スピーカー 1
年齢も、たぶん学長と小倉抜さんよりもちょっとだけ下ぐらいなので、
あれ、この年齢からあと何年経つとこのぐらいで?みたいなのを考えたときに、
いやー、会社員以外も全然あってもいいかもなーって思ったりもしますし、
会社も最高だし、みたいなので、すごいどうしようって思ってるんですが、
さっきの小倉抜さんは企業のストーリーを聞いたんですけど、学長も超楽しそうだし。
スピーカー 2
学長はね、ずっと楽しそうですよ。出会ったときから。
スピーカー 3
そうですか。
スピーカー 2
いや僕はね、あれでしたよ。今僕今年51なので50なんですけど、
40代、45から50の5年間ぐらいは、結構つらい年でしたね。
4,5年間はトンネルの中というか、それこそ、やっぱりなんか、たぶん数字は意味ないんですけど、
50近づくって、この先何がどこまでできるんだろうかみたいな、
働ける年数も、タイムリミットもしかしたらあるかもしれないし、
1年に1個プロジェクトやるにしても、あと何回やれるのかみたいなとかを考えたときに、
いや、かつ今やってるのが満足ないかっていうと満足あるんですけど、
とはいえ自分のやってきたことは自信でもあるけど、まだまだだなみたいな気持ちもありみたいなので、
よく言う世の中では中年の危機って言うらしいですけど、
僕はもうバチバチに、そんなになる人間だと思ってなかったですけど、
スピーカー 1
バチバチになり、定期的にやる雑草ラジオが僕の癒しでしたね。
そのトンネルって、トンネルだと水平になりがちなんですけど、
40ぐらいガンって落ちて、ゆっくり51まで50までかけて上がっていくタイプのものなのか、
ズブズブズブズブいって、どっかで一回底を打って帰ってくるタイプのセンターなのか、
最後にもういいやってポンって上がったのか、3つの動きどれだったんですか。
スピーカー 2
僕は、気づいたらズブズブ落ち込んでみたいな、
落ち込んでる状態の中で、日々生きてる中でいいこともあるので、
時折元気になったりもするんですけど、ずっと定調みたいな状態が続き、
でも50近づくにつれて、いろいろ吹っ切れた中で、しょうがないこうしようとか、
会社のことはこう考えようみたいなこととかが、ようやく決められたみたいな感じになったら、
今はもうすっかり元気に生きてやってますけどね。
スピーカー 1
だから男性も、今チャットでガヤで入れてもらった確かにというのは、
男性もホルモンバランスの影響もあるという見解もあるし、
先人の人がいろんなウェブの記事とかを置いてるじゃないか、
多分インターネットとともにコンテンツもちゃんと年をとってるので、
スピーカー 1
5年10年前に見なかったタイプのコンテンツがめっちゃあるし、
もう一個報告で触ったらずっと出てくるから、予防ができてるというか、
これだなっていうのも思うし、
スピーカー 2
危険がね、危険がたくさんありますからね。
スピーカー 1
これだということは一度全部手放した方が楽なのではないか、みたいなのがあって、
そうなんですよ。そういうことは考えるんですけど、
コンテンツとして暗くなっていくなって思いながら、
世の中のみんなの関心事だなっていうようなものだと思っていたりしたんですけど。
そうなんですよね。
でも、自分で会社を作ればいいんじゃないかはやっぱり発想としては出てくるんですよ。
スピーカー 2
出てきますね。
スピーカー 1
変な話ですけど、もう10年ぐらい個人事業主としても仕事をしているので、
起業するっていう発想になった。
今までずっと起業ってよく分かってなかったんですけど、
周りの人からそれが起業だよって言われて。
スピーカー 3
もうしてるよ、みたいな。
えっつって。
スピーカー 1
確かに、みたいなものもありますし。
なんかこう、そうなんですよね。話をちょっとだけグイッと戻すと、
最初にパーパスって話をして、
僕自身もそれを掲げて自分でいろんな活動をしたり、個人の仕事をしたりしてるんですけれど、
目的から始めるって実は違うんじゃないかなと思っていて、
目的があるから始めるというよりも、たぶん僕はそうかもしれないんですが、
これも陰を踏み始めたら見つけた言葉で、
パーパスに僕多分対応するのがインパルスって言葉だって定義したんですね。
インパルスって衝動っていう言葉で。
うわー作りたいとか、うわーやってみたいって言ってガッてやった結果、
みんなから目的とかを求められて、えーこういうことですねって。
何やってるんですかって聞かれるから、世界の創造性のレベル一つ上げてますってなったりとか。
