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2025-10-01 37:47

西村卓朗さんとザッソウ第1回|サッカーとふりかえりと、自分MVV(#190)

ザッソウラジオは、ソニックガーデンの代表・倉貫義人と仲山考材の仲山進也(がくちょ)が、2人の友だちをゲストにお招きし、ゆるーくおしゃべりするポッドキャストです。

ザッソウとは「雑な相談」のこと。毎月、さまざまなゲストとザッソウしています。

2025年10月のゲストは、サッカークラブ 水戸ホーリーホックのGM(ゼネラルマネージャー)、西村 卓朗(にしむら たくろう)さんです。

ひょんなことからがくちょとつながり、「ふりかえり」で意気投合。西村さんが、サッカーにふりかえりを取り入れたきっかけをおしゃべりしました。

★今回のザッソウ★

ふりかえりの質を高める/感情をどう扱う?/何のためにサッカーをするのか/自分のMVVを作る/自己決定が大事/原体験を聞く

★ゲスト・西村 卓朗さんのこと★

西村さんは、大学卒業後プロサッカー選手として、浦和レッズに入団。その後も国内外のクラブで活躍されました。引退後は指導者の道を歩み、2016年に水戸ホーリーホックの強化部長に就任。2019年からは、強化部長と兼務してゼネラルマネージャーに就任されました。


水戸ホーリーホック公式サイト

https://www.mito-hollyhock.net/


★ザッソウのおとも★

ザッソウラジオ内で言及されている、西村さんの動画はこちら!

PIVOT公式チャンネル

前編【最強の育成型クラブ、J2水戸の選手育成戦略】

https://youtu.be/C3sby-gxXIk?si=x2AYl7Y5Z4sEZHxd


後編【名監督の育て方。J2水戸の監督育成戦略】

https://youtu.be/PdqpBl-AEJM?si=3Dos9vPsd2-8Rs5W

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サマリー

このエピソードでは、サッカークラブミトホーリーフォックの西村卓朗氏が招かれ、彼のプロサッカー選手時代やその後の指導者としての経験が振り返られます。特に、振り返りの重要性や育成における戦略について深く考察されます。西村卓朗氏は、サッカーの振り返りの重要性や選手が自己成長を図る方法について語ります。また、自己理解や自己認識、個人のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の重要性にも触れられます。このエピソードでは、サッカー選手としてのキャリアの意味や目指すべき世界観について西村卓朗氏が語り、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の重要性を強調します。自己決定型の成長環境を整えることが、選手の継続的な成長を促す方法であることも詳述されています。西村卓朗氏は、サッカー選手とのコミュニケーションを通じて、自己理解や価値観の重要性について語り、職場でのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を個人の成長に結びつける方法を探ります。

