スピーカー 1
クラヌキです。中山です。ザッソウラジオは、クラヌキと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、いるごしゃべりしていくボットキャストです。
スピーカー 2
2025年10月のゲストは、サッカークラブミトホーリーフォックのジェネラルバネージャーの西村卓朗さんです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はじめに西村さんをご紹介して始めたいと思いますが、西村さんは大学卒業後、プロサッカー選手として裏割れずに入団、その後も国内外のクラブで活躍されました。ポジションはディフェンダーです。
スピーカー 2
引退は指導者の道を歩み、2016年にミトホーリーフォックの教科部長に就任。2019年からは教科部長と兼務して、ジェネラルバネージャーに就任されました。ということで、今日はよろしくお願いします。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、ということで、今回は学長の紹介ということで、学長がどこかで出会ってめちゃくちゃ面白いということでご紹介いただきたんですけど、学長と最初はどこだったんですか?
スピーカー 3
本当最近なんですけど。
スピーカー 1
そうですよね。めちゃくちゃ面白いとかって学長が。ピボットさんで西村さんが出てらっしゃる、ミトホーリーフォックで育成をどうされてるのかみたいなところの動画を僕に送っていただいて、この方どうですかみたいな。
で僕は動画を見てめちゃくちゃ面白いので、この動画について普通に話聞きたいなみたいな。のが最初のきっかけだったかなって感じなんですけど、その出会いは何だったんですか?
スピーカー 3
最初は、それこそチームビルディング、TBPに参加してくれたとある人がですね、急にメッセージをくれて、久しぶりにメッセージくれて、ちょっと今度ミトホーリーフォックの西村さんっていう方とオンラインでおしゃべりをすることになったんだけど、学長も混ざりませんか?っていう。
どういうこと?って聞いたら、なんか母親同士が友達ということでつながって一度話しましょうということになりましたっていう。
スピーカー 1
全然あれなんだ、ビジネスとかサッカーじゃないんだ。
スピーカー 3
そう、なかなかレアな感じの。
スピーカー 2
そうですね、かなりレアでしたよね。
そうですよね。
スピーカー 3
で、そんなプロのサッカーの世界の人と何話していいかわかんないからちょっと学長入ってほしいんだけどって好まれまして、この人ですって言って、ピボットのURLが貼ってあって、最初それを見る前は、向こうの人、僕に興味なかったらちょっと嫌だなって思って。
スピーカー 1
急にママ友の中の。
スピーカー 3
ママ友っていうか、母友?
母友。
スピーカー 1
母友のところに急に入るの入りにくいですもんね。
スピーカー 3
それで、どなたですかみたいな感じになるのも嫌だなと思ったんだけど、ピボット見たらめっちゃおもろって思って。
オフザピッチ?僕がそれこそ松本山賀で選手向けにいろいろチームビルディング的なことをやってたみたいな、そういう活動をめっちゃ大事だと思ってやられているっていう。
そんな話、今まで聞いたことなかったから、めっちゃ面白いと思って、喋ったらめちゃくちゃ盛り上がったという。そんな感じです。
スピーカー 2
そうですね、8月の頭でしたもんね。ちょっとよく遠征先だったんで覚えてますけど。
自分もその間に入っていただいて、まさしく母親同士の知り合いのところからのそういう話だったんで、どうなのかなと思いながら、
ただとにかく事前情報で、まさしく中山さんの記事だったりとか見させてもらって、めちゃくちゃ面白そうだなと思って。
会うまでにもいろいろ調べながら、この間にも本とか読ませていただいて、楽しかったです。
1回まさしく食事させてもらいましたけど、その時にもすごく盛り上がって。
スピーカー 3
3時間くらい話し込みましたね。
スピーカー 1
そうでしたね。
スピーカー 3
というのが、なのでまだ本当最近の。
スピーカー 1
最近ですね。そこは母友つながりであって、どんな話で盛り上がったんですか。
スピーカー 3
普通にピボットで話してた、特に育成というか研修みたいなものをやってる話とか、あと振り返り。
ちなみに桜木さんは振り返りの第一人者。
スピーカー 1
第一人者じゃないですか。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 3
桜木さんの本の中に、管理ゼロ、なんだっけ、管理ゼロで。
管理ゼロ、成果は上がるっていう。
スピーカー 2
