舞台鑑賞の経験
あ、元気ですか? 元気ですよ。Mikiさんに触発されて、舞台に行ってきたんですよ。 演劇?
そう、煙研究室? 煙研究室が? 煙研究室ボリューム3、眠くなっちゃったっていう。
その舞台というもの、私は見たことがなかったので。
何が有名かとか、どこで見るのが普通なのかとか、全くわからないので。
こういう時こそ頼るべきと思いながら、チケットピアさんのページを開いて、 大阪兵庫をやっている演劇というのを一覧で見て、
いけるやつに。 言ってしまえば適当に見に行ったってことですか? そう、4つか5つぐらいの抽選に申し込みますって言って、一番最初に当たったやつに行こうと。
新卒のときの就職活動もそれで、一番最初に相手がくれたところに行くっていうので、ここまでやってきたので。
演劇も同じロジックで行ってきたんですよ。
西宮にある… 芸術文化センター?
芸術文化センターっていうところの大ホールと中ホールっていうのがあるんですけど、中ホールぐらいかな?何人ぐらいなんだろう?1000入らないぐらい?
中ホールは800席。 800ぐらい入るところの。
結構後ろの方で見てきたんですけど、合計どんぐらいだろう?3時間半ぐらい?
3時間半って書いてあるんですね。 1時間半ぐらいで休憩やって2時間ぐらい。
1時間50分の休憩15分、で1時間20分。 そう、そんな感じ。
初心者向けだったのかな?すごく私、ど素人ながら非常に楽しめまして。
よかったです。それじゃあ何?知り合いに誘われたとかなく行ってみようかなだけで一人で行ってきたってことですか?
一人で右側に2人女性の妙齢の女性が40代真ん中ぐらいの手にはオペラグラス持ってて、座ってるとき横で会話して何とかさんのやつまた次回るんだ見に行かなきゃみたいな話を2人ずっとしてるっていうファン2人みたいな感じの人と
左側はおっちゃん1人で開始30分後ぐらいからずっと寝てるみたいなのが左側っていう。
いろいろあるんだなっていうのを体験しながら本当に一人でポツンって。
最高ですね。でもケムリン研究室ってケラリーナ・サンドロビッチっていうナイロン100度Cっていう劇団の主催だったりとか、後ウチョウテンっていう人かな?もともとは。
キナさんとかって呼ばれたりとかしてる。結構有名な、長年やってて固定のファンとか子さんのファンもいっぱいいるような方が立ち上げたユニットの参加人っていう感じですね。
で多分有名人も出てるというか、芸能人も出てるって感じかな。
舞台の要素
ナオさんとか有名どころで言うととか、あと野間口徹さんって脇役でよく出てる人とか、あともう本当実力あるなって人がいっぱいいてる感じですね。
野間口徹さんすごかったんですよ。
何系ですごかったですか?
えっとね、なんて言ったらいいんだろう。サイコパス系というのかな?
裏の暴力者みたいな人が出てくるんですけど、その人の運転手兼秘書兼みたいな役で出てくるんですよ。
あいつぶん殴れてるからはいって言ってぶん殴るみたいな感じの役柄を野間口さん演じられてて。
すごく舞台を楽しんでる感じがすごくした。
あの俳優さんってめちゃくちゃよかったですね。
結局3時間半、もうずっともう3時間半終わったんですか?ぐらいの感じで終わり。
初心者でそうなれるのもすごいですね。後ろの方でしかも。
真ん中の15分の休憩の時に、パンフレットみたいな2,000円くらいのやつ買って。
ちょっと待ってくださいね。手元に買ってきたやつがあるはず。
なんか良かったなと思いながら、このパンフレットをパラパラ終わったと帰りの電車の中で見てたんですけど。
その一番最後のところに、一人一人の出た人たちのインタビューとか。
あと同じような役から出てた人たちの対談とかあるんですけど。
結構後ろの方に三木さんが今言ってたケラさん、ケラリーノ・サンドロビッチさんと。
あと柴田基行さんっていう人の対談があって。
私たち一緒に読んだガラスの街の翻訳をやられた人たちの2人の対談が出てて。
劇作と演出と翻訳ってこういう関わり合い方がありますよねみたいな話をすごく言ってて。
これもご縁だなと思いながら。
最後の最後までいい体験だったっていう。
いいですね。
東京公演結構長くやってて周りでもすごい評判良かったかな。
やっぱり良かったんだって思いました。私見れなかったんですけど。
なんかどういう、この煙研究室はどういうファン層?