西村卓朗の経歴
スピーカー 1
クラヌキです。中山です。ザッソウラジオは、クラヌキと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、いるごしゃべりしていくボットキャストです。
スピーカー 2
2025年10月のゲストは、サッカークラブミトホーリーフォックのジェネラルバネージャーの西村卓朗さんです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はじめに西村さんをご紹介して始めたいと思いますが、西村さんは大学卒業後、プロサッカー選手として裏割れずに入団、その後も国内外のクラブで活躍されました。ポジションはディフェンダーです。
スピーカー 2
引退は指導者の道を歩み、2016年にミトホーリーフォックの教科部長に就任。2019年からは教科部長と兼務して、ジェネラルバネージャーに就任されました。ということで、今日はよろしくお願いします。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、ということで、今回は学長の紹介ということで、学長がどこかで出会ってめちゃくちゃ面白いということでご紹介いただきたんですけど、学長と最初はどこだったんですか?
スピーカー 3
本当最近なんですけど。
スピーカー 1
そうですよね。めちゃくちゃ面白いとかって学長が。ピボットさんで西村さんが出てらっしゃる、ミトホーリーフォックで育成をどうされてるのかみたいなところの動画を僕に送っていただいて、この方どうですかみたいな。
で僕は動画を見てめちゃくちゃ面白いので、この動画について普通に話聞きたいなみたいな。のが最初のきっかけだったかなって感じなんですけど、その出会いは何だったんですか?
スピーカー 3
最初は、それこそチームビルディング、TBPに参加してくれたとある人がですね、急にメッセージをくれて、久しぶりにメッセージくれて、ちょっと今度ミトホーリーフォックの西村さんっていう方とオンラインでおしゃべりをすることになったんだけど、学長も混ざりませんか?っていう。
どういうこと?って聞いたら、なんか母親同士が友達ということでつながって一度話しましょうということになりましたっていう。
スピーカー 1
全然あれなんだ、ビジネスとかサッカーじゃないんだ。
スピーカー 3
そう、なかなかレアな感じの。
スピーカー 2
そうですね、かなりレアでしたよね。
そうですよね。
スピーカー 3
で、そんなプロのサッカーの世界の人と何話していいかわかんないからちょっと学長入ってほしいんだけどって好まれまして、この人ですって言って、ピボットのURLが貼ってあって、最初それを見る前は、向こうの人、僕に興味なかったらちょっと嫌だなって思って。
スピーカー 1
急にママ友の中の。
スピーカー 3
ママ友っていうか、母友?
母友。
スピーカー 1
母友のところに急に入るの入りにくいですもんね。
スピーカー 3
それで、どなたですかみたいな感じになるのも嫌だなと思ったんだけど、ピボット見たらめっちゃおもろって思って。
オフザピッチ?僕がそれこそ松本山賀で選手向けにいろいろチームビルディング的なことをやってたみたいな、そういう活動をめっちゃ大事だと思ってやられているっていう。
そんな話、今まで聞いたことなかったから、めっちゃ面白いと思って、喋ったらめちゃくちゃ盛り上がったという。そんな感じです。
スピーカー 2
そうですね、8月の頭でしたもんね。ちょっとよく遠征先だったんで覚えてますけど。
自分もその間に入っていただいて、まさしく母親同士の知り合いのところからのそういう話だったんで、どうなのかなと思いながら、
ただとにかく事前情報で、まさしく中山さんの記事だったりとか見させてもらって、めちゃくちゃ面白そうだなと思って。
会うまでにもいろいろ調べながら、この間にも本とか読ませていただいて、楽しかったです。
1回まさしく食事させてもらいましたけど、その時にもすごく盛り上がって。
スピーカー 3
3時間くらい話し込みましたね。
スピーカー 1
そうでしたね。
スピーカー 3
というのが、なのでまだ本当最近の。
振り返りの重要性
スピーカー 1
最近ですね。そこは母友つながりであって、どんな話で盛り上がったんですか。
スピーカー 3
普通にピボットで話してた、特に育成というか研修みたいなものをやってる話とか、あと振り返り。
ちなみに桜木さんは振り返りの第一人者。
スピーカー 1
第一人者じゃないですか。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 3
桜木さんの本の中に、管理ゼロ、なんだっけ、管理ゼロで。
管理ゼロ、成果は上がるっていう。
スピーカー 2