なんで水玉のシャツも最初着た時は、え、これかわいいやんって着てたら、
なんでいつも着てるんですかって言われて、目的とかストーリーを話すんですけど、
本当の理由はそこにはなくて、衝動的なものがあったりとか、
あーやってみたいとか、作ってみたいっていうものだなと思って。
なんでみんなでパーパス考えようとか、目的は何?っていう問いを人に発しながら、
本当かなってなって、俺は毒をまいて薬を売ってるんじゃないか、
スピーカー 3
いや、そんなこともないな、みたいなのを思うんですけれども。
スピーカー 1
なるほど。
衝動ってなると、何ですかね、そうだなって思うのか、
いや、学長とかは波が来たやつに乗ってるように見えるというか、
それはそれぞれの人がいるんだけど、
海に出るっていう衝動があったのかもしれないな、とか思うんですけど。
世の中の人はどう思ってるんだろうっていう。
世の中の人にしてはだいぶカタ言ってるんですけど。
スピーカー 3
ちょっとイニエスターが言ってたんですけど、
イニエスターに誰かが質問して、プレイする時に何考えてるのかみたいな、
どんな風に判断してるのかみたいなことを聞かれて、
あんま何も考えてない、みたいなことを言ったらしいんですよ。
それはどういう意味かっていうと、
それこそ今までに大量の経験、体験をしてきていて、
自分の中でこういう時はこうしたらいい、みたいな価値基準とかもはっきりしてるわけで、
なので周りの状況の入力に対して、
自分は良いプレイとは、みたいな価値基準が常に自分の中でも完成してるから、
ただそれに入力に合わせて取るべき姿勢なり行動を取っているだけなので考えてない、みたいなことを言ってた。
結構それに近いかも、あんま考えないで。
周りの入力に合わせて。
スピーカー 1
それまでの出力がすごく積み重なってるからこそってやつですよね、きっとね。
スピーカー 3
この状況だとこっち向いて、この角度でこうしたほうがいい、みたいな。
スピーカー 1
みんな後から聞いてくるから、え?って言って。
確かにそれで言語化できて渡せてよかったってなるんですけど、
本当に言いたかったことはこれじゃないなーっていう思いがする。
スピーカー 3
だいたいインタビューとかされると、なんかいいこと言いたくなっちゃうから、
それこそもうエフェクチュエーションでただやったらいい感じになりました、みたいな人がインタビュー受けて、
スピーカー 1
やはり夢を持つことが大事ですとか言っちゃったりとかしてね。
目標を持って頑張れば、みたいなこと言っちゃったりとかするから。
スピーカー 3
ああいう後付けよくないなって思って。
スピーカー 1
後付けのほうがしっかり形になってたりとか、みんな先にそっち見ちゃうし。
スピーカー 3
分かりやすくデザインしちゃうんですよね、みんな。
スピーカー 1
だから日々これなんかザワッとするなと思ったことをやって、
やっぱりザワッとしたってことはこうだったなっていう入出力も僕もよくありますし、
あれ、これそうじゃないんじゃない?みたいなことを思うための蓄積を45ぐらいまでやってきたなと思っていて。
そうしたときに割と材料たまったから衝動もでかくなってきて、
ちょっと動いてみるの面白いんじゃないかってなってるみたいで。
とはいえ蓄積とはちょっと違う文脈に行くので、
今のところはポジティブな、これから何しよっかなとか。
世な世な自分が会社を作るとしたら会社名何にするかなとか考えるわけですよね。
で、中山光彩、かっけえなーっつって。
で、ソニックガーデン、え、どういうことなんだ?つってこれ調べて。
なるほど!つって。
なったりとかして。
世の人はどうやって会社名を考えているのかっていうのも気になります。
スピーカー 3
やっぱ制約条件がないと。
スピーカー 2
そうですね。これ何でもよいからね、会社名なんて。
中山光彩は本当の中山光彩でしょ?
木の実家の家業。
家業が中山光彩。
スピーカー 1
光彩の光が違うってことですね。
スピーカー 2
鋼です。
スピーカー 3
本当の光彩の方だったの。
スピーカー 1
そう、考えるようになってて。
やってることを考える材料を作ってるって言えるなって。
スピーカー 3
これでいいなって思いました。
スピーカー 2
なんかでも制約条件あるもんね。
スピーカー 3
制約条件に何か意味があるなって思えていれば、
スピーカー 2
結構これでいいかもって思える気がする。
スピーカー 1
ソニックガーデンをちなみに考えついた時、
どういう道を経てここに行ったんですか?
