スピーカー 1
最近、最近というか、歌舞伎をね、見に行ったんですけど、私歌舞伎本当そんな全然詳しくないんですけど、歌舞伎の桃源乱舞ってやったんですよ。
10年以上続いている、桃源乱舞を歌舞伎がやるっていう新作歌舞伎だったんですけど、それがまたね、すごい良かったんですよ。
主演は尾上松矢さんという方で、その方がプロデュースして全体を作るっていうのをやってて。
何年か前にも1作目やって、第2作目だったんですよね、この桃源乱舞が。
Nobuhiro Seki
何人かの歌舞伎役者さんが出てるんですけど、その中に中村志藤さんもいたんですね。
スピーカー 1
中村志藤さんがやってるキャラが鬼丸クリスナっていうやつで、天皇家が持っている魚物って言われている刀だったんですね。
そのキャラの造形もむちゃくちゃかっこよくて、中村志藤さんも最高に存在感もあって、素晴らしかったなと。
歌舞伎、ちょうどその同じような時期に、インスタで流れてきたカリグラフィーアーティストの女性がいて、原愛理さんっていう人なんですけど。
これね、これちょっと見てもらった方がいいかな。原愛理さんっていう方がインスタでパッと流れてきて、
一番トップのピンにあるマイケルジャクソンっていうのを見てもらうと一番わかるんですけど、
カリグラフィー、書家なんですよね。書家でもあるんですけど、アーティストでもあって、書道で絵を描きつつ、その絵の中に文字、人の名前とか文字を入れ込むんですよ。
絵もめちゃくちゃ上手いんですけど、その書体としての文字もアレンジして絵の中に組み込んでるっていうのが本当にすごい印象的で、
うわー、こんな人はいるんだって。この人今ニューヨークで活動してる人なんですけど、日本人。
っていうのを見ていたんですよね、ちょうど同じ時期に。そしたら、歌舞伎統拳乱舞の大字を書いた人で。
それがまたね、ものすごいかっこよくて、よくこういう人見つけるなーっていうのと。
大字と、あと歌舞伎の楽器所のどん調に書いてあるんですよね、この歌舞伎統拳乱舞とはっていう、説明が1〜2〜みたいな感じで書いてあるんですけど、
そのどん調の字も書いていて、すごい面白かった。
Takuya Oikawa
すごいな。これは歌舞伎のやつを書いてるんですね、ゲームのやつを書いてるわけじゃなくて。
スピーカー 1
そう、歌舞伎の統拳乱舞の大字ですね。
Takuya Oikawa
結構サッカーで書いてるんですよ、むちゃくちゃ。この人って前から知ってました?
Nobuhiro Seki
リンスタで流れてきたんですよ。それで知って、一番最初に、たぶんマイケルジャクソンかマイケルジョータンかどっちかのが流れてきて、
ふーって見てて、書家だから文字を書いてるのかなと思ったら、出来上がったら見事なマイケルのポーズの絵だったんですよね。
スピーカー 1
で、その横に字なんだっけ、踊る?躍動の躍だったかな、書いてあって。
たぶん画家でもあると思うんですけど、これすごい画力だと思うので。
なんかタイムズスケアのね、ど真ん中にキャンバスっていうか引いて、そこで書いたりもしてるんですよね。
Takuya Oikawa
公式サイト見れば。でも書道との出会いは2歳なんですね。
やっぱりもともと小学校3年生で、全学に参加者から文化大臣賞を狙われ最年少受賞記録を受立と。
初めから書家としてやっていて、一般企業に就職するのも夢を諦めきれず退職、書道家として活動を始めてます。
途中から書道アートの誕生。
スピーカー 1
この書家っていうか、文字のダイナミックさとしてもすごい独特だし、すっごい力がある字を書くんですよね。
Nobuhiro Seki
同じ筆で、同じ筆の大小の筆を使って、アートを描く人物とか虎とか含めて、そういうのを書くんですけど、そっちもすごいんですよ。
スピーカー 1
躍動感がある絵を書いたりするんで、それが合わさっているとパワーがものすごくて。