成果は上がるんですけど、第1章が振り返りから入るんですよ。
なるほど。
スピーカー 3
振り返りから入る本初めて見たと思って、僕。
ソニックガーデンは振り返り文化めっちゃ重要視してるっていう、なんですけど。
スピーカー 1
先週、ミトホーリーホックさんでは、先週に試合後の振り返りは、仕事として振り返りをやってもらうようにしてるっていう話があったので、
スピーカー 3
その話も初めて聞くなみたいな。なかなかないですよね。
スピーカー 2
珍しいとは思いますね。
映像を見とけよぐらいはよくありますけど、それをどういう枠組みで見るかとか、それをまさしく書いたりとか、
中には打ち込む選手もいますけど、そういうことは必ずして、ある時まではそこをやればいいかなと思ったところを出してもらって、
どういう状態だったかみたいな。
シンプルに一個一個見るっていうことも、たまにやりますけど、
それよりかは振り返りの質だったりとか、まず量ですね。量がどのくらいあるかとか、
そういうことを見るようにしてですね、この数年はやってると。
ある時に自分もミトホーリーホック来てから監督とのまさしく振り返りをやってた時に、
監督によって振り返る量が違うんで、ということはどれだけその試合の減少というかを切り分けて、
分類できたかということにも全部つながっていくなっていう。
やっぱりそれがこう、自分もある時、ある時期監督やってたんですけど、
試合後の振り返りって、直後の振り返りってすごい感情が入ったりとかするんで、
偏りがあったりとか、そういう経験も踏まえて、
この振り返りの質が変わっていくことで、いろんなこと変わるよなっていう。
まさしくPDCAとかもそうですけど、その辺からそこに着目していったっていう。
スピーカー 1
それはあれなんですよね、個人ごとに振り返りをちゃんとするってことなんですね。
スピーカー 2
そうですね、まずは個人ごとに振り返りをして、
その後に実際にチームでのミーティングが試合の中であるんですけど、
そこの時にはプリマー監督とかその担当コーチがいるんですけど、
その時って一体まさしく選手が大体30人ぐらいなんで、
そこで取り上げられる現象も当然厳選するんで、
自分に関わらない現象もありますけど、
実は個人の問題としては非常に重要であるみたいなこともあるんで、
やっぱりその振り返りの質が高い状態でチームがピックアップしたその課題に目にした方が、
20人というか、自分ごととしてとか、
スピーカー 1
ちゃんと頭に入った状態でそれができるかどうかってことで変わっていくかなと思ってやるようになりました。
イメージだと監督が振り返りするのはイメージあるなっていう感じはするんですよね。
試合の総括して今回はこうだったみたいなことを言って、
みんなに聞かせるみたいなことはありそうなのに、
そういうことにやっぱりした方がいいのは当然僕もそうだなと思っているし、
第一人者ではないですけど、僕らの会社もずっと振り返りっていうのを大事にしてはいて、
僕らの会社はビジネスの世界で基本の一人一人も成果を出さなきゃいけない。
でもこれもサッカーも一緒かもしれないですけど、
会社としてチームとしての成果もあるが、
個々人の成長とかがなければ会社の成長はないと思っていて、
その時に僕らの会社では振り返りはまさしく仕事が終わった後の、
自分の良くなかったところとか良かったところの改善っていうところからスタートはして、
最終的には僕らの会社で振り返りは最初若いうちは先輩とかそれこそ師匠がついて、
その師匠からフィードバックもらえる。
振り返りは悪かった良かったっていうのを先輩が言うというよりは、
師匠とか先輩はかがみみたいなもんですよとよく言っていて、
自分で見えなかったところを伝えてあげると自己認識が進んで、
最終的にはそれが何回も繰り返していくと、
もう客観的に言われなくても自分で客観視できるようになって、
客観視できるようになった先に内政に進んでいって、
内政できるようになっていったら自己改善が勝手に進むっていう風になるところまで、
みんなで振り返りの練習していくって感じですね。
獲得してほしいのは僕らの会社では、
メタ認知って僕らの会社で言うんですけど、
自分の認知をもう一段上げて自分自身を外側から見れる能力みたいな。
そうすると会社側がこういう風に動かなきゃいけないとか、
こういう風にしなきゃいけないって指示指導するよりは、
自分で考えて動けるようになるんじゃないかっていう発想で、
セルフマネジメントと振り返りっていうのは、
セルフマネジメントを身につけるための訓練として振り返りの練習してるっていうのが僕らの会社なんですけど、
今の西村さんがチームで監督が振り返る前に個人で振り返るみたいなのって、
サッカーでもその発想に至ったのって、なぜそんなことを考えられたんですか?
