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どうも、コウブンです。
栃木県の片井中にある蓮城院というお寺で、
副住職をしております。
はい、参加日、まもなく終わりですね。
はい、皆さま、どういった参加日を過ごしになったでしょうか。
私はね、ちょっと体調を少し崩しております。
はい、というのはね、年末から若干体のね、節々が痛む。
はい、それに加えて、軽い頭痛ですね。
というのはね、ずっと続いているような状況です。
まあ、風邪の初期症状なのかな、きっと。
まあ、寝込むほどではないんですけども、
そういった軽い調子の悪さというものがあって、
若干ね、こう、その、体調が悪いせいか、
あまりね、あの、なんていうんだろうな、やる気が起きないというところはありますね。
やっぱり心と体、つながっていますね。
体が調子が悪いと、自ずと心もね、なんだか前向きになれないというところがあるかなと思います。
なので、早くね、体を、体調を回復させて、
やる気を起こしてね、今年も良くしていきたいなというふうに思っているわけでございます。
はい、では、今日のお話に行きたいと思います。
今日は、シリーズものの続きですね、はい。
働き方と修行の関係
現代に生きる快日というシリーズの第4回目。
今日は、働き方と修行というね、テーマでお送りしたいと思います。
皆さん、仕事って楽しいですか?
まあ、楽しい方、もちろんいる方は思うんですけどもな、中にはね、毎日が辛い。
人間関係でストレスが溜まるというね、そんな悩みを抱えている人もいらっしゃいますよね。
仏教では修行というものを行うんですけども、その修行というものね、実はこういう意味があるんです。
心を納め、整えること、これが修行なんですよね。
その修行、お釈迦様の教えの中では、日々の生活や仕事を通じて心を磨いていく方法としてね、説かれているわけなんですよね。
今日は、その教えを現代に生かす方法について、皆さんと一緒に考えていきたいというふうにね、思っております。
まず、仕事と修行には深い関係があります。
禅宗では、禅宗というのはね、座禅を修行の中心に据える宗派ですね。
曹洞宗とか隣在宗とかが禅宗なんですけども、この禅宗では、掃除や水事などの労働を三無と呼んで、重要な修行として位置づけているということがあるんですね、三無。
三無絵って聞いたことありますよね、皆さん。
その三無絵の前半の二文字、三無、これがね、労働という意味ですね。
その労働が重要な修行として位置づけているということなんです。
これは、日常のあらゆる行為が修行の機会になり得るということを示しているということなんですよね。
生活リズムと心の整え方
一つ目のポイントとしては、生活リズムなんです。
お寺では、私のお寺寝の話なんですけど、朝の5時30分からね、読経、お経を読み始めるんですね。
そしてね、その後は座禅を組んで、というようなルーティンを毎日行っております。
このルーティン、実はですね、修行中はもうちょっと早い時間を行っていたし、みんながね、修行の仲間がいたからできていたんですけども、
帰ってきてからね、なかなか難しかったですね。
どうしても眠気に負けて起きれなかったりとか、ということが結構最初の頃は多かったんですけども、
そしてね、起きれない自分に対して少し情けないというか、嫌悪感みたいなものを持っていたんですが、
だんだんとね、最近はできるようになってきた。
そして、それがね、何でもないようにできるようになってくると、この習慣というものが自分を支える軸みたいになってきているんですよね。
これは仕事においても同様です。
規則正しい生活リズムというのは、心を整える基礎となるんですよね。
なので、皆さんもね、朝の僅かな時間を使って心を整える時間というのを作っていただければなというふうに思います。
私のお勧めとしては、5分間の瞑想ですね。
瞑想って聞くと難しいかもしれませんが、やり方としては、まずは座っていただく。
椅子でもいいですし、床でもいいです。
そして、背筋を伸ばして静かに呼吸を整える。
整えるというのは、深呼吸をするということですね。
深呼吸をしていただいて、その後はゆっくり呼吸をする。
その呼吸をしている間は、呼吸に意識を向ける。
意識を向けると言っても分かりにくいので、数を数えるのがよろしいですね。
吸って吐いての回数を数える。
そういったことを5分間行う。
この5分というのが、心を整える貴重な機会となるということなんですよね。
2つ目のポイントとしては、一時専念の心構えということですね。
一つのことに専念するということです。
スマホの通知、次の予定、さまざまな雑念。
現代人の心は常にさまざまなことに引っ張られております。
禅の教えでは、一日なさざれば一日食わらずという言葉があるんです。
一日何もしないという人は、一日食うべきではない、何も食べるべきではないという厳しい言葉ですね。
今、目の前にあることに全身全霊を注ぐ。
それが心を磨く重要な機会となるということなんですよね。
例えば、通勤電車の中でも実践ができるかなと思います。
ついついスマホをいじってしまう時間を、呼吸を整える時間、瞑想の時間に変えてみる。
これも立派な修行の一つとなるのかなと思います。
心の整え方と社会貢献
そして三つ目のポイントとしましては、心の整え方なんです。
特に職場での人間関係について考えてみましょう。
例えば、上司から強い口調で叱責を受けたとき、その瞬間、さまざまな感情が湧き上がってきます。
このとき大切なのは、心を整えるという視点ですよね。
具体的な方法をお伝えします。
まずは、深呼吸をして心を落ち着かせます。
そしていかのように心の中で考えてみる。
この出来事から自分は何が学べるだろうかということ。
あとは、この上司の言葉の背景にはどんな意図があるんだろう。
あとは、この経験は自分の心をどのように磨くチャンスがあるんだろうか。
そういった心を整える方法ですね。
これはまさに柔道の実践ともいえるかなと思います。
感情に流されすぎず、かといっても抑圧もせず、バランスの取れた心の状態を保つということなんですよね。
これが心を整えるということになるかなと思います。
最後に、生命という教えについてお話をしたいと思います。
正しいに命と書いて生命です。
現代では自分の仕事を通じてどのように社会に貢献できるか。
どのように心を磨いていけるかという視点で捉え直すことができるのかなと思います。
日々の仕事を単なる労働としてではなくて、心を磨いていけることが大事だと思います。
そういった心を整えることが大事だと思います。
日々の仕事を単なる労働としてではなくて、心を磨き、整えるための修行の場として捉え直してみるということ。
そうすることで、日常のあらゆる出来事が自己を高めてくれる機会となってくるはずなんですよね。
なので、皆さんも日々の忙しい中で心を磨き、
心を整えるための修行の場として捉え直してみることが大事だと思います。
そうすることで、日常のあらゆる出来事が自己を高めてくれる機会となってくるはずなんですよね。
なので、皆さんも日々の忙しい中で大変かとは思うんですけれども、
これもまた自分を高めるためなんだ。
そんなふうに思って日々を過ごしていただければと思います。
では、今日のお話はここで終わりたいと思います。
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では、連常院副住職の幸文でした。ではでは、またね。