1. 建築設計とまちづくりの日々
  2. 必要な無駄なこと
2025-03-13 13:43

必要な無駄なこと

1.Small talk()
奈良県、今井町に建物見学してきました
2.Main theme()
必要な無駄なこと

便利な道具や仕組みのおかげで一人でできることが
多くなりました。
便利になることはとてもいいことですが、
何でもかんでも便利がいいというわけでは
ないと思っています。
ずっと考えていたことを言語化してみようと
収録してみました。
今日も聞いていただきありがとうございます。

#ヤドリギ建築設計舎
#ヒロマチ
#必要な無駄なこと
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00:06
どうも、ヤデルギ建築設計者の吉田よしはるです。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動しています。
設計やまちづくりでの過程、思いを届けていきます。
どうぞよろしくお願いします。
ちょうど昨日、建物探訪に学生たちと一緒に行ってきまして、
いつも行くときは、私が引率して建物の概要の説明とか、
どういうところを見たらいいかという話を学生にするんですけど、
今回は奈良県の柏市の今井町というところに、
伝統建築群といって、古くからある町や民家とかを保存して、
今も住んだりとか、お店やったりしているところもあるんですけど、
しているこの地区があるんですね。
そこを見に行こうというので、ひろまちのメンバーの別の先生に引率してもらって、
私も行ったんですけど、引率される側で聞きに行ったんですけどね。
その先生は元々学生時代から伝統建築の専門だったんで、
仕事でも昔は伝統建築を保存じゃないか、保存もするんですけど、
どういう風に活かしていくかというようなことをやったりしておられた方なので、
私が専門外だったんで、なかなか面白かったですね。
学生時代は先生に連れられて、そういうのを見に行くことがあったんですけど、
久しぶりに引率してもらえる側になって、めちゃめちゃ面白かった。
気になることは聞けばいいし、見たいのを見とけばいいじゃないですか。
引率する側になると、こういうことを説明してあげた方がいいなとか、
次の時間帯とか回るルートとか、いろいろ考えないといけないんですけど、
昨日は何も考えずに。
ちょっと考えたかっていうのは、学生にとって聞いといた方がいいかなと思うことは、
そのまま言うよりも、なるべく先生の方から言ってもらえるような質問をしたりとか、
そこらへんはちょっと考えたりはしましたけど、面白かったです。
ただ問題が、そこもね、そういう伝統建築のところも、
いろいろ問題があるというか、課題を抱えていて、
維持、重要文化財とかそういうものに指定されていても、
03:05
一定補助金は出るものの、維持するのを、見た目をですね、
建物として維持するのには、やっぱりちょっと限界があるというか、
補助金だけで、やっぱり住んでる方の持ち出しがそれなりにあるというところなんですね。
もちろんね、普通の住宅だって、維持管理には一定のお金がかかるので、
それはそれで仕方ないところなんですけど、
ああいうこの伝統建築に住むって、やっぱり隙間が多いので、
多分夏暑くて冬寒いんですよ。
それでいいと思って、もちろん建物としては超素敵な建物なんで、
いいと思って住んでる方はいいと思うんですけど、
あれちょっと難しいのは、
代々受け継いだ家だから住まないといけないけど、
もっと現代の設備を入れた住まいにしたいと思っている人は、
やっぱりちょっと辛いみたいですね。
でも補助金だけでおまかなが維持管理費も出さないといけないけど、
自分はこんな生活スタイルちょっとどうかなというかちょっと嫌だなと思っているのに、
みたいなところがあったり、
というのは何割かは聞いてないという方も調査してないと思うんですけど、
そういうところがあったりとか、
反対だから維持するのも大変だから引っ越してしまって、
住まない、所有はしてるけどあんまり手入れはしてなくて、
ちょっと朽ちてしまっている建物もいくつかあって、
やっぱりそれは持ち主さんだけじゃなくて、
行政とかのバックアップもしてると思うんですけど、
もっと積極的にしていかないといけないみたいな、
だからバックアップはしてるけどうまく回らずに、
やっぱり一部の建物は老朽化がひどくて、
なかなか古くちょっと朽ちてきた時に早めに手入れてたらそんなにお金かかんないんだけど、
かなりだいぶ老朽化が激しくなって、
かなり手こ入れしないといけないという場合は、
結構コストもすごいかかってきてしまうんで、
そのあたり住む人とか、
そういった場所で店舗、お店やりたい、飲食店やりたいとか、
物販やりたいみたいな人がうまくマッチングが、
もっと進めばいいなと思いながら、
建物は建物で面白かったんですけど、
いろんな課題があるなと思って、
本当に学びの多い一日でした。
今日は必要な無駄なことみたいな話をしたいなと思ってます。
ずっと考えてることで、
ただ言語化してアウトプットしてないので、
このワークショップでちょっと思ったことがあって、
06:03
一度考えてることを喋ってみたいなというので、
今日は今収録してます。
必要な無駄なことなので、無駄なことではないんですけど、
その反対側の場所っていうのは、
便利っていうところだと思うんですよね。
言葉の意味合いは置いておいて、
便利の反対の部分っていうのが、
とにかく大事だなっていうことをちょっと思っていて、
この前のワークショップで、
何回か前のこのスタイフでもお話ししたところなんですけど、
被っちゃうんですけど、
クリエイティブなロボットを作る手作業で、
何かものを作るっていう時に、
子供がこれを良しとして作っているのに、
それを見ている親御さんとか保護者さんが、
ちょっとこれ違うとしたらどう?みたいなことを言っちゃうっていう。
