00:00
♪~
このプレインソングの話から
はい
ということで質問を
はい
えーと
プレインソング 穂坂一史で
えーとなんか
今期は90年?
90年か
みたいですね
うん デビュー作ですね
デビュー作で
なんか候補になったけど
受賞はしなかったかな
なんかちょっとノマ文芸賞ですか?
賞は取らずに文蔵に
90年にそうですね
持ってます
で
えっと
じゃあもうあらすじからいきます
そうですね
あらすじあります?私
あ
文蔵の
あの
アマゾン
まあ一緒やと思うんですけど
内容ブックデータベースより
うっかり動作を中断してしまった瞬間の
子猫の頭のからっぽが
そのまま顔と何よりも
まんまるの瞳に現れてしまい
世界もつられてゆっかり時間の流れの
忘れてしまったようになる
猫と競馬と4人の若者のゆっくりと過ぎる
奇妙な共同生活
冬の終わりから初夏
そして真夏の海へ行く日まで
っていうあらすじ
はい
同じですか?
同じです
あーなんかそんなに
二人とも初めての大阪一
そうですね
で
大阪一は
まあ全然
どんな人かも知らなかったんですけど
はい
なんかこう
いきなりこの話
言うとあれですけど
フレンソングの中に
村上はなきの名前出てきましたね
出てきましたね
だからその下の世代
ちょっと一回りぐらいかな
そうですね
なんか世代が
どれぐらいの人かも
よく分かってなかったんで
ちょっとこれ出てきた時に
そういう関係というか
年齢かと思いましたね
だから90年代でデビューやから
ちょっとまあ後だから
でもそう思ったらだいぶ
だって70年代とかでしたよね
それから
そっか
これいつのもんでしたっけ
風の歌を聞けが
79年に初版が発行されてますね
うん
じゃあまあ10歳ぐらい
10年ぐらい
まあ作家としては
作家としては
あと何歳か
で大学は一緒ですよね
和世田
こいつは和世田世経ですかね
めちゃめちゃ頭いい
あーそうか和世田
そこも一緒か
学部はあれだと思うんですけど
整形学部と
中の歩きは文学部
なんかあれですね
演劇の画家でしょね
うん
で山梨県の人
なんか鎌倉で育ったみたいな人
あーそうですね
書いてますね
なんか自分のホームページも
持ってますよね
あー
普通は手作り感のある
ホームページ持ってて
まあそれは僕は見てなかったんですけど
あそうですか
じゃあまあこのさっきの
あらすじ
結構なんか
よくわからんあらすじですけど
これだけ読んだら
どんな本か
あんまりよくわからないやつは
あらすじというか
03:01
どうでした
全体的に
まずなんか
そうですね
まあ全体的に読み終わって
好みが好みじゃないかっていう
大きいのを言うと
そんなに好みではなかった
あーそうですか
あんまりじゃあこう
これ続編もあるらしいですよね
そうですね
続編ソング
草の上の朝食でしたっけ
うん
それは
新議員長が
作らせましたけど
なんか
でもこういう風な作風だなっていう
あのなんていうんでしょう
そんなにこう
希少転結がないというか
うんうん
あの物語らしい
物語がない作品だっていう
前情報はあったんで
あそうなんですか
まあそういう話だろうなと思ったから
特にその
思ってたのと違うってことではなかったんですけど
うん
まあまあ読み終わっても
まあイメージ通りだったし
うーん
でまあ
そういう話が好みかっていうと
好みではないかなという
あそうですか
はい
僕は全然全く前情報なしで読んだんで
はい
だから全然どんな話
どんな本なんか知らないまま
読んでましたね
どうでした読み終わってその印象は
僕は結構
まあ好きなタイプでしたね
だからなんかこう
途中までというか
中盤まではほんまにこれ
何を読ませてんやろっていう感じで
ちょうど真ん中ぐらいまで
そんな感じだったんですけど
その一週間ぐらいで今回読んで
真ん中までが
ほぼ5日6日ぐらいかかってたんですよ
で残り半分はもう一気に読んだっていう感じなんですよ
うん
でだから
中盤以降は結構読みやすかったですね
それは慣れてきたっていう感じですか
いやなんか何を
描きたいんかっていうのがだんだん見えてきた
っていうような感じですね
この
何を読ませてんやろって
思いながら最初読んでたんで
これは何をどうしたいのかなっていうのが
わからんまま読んでたから
それが中盤以降ではこういうことをやりたかったのか
っていうのがだんだん見えてきて
それで読みやすくなったっていうかですね
確かに何の情報もないまま読み出すと
確かに
そう結構だから
色んな人が出てくるじゃないですか
最初の本から
順番にこう
人が次々出てくるから
誰が誰かわからないながら
こう
何やってんやろこれはとか
何を読んでんのかなと思いながら
読んでたんですけど
それがなんかまとまっていくんで
僕は結構
中盤からは
まあ映画とかで言うと
誰やったっけ
パターソンとか
うんうん
その辺の映画に近いんかなと思って
そうですねちょっと
パターソンのような
うんうん
気象転結がなくて
生活を丁寧に描いてるような
そうですね
なんか結構その
そういう感じかな
そうジムジャーム種の映画って
そんな話ばっかりあったんで
うん
そのストレンジャーザンパラダイスとかも
あれと近かったなと思って
06:01
うんそれは人知らない
気象転結
まあ気象転結はないっていうか
ほんまに淡々としてるやつ
うんなんか映画では
まあまあありそうな
あそうそれは
小説ではそんなに
ない感じしません?