スピーカー 2
なるほど、そうですね。
そこで言いますと、実際にこれ自分の体験とか経験っていうところも実際にはありますし、
今さらに時代が今そうなってきてるっていう、この2つなんですけど、
1つは自分の経験で言いますと、今自分48歳なんですけど、
ウラーレッツに最初加入して、そこでウラーレッツでは全く成果が上がらなかったんですね。
ウラーレッツで成果が上がらない、3年半試合に出なかったんですね。
それって結構やばいんで、プロサッカー選手いつまで続くかなっていう。
それでJ2のオミアルディジャに席しましたと言ったんですけど、やっとそこで公式戦にたどり着いて、
公式戦に出るようになると当然試合の映像がたくさんちゃんと出てくるんで、
もちろんトレーニングマッチとかでもその時代ぐらいからはちょこちょこありました。
ただまだデータとかで云々ってよりかはまさしくDVDとかでこういう相手とかそういう時代だったんで、
なかなかだから映像って手に入らなかったんですよ。
やっとそれがJリーグに出るようになって、まず映像が常時試合に出てれば出てくるとなった時と、
自分自身がデビューがすごく遅かったんで、Jリーグのデビューが25歳、僕7歳だったんですね。
めちゃくちゃこれって遅いんです。
サッカーにおける振り返りの重要性
スピーカー 2
もう1試合1試合大事にしないといけないなって思って、1試合あった本番を1回見れば1試合分だけど、
じゃあ5回見たら5試合分になるんじゃないかみたいなところからよく見るようになって、
そうすると見れば見るほどその時には気づけなかったことにどんどん気づいていくっていう、
単純にそういう経験が自分の中での実感値としてもあったので、やっぱり振り返りは大事だなと。
今度それをやってるとうまくいかなかった試合の振り返りがやっぱりすごいしんどいことに気づいたりとか、
でもそういう時だからこそすごく実はあの宝の山がその中にあるみたいな。
結構これの繰り返しで、あとは一時期サッカーノートも書いてたんです。
一時期というかずっとこれを書いてたんですけど、これもやっぱり即時やった方がすごくその質と量がやっぱり高いなってのは分かりつつ、
もうやっぱりでもうまくいかない時にやっぱりそこと向き合いない、でも向き合うとやっぱりうまくいくとか、
だからそんなことがまず自分の経験としてはありましたところです。
あとはやっぱり選手を見てて、まったく同じやっぱりそういう構造にはなってるんで、
単純にやっぱり自分が取った選手をできるだけ短期間の中でどうやって成果を上げてもらうかっていうと、
練習ってそんなに何時間もできないんで、でも振り返りって時間かければかけるほどできるんで、
そこはそういう構造だなと。で、やっぱりプロサッカー選手は24時間、
もうそこにやっぱりプロフェッショナルっていうのはやっぱりそういうフォーボットしていく世界ではあると思うんで、
倉木さんのさっきの動画の中にもソフトウェアどうって言ってましたけど、
でも本当そういう感じなんですよね。で、やっぱりそれを極めようと思えば思うほどやっぱりそこに時間をかけていく。
で、その正しい時間のかけ方をしていった人がやっぱり成果を出していくっていう、そこは一緒だなというふうに思って、
で、選手たちにそのレポートの振り返りの中で、サッカーで言うと4つの局面って、サッカーって4つしか局面ないって逆に言われてるんですけど、
その4つの中に自分がどうそこに関わっていったか、自分の試合のパフォーマンスがどう集積になっていったかみたいなことを見ることによって、
その中ですごく多い、よく何度も同じようなシーンで同じミスしちゃってることとか、すごく逆にうまくいってるシーンとかっていうのは出てきて、
課題を解決するんであれば多いものから解決した方が生産性上がるからっていうところで、結構その辺の自分のまさしく認識ができてないんですよね。
この辺がやっぱり熟達した監督とかコーチとかだと、どこがポイントかっていうことがすぐわかるんで、
それってまさしくさっき言ってたメタ認知のところだと思うんですよね。
やっぱり自分がこだわってるプレーとか、自分がすごくとらわれてることとかに目が行きがちなんですけど、
実際にはこっち改善した方がいいよねとか、君の良さってこういうところだよねみたいなところで自分の気づきが生まれて、
まさしく自分の中山さんの本でもすごく出てきますけど、視点のところがやっぱり多く獲得できていった方が、
やっぱりそこであった行動って取りやすいよなって、そんな感じですかね。
選手の自己成長と課題解決
スピーカー 1
ちゃんとさっきのサッカーには4つの局面しかないっていう、
たぶん振り返りもただ自分のプレーを見ましょうとか、どうだったかを思い返しましょうっていうだけだと、
うまくできない人がたぶんいるんでしょうね、最初ね。
