スピーカー 2
クラヌキです。
中山です。
スピーカー 3
ザッソウラジオは、クラヌキと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、威力をしゃべりしていくポッドキャストです。
2025年5月のゲストは、落書きライフコーチやデザイナーとして活躍されているタムラカイさんです。第2回目となります。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 3
ということで、第1回目は、タムラさんが富士通というフィールドを活用しながら、自分の個人の活動も広げていくという、双方をうまく活用されて、人生を広げてこられたという話と、
僕自身もなんかシンパシーを感じるなみたいな話だったり、楽天の学長の立ち位置も似ているんじゃないかみたいな話をさせてもらいましたが。
スピーカー 2
僕はそれこそ、初対面の倉抜さんとタムカイが、なんか友達になれそうだなみたいな感じになっていくのが、めでてる感じでしたけど。
スピーカー 3
そこの様子をニヤニヤと見ていた時。
スピーカー 2
ほとんどしゃべんなかった。
スピーカー 1
いや、本当は何も考えてなかったので、中山さんに僕のことを紹介してもらうと、雑草ラジオにおける中山さん頑張り会になるかなと思って。結局僕が一人で頑張ってしまったっていう。
スピーカー 3
これはね、学長のいつものやつなんですよ。
学長がね、まあなんていうんですか。自弱対善とされているので、周りがなんとか頑張ろうってするという、いわゆる究極のファシリテーション。
いるだけで周りが進む究極のファシリテーションをされていると僕は。
スピーカー 2
こいつ何も言う気ないなみたいなやつですね。
スピーカー 3
やるかー。周りがちょっとやるかーみたいになるっていう。
すごくそういう存在感を出されてますが。
さて、雑草ラジオということで、これいつもだいたいゲストの方に雑な相談を振るのをもう最後に最後になっちゃうんですが、今回は早めに第2回で雑な相談あるかなということで。
なんか田村さんから雑な相談持ち込みがあればお伺いしたいなと思いますが。
スピーカー 1
そうですね。僕はデザインをしていたりとか、落書きとかグラレコとかって言葉で知られているので、絵を描く人、感性の人というふうに言われると。
感性も実はいっぱいあると思うんですけど。
その中で結構言葉を使うのがすごく好きで。
スピーカー 2
例えば今日、第1回のときに落書きカタカナですねって言ってもらったのも、落ちるに書くで落書の落書きではなくて楽しく書くで落書きなんで落書きでカタカナにしてもらった。
スピーカー 1
僕は結構人生のテーマの1個に、今って時代が正解じゃなくて解釈ですよねみたいなことで、それがまたくらぬきさんのスライドともリンクをしていたりして。
ある辞書を抽象化してキャッチーなフレーズみたいにして届けたりすることで、より広がりが出るしみんなが使ってくれるっていうことにすごく僕も好きだし、生きる人に憧れるんですけど。
ここにはもうその抽象化のゴッドこと学長がいるので。
どういうときにどんなふうに考えているのかとか、僕の場合は手で書いて考えてるんですけど、出てくるのかパワポを最初に触るのかとか、ツールもそうですしプロセスもそうですし。
学長の頭の中をちょっとだけ覗かしてもらうと、僕の今後のヒントにもなるかなと思って。
スピーカー 2
まずちょっとタム会のやつ、もうちょっと詳しく聞いていいですか。
プロセスを、自分がそういうのを思いつくときの。
スピーカー 1
そうですね、僕はまず1個よくあるのは、それこそ1個単語、抽象化された単語が出てくると、因が踏めないかなとか常に考えてしまう。
スピーカー 2
例えば正解の解っていう字が出てくると、これ他に何かあるかな、解釈が一緒だわみたいな字面で揃うものがあったりとか。
スピーカー 1
あと最近やったのが、奥さんとよく一緒にご飯作りながらずっと雑談してるんですけど、あるときずっと人生とはってお互いが言うようになったんですよ。
人生とは何だみたいなことを会話しながら料理作ってたんですけど。
ある日、それを人生2話って言い換えたら、パースペクティブが変わったんですよね。
人生2話だと定義をしなければいけないんですけれど、2話になると要素を考え始めて、こういうのもあるよなーってなったりとか。
あとは、ありがたさとありがたみっていう言葉はあるんだけど、豊かさはあるけど、豊かみって日本語の辞書に載ってねえなって思って。
でもみんなには意味が伝わるみたいなものを考えると、豊かみと豊かさの違いってどこかなっていうところから自分の中の施策を深めたりするので。
結構言語にして違和感作ってとか、フックを作って、みたいなこと僕はやることが多い。
スピーカー 3
言葉遊びから入っていくのは結構学長よくあるやつですね。
スピーカー 2
この前の青木さんともね、希望の話したときに、青木さんが希望するとは言うけど、希望持つって言わないなみたいな。
希望持つはいいけど、死亡する。
スピーカー 3