うんうん
あの
映画でイメージ浮かびやすい
そうですね
そうですね
放画とかでも全然ありそう
うんうん
なんとなく雰囲気というか
情景をメインに描いてるみたいな
物語っていうの
だから僕は結構
その描かれてる内容も
結構好きやったなと思いました
これがだから
なんか
ありと外国人にも
受けるんちゃうかなと思ったんですけどね
そうですね
この話やったら
でこの内容で
えっと
舞台が
なんか西海岸とかやったら
もっと読みやすかったと思いますよ
僕らとしたら
そうですね確かに
うんなんかその鎌倉とか
東京とかでやってるから
ちょっとなんか
なんていうの
わかってしまう感じの
地元感が出てくるけど
そうですね確かに
アメリカの一昔前の小説みたいな
認識で読みやすと
まあちょっと爽やかな青春小説っていうので
気持ちよかったかもしれないな
最後の海のシーンは
結構私もいいと思ったんですけどね
はいはい
どこがピッとこなかったかな
まあそもそもちょっと話
一応この流れを整理すると
主人公の僕というのがいて
2LDKの部屋を借りたけど
まあ一人で住むことになったっていう
ところから始まるわけですね
そうですね
彼女と別れたとかそうなんでしょうね
そう付き合おうと
一緒にそうですね
一緒に住もうと思ってた女の子がいたけど
引っ越さないように振られちゃった
でまあちょっと
持て余してる広い部屋に
転がり込んでくる仲間がいて
っていう話ですね
なんか映画仲間みたいに
ちょっとおかりだったですね
そうですね
私そういう意味では映画にも
幸せのあるような
映画確かによく
映画の話題も出てくるし
なんかそういう
映画であったりとか
劇団であったりとか
音楽やってたりとか
そういう感じの
金のない仲間たちみたいな
雰囲気の
まだみんな20代
一番年上でも20代後半ぐらいですかね
主人公が30なんですかね
30ってこと?
なんか周りの人は
若い人が多いけど
主人公とあとその同級生の
電話の女
そうですね
30
弓子
弓子か
同い年からの
あと
おっさんも出てきますよね
競馬の
競馬仲間です
その日も住みはしないんで
もっとこう
この雰囲気って確かに
10代20代なんですよね
09:00
僕も30代
主人公の僕も30代だけど
まだちょっと心は若い感じだから
話としては20代の辺りってことかな
大学生ぐらいの雰囲気じゃないですか
でも会社員ばっかりなんですよ
半分ぐらい会社員出てくる人
でも会社の話ってすごい描かれてなくて
そうっすね
そんなに重視してないというか
出勤して帰ってくるっていう
仕事の内容に一切触れないですか
触れないですね
であの
あのなんかこの
誰だったっけなの
島田っていう人も
ちょっとだけ仕事場の話が出てくるっていう
ワイシャツ着たまま寝る人ですよね
その中で社長が
社長の話が最後ちょっと出てくる
ちゃんと働いてたんや
っていうような感じだと思って
でもそういうね
島田も仕事やめるみたいなこと言って
そうっすね
あんまりこう仕事は
この小説の中では
重視されてない頃かな
だからなんかこう
日常っぽい話ではあるけど
あんまりリアリティはない感じですね
そうですね
リアリティがないっていうと
登場人物に
アキラっているじゃないですか
あの20歳くらいですかね
20代に相当まだまだ前半ぐらいの
若い男の子が転がり込んでくるんですけど
そのアキラ君がちょっとこう
なんていうか
リアリティがあんまり感じられなかったかなと思って
自分の周りにもいなかったし
結構なんていうんでしょう
なんていうか子供っぽい
子供っぽい男の子で
なんかちょっとこう
話し方もつたない感じがして
そういう同性を今まで
あったこともないし
小説の中でも
自分の読んできたものの中には
そういうキャラクターとして
出てきたことがなかったから
ちょっとこの子が
私の中では最後まで
馴染めなかったですね
ああそうですか
写真を撮ってるそうですよね
そうそう
彼女だかな
ユミコさんでしたっけ
彼女は
ヨーコ
彼女がヨーコか
彼女にずっとこう
後ろについて歩いてるような
男の子で
なんかちょっと子供っぽさが
なんとなく馴染まなかったかな
アキラが一番私の中では
この小説の中で違和感を覚えた
ああそうですか
僕は個人的に言うと
こんなやつは海外にいた
日本人で
だから全然違和感はなかった
見た目が良くてモテて
金楽て
でもなんか
そういうセンスあるみたいな
なるほど
若いやつで
なんか人当たり良くて
というか
人の間に取れるの上手みたいな
私の観測範囲が狭いだけか
僕はそういうのは
日本ではあんまりそういう人じゃない
12:00
見なかったですけど
海外にはいましたね
日本人で
だから人物像とかっていうと
結構みんなあんまり
そういう実在感ないんですよ
アキラもそうですけど
島田も漫画のキャラみたいじゃないですか
そうですね
島田にしろ
ヨーコとかも全くいないじゃないですか
