今日の相談はこちらです。サッカー部のコーチをしています。
試合中にミスが続いてしまったり、ファウルを取られてしまった選手に、どう声をかけてあげればいいのか、毎回悩みます。
選手が切り替えて、プレーに集中できるようになる声のかけ方ってあるのでしょうか。教えてください。という相談です。
エリリン そうなんですね。そういう試合ってあるんですよね。ミスとか、相手とのサッカーですよね。
相手との関わりももちろんあるんですけど、ちょっとなんか集中にかけてしまったり、ちょっとコンディショニングがあんまり良くない時だと、ミスがミスを呼ぶというか。
選手の中で何が起きているかを聞きたいところですよね。
多分このご質問は、試合中にどう声かけをしたらいいですかっていうことだと思うので、
サッカーだとハーフタイムとかありますけども、ベンチに下がった後はサッカーだと出れないので、ちゃんと声かけられるのはハーフタイムぐらい。
だけどその選手だけに関われるわけじゃないので、本当に短い時間だと思うんですよね。
ここで何を声かけたらいいかっていうのは、実はこの試合だけでは判断できないですね。
どういうことかというと、やっぱり普段の練習の時の考え方とか判断とか思考がやっぱりその試合に出てくるので、
普段の練習の時からどう声かけをしたらいいか、その選手とどういう話をしたらいいかっていうところをまず考えなきゃいけない。
一人一人違うので、例えばチーム全体が式が落ちてるからもうちょっと盛り上げたいみたいになったらもうちょっとモチベーション上げるような言葉とかってあるんですけど、
これで言うとその選手がちょっとミスが続いちゃってる、ファールが。
になるので、個別の対応っていうのはやっぱり練習の時からちゃんと選手のことをちゃんと見て話をするっていうのが必要になってくるんですよね。
で、じゃあ練習の時にどういう声かけをしたらいいかって、もうちょっと時間が取れる前提で言うと練習終わりとかに、休憩中とかに今どんな状態なの、なんかこんなふうに、
普通は多分あーしろこうしろとか、今ここがこうなってる指摘をするのがコーチ監督の役目だと思うんですけども、その指摘をする前に今どうしたの、今日の状態どういう状態なのをフラットに聞く。
評価判断分析するんではなくて、今日どういう感じとか、今何意識してやってんのとか、何しようとしてるのとか、本人の状態とか本人の意識がどこに向かってるのか、自分で自分のことをどう考えてるのかっていうのをまず聞いてあげる。
そうすると選手の方は、いやちょっと今日足首が痛くてとか、ちょっとあそこをあいうふうに突破できるように練習したいんだけど、なかなかうまくいかないとか、何をしよう、例えばうまくいってないことがあったとしても、何かをチャレンジしようとしてうまくいってないのと、何も考えないでうまくいってないのとでは、その後の指導方法が全然変わってくるわけですよね。
意図的に失敗を繰り返して得得しようとしてるのか、ただ集中力が切れてるのか、全然違うじゃないですか。だからそれも含めて何が起きてるのか、本人の話をちゃんと聞く。その上で、それだったらこうした方がいいよとか、こういうふうにやってった方がいいんじゃないとか、今日はなんかちょっと姿勢がこうなっちゃってるからもうちょっと目線上に上げた方がいいよとか、具体的な指摘をしてあげた方が入ってくるんですよね。
なるほど。
じゃあ明日はこうしますっていうふうに話ができるわけですね。目標を確認して、例えば明日の練習どうするって話をしたとしたら、明日の朝、今日どうするんだっけってもう一回聞けば、今日これ意識してやってきます。で、本人の目標がまたバチッと決まってくる。
そういうふうにやっていくと、試合の中でほんのちょっとの時間、2,3分もあるかないかですよ。どうしたの、今日。ファール続いてるね。どうした。あ、こうだよ、こうだよ、こうなんですって。あ、そっか。ここからどうする。こうします。バシッと入ってくるんですよね。
ってなるので、これができるようになるのは、その時だけではちょっと難しくて、練習の中でもそういうふうに自分で自分の状態をちゃんと理解して、ここに行くっていうふうにできるような声かけを普段からしておくと、パッパッパって試合のほんの短い時間でもできるようになってくる。
し、その人、選手との信頼関係もできてくるようになってくると、選手のほうから言ってきます。今日ちょっとこうなんで、こうします。後半こうします。だったり、ちょっとうまくいかないですけど、どうしたらいいですか、みたいな。言ってきたら、あ、こっちから見る分にはこういうふうになってるから、こうしたほうがいいよって。