成果は上がるんですけど、第1章が振り返りから入るんですよ。
なるほど。
スピーカー 3
振り返りから入る本初めて見たと思って、僕。
ソニックガーデンは振り返り文化めっちゃ重要視してるっていう、なんですけど。
スピーカー 1
先週、ミトホーリーホックさんでは、先週に試合後の振り返りは、仕事として振り返りをやってもらうようにしてるっていう話があったので、
スピーカー 3
その話も初めて聞くなみたいな。なかなかないですよね。
スピーカー 2
珍しいとは思いますね。
映像を見とけよぐらいはよくありますけど、それをどういう枠組みで見るかとか、それをまさしく書いたりとか、
中には打ち込む選手もいますけど、そういうことは必ずして、ある時まではそこをやればいいかなと思ったところを出してもらって、
どういう状態だったかみたいな。
シンプルに一個一個見るっていうことも、たまにやりますけど、
それよりかは振り返りの質だったりとか、まず量ですね。量がどのくらいあるかとか、
そういうことを見るようにしてですね、この数年はやってると。
ある時に自分もミトホーリーホック来てから監督とのまさしく振り返りをやってた時に、
監督によって振り返る量が違うんで、ということはどれだけその試合の減少というかを切り分けて、
分類できたかということにも全部つながっていくなっていう。
やっぱりそれがこう、自分もある時、ある時期監督やってたんですけど、
試合後の振り返りって、直後の振り返りってすごい感情が入ったりとかするんで、
偏りがあったりとか、そういう経験も踏まえて、
この振り返りの質が変わっていくことで、いろんなこと変わるよなっていう。
まさしくPDCAとかもそうですけど、その辺からそこに着目していったっていう。
スピーカー 1
それはあれなんですよね、個人ごとに振り返りをちゃんとするってことなんですね。
スピーカー 2
そうですね、まずは個人ごとに振り返りをして、
その後に実際にチームでのミーティングが試合の中であるんですけど、
そこの時にはプリマー監督とかその担当コーチがいるんですけど、
その時って一体まさしく選手が大体30人ぐらいなんで、
そこで取り上げられる現象も当然厳選するんで、
自分に関わらない現象もありますけど、
実は個人の問題としては非常に重要であるみたいなこともあるんで、
やっぱりその振り返りの質が高い状態でチームがピックアップしたその課題に目にした方が、
20人というか、自分ごととしてとか、
スピーカー 1
ちゃんと頭に入った状態でそれができるかどうかってことで変わっていくかなと思ってやるようになりました。
イメージだと監督が振り返りするのはイメージあるなっていう感じはするんですよね。
試合の総括して今回はこうだったみたいなことを言って、
みんなに聞かせるみたいなことはありそうなのに、
そういうことにやっぱりした方がいいのは当然僕もそうだなと思っているし、
第一人者ではないですけど、僕らの会社もずっと振り返りっていうのを大事にしてはいて、
僕らの会社はビジネスの世界で基本の一人一人も成果を出さなきゃいけない。
でもこれもサッカーも一緒かもしれないですけど、
会社としてチームとしての成果もあるが、
個々人の成長とかがなければ会社の成長はないと思っていて、
その時に僕らの会社では振り返りはまさしく仕事が終わった後の、
自分の良くなかったところとか良かったところの改善っていうところからスタートはして、
最終的には僕らの会社で振り返りは最初若いうちは先輩とかそれこそ師匠がついて、
その師匠からフィードバックもらえる。
振り返りは悪かった良かったっていうのを先輩が言うというよりは、
師匠とか先輩はかがみみたいなもんですよとよく言っていて、
自分で見えなかったところを伝えてあげると自己認識が進んで、
最終的にはそれが何回も繰り返していくと、
もう客観的に言われなくても自分で客観視できるようになって、
客観視できるようになった先に内政に進んでいって、
内政できるようになっていったら自己改善が勝手に進むっていう風になるところまで、
みんなで振り返りの練習していくって感じですね。
獲得してほしいのは僕らの会社では、
メタ認知って僕らの会社で言うんですけど、
自分の認知をもう一段上げて自分自身を外側から見れる能力みたいな。
そうすると会社側がこういう風に動かなきゃいけないとか、
こういう風にしなきゃいけないって指示指導するよりは、
自分で考えて動けるようになるんじゃないかっていう発想で、
セルフマネジメントと振り返りっていうのは、
セルフマネジメントを身につけるための訓練として振り返りの練習してるっていうのが僕らの会社なんですけど、
今の西村さんがチームで監督が振り返る前に個人で振り返るみたいなのって、
サッカーでもその発想に至ったのって、なぜそんなことを考えられたんですか?