絶望するとか言われる。
スピーカー 2
絶望するとか言葉の使い方みたいな話は、語源を調べたり、あとは漢字バラバラにして読んでみたりとか。
スピーカー 3
あと似た言葉を出すんですよね。希望だと死亡とか野望とかみたいな。
スピーカー 2
反対語とか。
スピーカー 3
反対語をよく出す。
反対語をよく出すな、確かに。
スピーカー 1
そういう思考するようになったきっかけが、みんなにもしかしたらあるのかなと思って。
僕も雑草ラジオに出るってことも2ヶ月前からずっと何を話そうと思ったんですけど。
僕のきっかけこれだったなっていうのは、僕の大学の時の恩師が1年の時に話を聞いて、
20年後、15年後ぐらいに退官される時にも聞いて、
ああと思ったのが、3つのQっていう話を、英語のQ。
世の中の価値の変遷のQなんだって言われて。
日本酒を例に僕は話すけどっていうので、最初戦後とかの喜ばれる日本酒は、
今でもあるんですけど、ガラス皿の上にマスがあって、グラスがあって、ダバダバっていっぱい入ってる。
量が嬉しい時代だったので、クオンティティの時代だったんだと。
そうすると次、安酒じゃないけど、なんかおいしい酒飲みたいねって言って、
みんなクオリティを求めるようになったよね。
で、僕が聞いた20年前の時点で、今はもうそれも1個変わってて、今はクエストだと。
意味の時代になってて、これは友達のなんとかさんが作ってる、僕にゆかりのある土地のQなんだっていう話をして、
次のQは何だろうねって言われて、ふーんと思ってた授業のことを20何年ずっと覚えてるってことは、
ああ、これはすごいものだったんだなっていうのをふと。
スピーカー 3
なるほど、この3つ出すのを僕よくやりますね。
スピーカー 2
数2個だったらちょっと3つ目出ないかなみたいなことで発想することある。
スピーカー 1
だからそのさっきの3つのQなんかはすごく理にかなってるというか、3に1体も含めて3っていうところもあるし、
Qみたいな何々っていうフックもあるし。
スピーカー 3
制約がね。
スピーカー 1
ストーリーもあるし。
で、良いフックがある言葉はその後ずっと考えたくなってしまうっていうのがある。
なので、この後Qは何かなって。
僕、さっきのQの話に戻ると、ちょっと前まではクオート、引用の時代になってたんじゃないかな。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
意味性すら1回いなくなって、友達が良いって言ってたとかで、
みんなが見るものになるし。
もうそれも終わって次のQなんじゃないかとか。
スピーカー 3
俺に触れて飲み会で、今も人と話すときに話題にして。
面白いなあ。
スピーカー 1
ということで、学長の頭の中を少しだけ覗かしてもらえれば嬉しいです。
何がきっかけだったとかってあったりします?
スピーカー 2
いや、そこまで今の話を聞いて、こんなに覚えてるきっかけみたいなのはあんま思い浮かばないんですけど。
でも、そうだなあ。
なんか小学校の時の友達が、賢い友達が、
ノートにシンデレラをデフォルメしたやつ。
変な感じに面白く変えたやつを書いているのを見て、
こういう遊びはおもろいなって感じたのを今思い出しましたけど。
デフォルメって絵がデフォルメされてるんですか?
文章で書いてあるんですけど。
面白いなって思ったのを思い出したんですけど、今の問いに答えてることにはなるかどうかわからないけど。
僕の場合、楽天入って、目の前に初めてのネットショップにチャレンジをしている、試行錯誤をしている人たちが何千人とかいる環境なんですね。
しかも全員楽天のシステム使ってると、売り上げのとかアクセスの数字とかを見ようと思えばこっち側で裏側も見れてしまうみたいな。
そういう環境で毎日一緒に浸ってたので、
うまくいかない人とうまくいく人みたいなのが、戦略性持ちだとパターンみたいな目がかかってるから、
だんだんパターンみたいなのがあんなっていうのを暗黙地としてたまってきて、
その時に何か見て、例えば本読んだ時に、こういう言語化の仕方があるのかみたいな、思ってたことを言語化してくれるみたいな、
そういうのに出会うと、これめっちゃ心理だよなっていうか本質だよなと思って、
で、使わせていただいたり、ちょっとアレンジしたりとか。
アレンジするのの典型は、僕がいつもたまごちって言ってますけど、
お客さんからありがとう感謝の言葉を言われて、やる気になる魂のご馳走と言いますっていう風に、
小坂雄二さんっていう人の本に書いてあったんですよ。
本当これだと思って、その後僕はたまごちって勝手に略して、
店長さんたちと一緒にたまごちゲットみたいなやり取りをしてたんですけど、
その後小坂さんと対面できることになり、それこそ楽天ドリームっていう店舗さん向けの月刊誌を立ち上げた時に、
制作の協力してくれてる人が、コラムとか誰かに頼むコーナーとか作りますとか言われて、
それで中山さんが会いたい人とかリストを作ってもらっていいですかみたいなやつ、
スピーカー 1
あとやっぱりそのアウトプットをしなければいけない、僕もデザインをやってると、