なのでその方はちゃんとこの場面はこういうふうに見たほうがいいよみたいなことを最初はやっぱり教えられるんですか。
スピーカー 2
そうですね、4つの局面における例えば攻撃で言うと、
2つあって自分たちがボールを奪った瞬間っていうものと、
自分たちが保持している時っていうこの2つになるんですけど、
自分が例えばじゃあ奪った瞬間のうまくいったシーンとうまくいかないシーンがここで2つ分かれてくるんで、
さっき言った4つの局面の成功事例と失敗事例っていうところの乱を作って、
それがどっちだったかっていうところと、
あとはその作家の中で言うとエリアと時間帯っていうのがあるんで、
時間帯がいつまさしくどこでどんな現象が起きたのか、
それが成功している失敗しているみたいな枠で、
そうすると8つの枠になるんですけど、その中に入れていきながら、
さらにはそこからセットプレイが出てきたりとか、
ルーズボールが出てきたりって言って厳密に言うともう少し細かく分かれてるんですけど、
そういうことを自分のプレイってうまくいってないシーンだと、
ここのところがこれだけ多いなとか、逆にうまくいってるシーンはここが多いなみたいな、
そんなことを毎試合のようにやっていくっていう。
スピーカー 1
面白い。ただ振り返りするんじゃなくて、
ちゃんとフレームというかフォーマットがあって、
そこに埋めていくように見ましょうっていうのが補助線が引かれてるのが、
多分最初振り返りしようって言われても振り返りの仕方が分かんないから、
自分のどこ見たらいいんですかねっていう話に、
ちゃんと補助線あるのはいいですね。
しかもそれを解像度高く言語化されているっていうのが、
結構学長好みだなって感じはしましたけど。
スピーカー 2
そうですね、そんな感じでやっていって。
でも本当に視点の話とかは、
本当にやっぱりどうしても自分の目線とか、
特にそこに感情ってものがすごく伴ってくるんで、
やっぱりすごい大きいミスしたときって、
そっち側ばっかのことしかなかなか考えられないし、
そこの視点の切り替えってすごくしづらいんで、
それはやっぱり上手に監督とかコーチとかが関わることで、
まさしく俯瞰した状態で見出てくるようになるかなとは思いますね。
スピーカー 1
感情をどう扱うのかは、
結構振り返りとかフィードバックの中では、
僕らも大事だなっていうか、
雑に扱わないほうがいいなと思っていて、
これも若い社会人、成り立ての若者とかは、
当然振り返りの中で成果物のフィードバックをしたりだとか、
成果物に対してダメ出しをするわけですけど、
分かんない若者は、
最初作った資料のダメ出しされたら、
自己否定されたみたいな気持ちになって、
もう仕事続けられませんみたいになっちゃうんだけど、
これ振り返りの中で、
ちゃんとこれは自分に対してのことではなくて、
仕事の結果に対しての話であるっていうふうに、
そこの認識を揃えていくことができれば、
資料が悪かっただけで別に僕が悪いわけではないですね、
っていうふうに慣れたら改善できるんですよね。
これでも自分が悪いってなると改善したくなくなっちゃうっていうか、
なんだよってなっちゃうけど、
資料が悪いとか作ったものが悪いって話、
結果の話をすれば、
じゃあそこって別人のことなので、
自分とは別物のことは直していけるなみたいな、
そこは僕らも気にしたりするけど、
似たような話なのかなって感じはしましたけど。
スピーカー 2
まさしくですね、その感情のところはやっぱりすごく大きいんで、
なのでこの日々の業務の振り返りのところをやりつつ、
やっぱりプロサッカー選手とか長く続けていく人とか、
本当になんていうんですかね、
これはサッカー選手だけじゃないですよね。
僕も世の中、他のビジネスやってる方とか、
一言で言えばそういう成功した人の中には、
やっぱりそれをやってる意味とかをちゃんと捉えてるんで、
だから簡単に折れない。
だから高いモチベーションで続いていくからまた成功の確率が上がるみたいな、
この構造になってるなと。
自分自身も選手をやってた時に、
特に試合出れない時は何のためにやってるのかって、
分からなくなるんですよね。
もっと言うと次にどんな方法論でそこにたどり着けばいいのかも
分からなくなるっていう、そういう形になっていくんで、
なのである時から、2019年からなんですけど、
メンター制度みたいな、スタンスメンターって、
自分のスタンスですけど、そのスタンスメンターと名付けて、
キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの人についてもらって、
自分が何のためにサッカーをするのかとか、
引いて言えば何のために生きるのかみたいなところまで、
含めて自分の内発的動機とか、
