学生とのミーティングの課題
この番組は、つながりの場をつくる建築設計事務所の代表が、日々の設計やまちづくり活動についてお話をしています。
今日は、広町の活動のところで、午前中に学校で定例みたいな感じのミーティングがあったんですね。
大体予想していた通りなんですけど、なかなか学生が進んでいないというところなんですね。
困ったことは、やってなかったら事前に言えって言っているのに言わないんですよね。
一応、ミーティングを準備してきて、こんなことを考えています。こんな風なのを提示したいです。
それを基にディスカッションするんですけど、ないんです。
ないと話すことはないんですけどね。あんまりね。
まあ、説教になるんですけど。
事前に言ってほしいなと思うんですけどね。
結局、単に時間がなくてとか、やる気がなくてできなかったというのも一つなんですけど。
何か言いにくいのかな。ちょっと分からないです。
どうしたもんかで、何回か前に学生が中心になって主体的に考えていこうということだったんですけど。
早くも崩れ落ちそうな感じで。
私はどっちでも良くて。
学生主体でやっていくと上手く進まないというのは分かっていたので、
やっぱりこっちで意識を取っていかないといけないというところですね。
ちなみに、これができないと分かっていたというのは意地悪でやっているわけではなくて、
やらないといけないことは全部出しているんですよ。
私の方でこういうスケジュールを調整しないといけない。
いつまでにこれをするとか、いつまでにあれをするとかね。
今進行形で何をしないといけないかというのをちゃんと可視化する。
データでね、口頭で言うんじゃなくて、文章としてまとめていこうと。
誰が何をやるかもまとめましょうと。
誰が何をいつまでにやるかというのをまとめましょうという話をしているんですね。
出して、まず想像できるところから聞きましょうと。
足らずはミーティングで話しましょうと。
こういうところもやらないといけないよねというのは、
もちろんミーティングで話すという感じに進めていくという意味ですよね。
だからもう完全に手放しでやっていくんじゃなくて、
考えないといけないことはちゃんと伝えているんですね。
ちゃんとそれをみんなで話し合って考えてもらわないとダメなんですけど、
それが全然進んでいないんですね。
情報共有の重要性
クラウドにデータをあげてもらうんですけど、
そこに一文字も入っていないんですね。
どのやつも工程、スケジュール管理でも、
家こり分担にしても、今のやらないといけない、
近畿のto doみたいなリストとかも全く出てきていないので、
これは無理だなと思ったんですね。
一応リーダーみたいなのを立ててやっているんですけど、
その子にはあってでもLINEでも無理なら無理って言った方がいいし、
分かんないんだったら、どこが分かんないか言ったら
もっと教えてあげれるからいいなよみたいなことは言ってるんですけど、
その時は分かりました、大丈夫ですって言ってるんですけど、
できてないんですよね。
最後はこの前のミーティングではそれができてないんで、
可視化されてなかったら情報共有できないから、
今書けって言って書かせたんですね。
その時は紙とペンのノートに書いて、
そこから映したのかなと思ったら全然映してないんで、
これはもうダメだなと思って諦めたんですけどね。
いくら言ってもダメだったんで、できないんだろうなということなんですね。
それは分からなくもないんですよね。
現代か今の子なのかそうじゃないのか分からないんですけど、
学生の中で多くは言われたことはできる。
これをまとめといてくれって言ったらできるんですけど、
例えば判断、頭を使わないといけないというか、
やらないといけないことをピックアップするってなると、
何もないところからあれをやらなきゃ、これをやらなきゃっていうことを出さないといけない。
これがすごく難しいっぽいんですね。
例えばスケッチで図面とかでもね、
ラフで絵を描いてそれを丁寧に仕上げてって言ったらできるんですね。
実際ラフなものでも絵としてはあるから、
それを丁寧に描くって言ったら、あるものからあるものに変換するみたいな感じなんで、
そういうことはできるんですけどね。
そういう思考ができないのかなと思うんですけどね。
それはそれでいいんですけどね。
人それぞれ能力値もあるし、得意不得意もあるんでいいんですけど、
ずっと戻ってくると、