スピーカー 2
なるほど、そうですね。
そこで言いますと、実際にこれ自分の体験とか経験っていうところも実際にはありますし、
今さらに時代が今そうなってきてるっていう、この2つなんですけど、
1つは自分の経験で言いますと、今自分48歳なんですけど、
ウラーレッツに最初加入して、そこでウラーレッツでは全く成果が上がらなかったんですね。
ウラーレッツで成果が上がらない、3年半試合に出なかったんですね。
それって結構やばいんで、プロサッカー選手いつまで続くかなっていう。
それでJ2のオミアルディジャに席しましたと言ったんですけど、やっとそこで公式戦にたどり着いて、
公式戦に出るようになると当然試合の映像がたくさんちゃんと出てくるんで、
もちろんトレーニングマッチとかでもその時代ぐらいからはちょこちょこありました。
ただまだデータとかで云々ってよりかはまさしくDVDとかでこういう相手とかそういう時代だったんで、
なかなかだから映像って手に入らなかったんですよ。
やっとそれがJリーグに出るようになって、まず映像が常時試合に出てれば出てくるとなった時と、
自分自身がデビューがすごく遅かったんで、Jリーグのデビューが25歳、僕7歳だったんですね。
めちゃくちゃこれって遅いんです。
スピーカー 2
もう1試合1試合大事にしないといけないなって思って、1試合あった本番を1回見れば1試合分だけど、
じゃあ5回見たら5試合分になるんじゃないかみたいなところからよく見るようになって、
そうすると見れば見るほどその時には気づけなかったことにどんどん気づいていくっていう、
単純にそういう経験が自分の中での実感値としてもあったので、やっぱり振り返りは大事だなと。
今度それをやってるとうまくいかなかった試合の振り返りがやっぱりすごいしんどいことに気づいたりとか、
でもそういう時だからこそすごく実はあの宝の山がその中にあるみたいな。
結構これの繰り返しで、あとは一時期サッカーノートも書いてたんです。
一時期というかずっとこれを書いてたんですけど、これもやっぱり即時やった方がすごくその質と量がやっぱり高いなってのは分かりつつ、
もうやっぱりでもうまくいかない時にやっぱりそこと向き合いない、でも向き合うとやっぱりうまくいくとか、
だからそんなことがまず自分の経験としてはありましたところです。
あとはやっぱり選手を見てて、まったく同じやっぱりそういう構造にはなってるんで、
単純にやっぱり自分が取った選手をできるだけ短期間の中でどうやって成果を上げてもらうかっていうと、
練習ってそんなに何時間もできないんで、でも振り返りって時間かければかけるほどできるんで、
そこはそういう構造だなと。で、やっぱりプロサッカー選手は24時間、
もうそこにやっぱりプロフェッショナルっていうのはやっぱりそういうフォーボットしていく世界ではあると思うんで、
倉木さんのさっきの動画の中にもソフトウェアどうって言ってましたけど、
でも本当そういう感じなんですよね。で、やっぱりそれを極めようと思えば思うほどやっぱりそこに時間をかけていく。
で、その正しい時間のかけ方をしていった人がやっぱり成果を出していくっていう、そこは一緒だなというふうに思って、
で、選手たちにそのレポートの振り返りの中で、サッカーで言うと4つの局面って、サッカーって4つしか局面ないって逆に言われてるんですけど、
その4つの中に自分がどうそこに関わっていったか、自分の試合のパフォーマンスがどう集積になっていったかみたいなことを見ることによって、
その中ですごく多い、よく何度も同じようなシーンで同じミスしちゃってることとか、すごく逆にうまくいってるシーンとかっていうのは出てきて、
課題を解決するんであれば多いものから解決した方が生産性上がるからっていうところで、結構その辺の自分のまさしく認識ができてないんですよね。
この辺がやっぱり熟達した監督とかコーチとかだと、どこがポイントかっていうことがすぐわかるんで、
それってまさしくさっき言ってたメタ認知のところだと思うんですよね。
やっぱり自分がこだわってるプレーとか、自分がすごくとらわれてることとかに目が行きがちなんですけど、
実際にはこっち改善した方がいいよねとか、君の良さってこういうところだよねみたいなところで自分の気づきが生まれて、
まさしく自分の中山さんの本でもすごく出てきますけど、視点のところがやっぱり多く獲得できていった方が、
やっぱりそこであった行動って取りやすいよなって、そんな感じですかね。
スピーカー 1
ちゃんとさっきのサッカーには4つの局面しかないっていう、
たぶん振り返りもただ自分のプレーを見ましょうとか、どうだったかを思い返しましょうっていうだけだと、
うまくできない人がたぶんいるんでしょうね、最初ね。
なのでその方はちゃんとこの場面はこういうふうに見たほうがいいよみたいなことを最初はやっぱり教えられるんですか。
スピーカー 2
そうですね、4つの局面における例えば攻撃で言うと、
2つあって自分たちがボールを奪った瞬間っていうものと、