もっと言うと自分って何なんだみたいな、
自己認識とか自己理解の、
それを同時に作っていくようにしたんですよね。
でもやっぱり、さっき言った、
自己否定じゃないって言っても、
やっぱり自分が出した成果物だから、
自分の命そこに掲げてやってたら、
やっぱり自分そのものになっていくじゃないですかとはいえ、
でもやっぱりそれを結局、
何度か厳しいフィードバックずっとされ続けるってことだと思うんで、
でもなぜやるのかみたいなところが、
ちゃんと自分の中にないと、
個人のMVVの重要性
スピーカー 2
耐えれなくなるなっていう。
そこも同時に2019年からちょうどワンワンブームみたいなのもあったんで、
これでどういうことなんだろうって思って調べてると、
よくメンタルが強いとかって言いますけど、
これってそういうことに近いなというか、
自分の中では含まれるなと思って、
自己理解というか自己認識というか、
これでMVVっていうものを、
自分のMVVを作りましょうみたいな方向に今度は行くんですけど、
スピーカー 1
いや、ミッション・ビジョン・バリューを1人ごとに、
選手1人ごとに持つって結構僕は目から鱗だった。
たぶんクラブとか、
それぞれのサッカークラブのチームとかでミッション・ビジョン・バリューは、
これは持ってたりだとか、
普通の会社もね、今最近パーパスって言ったりだとかMVV言ったりするので、
作ったりするんですけど、
個人ごとってなかなか確かに言わないけど、
一人一人みんな自分の人生あるので、
自己分析とMVVの重要性
スピーカー 1
自分の人生のMVVなり理念なりみたいなのって、
いや、あったほうがいいなと思って、
これはね、もう普通に僕ら取り入れたいと思いましたね。
スピーカー 2
これは、これも理屈から始まったんですけど、
自分がJリーグの新人選手の講師役を、
2014年からやらせていただいて、
ちょうど時を同じくして、
少し後っていう形になるのかな、
村井さんが、
中山さんの本の帯、
村井さん、元チェアマンの方が、
ちょうど新人選手、チェアマンになったんで、
Jリーグのトップとして話をする機会が、
それからできたんですね。
最初の新人選手の一番最初の講話の中で、
その最初の話が出てくるんですよね。
あなたたちはプロサッカー選手の世界へようこそ、
っていうとこから始まるんですけど、
ただあなたたちは非常に厳しい世界に来ました、
っていうところと、
あなたたちは個人事業主であり、
一人の経営者であるっていう、
その下りから始まるんですよね。
そうした時に、
あなたが目指す世界観は何ですか、
それってなぜですか、みたいな。
やっぱりこの下りがあった中で、
これいいなとその時思って、
せっかくだからそこから考えてもらおうという風に。
自分もずっとこれ2019年から、
ワンオンワンのあれ始めたんですけど、
ちょうど自分が選手に作りな作りなって、
やった方がいいよって言ってた時、
ただ自分作ってなかったんで、
ちょうど40ぐらいの時にそれを一個作ってみて、
皆さんメンターつけてやるんですけど、
自分は自問自答しながらやって、
その時作りました。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 3
ちゃんと考えないと、
何のためにやってるのって言ったら、
勝つためとか、
試合出たいとか、
そういうところで止まっちゃいますもんね。
スピーカー 2
そうです。
そこの勝利市場主義のところとか、
もっと言うとあれですね、
この作家選手っていう職業が、
非常に珍しいというか、
やっぱり小さい時から、
小さい時にやる理由ってそんなないと思うんですよ。
得意とか、ちょっと褒められたからとか、
まさしく身体能力が高かったとか、
技術が高かったとか、
価格なの早かったとか、
そういうことだと思うんですけど、
理由なく始まったことが、
ある瞬間には仕事になるんで、
この切り替えが実は、
僕結構このスポーツ界の、
一個の課題なんじゃないかなって、
何か自己分析して、
相手の機器を調べて、
そこに入ってるわけではあんまりないんですよね。
得意で誘われたからなってるみたいな、
ここの切り替えを、
やっぱりしっかり意図的にできた方がいいなっていう、
成長するための環境
スピーカー 2
自分も結構選手やってた時に、
もうだいぶ晩年なんですよ、
それ気づいたのって。
ある時までは好きで、
それがもう目的化してるんで、
ここの部分は上手に、
仕事になったタイミングで切り分けて、
そういう側面をちゃんと見せた方がいいなとは思いました。
スピーカー 1
そうですよね。
本当に共感しかないんですけど、
僕らの会社もソフトウェア開発の、
一流のソフトウェア開発を目指そうっていうのが、
みんなにある中で、