行ってきます、みたいな感じになっていくので、修正が早いんですよね。これができるようになると、選手が自分で、もう選手って、なんか監督に何か言われてやるんじゃなくて、全部自分で判断でやっていかないとフィールド90分間、変わり続けるじゃないですか、状況。
状況判断の力がグッと上がるんですよね。自分だけじゃなくて、今どういうチームがどういう状況なのか、相手チームがどういう状況なのかって判断能力が上がってくるので、もちろんプレーもよくなりますよね。だからチーム強くなるんですよ。
すご。 そうなんです。 コーチとの人間関係が大事なんですね。 そうなんです。で、もちろんどうしたほうがいい、ああしたほうがいいって的確な指導も必要なんですけども、戦術とか技術的な面の指導も必要なんですけど、選手が今自分がどういう状態で何をしようとしてるのかっていうで、そのためにどうしようかっていうことを考えるようになったほうが、はるかに成長スピードが早いんですよね。
なるほど。 そう、あの甲子園、夏のね甲子園でKO技術部があの今年。 あ、そうですね。 百何年ぶりに優勝したってありますよね。
エンジョイって言うとなんかヘラヘラしてるんじゃないかという批判がね、あの本当に間違った批判がSNSでもあったりしたんですけど、自分たちで考えて自分で集中してプレーをするっていうのはエンジョイっていう意味で言ってるんですよね。
やっぱり自分たちで考えて自分たちでどうやっていったらいいか。まさに自主的に動く。そうするとやっぱりスポーツって真剣にやればやるほど楽しいんですよね。でも真剣にやるってやらさ、こうやれああやれって言われてたら真剣にやってるかもしれないけどそれはいずれ深刻になるんですよ。できない。なんでできないんだ。こうやれって言ったらなんでできないんだみたいなことになっちゃうんだけど、こうやりたい。いやでもできない。こうやりたい。できない。ああできたみたいなその繰り返しが楽しくって真剣にやってるからこそ楽しい。
試合も負けたとしても真剣に戦ったら悔しいけどやりきったって思いがあったらどっか満足してでもまた次頑張るぞってなるじゃないですか。これがやっぱりスポーツのいいところなので楽しく真剣になるためにもこの普段からの声かけ、外から監督コーチ上から立場上の人の声かけは本当に大切なんですよ。
面白い。めちゃくちゃ勉強になりますね。なんかねコーチとか監督とか教えなきゃっていう気持ちになりがちだけどそれだけじゃないと。そうなんですそうなんです。
いかにこう選手が何を考えているかでちゃんと考えさせられるためのコミュニケーションを普段から取っていく。
取っていくとほんの数秒のコミュニケーションで選手が切り替えられるので。なるほど。
これは実はさっきは話しましたけどどんなスポーツでもそうだし何ならビジネスでも同じ。ちょっとした普段のコミュニケーションがちょっとした一言でガラッと切り替えられるようになるので。
この番組勉強になりますね。毎週聞いてたら本当にどんなことでも解決できちゃうんじゃないかっていうぐらい。そうなんです。すげーりりん。やったー。
やっぱすごいわ。いかがでしたでしょうか皆さん。コーチの立場監督の立場の人もリスナーの方でもたくさんいらっしゃるでしょうし。
ビジネスでも確かにその通りですよね。部下との関わり方だったりとか。そういうものが全て今日の話で解決できちゃうかもしれないですもんね。
皆さんの聞いた感想だったりご意見だったり番組の概要欄にえりりんにつながるLINE公式アカウントの登録用のリンクがありますのでまずは友達追加していただいて本当にお友達感覚気軽な感じで番組にご意見いただいたり感想いただけたりするとすごく嬉しいのでぜひとも送ってきてください。
エリリンとかトーマスに対するファンレターも募集中ですのでどしどしお待ちしております。本当に気軽な感じで大丈夫ですからね。あと番組への相談もすごく受け付けてましてこのように番組で取り上げさせていただくことであなたの悩みも叶いますけれども他の聞いてる方のためにもすごくなるんですよこういうのって。
僕も今日の相談すごく勉強になりましたからぜひこういう場を借りてですね社会貢献にもなりますので相談もバシバシ送ってきていただけると嬉しいですどうぞよろしくお願いいたします。はいというわけで河部エリ子の100発100中目標達成の秘密第76回以上で終了とさせていただきます。
エリリン今週もありがとうございました。ありがとうございました。今週も最後までお付き合いありがとうございました。あなたの毎日に少しでもお役に立ちますので来週の配信も楽しみにしていてくださいね。
この番組は提供春アス株式会社プロデュースtmsk.jpナレーション土居真由美がお送りいたしました。