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心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
さあ、今日はセルフコンパッションデーになります。今日はですね、つらい感情の許し方、受け入れ方ということでお話をしていきたいと思います。
リスナーさんもしょっちゅうですね、つらい感情、ネガティブな感情を味わう時ってあると思うんですけれども、もちろん私だってありますし、どんな人でもね、これを感じないことはないんじゃないかなと思います。
それがね、自然なことになるんですよね。でも、それへの対処方法と言いますか、どう処理していったらいいのかっていうのをちゃんと教えてくれる人はね、それほどいないですし、学校でも習いませんよね。
なんとなくの経験則とか、聞いたような話をされることが多いんじゃないかなと思います。
今日はそのセルフコンパッション的なやり方で、嫌な感情への対応っていうのをお伝えしていきたいと思います。
ちなみに心理学の中で、とてもシンプルに感情っていうものが何かっていうのを定義している方がいて、これはですね、公式みたいになってるんですけど、感情イコール体の感覚×名前付け。
専門的に言うと、身体感覚×ラベリングっていうふうに言うんですけど、体の感覚が入ってくるんですよね。その体の感覚に名前を付けている、それが感情だよということになるんですね。
ちょっと意外に思う方もいるかもしれないですよね。これはちょっと参考までに知っていただくといいかなと思います。
では本題の方に入っていきましょう。今度ですね、嫌な感情とか辛い感情、なんともしようがない感情を感じたら、体の中で処理する方法を試してみてほしいんですね。
だいたい時間にして15分ほどかかるかなと思いますので、ちょっとそれくらいのつもりで撮っていただくといいかなと思います。
プチ瞑想みたいな感じになるかなっていう感じですね。まず楽な姿勢で床に座るか仰向けに横たわっていただくことから始めます。
次にですね、問題になっている感情が体のどこにあるかを探していきます。
だいたい感情っていうのは体の感覚となって出てきているはずなんですよね。
どこに感情が集中しているかを探していきます。
頭、喉、肩、腕、胸、お腹、背中、腰、股関節、もも、ふくらはぎ、足首、足の裏、いろいろな場所がありますけれども、自分の場合はどこに出ているかなっていうのを探していくんですね。
そして、場所がここだなっていうふうになったら、心の中で注目してその感覚を表現していきます。
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ヒリヒリしますか?ズキズキしますか?ジクジクしますか?
あるいは締め付けられるような感じとか、抑え付けられるような感じとか、刺されているような感じとか。
またですね、その感覚は固まっていますでしょうか?流れるように動いていますでしょうか?
それとも麻痺しているような感じでしょうか?
この時に感じて嬉しい感覚っていうのはおそらくほとんどないんじゃないかなと思います。
感情がそもそも辛かったりするので、身体感覚の方もどうしても不快感があるものになるかなと思います。
ここでアドバイスなんですけれども、無理はしないでくださいね。無理はしないで大丈夫です。
感じている感情が大きくてしんどいものでしたら、ゆっくりとやっていきましょう。
その感情、感覚を和らげるように、ほぐすように、まずはですね、輪郭の部分から注目をしていきます。
そして余裕が出てきたら、さらに中の方の感覚を見ていくといいと思います。
さて戻りまして、辛い感情に触れたらですね、今度は思いやりを向けていきます。
自分に対しての思いやりですね。自分のことを心配しているんだよっていう風に伝えて分かってもらいたいと思います。
例えば、辛いよね。今の状況が辛いんだってちゃんと分かってるよとか、苦しくてたまらないんだよね。
私もかわいそうでかわいそうでたまらないんだというような感じですね。
自分なりの言葉で愛情を持って伝えていただければ大丈夫です。
そしてそばにいるよと、まるで泣いている子供の頭を撫でるように心の中で辛い場所を撫でてあげてください。
優しく撫でてあげましょうね。
途中で辛い感情に飲まれたり、考え込んでしまうようなことになったら、感情ではなくて体の感覚の方に意識を戻します。
余裕が出たらもう一度取り組んで感情の方に入っていくといいかなと思います。
これをしている間は自分に対して言うキーワードがあるんですね。
これはですね、もしかしたらいずれまた登場するかもしれないので覚えておくといいかもしれないです。
それは、やわらげなだめゆるそうですね。
感情への抵抗をやわらげるように、やわらげやわらげって伝えて、そして不快感を感じる自分をなだめます。
そして感じててもいいんだよっていうふうに許してあげるんですね。
こうやって自分を思いやっている間、体の感覚に変化があるかを観察していきましょう。
きっと何かしらの変化があるはずですので、それを自分で認識することが大事ですね。
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最後に自分でいい頃合いだなって思ったら、目をゆっくり開けて少しずつ体を動かしたり伸ばしたりして日常に戻っていきます。
少し長く感じるかもしれないですが、つらいときにお試しください。
それでは今日もあなたが自分に優しくあげますように、心理師のはるかめでした。