もうちょっと目の位置ずらした方がいいんじゃない?みたいな。
これってある種の無駄なことっていうか、
もうほっといていいことなんですよね。
子供が上手いこといかなかったらアドバイスしてあげたらいいのに、
上手いこと言っているっていうか、本人は納得して進めているのに、
途中で話しするっていうね。
それが大事だなっていうか、
それに対して子供も反応するっていうのは、
その時に限らずね、
答えのないものに日々話し合っていくっていうのは、
本当に大事だなというのが。
便利になってくると、そういうのがどんどんなくなってくると思うんですよね。
例えばこういうロボットを作ろうっていうのを、
iPadとかでそんなアプリありそうじゃないですか。
ロボットの顔をパーツで作ろうみたいな。
そしたら綺麗にデジタルで作ると、
めちゃめちゃ綺麗に仕上がるじゃないですか。
揃う。綺麗に揃うじゃないですか。
うちの子供もiPadのゲームでパズルとかあるんですけど、
ちょっとパズルのピースを近づけただけでピッタリいくんですよ。
で、実際のパズルやるとちょっとずれてたら、
ハマらないことに子供は首をかしげるみたいな。
で、ちょっと話が脱線しましたね。
とにかくそういう会話っていうのが、
クリエイティブとかアナログなところの会話っていうのが、
便利じゃないところに会話があって、
そこが大事なコミュニケーションの一つなんじゃないかなというのが
ちょっと思ってたんですけど、
もう一つ、それはそれで一つあって、
もう一つ、私が街づくりとか建築の設計をする中で
思ったことがさらにあって、
この前ワークショップの終わって片付けしてる時に、
09:03
お客さんのカバン入れてもらうために、
このカバン入れを持って行ってたんですね。
なんだろう、ソフトビニールっていうんですかね。
ちょっと柔らかいビニール状のものっていうと、
もうそのまんまなんですけど、
飲食店でもあるじゃないですか、
カフェとか行ったら、
ここカバン入れを使いくださいみたいな床に箱を置いてくれるやつ。
ちょっとプラスチックみたいなものでできてて、
でもちょっと柔らかいみたいな。
あれを持って行ってたんですけど、
あれを二つ持って行って、
箱がまっすぐ立ち上がってるんじゃなくて、
上に向かって行くと口が広がってるんですね。
つまり重ねることができるっていうことなんですよ。
それ重ねて持って帰ってきたら、
抜けないっていうね、ぴったりはまっちゃって、
どうやっても抜けなくて、力でも抜けないし、
ちょっと斜めになると抜けないから、
左右ちょっとずらしながら、
一生懸命やるんですけど、
とにかく抜けなくて。
結局もう一人の地下地は抜けないから、
妻に頼んで、両方ね、
妻が一個の箱、もう一個の箱を私が持って、
せーのでって引っ張るかっていう話して、
ちょっと軽く持っただけでするって抜けちゃったんですよ。
なんじゃこりゃみたいな。
そういうことってあるあるかもしれないんですけど、
その時に妻も抜くのに苦戦して、
私も苦戦して、
結果一緒に持っただけでするって抜けちゃったっていうので、
その時ちょっと笑ってたんですけど、
なんかそういうもの、
つまりそのプロダクト、
そのビニールの、
カバン入れにしてたビニールの箱が、
もうちょっと形を工夫すれば、
多分上手く抜けるはずなんですよ。
で、なると、
それは便利になるんですけど、
今みたいな、
二人で一緒にやるっていうことがなくなっちゃうじゃないですか。
でもそういったことの積み重ねっていう、
二人でね、
二人じゃなくてもいいんですよ、
三人でも四人でも、
一緒に何かしないと成立しないことっていうのが、
存在しないと生活でダメなんじゃないかなみたいな。
それは建築の中でもそうなんだと思うんですよね。
だから一人で便利で、
解決してしまう道具は便利で、
便利は便利でいいんですけど、
全部がそうじゃなくて、
中にはね、
そういう便利に相手せずに、
ちょっと不便さを残すっていう。
で、どうやっても一人じゃできないみたいな。
誰かの手を借りないと、
それはこなせないみたいな。
扉を二人で、
冒険者とかでもありそうですよね。
二人一斉のじゃないと扉が開かないみたいな。
それは法令的に問題があるかもしれないんですけど、
そういったね、
一人じゃできない、
そしてそれができないのが不便なことっていうのが、
やっぱり一定数残していくっていうのが、
12:00
コミュニケーションの中で大事なんじゃないかなと。
何話したらいいか分からないっていうのがあるじゃないですか。
でもそれだと、
やらざるを得ないんだから頼むしかないみたいな。
共通のものがあるから、
わざわざ考えなくてもコミュニケーションが取れるみたいな。
そしてそんな仕掛けを今度、
5月11日のマルシェではそんな仕掛け作れるか分からないんですけど、
それをちょっとプロトタイプ的に何かで表現したいなと思ってます。
今日はね、
すいません、
ちょっと考えていることをまとめながら喋ったので、
ちょっとオチが、
いつもオチないですけどね。
そんなことを考えています。
本当に言葉とか文章だけだと、
分かる方もいれば分からない方もいるので、
最後は形でこういうことだよっていうものをどこかで示したい。
示す機会はいっぱいあるので、
今回ね、
特に広町でもあるし、
設計の場面でも、
設計はちょっと提案してどうなるかにもよりますけど、
それで発表できる場があるので、
どこかでそんなことも踏まえながら仕組みを考えていきたいなと思っています。
というわけで、
今回も最後まで聞いてくださってありがとうございます。
ヤドリ建築設計社では、
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ぜひアクセスしてみてください。
また次回もよろしくお願いいたします。
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