こんな人
そうヨーコもちょっとね
私もここはいないなと
思いながら読んでましたね
すごい猫のことが好きで
ずっと猫の跡をかけてるような
そうですね
なんかそれが仕事になってるみたいな
言われますか途中で
実在感は全然ないんですよ
この生活風景みたいなのを
ひたすら描いてる小説ではありながら
そんな生活は
そうですね
ないっていう
ありえない日常なんで
そうですね
なんでしょうね
そういうのって
うまくハマる時もあれば
面白いと思う時もあるんですよ
別にこんな現実にないだろうって
いくらでも小説の中であるんですけど
別にそれが面白いと思う時もあるんですけど
今回はなんかそれが面白いと
あまり思えなかった
そうですか
僕は結構だから
時代なんかも
時代なんかもしれないけど
理想的な感じの生活とかを
描きたかったのかなと思って
現実にもすごい省いたというか
僕はシェアハウスとかも住んでたから
割とこの辺の感じって
すごい実感としてあるんですよ
生活の
理想としてってことですか
いやなんかこういうのが面白かったとか
こういう生活の仕方が楽しかったとか
理想としてっていうよりは
どっちかというと現実としてあるんですけど
じゃあ小野さんから読むと
そんなにこの作品って別にあり得ないとは
必ずしも見えないってことですか
その良いとこだけをとった感じなんですか
現実はその両面があるから
楽しいとこと面倒くさいとこととか
ここでだって働いてるの主人公と
島田君だってじゃないですか
その二人は
仕事について一切出てこないんで
その辺が結構現実では半分ぐらいを占めるから
人生というか
他の二人は金は一切
金の話一切出てこないし
でなんかこう主人公に
食わせてもらってるじゃないですか
その辺って全然リアリティないんで
家賃が8万5千円とか出てくるけど
結構な額やし2LDKで
人を養う余裕なんて
東京は練馬とはいえ
あんまりリアリティはないなと思いつつ
でもなんかその
共同生活の楽しさみたいなのは
知ってるやつだよなって感じでしょ
面白そうではありますよ
こういう生活って
だから僕がこの本を読んでて
15:01
面白かったのは
その共同生活が始まった中盤からやったんで
その僕これ単行本なんですけど
単行本は102ページから
あの島田が再びって書いてるんですよメモで
島田君は一回何日か泊まるに行って
ちゃんと出て行ってくるじゃないですか
その後秋田とようこが泊まるに来て
そのまま住み着いてしまって
そこから島田も来て
養人生活になるっていうのが
この単行本やったら102ページかなんですけど
こっからこう
家にどんどん人が増えていく感じ
後でボンと出てきて
その共同生活の雰囲気っていうのは
僕は楽しかったんで
ここからどんどんなんか物語が
なんか物語っていうか
本の中の世界がしっかり出来上がっていく感じ
っていうのが読んでて面白かったですね
それまでは結構バラバラやったんですよ
ピースというか要素が
僕と秋田
僕と島田みたいな感じで
僕との関係が
それが少しずつ繋がってきて
この家の中のメンバー同士っていう
グループ感が出てくる
それぞれのエピソードとか
ほんまに小話でしかないんで
その三谷さんの話とか
結構それぞれは
ほんま自由に勝手に動いてるなっていう感じだったんですけど
それがなんかまとまっていったところから
本と一冊の本の定義を出してきたんですよ
そういうと
えーと島田はいなかったけれど
あのゆみこと
秋田と僕の3人で
ゆみことしたっけ
あ、ようこ
ようこか
ようこさん3人で夜の遊園地に行く話
はいはい
その話があれじゃないですか
都市前に
都市前に行くの
あれはちょっとなんというか
夜の紅葉館があって
そこはいいなって思いましたね
みんなで夜
おしまってる都市前に忍び込むみたいな
でもあれもやっぱりそこが面白いって思うのは
なんというか
やっぱりちょっと動きがあるというか
小説の
あのこのプレーンソングが目指しているような
何もない日常ではない非日常のところで
面白かったから
そういう風に思うと
やっぱり自分の面白いって感じるところが
やっぱり日常的なところではなかったなという
ふうに思いました
そうですね
まあそうなってくるなと思いますけどね
結局
なんかその
海のシーンとかも一応ハイライトじゃないですか
そうですね
なんかその
本を読んでるとやっぱそういうところに
山をやっぱり追ってきてるから
なんかそこが注目
そこを注目して
全体を見ていくみたいになるんじゃないですかね
なんかこう規定になっていくというか
なんかこういろんなことをね
こうだんだん後半に語り出していくじゃないですか
18:00
それぞれの
そうですね
あれかな
そこはちょっと
しっかり話しておきたいなと思ったんですよね
ああそうですか
なんかあの
結構終盤の方で
島田っていうのがすごい
カメラ好きというか
映画は撮ってないけども