というのを、先に陶剣乱舞の大事を見てたんですけど、あの人なんだって後から知って、ちょうどたまたま同じような時期に見たのでびっくりしました。
Takuya Oikawa
偶然見たのは、陶剣乱舞のサイトを見てたらこういう人が出てきたわけじゃなくて逆なんですね。
逆なんですよ。
スピーカー 1
原井さんの投稿を見てて、陶剣乱舞いよいよオープンですみたいなのが出てきたとき、大事をやってますっていうのを投稿で見て、あ、そうなのっていう。
Nobuhiro Seki
この新作歌舞伎って、やっぱりその歌舞伎の一番いいところっていうか、強いところ出てるなってものすごい実感したんですけど、
スピーカー 1
昔の歌舞伎もきっとその当時流行っているストーリーとか話題になっているものとかっていうのを演目に取り入れて、それを演劇っていう形で見せて、みんな楽しませて心つかんでたみたいな感じだと思うんですよね。
あの里見百犬伝とかもそうだと思うし、陳説よみはりさんとかもそうだと思うし、ああいうのだと思うと、本当に今それが同じこの時代で行われてるんだなと思うと、新作歌舞伎っていう話題作りだけじゃなくて、
この人たちはこれが50年100年続いていったらコテになるわけで、今、歴史というかそういう作品を何百年先にも続く作品をこの演者さんとかに作ってんだなってすごい感じて、すごい感動しました。すごいなと思いますよね。
私はもともと狂言好きなんですけど、狂言の人たちも、こういう伝統芸能に関わっている人たちって、その芸能が続いてきた同じ年月分だけ未来に伝えようっていうのを必ず言うんですよね、どの演者さんも。狂言650年とかだし、歌舞伎400年とかですけど、やっぱりこの400年先にも続くって言ってたし、
伝統なんとかに関わってる人たちの見てる未来って本当何百年単位とか、宗教とかお寺の人って何千年単位で見てるから、よく私がいるITとかああいう業界とかでも、未来の話するじゃないですか。
でもそれってやっぱ何十年、多くて10年とかの話だと思うんですけど、何百年先っていう見てる人たちは本当こういうふうにいて、未来の話するときって、こういう伝統芸能とかの人たちっていうのを見てる先が違うんだなっていつも思うんですよね。桁が違うみたいな、実感しながら見ました。
この刀剣乱舞っていうコンテンツも、ゲームから始まってますけど、もう10年続いてるらしいんですよ。2015年からだったみたいなんで、めちゃくちゃやっぱ上手くできてるし、考えた人手下だなと思いました。この歌舞伎見るまでは刀剣乱舞を全然知らなくて、ほぼ通ってこなかったんですけど、刀っていうのをテーマにして、それにストーリーを与えて、擬人画のキャラクターを与えて、
歴史に送り込んで、歴史を修正しようとする悪いものと戦わせるって、そういうストーリーなんですけど。
Takuya Oikawa
これ自身が既に古いのと新しいのを混ぜてるんですよね。ゲームのタイトルとして、過去に送り込むっていうSFの側面と、でも舞台は過去の日本みたいな感じになってて、それがまたぐるっと回って歌舞伎に当てはまるわけですよね。
スピーカー 1
時代物を扱ってるし、あと刀のアクションもあるから、歌舞伎にぴったりなんですよね。本当に。よくこんなにマッチするモチーフがありましたねっていうくらい、本当にぴったりで。これを続けるんじゃないかな、続くんじゃないかなと思いますね。
Takuya Oikawa
チャンバラとかってよく言いますけど、結局それってゲームでも初期のフロニアスってチャンバラのものが多いじゃないですか。シューティングとかって結局撃つか切りかかるかどっちかっていうパターンだから、だいたいゲームの最初ってそうじゃないですか、なんか銃を撃つか格闘技をするか剣と戦うかみたいなやつばっかりあるんですか、モチーフはね。