スピーカー 2
理由はしっかりと。
でもね、一応あれこそ後付けみたいなところがあって、
ホームページに載せるからちゃんと考えたんですけど。
もともとは僕が、
ガーデンっていう言葉がソフトウェア開発と似てるっていうのは思ってはいて、
植物とか野菜育てるのに、
どれだけ人を増やしても早くならないですね。
きゅうり1本育てるのに100人農家を集めたら、
明日できるかっていうとできないと。
人が増えても早くならないですね。
必要なのは一定の時間と餌とか養分と水やりみたいな、
面倒を見なきゃいけない。
スピーカー 1
最近決めたっていう気持ちになってから、
人にゆっくり話をして、
だんだん今固まってる、ソニックガーデンみたいに固まっていってる途中なんですよね。
スピーカー 2
言い続けるとね。
言い続けるとしっくりしてきますからね。
そうなんですよ。
スピーカー 1
その言い出す覚悟がなかなか決まらなかったのが、
もうつい3、4日前に。
スピーカー 2
めちゃくちゃホットな。
スピーカー 1
大親友と話してるときに最後まで、
たぶんあんも言えない時期ってあるじゃないですか。
2、3個あって言えなくて、
子供同士がずっと仲良い16年ぐらいの仕事の話とか全然しない、
花見友達の家族と話してるときに、
いや実はこういう状況でこれがあんでねって言って、
で、なにそれーってならなかったんで、
スピーカー 3
まあいいか。
スピーカー 1
ただそれまで株式会社多向かいでよくないとかって言われるんですけど、
そうすると狭いなーってなっちゃって。
安直ですけどね。
それでもいいんじゃないのって言われたものの、
それこそ戦略性じゃないですけど、これでいいかどうかで困るなーとか。
スピーカー 2
そうですね、その先側みたいなのは。
スピーカー 1
ネタは、笑いのネタは産むじゃないですか。
スピーカー 3
株式会社かもしれないとかにしたらどうなるかな。
スピーカー 1
でも俺これで領収書もらうのやだなーとか、
とかっていうのを考えてて。
会社を作る。
で、いろんな形の中でやっていこうという。
ただなんか、さっきの富士通という器を使うと、
また新しいことできそうだっていうのがちゃんと見えてきたので。
なんで、さっきの、あれ?
1回目のときにくらぬきさんがおっしゃってた、
裸一貫でやるのは全然簡単だし、
違う方向行けそうですし、
面白かったのは、ポロって言ったものを、
今までいろんな人にいろんなものを渡してきたおかげなのか、
ポロって言ったことに、こういうのもあるよっていう。
予期してなかったことが来たときのほうがうまくいくっていう、
自分の人生のルールがあって、
なんとかしようと思いますって言うと大体うまくいかない。
なんかなーって思ったら向こうから来て、
乗っかると面白いの。
その点ではさっきの学長並みに寄ってるように見えるっていうのと、
同じようなことを僕も起こってるんだけど、
他の人たちからはずーっと突進して、
ずーっとつかまらないやつって言われて。
会社の上司とかに、分かる。
いつもね、2歩早いんだよねって言われて。
そう言ってくれる人がいたんで、
スピーカー 3
大きい会社入れたんですけどね。
でも、この会社に行っても行かなくてもとか、
兼業自由みたいなのになった直後?直前?直後ぐらいに、
それこそこの前の前回のときに話した小坂雄二さんが、
僕に言ってくれたのが、
中村さん、楽天の名前、楽天大学学長っていう名前、
絶対自分から手放さない方がいいよって言われて。
要は、小坂さんが自分自身が裸一貫で、
いかに信用してもらえるかみたいなのを、
気づきあげるまでに、やっぱり苦労したから、
今の楽天っていう名前は中山さんが入ったときの楽天とは全然違う。
世の中から見たら違ってんだから、
それはあんまり軽く見ちゃいけないよみたいなアドバイスをしてくれたんですよ。
なので、今もぶら下がって生きております。
スピーカー 2
でも最近そんな学長って、
まあ学長ってニックネームとしては学長はいるけど、
楽天大学学長っていうことあんまなくないですか?
スピーカー 3
最近イベントとか呼んでもらって、
向こうからイベントのサムネイルとかが、
これでいいですかとかって送られてきたときに、
楽天大学って漢字で書いてあるんですけど、
学長ってひらがなで書いてある。
スピーカー 1
一番いい形じゃないですか。
スピーカー 3
そうなんですよ。
あとね、この前久しぶりに楽天の社内の、
スピーカー 1
自分の所属部署と確認をするっていうタイミングがあったんですけど、
スピーカー 3
数年以上ぶりに。
スピーカー 2
組織図上のね。
スピーカー 3
そしたら全然思っても見ないような所属に変わってました。
スピーカー 2
持て余したんでしょうね。
スピーカー 3
楽天大学っていう部署には所属してなかった。
スピーカー 2
もはやもう楽天大学関係ない学長になりましたね。
スピーカー 3
なんか肩書き役職もクリエイティブディレクターって書いてあった。
なんかよくわかんないけど。
そうなんだって思って。
スピーカー 1
面白い。
スピーカー 2
自由だな。
スピーカー 3
持て余したんだろうなって。
そうなんでしょうけど。
スピーカー 2
じゃああれですね、田村さんも会社アフレイタスも作られて、
とはいえ富士通との関係性も維持したままという感じで、
さらにフィールドを広げていくってことで。
スピーカー 1
そうですね。
今最近、小ネタ半分でいつも言ってるのは、
スピーカー 2
週休4日の会社を作りたいんだっていう言葉があります。
スピーカー 1
週休3日だと1日増やすだけだけど、
スピーカー 2
週休4日だともはや反転し始めるので。
スピーカー 1
最初は面白おかしくそれを言ってたんですけど、
これも同じで、制約があるとどうやったらそれができるのかとか、
そもそも休みとは何か。
長く会社にいた分、分かることもたくさん学びましたし、
長くいたからこそ、いや1回問い直すのも面白いかもなって思う。