やっぱり都定制度で、
師匠についてやっていくってなった時に、
没頭しなきゃいけないし、
一生懸命やらなきゃいけないし、
難しいことにずっと挑戦しなきゃいけないから、
やっぱり折れちゃう子もいるんですよね。
やっぱり難しかったって、
辞めちゃう子もいるんですけど、
でも辞めちゃう子は、
だいたい弟子に入ってから半年以内に辞めますね。
半年過ぎたらほぼ辞めてない。
ほぼ辞めてないけど、
全員辞めてないですね。
半年間のうちに、
だいたいそこに気づくみたいなのがあるんですけど、
でも僕らの場合は入る前に、
この都定制度を、
都定制度っていうのは、
それは弟子と親方の仕組みにして、
親方が、
僕らの会社は全国地方に住んでるので、
親方の家の近くで弟子が働く。
なので入社したら、
それまで東京の大学でいた若者も入社して、
じゃあ弟子入りするってことになったら、
岡山に行きますとか、
広島に行きますみたいなことになって、
数年間は親方と一緒に仕事をするっていう風にしてる。
なので今時の会社からすると、
転勤も断りますみたいな社会の中で、
何言ってもバランスメントみたいになる中で、
自分で決めてもらうことを僕ら大事にしたんですね。
入社する前に、
弟子に入るってことはこういうことです。
弟子で入るってことは、
何のために弟子で入るのかっていうと、
成長したい。
一角のプログラマーになりたいかどうか。
そこを持ってる人としたら、
そのための環境は僕ら用意できるよ。
そうじゃなくて、
強くてもただ楽しく仕事したいとか、
プライベート充実させるためだけに、
仕事の時間だけは頑張りたいっていう方だと、
続かないので。
どっちがいいですかって話を最初に聞くんですね。
そこでしっかりと自己認識を持ってもらって、
自分で決定してもらうっていうのが、
やっぱりすごい大事だと思っているんですね。
自己決定して入った方は、
やっぱり自分で決めてるので、
それこそ、
なぜ自分がそれをやるのかって分かってやってるから、
続くんですよね。
そこの決めるところを、
自己決定じゃなくて、
やっぱり先輩に誘われたんで、
知り合いがいいって言ってたんで、
っていうので決めた方は、
さっきの話で半年ぐらいで、
やっぱり違ったってなっちゃうのがあって、
自分で決めるっていうのがすごい大事だなっていう。
内発的動機の理解
スピーカー 1
それって今のさっきの内発的動機づけを理解して、
何のために作家するのかっていうところを理解して、
じゃないとやっぱり続かないっていうのと、
同じだなって感じがするのと、
それを定期的にワンワンって形で、
思い出すというか、
進路相談的に見直すってことはやるってことですよね、きっとね。
それはワンワンはどれぐらいの頻度でやるようなものなんですか?
スピーカー 2
今、コラボレーションプロジェクトっていう団体があって、
これやってるのがモッドサッカー選手で、
山内坂夫さんって人が代表理事、確かやってるんですけど、
その方とこのMake Value Projectって選手教育のことを、
2018年から作り始めるときに、
いろいろ壁打ちながらやってた仲間なんですけど、
その方が今メンターの方々を、
これは資格としてはキャリアカウンセラーだったりとか、
キャリアコンサルタントとか、
そういうある種のプロジェクトの民間の、
カリキュラ向けた人がメンターになるんですけど、
そこの方々とだいたい月1とか、
あと一応MVVを作るっていうのが、
メンターの目的でもあるんで、
そのミッションとビジョンとバリュー行動指針のところを、
一応自分の中で定義できたら、
終える人もいますし、
一応それを成果物として、
文字化されたものをプレートにして、
選手に渡すんですけど、
やっぱり定期的にそれを見返しながら、
何のためにやってるんだっけとか、
これだっていう、
それをやってるんですけど、
すごくメンターとのやり取りを気に入って、
続ける選手もいますし、
1ヶ月に最初の、
最初はできるだけ早く作ってくれって言うんですよ。
加入したら、
最初はもう月1ぐらいのペースで必ずやって、
1回1時間ぐらいの面談を、
4、5回やって、
だいたいその成果物を、
1回たどり着くと。
スピーカー 3
僕印象に残ってるのが、
卓郎さんとご飯行った時に、
一番最初に、
高山さんはなんでサッカー好きになったんですかっていう、
どういう経緯でサッカー好きになったのかっていうのを、
聞かれたんですよ。
スピーカー 1
ワンワンされてるじゃないですか。
スピーカー 3
めちゃMVV作らせ、
作れるやつのパターンだと思って。
あれ結構めちゃくちゃ印象に残ってる。
あんまりいきなり聞かれることって少なくないですか。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