ビデオいっぱい撮りダメしてるんですよね
ゴンタですか
ゴンタが撮ってて
ゴンタが撮るビデオっていうのがちょっと変わっていて
なんて言うんでしょう
動きのある人にばかりカメラを向けるんじゃなくて
そうっすね
何も起こってないところを撮るとか
そういうところに僕は
僕はいいと思うんですよね
みたいなことを話すじゃないですか
はいはい
もうちょっともう少し丁寧に
人にフォーカスを当てないみたいな
そういうやつ
全体を撮って
ちょっとどっかいいのをしたいな
なんか僕これ
1個思ったのは
物語がなんか
うそ臭いみたいに言うじゃないですか
ああそうですね
なんかその
なんかその
そこのやつらの話
会話を聞くのかな
ああいうのってほとんど作り話でしょ
話を作れるだけ
あいつらもしだけど
なんかそういうなんか
物語があんま好きじゃないみたいな
そういう話でしたね
ゴンタのセリフで
撮り方をちょっと自分は工夫してるっていう話なんですけど
これって結構訓練がいるんです
こうやってビデオ撮ってると
僕はビデオのフレームで周りを見ちゃうわけでしょ
だから油断するっていうか
油断はちょっと大げさだけど
とにかくつい喋ってる人とか
一番動いてる人にカメラがいっちゃって
でもそういうのってどっかへんでしょ
そうですかね
でそういう風に撮ってると映画に
普通の映画のことだけど
普通の映画になっちゃうんですよ
映画ってだいたい喋ってる人を中心に撮るでしょ
そうするとその間って
聞いてる方の人が何してるか分かんないでしょ
いうような言い方するんですよね
今聞いてる人もちゃんと人だからみたいな
聞いてる人のところに
この人はカメラを向けるっていう感じで
それをすごい主人公の僕が感動して
お前すごいよって言って興奮するシーンがあって
ここは結構このある意味
細川和之の考えをすごい語らせてるな
っていうのがありましたね
なんかこのデビュー作やから
自分のポリシーというか
小説の書き方みたいなのそのまま載っけたってことですね
言わしてますよね
言わしてますよね
あの犬が通り過ぎるところですよね
犬と飼い主が
そうそう
そこでもそうですね
今引用したのはまだ家ですけど
ああ家とか
でも海で犬と飼い主が出てるシーンでも
そういう話をしてます
これってでもなんか
僕は
そういうのもあるかなとは思うんですけど
21:04
私もなんかわかるんですけど
すごいそのままストレートに行っちゃってるなと思って
デビュー作だから言っちゃうのかな
なんかすごいそれをそのまま言っちゃうのって
なんかまあ
それを言わないでうまく伝えるのが
なんかちょっと腕の見せ所というか
自分の考えてるのを
そのままセリフとして登場人物に言わせちゃってるなっていうのが
ちょっと気になりますよね
でもそれはどうなんでしょうね
後から気づくものなんですかね
なんか知ってたからそう思うじゃないですか
僕が読んだ時は全然知らなかったですけど
で後でこの穂坂一のウィキペディアを読んだ時に
作風としてもまんま同じことが書いてあったから
同じようなことがだからこう読んでる時は
そんななんかなんかまあ一緒やなとか
ぐらい思ってたんですけど
本人の書き方をそのまま書いてるっていう風には
わからなかったんで
私は結構この人の小説読んでないのに
わりとこの人のそういう作風とか
あの文学に対する考え方みたいなのを知ってたせいで
ちょっともういろいろわかってる上で
読んでしまったから特にその辺が気になっちゃいましたね
実際この人がこのフレンソングを書いてる時点で
意識的だったかわかんないですけど
まあね無名でしょうからねこの時は
だからこの本の書き方自体は
そうあんまなかったですね小説で
今まで読んだ中ではこういうなんか寄福のないというか
寄福はまああるけど
一通り立てをしてない小説っていうのはあんまり
読んだことなかったなと思いました
あともう一つくらい
なんというかすごい価値観が出てるなっていう台詞があって
そういうあのなんでもないシーンを取るって
というのとは別の話なんですけど
競馬の話でどういう馬が本当に強いのかっていうような
こというシーンがあったじゃないですか
石上さんっていう主人公の友達競馬仲間と
話してるシーンで
まあダービン勝つ馬ってどういう馬かなっていう話をしてる時に
まあなんか圧倒的に勝つ馬っていうのも強いっちゃ強いけど
二着との差も体半分とか
中途半端な差で勝ってるような馬
あんまり記憶に残んないけど
ちゃんと結果としては勝ってる馬っていうのが強いみたいな
そういう風に語ってるシーンもあって
ここも結構細川和志のイズムが出てるんじゃないかなと思いましたね
ああ
なんかあんまりその華やかさみたいな
24:01
ところでの強さっていうのは華やかに
打ち切りで勝ってるっていうところじゃなくて
もう少しなんというか泥臭いというか
細かいところで細かいって話なんですね
それ小説家としてってことですか?