グラフィックデザイン、普通の人はかっこいいっていうときに、
かっこいいってこれで言うってことは何の要素なんだとかありますし、
プログラミングもそこまでではないんですけど、
ウェブのコーディングのほうをずっとやってたので、
この共通のパーツは5回出てくるから、1個にモジュール化しよう。
そういう思想はすごいあったなって思いますね。
スピーカー 3
そうか、生きてますね。
スピーカー 1
あとは定義ですね。
スピーカー 3
定義は。
言葉もそうだし、人生とはって人生の定義を決めようみたいなことじゃないですか。
答え出てんじゃないってやつを改めて考えるとか、
前々回ぐらい青木さん出ていたときも、希望とはみたいな。
いやもう辞書に載ってるよってなるけど、もう一回ちょっと考えてみるみたいな。
自分なりの定義をするっていうのも、結構思考のプロセスだなっていう。
僕もコンピューターの世界も本当、コンピューターには人間が定義してあげないとコンピューターは動かないので、
定義するっていうのがこれもずっと思考の癖としてあるので、
スピーカー 2
やってきたなっていう感じですね。
スピーカー 1
ここ最近だと幸せに生きるとはっていうのをずっと考えて。
幸せに生きるってなんだって。
定義を一個作って自分の中でこれだってなってると、チューニング可能になるじゃないですか。
この要素が足りてないとか、これがあるとか。
スピーカー 3
あと定義を作るときに分解すると思うんですよね。
さっきのQの話だと、いわゆる三つのQに分解できるみたいな。
時代によってQが変わるっていうのは分解したってことだと思うんですね。
だから定義を作って分解するってことだと思うんですよ。
分解するってことはさっきの抽象の逆で、
一つのことからこれはこれとこれとこれに分解される。
だけどこの共通点はここであるっていうことを言うのが定義だとしたら、
定義付けこそ具体に落とすってことの一つのやり方みたいな感じはしてるので、
結局さっきのパターン化するのと定義付け化するのによって、
それが抽象と具体のちょうどいいところに落ちていくみたいな感じはしますよね。
考えるともう一個ぐらい何かありそうじゃないって、
二つか三つ考えたくないですね。
スピーカー 2
僕よくやるのは間違いのパターン、誤解のパターンっていうのをいっぱい集めておいて、
例えば誤解のパターンでわかりやすいところで言うと、
楽天市場に出展をするみたいなのって、
25年前の状態では楽天に広告を出す店を開くんじゃなくて、
楽天に載せてもらうみたいな、
そういう捉え方をする人が結構多くて、
その解釈、その誤解をしてると絶対うまくいかないから、
何もしないと何も起こらないみたいな。
楽天に5万払って広告載せてるのに効果がないみたいな、
そういう感じになっちゃうので、
その辺にお店一個出すのと同じですよ、
みたいな話をちゃんと最初にするっていうのをやったりするんですけど、
だからうまくいかない人がやりがちな誤解の、
これ、これ、これ、これ、そういうパターンを考えていって、
そうすると逆に外側がいくつか埋まってくると、
自然とその定義あたりのところがこう、
見えてくる。輪郭が埋まってくると見えてくる。
スピーカー 1
本体を描かない絵の描き方とかデスタインやってるときやりましたけど、
周りの影とか。
スピーカー 2
親指の周りを描きなさいみたいなやつね。
親指を描くなんて。
そういう、それはいいすごいよくやるな。
スピーカー 3
面白いな。輪郭を、要は外側を埋めたら、
ものがよく見えるってことですよね。
スピーカー 2
あるアクセサリーとかを作ってるお店の社長っていうか店長さんが、
スタッフが増えてきて、デザインを任そうと思って、
やってみるんだけど、全然うちらしいデザインっていうのが伝わらないって言って、
今までのうちのラインナップ見ればうちらしさわかると思うんだけどな、みたいな話をしてるんですけど、
ボツにしたやつがなんでダメだったのかっていうのを答えて、
スピーカー 3
たぶんうちらしさが伝わるのではないか。
スピーカー 2
ここにOBラインのね、あるんだなみたいなのを共有していかないと、
今までのラインナップのやつは全部フェアウェイのやつしかないわけで。
スピーカー 3
いや、それ、まさしく最初に田村さんがおっしゃった、正解はないけど解釈があるって話で、
これ僕らが若いプログラマーに教えるときに、こういうプログラム書けばいいですよっていうのは教えられないんですよね。
なぜなら、書き方なんて正解はいくつらでもあるから。
だけど、僕らの会社としてこういう書き方はダメですよってことは言えるんですよ。
なので、ダメなラインを排除していったら、1個の正解じゃない幅の広い正解をみんな身につけられる。
だけど正解がないからといって、何でもありかっていうとそんなことはない。
でもそれは会社としての解釈みたいなところになるので、僕らとしての解釈のラインはここですよみたいなのは、
そのOBラインは若い人に伝えていくところは僕らも意識してやってるから、