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2025-03-18 12:23

職人さんが減ってDIYが増える

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プロとアマの違い
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職人さんが減ってDIYが増える

#ヤドリギ建築設計舎
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00:05
どうも、宿木建築設計者の吉田秀栄です。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動をしています。
設計やまちづくりでの過程、思いを届けていきます。
どうぞよろしくお願いします。
いろんなところで、プロとアマの違いみたいな話題になることがあると思うんですけど、
いろんな人がその違いをいろいろ話してるじゃないですか。
それ、分野によってちょっと違う気もするんですけど、
ふとそれちょっと思うことがあって、
私は結構料理するのが好きな方で、
うまいかどうかを置いておいてやるのが好きなんですね。
冷飯ご飯とか、好きなものを作るんですけど、
自分が作りたいものを作ってるだけなんですけどね。
あとはある材料で何にしようかなみたいな、考えるの大好きなんですけど、
これなんで好きか、なんで好きかってちょっと変です。
料理するのが、なんていうのかな、料理もクリエイティブの一つじゃないですか。
普段仕事で設計デザインするとか、プロダクトデザインとか製作するって、
これもクリエイティブなことなんですけど、
好きさが違うというか。
その大きな差は、さっきの話で言った、好きなようにできるみたいなのが料理。
建築の設計が嫌いとか、プロダクト嫌いっていうわけじゃないんですけど、
好きな度合いじゃないな、好きなベクトルが違うというか、
それがプロとアマの違いじゃないかっていう。
だから料理は別にお金もらってるわけじゃないので、好き勝手作れるし、
みんなが美味しいって、家族が美味しいって言ってくれるから、
それだけで嬉しいなみたいなだけで終わりますけど、
仕事をしようとすると、どうしてもお客さんがいて、
買ってもらわないと仕事にならないし、評価してもらわないと次に進めないし、
みたいな世界なので、100%好き勝手にするっていうわけにはいかない。
だから設計するとかデザインすることは大好きだけども、
誰かのために、それを言うと誰かと一緒ですね。
お金をもらってプロとしてやることの楽しさっていうのが、
それぞれ違うなとちょっとふと思いました。
今日は職人さんが今じゃないか、もう10年とか20年単位で減ってきているということと、
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減ってきてどうなっていくかっていうお話をしたいなと思います。
ちょっとネガティブなお話なんですけどね。
なんで職人さんが減っているかというと、
まずは需要と供給で、需要がないから減ってきている。
需要がなくなってきて減ってきたけどやっぱり需要が出てきたけど成り手がいないとかじゃなくてね。
一定ずっと需要ある状態なんですね。
ただ職人さんの給料ってそんな上がってないみたいなんですよ。
私のいろんな身の回りの現場監督さんから話聞くところによるとね、そんなに給料上がってないと。
の割には、例えば若い人が何か特殊な知識もない、
例えばいい大学も出てるわけじゃないとかね、
もうちょっと勉強そんな苦手だみたいな人が、
例えば職人さん、技術がね、腕一本で技術つければ食っていける。
手に食ってやつですよね。
っていう選択肢しかなかったらみんななってたと思うんですね、昔は。
ただ今はいろんな仕事があって、なかなか割に合わないと。
職人さんめちゃめちゃ現場ってもう本当に気候に左右されるし、
重たいものは持たないといけないし。
出だしは安いんですね、職人さんって。
もちろんできることが少ないんでね。
の割には力仕事が多いから、
こんだけしんどい思いしてこんだけの給料か、みたいなね。
で、覚えていけばどんどん上がっていくんですけど、
他の仕事もどんどんできることも今は出てきて、
やっぱり人気がないと。
だから割に合わないっていうことで、
若い人からあんまりなり手がいないんですよね。
もちろんお金とは別にね、
職人さん、仕事の魅力でなってくれる人はいるので、
もちろんゼロではないんですけど、
あとは家がそうだからね、
引き継いでやるとかね、
お父さんを継いでやるっていうのもあると思うし、
ただやっぱ減ってると、それじゃあね。
で、これからどうなるかっていうと、
今ね、その問題が前から出てるので、
数十年単位前からね、単位で減ってきてるから、
これから職人さんは減るだろうというのはずっと出てたんで、
建材メーカー、つまりパナソニックさんもそうだけど、
東東さんとか、三月さんとか、リクシルさんとか、
そういう建物に関する部品というかね、
材料を製造、販売してるメーカーさんが、
比較的職人の技術が低くても、
施工できるような商品をどんどん開発してるんですね。
06:03
だから例えば左官職人さんだったら、