ロールプレイとかもそうです。基本はだって戦闘シーンとかやっぱり剣、剣か魔法かとかもあるわけじゃないですか。だからそういう意味で言うと、やっぱりこういうモチーフってのはあんまりずっと変わらず同じなんだ。使うメディアが変わってるだけっていう感じがしますね。
東西も変わんないですね。結局日本もそうやけど。海外のロールプレイも結局魔法と剣みたいな感じじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。ほんと中世っていうかね、魔法と剣となんだっけな。3つの要素があって、画家の天野義孝さんが言ってたんですけど、魔法と剣とこれも3大要素は人の心を引きつけるとか、みんながやっぱり同型というか憧れを持ってるもので、これが不動の要素なんだよって言ってた。
Takuya Oikawa
三種の神器みたいなやつかな。
Nobuhiro Seki
そうそうそうそう。その時見た時に、確かにファンタジーのゲームとかに全部入ってると思ったんですよね。剣と魔法となんだっけな。
で、剣と魔法とお手しめ振ると、剣と魔法と学歴書とか言ってしまうんですけど。
スピーカー 1
剣と魔法と西洋風のおとぎ話っていう。あれこれあったかな。
まあまあでもその共通するものは確かに、いろんな絵にしても、カフェオミガートにしても、小説文学にしても、同じような要素だなと思いましたね。
Nobuhiro Seki
私は刀剣談文の知識を入れないまま見に行ったんですよね。予習も何もできなかったんですけど。
スピーカー 1
でも見て、このキャラとかこの存在感すごいわって思うと、やっぱり引きつけられるキャラいるじゃないですか。
そうすると、その刀剣談書の名前イコール刀の名前を知って、この刀ってどういう背景があるんだろうって興味持って調べるわけですよ。
見た後帰った後にね。
その指導さんがやってた鬼丸くにつなとか一番かっこよかったから調べてみると、その天皇家が持っていて、もともと北条家の刀で。
Nobuhiro Seki
それが時の権力者を渡っていって、明治時代とかに天皇家を所有することになってみたら、そんな背景とかを知ると、ますます他の刀についても知りたくなるんですよね。
スピーカー 1
よく美術展とかで、最近刀剣コーナーっていうのって、いろんなテーマを使う美術展とかあるんですけど、すごい増えた印象があって。
なんでこのテーマで刀なのだろうなと思うこともたくさんあったんですけど、この刀剣とかを見てみてよくわかりました。
それを入り口にして美術展に来る人もすごいいるし、川口もそうなんですけど、刀剣を入り口にして川口に触れる人もいるし、美術展にも来る人いるし。
そうすると、本来持ってるテーマっていうところにもまた興味が行ってっていう、そういう効果なんだなと思いましたね。
Takuya Oikawa
刀剣女子の発生はこれからなんですか?そういうわけではない。
スピーカー 1
発生?
Takuya Oikawa
刀剣女子とかって言うじゃないですか、これってこのゲームですか?
Nobuhiro Seki
これじゃないですか?たぶん刀剣ラブじゃないですか?
Takuya Oikawa
こういう意味ではすごい影響を与えてるんですね。
スピーカー 1
そうですね。
Takuya Oikawa
刀剣女子は知ってたけど、刀剣ラブも知らなかったですね、中身みたいに。
スピーカー 1
私もそうです。よくいろんなものがコラボしたりするじゃないですか、メーカーとか。
現代的なものがキャラクターとコラボとか、アニメ作品とコラボとかってすごい、映画とコラボとかあると思うんですけど、こうやってお互いのコンテンツ、お互いの価値に引き込むための良いコラボがあれば、
Nobuhiro Seki
単に話題に乗っかって、宣伝のためだけ、プロモーションのためだけっていうコラボを抜け抜けあったりとかして、宣伝のためだけだとお互い何も幸せにならないみたいなこともあるんですけど。
Takuya Oikawa
おまけのグッズを売ってると、そういうやつ?
