サンクコスト効果の影響
どうも、やだるい建築設計者の吉田よしはるです。大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動しています。どうぞよろしくお願いします。
皆さん、サンクコスト効果って知ってます?もしくはコンコルドの法則だったかな?知ってます。
日本語にすると、埋没費用って言うみたいで、過去にもう一回やってしまったもの、お金出したりとか、資金とか労力を過去に出してしまったものが、将来ダメな方向って分かってても、これだけ出したんだから突き進む。
もうダメだと分かってても突き進んじゃうみたいなね。そういう影響を与えてしまうっていうところのサンクコストなんですけど、明らかに道は間違えてるのに、過去の出した労力と費用で左右されちゃうみたいなやつですよね。
デザインのプロセス、設計とか案を練っているときって、それがめちゃめちゃ強いなっていうお話なんですよね。だから費用っていうより労力ですよね。
他の人は分かんないですけどね。私はいつになってもそれがずっと偏っちゃうんですよね。結局先に出したものは和が子じゃないですけどね。やっぱりかわいいんですよね。
やっぱりバイナーチェンジしてても、最初の方の案がある程度進んできた案っていうのは、なかなか取り下げにくい気持ちになっちゃうんですよね。
新しい情報が入って、新しい判断が入って、ダメかもしれないのについバイアスみたいなのがかかってしまって、ダメな方向に進んじゃうっていう傾向っていうのはクレイティブでもよくあるんだなと思うんですよね。
その時に、戻してくれるのは正常なところにね。もう今までやったことはしゃーないっていうので、戻してくれるのは第三者なんだなと思うんですよね。建築で言うと最低3社いると思うんですね。
設計する人とお金出すクライアントさんと、建ててくれる施工者さん。施工者さんとの関係性はそれほど上下関係ないんで、基本的にフラットなんで。クライアントさんはもちろんお金を払って仕事依頼してくれるので、お客さんなんでね。
その時にお客さんからダメ出しされた時に正常な状態に戻れるというので、施工者さんもそういうところを助言してもらうこともあるんですけど、そうやってやっと正常な方向というか、三コストから抜け出せるようなことになるんだなというので。
場合によっては別に上から目線じゃないですけど、どうしても設計の建築の話になるとクライアントさんのお客さんというのは建築の専門家じゃないので、お客さんの決定したことにちょっとうんと思ったりすることもあるんですけどね。
アイデアの議論
でも反対にそういったことも自分が違う方向へ行ってしまったら、正してくれるのもクライアントさんなんで、大事な存在でもあるんですけどね、そういった意味で。
もう一つね、クリエイティブならではかもしれないんですけど、この三コストがなぜ働くかというのをちょっと考えたんですけど、前までのことだけじゃなくて、三コストとは呼ばなくなるのか。
だから今までのこの案を執着するっていう意味では何で思うかって考えると、何かアイデアとか案を出した時にそれがいまいちだったというふうに言われた時にどうしてもちょっと冷静じゃない状態になってしまうと、つい作品を否定されているのに自分を否定されている気持ちになっちゃうんですよね。
ちゃんとそれはもう切り分けてちゃんと最初に自分に言い聞かせておかないとダメなんですけど、多分そこでそれが入っちゃうと興奮してしまうというか、余計だから押し通したくなるんですよね。
だからそれを認めてしまうと自分の否定を認めてしまうことになるんでね。それはなんかもう往々にしてあるなぁと思うんですね、それを控えてみると。
それがねちょっとね昔留学してたこともあって、ちょっとインターンでも設計事務所にいたんですけど、あれ結構ね、その時で思ったのは何かいろんな人がいたんですよ。
ヨーロッパのねドイツ人とかスペイン人とかポルトガル人とか、ディスカッションの時にねやっぱり向こうの人ディスカッションがうまい、議論がうまいのはなんかねそこがね働いてるのもあるんじゃないかなと思うんですよね。
だからその建築のあるアイディアに対して議論がした時に最初に出した人がそのアイディアがいまいちだったと。他の人からね。でそれをそんなに受け入れるんですよね。
そういう時それはねやっぱそれちゃんと切り分けてるんじゃないかなと。だからその自分のアイディア自体は良くなかったとはいうふうにはなるんけども、その発言したその人自体はね別に否定されるものではないっていうのがちゃんとわかってるんだなというのは
なんかね思ったんです。その時も思ったんですよね。ちゃんと分けれてるなぁみたいな。私はなんかねまだまだそこが判人前なんでしっかり議論の前に何を言われてるのか、だからアイディアをねちゃんと案に対して言われてるってちょっと意識しとかないと、つい自分のこと言われてるのかなと思っちゃうんですよね。
そうなるとね、なんかそういうふうに思っちゃうと議論が全然違う方向に行っちゃうんで気をつけないといけないんですよね。何のうちもない話でしたけど今日はなんかそんなクリエイティブのところでのサンクコストとか。
2つ目は違いましたけどね、なんかそういうアイディアを変える時のお話をさせていただきました。今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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