どうでしょうね小説家よりも少し大きい意味での
人間感が出てるというか
ああ
どうなんでしょうね
そのダービーをどう捉えるかによってくるね
競馬の捉え方ってどうなんでしょうね
細川和志ってそういう風に強さに対して
こういう風に考えてる人なのかなって思っちゃいましたね
ああそうですか
やっぱり常にこの小説を読むと
細川和志っていう作家を
すごい意識せざるを得なかったというか
ああ
エッセイ読んでたんでしたっけ
エッセイっていうか
書きあくねてる人のなんちゃらかんちゃらっていうのと
あといくつかちょっとタイトル忘れちゃったんですけど
結構その文学ってこういう風に自分は思ってるっていうようなものは
読んだことがあって
結構小説は読んでないけど
この人の考えっていうのがわりと私は知っていて
だからこういう小説を初めて小説読みましたけど
作品の中に入り自分が没頭するっていうか
よりかは常に細川和志の
なんというか面影を感じながら読んでたんで
落とし込んでる自分の考えとかを言わしてるみたいな
なんかそれはね
読んでもよくわからんことが結構ありましたね
僕はそれなんか言ってるけど
なんかそのさっきのそのゴンタの映画館にしてもそうなんですけど
そうなんかって思うだけで
自分はそんな感じ
そういうのもあるそういう映画もあるよなと思うけど
ああ特にそうか
だからまあその小田一はそういう思想なんかなっていうのはあるんですけど
それについてどうっていうのはあんまり思わなかったですけど
このなんか電話の会話もあったじゃないですか
あれなんなんとこ言いましたけど
どれですか
電話の会話あのゆみことの電話の会話で
結構最後の方で長いやつがあったんですよね
なんかこう俺たちの時ってみたいな
なんか単行文やったら168とかなんですけど
なんですぐそういう言い方になっちゃうんだろう
でも本当に俺たちの時だからしょうがないんだけど
でもなんか違うんで逆なんだよ
俺たちの時ってことばかり言いたがるやつが嫌なんだって話したいみたいな
ああなんかあったような
戦争が終わって10年かそこらで生まれて
東京オリンピック大阪万博の札幌オリンピック
それぞれ一つの時代の区切り合いのようにしてあって
大学に入ると学生運動の残り数が以外に大きいのがやっぱり小さいのか
計測し難いものとしてあって
長谷健次が高橋を取るまで
戦後生まれには文学ができないなと言われる
27:00
めっちゃ書いたんですけど
なんなんこの話って思いなの
ありましたね確かにそんな書いてたな
なんか言いたいやろうなっていう感じだけ
あんまりそこを深掘りしないんで
この小説の中というか
なんかこう自分たちが若い時はこうだったみたいなことが
ちょっとだけ語ってる
でなんかそのよう子が20代で10歳下やから
そことの違いみたいなを電話で言ってる
なんかこの辺の話とかはなんかなんか言ってるなぐらいにしよう
でもそういう風に言ってるなぐらいで流しちゃった方が
小説をシンプルにこう小説として読むっていう形としてはいいんじゃないですか
なんかそこに常になんかこのこれって
なんか小坂一の思想出てるようなみたいな
好きな人は多分そこに引っかかってしっかり読み解いたりするんでしょうけど
あんまりその初めて読んだし
そこにそんなになんか何やろ
共感とかは特になかったから
なんかなんか言ってるなぐらいで終わった
なんかこうああいうことああいうことなの
そういう言われ方されてもわかんなくなっちゃう
だいたい今の私の言いたかったことは
ああいうことの方じゃなくて続けていくの方だから
そういう話をしてるんですけど
なんかこう意味のないことを意味やりげに言ってる
という雰囲気は僕はあって
でも多分ここをしっかり捉える人もいるんだろうなと思うよな
こういう考え方好きとか思う人は多分ここをちゃんと読むんやろなっていう
で多分この小説とかにそういうのも入れたかったようなみたいな
はすごい感じるけど
自分はそんなにそこはいいかなと思うんですけど
でもそこを味わって欲しいんじゃないですか
書いてる目指して
多分好きな人はそういうのも含めて作家が好きってなるんでしょうね
そのくどいっていうのはちょっとあったんですよ
やっぱあの犬の話とかでも
犬にめっちゃでかい声で話しかけてる人の話が一番最後までじゃないですか
あれちょっとくどいですよね
僕からしたらなんかいい話すぎて
あのーそうですね
犬に対してなんで大きい声で話しかけてるかが分かっちゃうシーンですよね
犬の耳が遠いから話してたっていう
犬との話をそこから延々とするじゃないですか
その飼い主が
初対面の人にめっちゃ話しますよねここで
それを多分前振りがちゃんとあったじゃないですか
最初にちょっと触れて
そもそもなんで近いとこがいいかっていう話になって
海に行くんやったら近いとこの方がいいって言われる
ようこが言ってて
なんでって言ったら連絡
30:01
なんかもう一回会いに行きたいって
素敵な人がいた時に会いに行けないからみたいな
遠いとだから近いとこがいいって
で鎌倉になったんやったんやったんやったんやったん
そうですね
でそこでなんかいい人に出会うみたいな
その前振りがあって
実際そのいい人っていうのが
犬にでかい声で話しかけてる人やって
でそれにようこが話しかけに行って
なんででかい声で話してるのかみたいな感じで
3日連続で会ったから
で実はみたいな話がどんどん続いていく
というか繋がっていくけど
なんかそれはなるほどと思いながら読むけど
ちょっとくどいなって思ってた
僕はそういうのよりもっとなんか
自然な部分が面白かったんで
あのその繋がりのない
前振りのないこの情景
それこそなんかこうシーンとして
描かれてるようなとこの方が好きやったんで
特にここってあります?