なんというか、そのあたりができません。どうしましょうとかね。
ということがメンバーが言わないっていうところに問題だと思うんですね。
できないことが問題じゃない。
それをコミュニケーション取ろうとしないし、
学生たちでコミュニケーション取ってると言うと、そうでもないみたいなんで。
だから一人でボールを持ったままずっとポツンと立ってる状態。
他の話でも聞くんですけど、ちょっと変なバイアスがかかってるんじゃないかなと思うんですけど、
一つは自信過剰バイアスって人から聞いたんですけど、
っていうのが働いてるんじゃないかなと。
だからやれるかでできますって言うし、できてないけどどうでやります。
それは多分、見た感じでは言わされてるっていうか、
できませんって言っても別に私は怒るタイプじゃないんで、
それが怖くて言わないわけじゃないと思うんですね。
できますって言ってるわけじゃないと思うんですよね。
わかんないんですけどね。
だから想像では、どこかで自分はできるみたいなものを思ってるけども、
じいざ手を動かさないといけなくなったらそんなにできないっていう、
そこでジレンマみたいなのも働いてるんじゃないかなとは思ったりします。
できる子もいるんですけどね。
でもちょっとできない子っていうか、
自分がこれだけできるだろうっていう予想、
自分自身で思ってるこれだけできるだろうって思うところと、
実際できてる成果物としていろんなものを出してくる、
アウトプットしてくる量の差が大きい子の方が多いんだと思う。
それについて根を挙げないというね。
このあたりはちょっと難しいなと思うんですよね。
いろんな学校あるんで、うちの学校の特性、平均的な特性に当たるのか、
本当に今時の子なのか、
18、19、20くらいだったらそういうものなのかね。
教え方とか伝え方とかが悪いっていうのは否定はできないんですけどね。
どう言ったらいいかなっていうね。
ベストではないとは思うし、
卵が先か鶏が先かと思うんですけどね。
それが出てこないとお説教っぽくなるじゃないですか。
ってなるとお葬式みたいになるでしょ。
それは学生にとっても私にとっても、
そういうミーティングはもちろん嫌なんですけど、
じゃあそういう風な雰囲気を作っているのは私のせいかもしれない。
ちょっと悩ましいですね。
どちらにせよ進めないといけないプロジェクトなんで、
学外の人が絡んでいるものなので、
進めてはいかないといけないし、
学生にどうやれば一番学びになってやってくれるか、
ちょっと考えていきたいなと思うんですけど、
今のところはちょっとこう、もっと簡単にしてというかね。
ちょっと作業的な、考えて何かをするよりも、
もうちょっと簡単に作業的な内容を振っていって、
進めていってもらうのがいいんじゃないかなという風に思っています。
そういったところの今日は広町の学生とのミーティングのお話でした。
設計相談のお知らせ
最後に2つお知らせです。
1つ目は町づくりと建築のことで、
ここでちょっとお話しさせてもらっているんですけど、
もし何かこんなことを話してほしいとか、
こんなことを聞きたいみたいなことがあれば、
ぜひちょっと教えていただきたいなと思っています。
いかいろいろなところにホームのリンクを貼っています。
そこからメッセージを送ることもできますし、
DMでもコメントでもやりやすいところで送っていただけると嬉しいです。
あともう1つは、大阪の梅田のカフェで、
設計の個別相談というのをやっています。
まだ設計頼む段階じゃないけど、
なんかちょっと設計についてちょっと知りたいことがある。
お店持ちたいとかね。
ちょっとぼんやりだけど家買おうかなとか、
リノベーションしないといけないかなみたいな、
なんかそういったところが出てきたときに、
頼むほどじゃないとかね。
なんか堅苦しくなくザクバランに相談できる場所として、
ちょっと皆さんのもやもやを解決できたらなというふうに言っています。
費用はかからずに、カフェでやるので、
ご相談者さんのドリンク代だけになります。
こちらの申し込みは概要欄のところにリンク貼ってますので、
そこからお見ください。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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ではまた次回もよろしくお願いします。