Nobuhiro Seki
そういうやつとか、この間のミッション・イズ・ポスティブルのやつも、トム・クルーズがドーンと出てるんだけど、ふるさと納税が何とかみたいな、そういうコラボがあったりしたんですけど。
Takuya Oikawa
単なる宣伝ですね。
Nobuhiro Seki
そうそう、宣伝に使っているみたいな。これはとか思いましたけどね。
単にお互いの知名度とか、持ってるファンに訴求したいっていうだけのコラボだと、お互いが全然興味持たないものばっかりになるんで、このとこがね。
Takuya Oikawa
そうですよね。大谷翔平とか見てると、断りゃいいのにと思うようなやつもね、やってますかね。
スピーカー 1
ありますね。タレントさんもそうですよね。人気がある人を使ってみたいな。
Takuya Oikawa
でもそれが多いですよね。やっぱりそこまで深くストーリーとかを考えて、より創造効果が出るやつのほうがやっぱりとにかく少数派って感じがします。
とりあえず今露出が多い目立ってるやつに短期間に乗ればいいっていうのが多い。
スピーカー 1
お互いその入り口としてこっちも面白いよっていうのがうまくいってる例とかだと、本当に興味が広がっていくんですけど、
Nobuhiro Seki
さっきの大谷翔平の例とか、ああいう、どっちかのブランド力とか集客力っていうのに乗っかってるだけだと、
本当何も、例えば大谷翔平のファンだったら、大谷翔平の何かがもらえればいいから見に行ったり買いに行ったりするんだけど、
スピーカー 1
そのコラボ先のものの繰り返しのファンにはなりにくいみたいなね。
Takuya Oikawa
結局それって売り切り型かサブスクール型かじゃないんだけど、同じですよね、発想はね。
スピーカー 1
そうですね。瞬間最大風俗は吹くんだろうけど、そこの棒ぐらいがピーンって跳ね上がってその後終わるっていう感じですかね。
Takuya Oikawa
それをひたすらやり続けなきゃいけないっていうか、もしくはね、それで少しずつじわじわと長くリテンションしていくっていうのはやっぱり随分パラダイムシフトもあったんじゃないですか、それ。
Nobuhiro Seki
よくマーケット化でもプロモーションとか考えたりするときに、テレビCMをどう打つかとか、どっかに広告打つかとかっていうのは大体選択肢として上がってくるんですけど、
スピーカー 1
それって瞬間風俗がボンと吹くんですけど、そこからこう右肩上がりにじわーっと上がっていくかっていうと実はそうじゃなくて、そこだけ増えるっていう感じだったりするんですよね。
一瞬のそのビューが撮れたりとか、話題性撮れたりとか、なんか露出したよっていうやってる感は露出したよ感は得られるんですけど、あと社内に説明するとかあるんですけど、
そこから先に続く、地層のように積み重なっていくアンサーが撮れてるかっていうと、あんまりそうではなかったことは多かったりしますよね。
Takuya Oikawa
スパイクになっちゃうパターンですよね。
スピーカー 1
そうですね。
Takuya Oikawa
でもその歌舞伎を見に行って、刀剣乱舞を知り、その後、でも刀剣乱舞には別に行ってないわけですよね、今のところね。
Nobuhiro Seki
