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どうも、リアデルギー建築設計者の吉田よしはるです。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに、建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動しています。
設計やまちづくりでの過程、思いを届けていきます。どうぞよろしくお願いします。
今日は、設計で出来上がった建築で、完璧なものはないというお話なんですけど、
この前、大阪市内で人と会っていて、夕方なんですけど、
久しぶりで、大阪市から市内から家に帰るのって、
その時バイクだったんですけど、夕方ってめちゃめちゃ混むんですよ。
ビジネス街なので、一般的な汽車時間というのは、
道混むので嫌なんですけど、まあ、しゃあないんですけどね。
前、大阪市内で事務所があった時は、バイクで帰る時は決まったルートがあるんですね。
とにかく、新美堂という専用道路の部分があるんですけど、
とにかくそこに乗りたいんですよ。
そこに乗ったら、信号なくずっと北上できるので、
まずそこに乗るのが目的なんですけど、
事務所を昔、大阪市内にあった時は、決まったルートがある。
で、この前帰る時は、Googleナビ見たら、
それとはちょっと違ってて、迂回するような形になってたんですよ。
というのも、あるところの信号が、とにかく早く変わっちゃうんで、
すぐ赤になっちゃうんですよ。青の時間が短くて。
で、いつもそこが夕方になってくると混むんで、
そこを避けるように迂回するようなGoogleナビが出たんですね。
で、ナビ見たら、そこの迂回も赤くなっていて、混んでそうなんですけどね。
そっちの方がマシなんかなと思いながら、それで行くかと思って行ったんですね。
ただ、思った以上に混んでて、そのルートを行こうとすると、
3車線のうちに、一番左の車線に入っておかないとダメなんですけど、
タイミングを逃して入れなかったんですね。
そこらへんはちょっと無理に入るか、一瞬悩んだんですけど、危ないしやめとこうと思って、
諦めて、そこのルートは諦めたんですね。
その乗りたい新見堂っていうのは、別に今の2つのルートじゃなくても、いくつかあるんですね。
乗り口がいくつかあるので。
諦めて、もう一つの頭の中で知っている道を行ったんですけど、
結果早かったのか分からなかったんですけど、そんなに混んでもなくて、
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ススッと行けたんで、早かったのかな?ちょっと分からないですけどね。
ただ、混んでる方はノロノロ運転しないといけないじゃないですか。
ミッション車の人は分かると思うんですけど、バイクも半蔵でトロトロ行かないといけないんで、
そんなのがなくて楽だったんですね。
この道もありかなと思ったり、久々の道で新しい店見つけたりとかね、
いろんな景色が見れたりもしたんですけど、
それを振り返ってみると、そそくさと2つのルートは諦めたんですけど、
もしかすると、人によると、自分の状況によると、
例えば疲れてたりとかしたら、絶対いつも帰っている道のルートじゃないとか、
Googleマップで調べたルートで、このルートで帰るって決めたんだから、
それを支手しないといけない、みたいな気持ちになると、
それがうまいこといかないと、ちょっとイライラするじゃないですか。
だいたい疲れてる時ってそういう思考になりそうなんですけど、
昨日は疲れてなかったんでしょうね。
だからまぁいっかみたいな感じで、最終的に違うルートになったんですけど、
それはそれでアリだなぁみたいな感じで、
結果親身道には乗れましたしね。
目的は親身道に乗るっていうのが目的だったんで、
それ乗ったらスーッと帰れるんでね。
だから目的は果たしたし、良かったなと思うんですけど、
そこからあんまりこうじゃないとって、
あんまりガチガチに物事は決めない方がいいなと、
考えて動かない方がいいなと思ってたんですけど、
設計でもよくあって、
やっぱり私たち設計する側も、
設計を依頼したお客さんの方もそうなんですけど、
やっぱり完璧なものっていうのは難しいんですね。かなり。
それは予算の壁があるのか、法律の壁もあるのか、
あとは物理的な問題もあったりすると思うんですね。
予算はわかりますね。
法律っていうのもこういうデザインにしたいと思っても、
法律的にそれは許されない場合もあります。
それは危ないっていうので規定されているものは、
やっぱりそれはできないこともあるし、
物理的な壁っていうのは、
例えばすごい薄い床を作りたいとか、
例えば渡り廊下があったら、
その渡り廊下をすごい薄い華奢な感じにしたいって言っても、
人が乗ったら壊れてしまったら意味がないんで、
やっぱり物理的にある程度の厚みがいりますよね。
っていうのでできないこともあるし、スペースの問題もありますよね。
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こんなんしたいと思ってても、
それだけの広さがなければ作れないので、
そういったいろんな壁があって、
その中を飼いくぐっていかないといけないんですけど、
その飼いくぐる中で、やっぱりどこかでは、
最初の思ってたこととかに折り合いをつけて、
どこかで落とし所っていうのが必要になってくるんですね。
ただそれがさっきの話でいうと、
じゃあそうなってしまったから残念なことだとかね、
ベストな回答じゃなかったから良くなかったみたいな、
マイナスにならずに、
それはそれでまた別の発見があると思うんですね。
だからAという方法でやりたかったけども、
どこかでさっきの壁に立ちはだかって、
例えばBの案になった、Cの案になった、
になってもそれはCはCの良さ、BはBの良さがあるんですよね。
だからそのあたりはあんまりがっかりせずにというか、
気にせずに、それで良い答えになっているはずなので、
そんな気持ちで設計する側も、
頼むお客さんの側もそういう気持ちでやると、
多分どんな建物になっても、
作って良かったなということになると思うんですね。
それがどうしても最初決めたものがこれだから、
これでやりたい、Aでやりたいと思っているんだから、
必ずAじゃないと嫌です、みたいなことになっちゃうと、
Bになった時の悲しさとか苛立ちみたいなのが出てくるので、
そのあたりはあまり近くで見ずに、
一歩下がっていろんな物事を見ていくと、
いろんなものが見えてくる。
Aの案に対してももっと客観的に見れたりもするので、
そのあたり本当に広い目で見れたらいいかなと思うし、
お客さんに対してはそういう形で説明とか案内していきたいなと思っています。
今日は別の道を行った時に思った感情からお話をしたんですけど、
違うルートで行っても最終目的さえ果たせれば、
どんなルートで行ってもそれはそれで別の発見がある、
みたいなお話をさせていただきました。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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