左官はすごい熟練するのに時間がかかるので、
成り手が少ない。
増やそうとしても、だからすごい時間がかかるので、
成り手も少ないんですよね。
今から育てても時間がかかるし、
左官がやってくれる人が少ないとなれば、
左官長の何かの建材を作るという感じですよね。
そういったものがどんどん普及してきてると。
もちろんこれデメリットもあって、
やっぱり簡単に施工できるということは、
できる幅ってめちゃめちゃ狭いし、
応用が効かないというかね、
その建材はこういう使い方しかできないみたいな風になっちゃうので、
特殊な形とかデザインというのは難しくなっちゃうんですよね。
なので結構平準化するっていうんですかね。
どこも同じようなデザインになってしまうようになってしまうと思うんですね。
それしか残らなくなってしまうと。
さらにこれから進むとどうなるかっていうのは、
ちょっとわかんないんですけど、
ちょっと想像するに、
今は職人さんでも、
比較的ちょっと経験の浅い職人さんでもできるということが、
すでにあるんですけどね。
一般の人でもできるような建材がどんどん増えてくるという風になると思うんですよね。
床とかフローリングシートみたいなのとか、
一般の人でも貼れるよとか敷けるよみたいなものもあるし、
壁紙もあるから簡単に貼れるってやつもありますよね。
どんどんそういうのが増えてくるんじゃないかと思うんですよね。
これが単に建物を建てる。
例えば最後の仕上げとか、
もちろん職人さんじゃないと絶対できないことっていうのはあるので、
それはやってもらわないといけない。
もしくは資格がいるやつもありますもんね。
資格がないと施工できないものもあるので、
それは仕組みで何とも、
パーツを作りやすくしてもそれは無理でっていうのも置いといて。
ある程度職人さんたちが作り上げたものに、
あと残りちょっとのところで、
そこを住むとか使うお客さんが施工していくみたいな。
そんな風になっていくかもしれないですね。
そうなると、ちょっと想像すると、
デザインの良し悪しも去ることながら、
ちょっと寂しい感じしますよね。
経緯からするともそうですけどね。
デザインの幅も狭まるので、
ちょっと設計するものとしては、
すごいちょっといろいろ考えるんですけど、
ただ今ね、時代の流れに穴があうことはできないんで、
どうするかってちょっと考えることはあるんですよね。
今はね、まだ私の周りでこういう施工をしたいってなったら、
09:03
こういう設計してこういうデザインしたいって言った時に、
職人さんが集まらないっていうことはないんで、
実際はその状態に直面はしてないんですけど、
これからはね、ちょっとそれ考えていかないといけないなっていうのを、
頭の中で考えてばっかりなんですけど、
その時に、職人さんと一緒に作ると。
住む人がとか、そこを使う人がね、
一緒に作り上げていくっていうのなら、
それはそれでちょっと手を加えることによって思い入れも出てくるし、
それはそれで住む人が、使う人がね、
職人さんとか設計者に任せっきりで完成して使うっていうんじゃなくて、
それはそれでいいんじゃないかなと思うんですね。
自分たちの手を加えるみたいな。
ただ一緒にやるってなったら職人さんめっちゃ嫌がりますけどね。
職人さんめちゃくちゃ手が早いんで、
チャッチャチャッチャ作っていくのに、
横でゆっくりやられたら進まないから、
でもお客さんだしなみたいな。
ちょっとやりにくいだろうから、
それはそれでちゃんと仕組みを考えないと、
単に現場に一般のお客さんを放り込んだら、
それはそれで時間かかってわちゃわちゃして、
全然良くないんで、
それはそれでちゃんと仕組みを作らないといけないと思うんですけど、
そんなことをちょっとやっていかないといけないけど、
それはお客さんの理解度も必要だから、
実際どう試すかはちょっと悩まない。
できるかどうかわかんないですけどね。
ただそういう時代になるというか、
そうやって職人さんがどんどん減ってきて、
作れる人がだいぶ減ってきた時にどうするかという時には、
やっぱりもうちょっと原始的な考え方に戻って、
みんなで作ろうみたいな。
でも職人さんにしか頼めないところはちゃんと頼んで、
できるところはみんなでやろうぜみたいな。
そんな感じでやったら、
職人さんが減るっていうのは問題ではあるんですけど、
また違う可能性も出てくるかと思うので、
その辺りを考えていきたいというか、
考えても仕方がないからやっていきたいんですけどね。
そういった理解のある人と一緒に、
そういうのも試験的にやってみたいなと思ってます。
というわけで今日は職人さんが減ってきたら、
DIYってやつですよね。
お客さんの方でDIYがどんだけ進んでいくかなみたいな。
進んでいった先には、
どんな楽しいことになるかっていう風に、
どうやって持っていけるかみたいなことを、
ちょっとお話しさせてもらいました。
12:00
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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また次回もよろしくお願いします。
12:23

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