ゲームはそうですね、ゲームまだやってないんですけど、やってもいいかなと思いました、今。
それより前にやらなきゃいけないゲームが積まれてるっていうだけで。
面白いかなと思いました。
サイトも見に行ったんですよね、刀剣乱舞の。
そしたら、もう何百人っていう刀剣男子がいるわけですよ。
すごいいて、私はゲームとかアニメとかっていう頭があったから、これに全部声がついてるのかと思ったら、いやそうではないらしくて。
スピーカー 1
声がついてる主要キャラみたいなのが選ばれてるらしいんですけど、でもそれでももう何十人って言いましたね。
Takuya Oikawa
まあそれ10年もやってるってことはね、かなりキャラたっている人数いるんでしょうね。
スピーカー 1
10年級に続いているゲームとかそのコンテンツっていうのは、引きつける要素はこういうところなので、実際触れてみたりするとね、本当に思います、わかりますね。
Takuya Oikawa
オンラインだとね、ある程度まで売上が下がっていくと維持できなくなっちゃうからやめちゃうじゃないですか。
だから10年以上やれるっていうことは、ずっと人気っていうか、もうある程度以上の人気がずっとあるってことですもんね。
サンダルのゲームとかあったらですね、もうそのコスト考えたらいいんでしょうね。
当研なんか他のゲームからアニメからいろいろ、こうメディアミックスじゃないですけど、いろいろ展開してるっていうのも一つの要因なんだろうと思うし。
もし見るんだったらどれから見るべきかって考えちゃいますからね。
要はとりあえず漫画とかみたいなやるべきなのか小説みたいなやるべきなのか、ゲームはちょっと大変そうだなとか。
Wikipedia見て考えてるっていうのは今の状況ですね。
Nobuhiro Seki
なんかね、去年末も一個新作歌舞伎見たんですけど、私歌舞伎見るときって大体新作歌舞伎なんですよね。
スピーカー 1
圧倒的に面白くて見やすくて、やっぱりモチーフが今の現代のものを取り入れてるっていうので入りやすかったりするんで。
あと一緒に行く人が歌舞伎のものすごいご秘技筋というかファンクラブにも入ってるような人なんで、いろいろ家の説明とか役者さんの説明してくれるんでそれに頼ったりするんですけど。
Nobuhiro Seki
新作歌舞伎は本当に面白い。私ちょっと歌舞伎経営してたんですよ。
スピーカー 1
なかなか入りづらいなみたいな感じと思ってたところがあるんですけど、やっぱり入り口として一回見に行くとすごい面白いし見やすいですね。
あれはすごい良い取り組みだと思いますね。
それを演者さんたちがいろんな世代も今もどんどん若い世代の方出てきてますけど、そういう人たちが新しい歌舞伎を作ったりとか。
スピーカー 1
もともと、もうなくなっちゃいましたけど、えんのすけさんとかもスーパー歌舞伎みたいな感じで大和武を作ったりとか、ああいうのでずっといろんな人たちに啓蒙してたと思うんですけど。
歌舞伎は本当本領発揮ですね。あれはすごかったな。
Takuya Oikawa
すごいな。もう一度見せたら、この東京ランブを作ったゲーム会社。東京ランブによる利益の中から統計文化支援を行ってきた実績が評価され、2021年根拠報酬を授与されてます。
スピーカー 1
本当?