このシーンよかったっていうの
いや僕はもうなんかあの部屋で酒飲んで
4時ぐらいまで飲んでたみたいな
そういう話そういうとこが好きでした
でなんかそれぞれ自由なことやってるみたいな
でなんかこうあとだから島田とかは
わりとなんか
これもちょっとなんかくどかったんですけど
あの砂がついてんのにどうでも寝るみたいなとか
なんか説明ちょっと硬いな
島田はそういう態度の人間だっていう
そうそうすごい言うからそれは
別になんかそのまま書いとけばいいのに
でもなんかそういう
全員みんな自由に動いてるみたいな感じとかは
なんか説明方やなと思いましたけど
そういうのがわりと面白かったとか
だからやっぱ新の性があるんですよね
生活風景に
そうですね
KONOさんの話を聞いてるとそんな気がしてきます
そうですね
シェアハウスとかで暮らしてた時に
結構それが僕はまとまってなかった
シェアハウスやったんで
みんな仕事も違うし
考えてることも違うし
そういうのが雰囲気が良かったなっていう
何やったっけ今
映画館でやってる何とか
物件俳優なんとか
あーはいはい
出待ちだってやってるんじゃないですか
うんそうそうですね
それもシェアハウスの映画っぽいんですけど
旧物件俳優亭浦長屋
これを僕なんか予告だけ見たんですよ
この間行った時に
本編見てないんですけど
これとかは僕がちょっと苦手なタイプのシェアハウス
予告見る限り
どんな感じなんですか
ウェットな感じ
一元関係が
これは僕のイメージでしかないんですけど
兄弟とかの両親とかの
繋がりが結構
33:01
上下やったり横の繋がりが3つの感じ
まあそうですね
このなんて言うんでしょう
物件俳優亭浦長屋
これ神戸にある維新館を
今は何でしょうね
イベント会場とかにしてて
多分住んでる人たちは
えーと
まあそっかでもシェアハウスみたいなのとか
割と芸術活動をする人が住んでるんじゃないですかね
まあ多分この建物に住むっていうことに
やっぱりアイデンティが多分あるから
みんなそこに集まる自分たちに
ちゃんとこう仲間意識みたいなのが強いんじゃないですかね
そうなんですかね
その辺りがコアンさん苦手なんじゃないですか
僕はなんかそういう
なんやろな
人の距離を結構詰めていく感じっていうのがしんどいんで
一緒になんかしようとか
なんかもっと
それぞれ個人が自由な方が
シェアハウスもじゃあたまなんか
別にみんなでなんかしようぜとか言うわけじゃなくて
たまたま居合わせたからちょっとまあ
ご飯でも食べようぐらいの
そんなんの方が気が楽なんで
それはね私もそうですよ
だからそういうシェアハウスがちょっと苦手なんですね
なんかこう密なやつは
その辺が結構対極やつだから
この連損具の共同生活が
すごい気楽な感じなんで
割とそういう意味で理想的なことになったなと
誰も何も文句言わないじゃないですか
そうですね
勝手にしてれば
なんか僕がすごい
なんというか全然細かくなくて
転がりこんできて
足なってるのにそんなにその辺を
なんとか偉そうに言わないし
こだわりがないっていうか
あとはなんかその食費とか
むしろ容積は作ってくれるから安くなってるとか
外食ばっかりのときの比べです
そうですね
確かに理想郷のような
結構だから僕はこれ読んで
こういう感じの雰囲気とか
こういう世界観の
映画だったりとか小説だったりとか
作りたいと思った人は
いっぱいいたんちゃうかなって思いました
そうですね
わかりました
読んでて楽しいというか
理想的って思って
こういうのを作りたいっていうのもあると思います
なんか坂崎一信派というか
割とそういうところに
惹かれてるところだからとか思った
思想的な部分もあるかもしれないですけど
好きな人がいるなっていうのは私もわかりましたし
あのちょっとマイナスな印象で話しちゃいましたけど
もう少し読みたいと思いましたね
うんうんうん
まあ続編も読んでもいいですけど
もうちょっとこう
歳を重ねてから書いた本とか
カンバセーションピースっていうのもすごい
評判がいいんで
36:02
もう数冊はちょっと読んでから
そうですね
年代ごとぐらいに読んでもいいですしね
ちょっと評価が固まってきたあたりとか
あとほんま最近とかでもね
でもやっぱりデビュー作だし
何年も前に書かれたもんだから
いくらでもなんか文句はつけられちゃうんで
あれですけど
まあまあ
まあそうですね
言ったらまあ素人の段階で書いてるやつですね
そういう意味じゃん
でもこういうことしたいんだっていう
気持ちはすごい伝わってきましたね
最後のシーンにちょっとこう
セリフだけのシーンが2ページ続くじゃないですか
はい
ああいうのもちょっと気持ちいいし
もうなんかそのいわゆる現代のエモみたいなやつをね
その90年代に体現したって
こういうのやりたいんやなっていうの
若い人とかには特に受ける感じやと思います
なんでしたっけあの
北野武志の
この夏一番静かな海って作品知ってます?
