
仏教ではね、宝下という考え方があるんですよね。 原津、そして下と書いて宝下ですね。
文字通り手放すという意味です。
寝室は1日の様々な思い出を 手放す空間
そんな風に捉えるということですよね。 スマホとかパソコン、あとは仕事の書類というものは仕事に持ち込まない。
これが基本ということなんですよね。
部屋の温度は適度な温度。 18度から
22、23度ぐらいかな。 適温に保つ。そして室温も同じように50%とか
60%とかね。とにかく湿度も適度に保つ。 そして照明は
つけるのであれば暖色系の間接照明みたいのがね いいんじゃないでしょうか。
快適な睡眠のための環境づくりというのを意識してみるということですよね。
また就寝時間の 2時間ぐらい前からは
大きな食事
なんて言うんでしょう。 しっかりした食事と言ったらいいのかな。夕食とか。
そういったものは控えることをお勧めします。 そして就寝前にはその日一日の出来事を振り返る時間を持つ
ということですね。
感謝できること。それを3つ探してみるというのもいいかもしれないですね。
3つのありがとうを探すというのも かなりいいかなと思います。
ここでこれを聞いている方々、リスナーの方にお願いがあります。
今日お伝えした方法をぜひとも実践していただきたいと思います。 そして
1週間後あたりにその実践報告をしていただければなぁとそんなふうに思うんです。
コメント欄に
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お休み実践みたいなねそんなハッシュタグをつけて感想を寄せていただければ嬉しいです。
明日はですね心が通う断捨離術についてのお話をしたいと思っております。 物への執着を手放すことで
心は どう変化するのか、仏教の教えを交えながらのご紹介
というふうにしていきたいと思います。 本日は最高の睡眠を得るための仏教的アプローチ
というテーマでお話をさせていただきました。 蓮城院副住職の幸文でした。ではではまたね