Takuya Oikawa
でもその後にサイバーエージェントに買収されました。
やっぱりゲームやってる時に、そういう東京文化支援とかっていう、ある意味そういうニッチが好きな人たちがやるパターンですね。
まさにさっきの話の一発ギャっていうか、今売れてるからやりましょうと真逆じゃないですか。
今全然別に統計文化支援をしてもですね、今売上がんないけど、たぶんそれをやることによって長期的にこのゲーム、この世界観に触れる人が増えていくっていう、そういう効果があるわけじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。本当そう思いますね。
はい、それでは最後にお話をさせていただきたいと思います。
Nobuhiro Seki
はい、どうぞ。
はい、じゃあまずは、
はい、じゃあまずは、
スピーカー 1
はい、じゃあまずは、
はい、では、
Nobuhiro Seki
では、
スピーカー 1
では、
その、刀、桃源大使の刀が、刀を飾るときって白いシルクの布が被されたものの上にこう、きれいに置かれるって、想像できます?美術展に展示されてるような、そういう感じで8個の刀、8振りの刀が展示されるわけですよ。
で、それが舞台の真ん中にあって、すごい綺麗な形で展示されていて、そこに吹雪が舞うみたいな感じで、その演出もすごい綺麗で。
で、「ああ、そうだ、刀だったんだ。」みたいな、見せ方も松屋さんとか演出の方々がよくこだわってるなって思ったし、めちゃくちゃ美しいなと思いましたね。
Takuya Oikawa
これこういうのやるから、いろんな現代のエンタメの要素の、いろいろ取り入れるっていうのに貪欲なんでしょうね、きっとね。
スピーカー 1
そうですね。
Takuya Oikawa
この歌舞伎のサイトの下のほうにキャストのページがあるんですけど、名字は2文字、名前は3文字を基準にした並びになってるんだなと思った。
Nobuhiro Seki
中村志郎だと、志と道の間に全角スペースが入るってやつですよね。
Takuya Oikawa
そう、だから中村志、道になっちゃう。
Nobuhiro Seki
そうそう。市川えび蔵だと綺麗にはまるんですよね。
Takuya Oikawa
そうです。だから、みんなそうな、だから、その名前が2文字の人がすごい不自然になってるっていう。
Nobuhiro Seki
空白の開き方が1文字分ドーンと開いてるっていう、あれ独特ですよね、歌舞伎のね。
Takuya Oikawa
上に上げるとか寄せるとかなんか他のことしてほしいと、つい一言ながら思ってしまう。
Nobuhiro Seki
現代的なフォントとかを見ているとね、名字と名前の間にもちょっと隙間があると見やすいのになと思ったことありますけど、確かにその通り。
でもこれが歌舞伎の小ささというか。
スピーカー 1
重要ですよね。
ルールなんでしょうね。
Nobuhiro Seki
そういえばね、刀でね、すごい前にヘッと思ったことがあるんですけど、妖刀村正ってあるじゃないですか、妖刀伝説があるやつ。
スピーカー 1
あれって徳川家に災いをもたらす、だから妖刀っていうふうに言われてて、みんな信じてますよね。
Nobuhiro Seki
今の今に至るまで多分みんな信じてるし、芸はめちゃめちゃ出てくるしと思うんですけど、
スピーカー 1
あれ徳川美術館の美術展に行った時に、あれ全然妖刀じゃなかったっていうのが、それびっくりしたんですけど。
その徳川家の秘宝を収めているのが徳川美術館で、その中に妖刀じゃなく妖刀伝説があるんですよね。
村正のどれかが探検かな、長検もあったんですけど、それが展示されてて、徳川家康の時からもう代々受け継がれてきている刀で、すごく大事にされている刀なんですね。
村正作のものはいくつかあって、それがきちんと代々受け継がれてきているということは、この刀に関してはすごく愛着を持っていいものだっていうので受け継がれてきている。
妖刀村正のに関しては、歌舞伎とかもそういう演目があるらしいんですけど、これは後世の人が作った創作であるっていうのがそこに書かれていて、
妖刀村正っていうのがあまりにゴロゴロもいいし、すごくストーリー的にも覚えやすいし、それが広まっちゃったみたいな例らしいんですけどね。
Takuya Oikawa
わざわざ村正のウィキペディアでも妖刀の話がすごく長く書いてありましたね。
Nobuhiro Seki
長く書いてあります?
Takuya Oikawa
概要のほとんどは、なぜ妖刀と呼ばれているのかとかそういう話がいっぱい書いてありました。
Nobuhiro Seki
何々が殺された時とか殺された時に使われたのが村正だったとか、事実もあるのかもしれないんですけど、全部が全部そうだわけじゃなくて、
スピーカー 1
とぐわけにとっての村正はちゃんと受け継がれるほどのちゃんとした刀で、美しい刀でっていうものであったみたいですね。
Takuya Oikawa
じゃあ、琳寧さん、お尻がないですね。