しかも本人考えてない可能性ある。
スピーカー 3
そうそうそう。面白かったです、あれ。
子供の頃にこういう経緯でサッカーやってて、
みたいな話をするんですけど。
スピーカー 2
そうなんですよね。
この辺は結構、
これちょっと最初時間とかってなってますけど、
大丈夫なんですか。
大丈夫です。
いいようにうまいこと。
いいようにですね。
これも自分もワンワンの最初やる人たちで、
一応コーチングみたいなところを受けたんですよ。
その中でいろいろ話したり、
その仲間とどうやったら自分のまさしく内発的動機に
たどり着くかねみたいな、
そういう話とかをずっとけんけんがくがくやってまして。
僕は仲間さんにそういうつもりで聞いたわけじゃなかったんですけど、
たぶんもう癖になってて。
僕はその人を知るときに、
やっぱりその人が大事にしてることを聞くって、
やっぱり一番それがわかるなって。
これを一応、原体験って言葉がたまに出てきますけど、
僕らはそういうふうにちょっと名付けて、
やっぱりその人の原体験を聞くっていう。
例えば少し遠いところからいきます。
メイクバリュープロジェクトって社内研修なんですけど、
そこにゲストの方に来てもらうんですね。
自己理解と価値観の重要性
スピーカー 2
ゲストは勝手に自分がキャスティングするんですけど、
その中で選手たちはいきなり自分が決めたゲストの人たちが
目の前にいきなり来て、いろんな話するんですけど、
だいたい異業種の方とかにも呼んだりするんですけど、
異業種の世界の話されてもよくわかんないじゃないですか。
ただ選手が興味持つ方法というか形があるなと思ったのが、
やっぱりその人の内面に触れたときに、
すごく興味って喚起されるなって思いまして、
日常は全然違いますと。
でも価値観とか、この人は何のために生きてるかみたいな、
仕事に対するこだわりとかそういう迫力みたいなのを聞いたときに、
すごい共感するというか、
だから自己紹介ちょっと長めにだいたいしてもらうんですね。
まさしく自分がなぜそれをやってるかみたいなところとか、
何に感動したのかとか、
どういうそこから世界観を作りたいのかみたいな、
ここを聞くとすごく選手たちが引き込まれていくんで、
僕が引き込まれていくんですけど、
それをいろんな人にやるようになって、
だから人と会ったときにできる限り、
日常聞くのもいいけど、
もう価値観とか使命観とか、
そういうちょっと青臭いじゃないですけど、
そういうところを聞いちゃった方が、
これでも結構聞いてもらえないと自分も言えなかったりするじゃないですか。
でも結構みんな実際にはすごく当然大事にしてるものだから、
そこで繋がった方が、
早いって言い方がいいのかわかんないですけど、
そっち側のほうがいいなっていうふうに思って、
そうするようになったって感じですね。
MVVの活用
スピーカー 1
おもしろいな。
スピーカー 3
おもしろい。
スピーカー 1
いや、おもしろい。
ワンワンのさっきの頻度の話、
僕らの会社はワンワンに相当する、
半年に1回やってますね、若い人たちは、若いプログラマーの人たちは。
ベテランの人たちはそれこそ1年に1回とか2年に1回になってくる。
長い人はもう3年に1回ぐらいでいいかなってくるのは、
事故が確立してくるからですね。
それを僕らはすり合わせって言って、
それもフォーマットがあって、
僕らはYWTって言って、
その人が半年間やったことで、
そこからわかったことっていうのは、
どちらかというと技術的なわかったことというよりは、
事故認識として、自分はやっぱりこういうことが好きだったとか、
やっぱりここは自分的には乗り越えたい壁だったとかっていうのが、
自分、事故理解のわかったことがあり、
そのやったことから事故理解が進んだら、
次また半年どういうことやっていくのかみたいな話をして、
その次やっていくことを、会社は会社の方向性があるので、
会社の方向性としては、
次の半年、1年こういうふうにやっていこうっていう経営陣だったり、
マネージャーからの話があり、
本人も事故理解した上で、
次何したいのかっていうところが、
そこのすり合わせの機会を作っていくっていうのを、
半年に1回やっていて、
それはまさしくワンオンのMVVのメンテナンスしていく、
みたいな感じになるので、
僕らはそこにこのMVVを個人ごとに作るっていうのを、
ちょっと取り入れたいっていうのは、
あの動画を見てすぐ思った。
ということで、ちょっと話は尽きないんですが、
このままスッと第2回にまた行きたいなと、
思っておりますので、
一旦第1回としてはここまでとなります。
ではまた来週。
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