地域とのつながりを深める
つながりが濃くなる空間づくりを目指しています。
宿木建築設計者、まちづくり集団広町代表の吉田秀晴です。
どうぞよろしくお願いします。
昨日、新しいまちづくりの広町のプロジェクトで、
今度は、美濃のNPOさんとコラボというか、依頼というか、一緒にやるのかな、形でベンチを作るんですね。
コミュニティのみんなが、地域の人たちが座りたくなるようなベンチとか、居場所みたいなものをちょっとデザインして提案して作っていくというプロジェクトが始まるんですけど、
それの中で、昨日が初顔合わせだったんですよ。
NPOさんがやっているプロジェクトで、みんなで地域の人たちでご飯食べようっていうのがあって、
それに参加させてもらいながら、皆さんの意見を聞くという、昨日は初回だったんですよ。
キックオフミーティングみたいな感じですよね。
その時の、今日はお話になります。
今年のチームは、結構みんな積極的なんですよね。
知らない人にも、知らない人というか、初めて会う人にも物落ちせずに、
どんどん質問したり、絡んだりして、
大きいテーブルを長くしたダイニングテーブルを縦につなげて、長細くしてみんなで食べるんですけど、
去年もやってるんですけど、座り方も結構面白くて、
その前に長いテーブルに椅子が並んでるじゃないですか、一列にね。
どこ座るかって話になるんですけど、学生は結構早いんですよ、到着するのが。
6時30分から始まるので、ちゃんとその前には着くんですね。
ただ、皆さん地域の人たちってお仕事してるとか、いろんな関係があって、だいたいぼちぼち来る感じなんですよ。
6時半からは始まってはいるんですけど、集まるのは適当に始まっていくんです。
だんだんワイワイしてくるみたいな始まりなんですよ。
いつも学生たちはもちろんこの時間から始まるっていうことだから、ちゃんと時間前に来るんですよね。
そしたら席に誰も座ってないんですよ。
どこに座るかっていうので、席は自由なんで、もちろん、
昨日まで上座下座あるんですか?って聞いた学生も偉い学生いるんですけど、
そんなんもなくて、自由に本当に座っていいんですね。
誰々の席ってないんですよ。
去年とかは、これ普通だと思うんですけど、みんな固まるんですよね、学生たちが端っこに。
5人来たら5人固まっちゃうんですよ。
それあまり良くないじゃないですか。
地域の人の希望とか意見とかお話を聞いて、こういうのを提案しますっていう時に、
それぞれ座る場所が島になっちゃうと、対立みたいな座り方になるじゃないですか。
それは良くないと思うんですよね。
合コンみたいな感じで、ミックスするっていうのがいいと思うんですよ。
どこどこが学生で、どこどこが地域の人っていうふうに別れるんじゃなくて、対面するんじゃなくて。
ザクバラに話ししようとするとミックスで、隣は学生じゃなくて、
学生がそこ座ったら隣は地域の人が座って話しできるっていうのが理想だと思うんですよね。
それが毎年、毎回言うんですけど、だいたいみんな座らないんですよね。恥ずかしいって言って。
聞くことの重要性
昨日は軽く言っただけで、確かにそうですよねみたいな。
いろんな人の話を聞こうと思ったら、やっぱりバラバラに座った方がいいですよねっていうふうに学生が言ったんですよ。
他の学生もそれに賛同して、とにかくバラけて座ったんですね。
とにかく一席空けていくんですよ、最低でも。
結構バラバラに座ったりもしてて、偉いなと思って。
その趣旨をよく分かってるなということなんですよね。
昨日もそうですけどね、そういうふうにミーティングするときに、特に初回のミーティングのときに何が必要かっていうと、
相手の思いを聞かないといけないんですよね。
こっちの考えっていうのは二の次で、街作りもそうですけど、建築とか設計するときっていうのは、
僕たちが、私たちがこうしたいんだっていうのは、それはちょっともちろん二の次で、建物でも街でもそうですけど、
その街に住んでる人たち、建物もその使う人たちっていうのが、もちろん最後使っていく人たちなので、
その人たちが主人公なので、その人たちがこんなことがしたいっていうことを具現化するっていうのが建築の仕事なので、
そのためにとにかく聞かないといけないって話に戻ってくるんですね。
単に要望を聞くだけじゃなくて、その人なりも聞かないといけないし、
なんでここに来てるのかとか、そんな真面目にベンチを作るのは何に座った方がいいですかとか、
どんな形がいいですかっていうよりも、以前に街をどんなふうに思ってるとか、
もっと拡張して聞いていく必要があると思うんですよね。
そういうところにヒントが隠されていたりすると思うんですよ。
趣味のこととかね、どこに住んでるとか、仕事は普段何してるとか、休みの日何してるっていうところから何かしらのヒントが出てくると。
それが結構重要だったりするし、もっと具体的な、5人座れるっていうものを考える、要望があってそれを考えるんだったら、
別に誰でも考えれるじゃないですか。デザイン的な要素は置いといてね、センスは置いといても。
だからそのためには新しいアイデアというか発想とか、これいいねって言われるためには、
やっぱりとにかくヒアリングするっていうことを聞く、人の話を聞く、地元の人の話を聞く、お客さんの話を聞くっていうことはとにかく大事だと思うんですね。
それを踏まえた上でこういうのがどうですかとか、こういうのを学生のだったらね、
こういう気持ちだったら私たちでこういうのをやってみたいですっていうのが流れだと思うんですね。
あくまでも先に受け止めてあげると。
それを多分今説明したことが感覚的によく分かってたと思うんですね、今年のメンバーは。
だからそれをチラッと言うときにバラバラしちゃった方がいいんじゃないって言った時点で、
スッと入ってきたと思うんですね。確かにそうですよねみたいな。今みたいなこと細かに説明せずにね、理解してくれてたので、受け入れてくれたので、
だから今年のメンバーは素晴らしいなと思うし、
このスタイルは聞いてないと思うんで、メンバー。
どっかちょっと聞こう、ちゃんと本人たちも褒めてあげたいなというふうに思ったりもしてます。
昨日は有意義なミーティングだったので、朝は気持ちいい朝ですね。
というわけで昨日はNPOさんとの技巧風ミーティング、ザックバランな会で、
学生入ってきたところの感心したところと、やっぱり設計することとか、マジ作りとか、本質はまずは聞くっていうのが大事なんだなって改めて見てて思った会でした。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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ではまた次回もよろしくお願いします。