あ、もう全然知らないですね
なんかえっと
昔のやつですけど
男女2人若い2人がいて
その2人は確か話せなかったのかな
ちょっと病気というかで
話せなくてすごいあの
シーン音が少ない映画なんですよ
はい
であの
海沿いに住んでる確かの話で
ちょっとそれをこの話を見ながらちょっと思い出しました
すごいあの
サイレント映画っていうほどでもないんですけど
すごいこう絞ったような
抑制の効いたような映画で
映画でそれやったら
まああれそれ
シーン情景がメインになる
綺麗な映画でしたよ
これをこの本なんでよって思い出しましたね
うんそう
であとこれ
あの
実は今の話で今までも全然触れなかったですけど
はい
すごい猫が出てくるじゃないですか
はいはい
で、あの
本野さん猫飼ってるしなんか
思うことないんですか
猫?え?猫
僕はまあ奥さんが飼ってるだけなんで
なんか猫のあれは長いなと思いましたけどね
最初ほとんど猫の話ですもんね
そうですね
途中からあんまり猫出てこなくなるんですけど
そうですね
それこそさっき言ってた
だんだんみんなが集まってくるあたりから
猫の話が出てきます
その猫の話っていう意味では出てくるけども
ほぼ養子の話になってくんで
猫を餌付けして名前覚えてるとか
そうですね
確かに
猫でも僕ちょっと気になったのは
この猫を呼ぶ時の音
あああれね
ちょっと私あの
地面でしか認識しなかったです
そうだから舌をなんか鳴らすって言ってて
ツユッツユッって書いてあるんですよ
そんななんか普通あれわかるんですけど
39:00
あのなんかチチチってツユッツユッする
これがなんか文字でツユッツユッって書いてあると
確かにこれちょっとね
珍しい表現やなとは思いましたね
言うはねちっちゃいからあれなんですけど
鳴らす音なんですけど
文字で見るとツユッツユッって呼んでしまうんだけど
これ結構最初出てくるんですね
このツユッツユが
そうですね何回か出てきますね
ツユッツユッって言うかなぁと思いながら
猫を餌付けする話で
あのー何でしたっけあのカツオ節のパックを
持ち歩いてれば猫に出会った時に
カツオ節あげられるからいいよみたいな
アドバイスをもらうじゃないですか
ユミコからでカツオ節パックを
なんかあの本の付箋に使えばみたいな
提案があって
それはちょっとなんか面白かったですね
なんかこの作品で結構好きな話でしたよ
この本のしおりによって
小さいカツオ節パック持ち歩くって話は
結構好きでしたね
だから単行本なんかなって思うんですけど
文庫やったらなんかでかすぎるでしょ
噛み出しますよね
あのなんかあれでしょ
透明の袋でしょ
そうそうそう
カツオ節の
これ猫好きな人やったらいいかもしれんけど
結構な迷惑なんでやってること
そうですよね
時代的に許されたんでしょうね
これね今問題ですよねこういうのって
実際作中でも管理人に怒られるみたいな
怒られるんで
その辺もちょっとやっぱね幻想的なんですよ
あの
そうそうそう
リアルな舞台でありつつ
話としては幻想的
主人公はねあんまりやっぱ
語りで職が強いんで
あんま個性が見えないなっていう
なんかあの
あきらに対してめっちゃあの
すごい強くないですか口調が
あー
こんなもんなんですかね
あーまあそうなのかな
なんか言っても別に
なんか平気やからみたいな感じで言いますね
せっかくはこれあきらに対する
シリーズですけど
すぐ自分のことばっかり言うなよ本当に
お前はいいんだよ
お前はえー
通俗な通俗な世界の長寿なんだから
大丈夫通俗世界でなら
あきらは天才だよ
ちょっとかわいそうな
かわいそうだなと思いましたけど
それは意味わからんから
言ってるみたいな感じですよね
そうですねね
それって褒めてるのけなしてるの
ちゃんと人間関係がしっかりしてるから
こその暴言なんでしょうけど
あとはまあそういう
なんていうか頼られてるから
それぐらいやってもいいやつ
まあそうですね
あきらがあの
海に行くのに
レンタカー使いたいって言ったら
お前自分は金出さないからって
42:01
すぐレンタカー借りようとか
なんでお前自分の貧乏を
もっと見つめないんだよ
お前貧乏なんだから
電車で行けばいいんだよ電車で
それぐらいのことを言いたくなるキャラやから
言ってほしいところではあるかなと
読み手として
やっぱちょっとあきらうっとしい
あきらはだってあの
なんかこうちょっと海初めて見た感じで
テンション変わって
ちょっとキャラなんかよく書かれてるけど
基本ずっとうっとしいだけなんですよね
あきらちょっとね
実際いたらちょっと私はあんまり
そうなんかこう
女性ウケはいいかもしれんけど
