発言の違いと課題
この番組は、つながりの場を作る建築設計事務所の代表が、日々の設計やまちづくり活動についてお話ししています。
皆さんは、ミーティングとかディスカッションの時に、2、3人はちょっと置いておいて、4人もかな、5人以上集まった時に、
よく発言してくれる人と、少し発言する人と、全く発言しない人と、別れるじゃないですか。
みんなが満遍なく話すっていうのは、なかなか日本ではレアだと思うんですよね。
今、学生たちと一緒に設計をしている中で、もちろんディスカッションっていうのが、最近ちょっと特に大事だなと思ってきてるんですよね。
だから話して、対話していって、作り上げていかないと、なかなかいいものってできないんじゃないかなというふうに思ってるんですね。
一部の人が決めて、トップダウンで物事を決めて、作業させるっていう方法もあるんですけど、
それはちょっと違うんじゃないかなと。時代的にもね。うちのグループの性質的にも。
この2つちょっと考えていることがあって、それをちょっと聞いてほしいんですけど、
1つは喋らない人をどうするかっていうことと、喋りすぎる人をどうするかっていうこの2つなんですよね。
学生とやってるっていう手前、仕事の会議とはまだ性質違うと思うんですよね。
やっぱり学生でやってるということは、もちろん学びでやってるわけで、
黙っているっていうのは、やっぱりその子自身の成長からするともちろん良くないですね。
何か発言するためにしないといけないので、ディスカッションは。
学生の発言の促進
そのトレーニングでもあると思うんですよね。そこをどこまで促すかなんですね。
来るっていうことは、来たくて来てるはずなんですよね。これ授業じゃないんで。
でも話を振ると喋れないんですね。ちょっと考え込んでしまって、なかなか言葉が出てこないんですよね。
それは内容が難しいとか、もちろん人前で話すのが苦手とかね。
いろいろ理由はあると思うんですけど、でもそれでもやらなきゃいけないと思うんですね。この道に進むならば。
そこをちょっと反対に言うと、ドライにというか、そんなに無理に無理地させなくてもいいじゃないかという考えもあると思うし。
このあたりがね、ちょっと答えがわかんないんですよね。何がいいか。
一番はだから、彼らにあまり発言しない人にとってね。
か、発言しない、いやチーム全体かな?して、どっちがメリットなのかなと悩むんでね。
もしくは発言させるにしても、言い方の問題があるのかどうかとかね。
一つがそうなんですけど、反対に喋り、よく発言してくれる子もいるんで。
うち特有の問題なんですけど、よく発言してくれる子はOGなんですよね。
卒業生なんで、その人は社会人員経験もあるんで、だから他のメンバーよりかはいくつか年上だし、働いた経験もあるので、
比較的学生からすれば便が立つし、そういう経験も慣れてるし、
もちろん卒業生なんで、建築の知識も他の学生よりかはあるという状態も含めあると思うんですけど、
よく喋ってくれるんですね。
もちろん沈黙よりも会話が弾むっていうのは良いんですけど、結構独断状になってしまう時があるんですね。
私とその子しか喋ってない状態になって、周りが聞いてしまう状態になっちゃうということになる。
話を振っても、学生に振っても、2、3人喋ったらまたその子が中心に喋っちゃうという状態になってるんですね。
これも同じで、これ止めるべきか止めないべきか、2つあって、チームで作るからには、
話すのが得意、不得意っていうのがあるので、そのペースを少し考えて、チームで考えないといけないので、
話すのが遅くても、考えて話すにしても、それは待ってあげないというチームというのが一つと、もう一つは反対に、
そういったことを遮らないように注意しないといけないのかなと思ったりもする。
自然の節理みたいな感じ。
強い人をそのまま強くしとけば、よく喋る人、強い人が強いっていうのが自然の節理。
弱い、よく喋れない。弱い人は弱い。
よく喋らないのが弱いって表現するのがいいかというかわかんないですけど、
そのままだからそれを変えずにやるっていう方法も一つだと思うんですね。
アイデア募集と相談の提案
お互いに無理にしないと。よく喋る人は抑制する必要もないし、喋らない子は喋るように促すこともない。
悩ましいですね。それがどういう結果に影響するかっていうところもあります。
やっぱり本当に若いんで、私の立場からすると化けさせないといけないんじゃないかなと思うんですね。成長させて。
せっかく来てるんだからっていう意味ではコントロールしないといけない。
現役を大事にしないといけない。悩む。悩むばかりで今日終わっちゃいました。
どうですか?ここのあたりは皆さんの意見も聞きたいんですけどね。
学生のグループを組んでる時にチームとしてやりたいんだけども、
その発言する差が大きい時にどうするか。
ある程度話を、それこそそれがみんなでやることが大事だっていう話をして、
まんべんなく話せる機会を作るように持っていくのか、
自然に任せて喋る人は喋らせて、喋らない人は喋らないという風に任せてしまうか。
場の空気を場の空気に任せてしまうか。
もしくは私が想像してない、できないところの案があるのかわからないので、
ぜひこれ聞いてくださった方は、こういう風に進めたらどうですか?
チームプレイでね。特に若い人たちが入る場合。
違う視点からでもいいんですけど、教えてほしいなと思うんですよね。
これめちゃめちゃ悩むんですよね。
今年は頑張ってる学生が何人かいてくれるので、
試行錯誤的に昨日もね、やり方をどうするかっていう話をしてたりもするんですけどね。
まだまだ私の経験値が足りないなぁと感じさせるところですよね。
とりあえずはちょっとね、まずはみんなに、
みんなが均等にはないにせよ、やっぱり喋る機会がある。
喋る義務かな。義務を負うようなレベルで、やっぱり少しでも喋る。
多く喋りすぎる人はちょっと譲るという風に進めたいなと思ってですね。
そうやって話をしようとは思ってます。
なんかあれば、いいアイディア、ぜひともあれば教えてほしいなと思います。
最後に2つお知らせをさせていただきたいと思います。
1つ目は建築や街づくりのことで話してほしいテーマを募集します。
概要欄のところにホームのリンクを貼ってますので、そこからアクしてメッセージいただければ嬉しいです。
DMでもコメントでも、どこでもいいんですけどね、やりやすいところで言っていただけると嬉しいです。
もう1つは大阪の梅田というところのカフェで個別の設計相談をやっています。
費用はかからなくて、相談者さんのカフェ代だけになります。
気軽に相談できるってなかなかないかなと思って、
お店を持ちたいとかリノベーションしたいとかそういったときに参考になるかなと、
頭の整理がつくかなと思うので、ぜひ利用してもらったらいいなと思ってます。
こちらは事前の申し込みが必要になります。
同じように概要欄のところにリンクを貼ってますので、そこからお申し込みください。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
ヤドリ建築設計者はこの放送の他に、ノート、インスタグラム、スレッドでも発信しています。
プロフィール欄にリンクを載せていますので、ぜひアクセスしてみてください。
ではまた次回もよろしくお願いします。