自分たちが保持している時っていうこの2つになるんですけど、
自分が例えばじゃあ奪った瞬間のうまくいったシーンとうまくいかないシーンがここで2つ分かれてくるんで、
さっき言った4つの局面の成功事例と失敗事例っていうところの乱を作って、
それがどっちだったかっていうところと、
あとはその作家の中で言うとエリアと時間帯っていうのがあるんで、
時間帯がいつまさしくどこでどんな現象が起きたのか、
それが成功している失敗しているみたいな枠で、
そうすると8つの枠になるんですけど、その中に入れていきながら、
さらにはそこからセットプレイが出てきたりとか、
ルーズボールが出てきたりって言って厳密に言うともう少し細かく分かれてるんですけど、
そういうことを自分のプレイってうまくいってないシーンだと、
ここのところがこれだけ多いなとか、逆にうまくいってるシーンはここが多いなみたいな、
そんなことを毎試合のようにやっていくっていう。
スピーカー 1
面白い。ただ振り返りするんじゃなくて、
ちゃんとフレームというかフォーマットがあって、
そこに埋めていくように見ましょうっていうのが補助線が引かれてるのが、
多分最初振り返りしようって言われても振り返りの仕方が分かんないから、
自分のどこ見たらいいんですかねっていう話に、
ちゃんと補助線あるのはいいですね。
しかもそれを解像度高く言語化されているっていうのが、
結構学長好みだなって感じはしましたけど。
スピーカー 2
そうですね、そんな感じでやっていって。
でも本当に視点の話とかは、
本当にやっぱりどうしても自分の目線とか、
特にそこに感情ってものがすごく伴ってくるんで、
やっぱりすごい大きいミスしたときって、
そっち側ばっかのことしかなかなか考えられないし、
そこの視点の切り替えってすごくしづらいんで、
それはやっぱり上手に監督とかコーチとかが関わることで、
まさしく俯瞰した状態で見出てくるようになるかなとは思いますね。
スピーカー 1
感情をどう扱うのかは、
結構振り返りとかフィードバックの中では、
僕らも大事だなっていうか、
雑に扱わないほうがいいなと思っていて、
これも若い社会人、成り立ての若者とかは、
当然振り返りの中で成果物のフィードバックをしたりだとか、
成果物に対してダメ出しをするわけですけど、
分かんない若者は、
最初作った資料のダメ出しされたら、
自己否定されたみたいな気持ちになって、
もう仕事続けられませんみたいになっちゃうんだけど、
これ振り返りの中で、
ちゃんとこれは自分に対してのことではなくて、
仕事の結果に対しての話であるっていうふうに、
そこの認識を揃えていくことができれば、
資料が悪かっただけで別に僕が悪いわけではないですね、
っていうふうに慣れたら改善できるんですよね。
これでも自分が悪いってなると改善したくなくなっちゃうっていうか、
なんだよってなっちゃうけど、
資料が悪いとか作ったものが悪いって話、
結果の話をすれば、
じゃあそこって別人のことなので、
自分とは別物のことは直していけるなみたいな、
そこは僕らも気にしたりするけど、
似たような話なのかなって感じはしましたけど。
スピーカー 2
まさしくですね、その感情のところはやっぱりすごく大きいんで、
なのでこの日々の業務の振り返りのところをやりつつ、
やっぱりプロサッカー選手とか長く続けていく人とか、
本当になんていうんですかね、
これはサッカー選手だけじゃないですよね。
僕も世の中、他のビジネスやってる方とか、
一言で言えばそういう成功した人の中には、
やっぱりそれをやってる意味とかをちゃんと捉えてるんで、
だから簡単に折れない。
だから高いモチベーションで続いていくからまた成功の確率が上がるみたいな、
この構造になってるなと。
自分自身も選手をやってた時に、
特に試合出れない時は何のためにやってるのかって、
分からなくなるんですよね。
もっと言うと次にどんな方法論でそこにたどり着けばいいのかも
分からなくなるっていう、そういう形になっていくんで、
なのである時から、2019年からなんですけど、
メンター制度みたいな、スタンスメンターって、
自分のスタンスですけど、そのスタンスメンターと名付けて、
キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの人についてもらって、
自分が何のためにサッカーをするのかとか、
引いて言えば何のために生きるのかみたいなところまで、
含めて自分の内発的動機とか、
もっと言うと自分って何なんだみたいな、
自己認識とか自己理解の、
それを同時に作っていくようにしたんですよね。
でもやっぱり、さっき言った、
自己否定じゃないって言っても、
やっぱり自分が出した成果物だから、
自分の命そこに掲げてやってたら、
やっぱり自分そのものになっていくじゃないですかとはいえ、
でもやっぱりそれを結局、
何度か厳しいフィードバックずっとされ続けるってことだと思うんで、
でもなぜやるのかみたいなところが、
ちゃんと自分の中にないと、