みたいな感じじゃないですか
そうですね
顔がよくてみたいな
テンション高くて
あまり上手で
基本的に嫌われる男性から
島田みたいなのがいいですね
そうですね
自己主張があんまりなくて自由で
僕はだいたい
そうそうあの
小坂一氏が好きな
あくつさんいるじゃないですか
ふずくえの
でふずくえのあくつさんの日記本
今私読んでるんですけど
この日も読んでたじゃないですか
結構このプレインストーム読むと
ちょっと文書影響あるなって思いませんでした
文体ですね
ちょっとこう長い文章
一文が長いというか
あんまり整えないような書き方
というか結構似てるなと思って
影響受けてるでしょうね
やっぱりその文体には個性がありますよね
めっちゃ好きだから
多分真似してるんじゃないかっていうのが
すごい思いましたよ
あくつさんが
でプレインストームもちょっと
日記っぽいですもん
最初の方とか特に
毎日の出来事みたいに書いてるじゃないですか
そうですね確かに日記にも
確かに見えなくもないなこれは
書き方がやっぱりそういう
物語が進行していくっていう感じではないし
で一人称視点やし
セリフとかもほんまに
こういう話をしたみたいな感じの
セリフの書き方やかな
そういう視点がやっぱり日記っぽいなと思いました
セリフ以外のところが
全部一人称っていうのもあるし
流れていく自分が見てるものを
書いてるっていう感じ
そうですね確かに日記っぽいなと
乗本は特に思いましたね
作品はどこなんだろう
なんかそのエキペディア情報やと
ほんまになんかこう
この作品でまたステージが
一段階上がるみたいな
そういう風な書き方が何処かありましたね
そうですか
子供の視点が出てくるとか
なんとか忘れましたけど
確かに後ろの期間本の紹介で
季節の記憶っていうので
45:00
息子が出てきますね
だからそれはそれで
面白いだろうなと思いますけど
違うまたこうサクサクというか
ステージとして読むのかな
全体的に雰囲気やったな
かなか小説では新鮮でしたね
そうですね
あんまりまた新しい感じやったな
って呼べなかっただけなんですけど
30年以上前
だから好きな人がいるっていうのは
わかる感じやった
わかりましたね
だから自分も結構好きやったんで
この感じは
もっと他の方が読みたいと思いました
この作品だけだと
ちょっとまだ
お気に入りにはならなかったけども
ちょっとなんというか
気になりますね
そうだからもう一回読みたいとかは
今そんなすぐには思わないし
ただまあ続編はちょっと気になるけど
多分続編よりも
これの方が好きってなるやろなっていう
予感はするんで
これってプレインソングの方が多分
最初の印象ぐらいから
これぐらいで終わってくれた方が
良かったって思うかもしれんなと思う
続編どうなのかな
続編でも一冊になったほうが売ってましたね
そうですセットになって
こういう私がそういうふうに
今回そうやって小坂一氏の
ある程度文革感みたいなの
知っちゃってるじゃないですか
そういうのって小説を読む上で
ある意味ちょっとノイズになっちゃうじゃないですか
そう特に初めて読む時は多分そう
シンプルに没入できないから
かなか自分が読んじゃったのが悪いんですけど
そういう作家の思想っていうのは
あまり意識しない方がいいかなって思いました
そうですね逆にでも
そういうのがないと読めない時もあるんですけど
何が言いたいのかわからんとか
人によっては作家性がはっきりしてる方が
ちゃんと味わえるっていう場合もあるんで
今回はあんまりそれが裏面出たっていうのが
特に読み慣れてる作家とかやったら
読み慣れてる課説から何とか読めるみたいなのもあるんで
最初に小説を読んで何を言いたいのかわからないっていうので
その作家の小説論とか
いろんなインタビューみたいなのを読んで
理解するっていう順序だったらいいと思うんですけどね
普通はそうなってきますからね
順序が良くなかった
あんまりそういう順番なことないですからね
そうですよね
作品をさっきに読むことが多いし
そっから何やったんやろうって思って
作家に行く方が順番としては多いから
私は前も言いましたけど
この細川和志が尊敬している
尊敬か分かんないですけど
慕ってる小島信夫っていう作家が好きで
その小島信夫と細川和志の
48:01
往復書館みたいな本もあるんですよ
そういうのも通して知っちゃってるんですよね
さっきにそれも知ってたんですね
レアケースですね
出会い方は
大体小説さっき読んでみて
もう少しずつ細川和志を
僕が思ったより全然読めたというか
全然好きな方やったんで
良かったなと思うし
ご視聴ありがとうございました