わかんないけどジャニーズだったらこういう人とかそういうのあるじゃないですか。
確かに。煙研究室って。
でも元々は多分ケラさんのファンが多いと思うんですけど。
あんまり美希さんがメインで行くような感じの人たちではあんまりない感じ?
私が好みはどんなかっていう感じではないんですけど。
ないのが結構お物語しっかり起承転結ありつつ、ちょっと不条理だったりとかそういうようなお芝居をやってるような作品でして。
作風で。
不条理ね。
そういうSFとかね。そういうお話がしっかりあるような。
演出とかもちゃんとしっかりつける。
さっきしばらく見たのがあるんですけど。
ちゃんとケラさんの演出、ケラさんの内容って言ったらある感じみたいなのがあって。
それが好きな人が言ってるのかなって思ってますね。
へーなるほど。
あらすじとかちゃんとあるみたいなタイプのイメージですね。
起承転結が。そうじゃないにしてもなんかあるってことね。
それが爽やか系とかなんかドキドキ楽しいみたいな感じというかちょっとビターな感じがあるっていうようなイメージですね。
あーなるほど。今の解説を聞くと、確かに概ね乗っ取ってる感じ?
うんうんうん。
なんだろうね。なるほどね。
あとなんかセットとかもちゃんと偶像のセットでちゃんと加わってるみたいなイメージがあります。
偶像のセットっていうのはどこ?
例えばお家の中が舞台の芝居だとしたらちゃんとお家のセットってやってるみたいなイメージ。
あーなるほどね。
床に四角い製品で家ってするようなタイプの演出とかもあるんですけど、
ナイロンの場合はちゃんとそういう具体的なセットってやってるみたいなイメージもあります。
確かにね。確かにそうだったわ。
あ、そうでした?
そうだった。だからなんて言うんだろう。
転換?その家の中から屋外があって、なんなら車があってみたいなやつがこう、
幕を一回も下ろさずに転換していかなきゃいけないじゃないですか。
その転換のところもすごい工夫してるというか、
ある種の黒子の移動させる黒子の人も演者っぽく動くみたいな。
あーそうですよね。
めちゃくちゃこういう工夫もするんだ舞台ってっていう。
シンプルにいろんなことに楽しく驚くっていう。
そうですね。やっぱり劇中が長かったり人気があって、
お金が、言ってしまえばお金がある劇なんていうのは、
ちゃんとスタッフワークも一流だしお金がかけられるから、
そういうのも楽しかったですね。
わーすごいよくできたセットだなーとか、スタッフワークやっぱ一流だなーとか、
映像と役者の言ってることがピタッとハマったりとか、
なんかそういうの気持ちいいなとかっていう楽しみ方もありますよね。
照明とかも、ピンスポの当たり方とか、
そういうのもめっちゃ練習してんだろうなっていう感じが。
プラス兵庫の公演だから東京で長くやった後で、
ある種こなれてるだろうし。
すごく良かったですね。
終わった後にめっちゃ人数いるなと思ってたら、
舞台って一人で何役もやるんですね。
もちろん演出とかにもよりますけど、大体はそうですね。
さっきあの人見たなっていうのに、
舞台上で何回か気づくことあったんですけど。
アンサンブルみたいなね、その他の役一人で4人くらいやるアシスタントみたいなワークの人いっぱいいますよね。
そうそう。
プラス野間口さんとかも、メインのさっきいたみたいな秘書というかなんちゃら役以外も、
2つか3つくらいやってて。
なるほど。
こういう風にしてやるんだっていう。
うん。
びっくりしながら楽しむっていう。
はい。
いい初めての舞台鑑賞経験でしたね。
舞台の特徴
でもやっぱりその、生で見てるなんていうんですか、
普通に当たり前ですけど、一番初めて座ってて、
同じ空間で上映してるから、野村さんがいきなりああ!とか叫んだら、
舞台が中断しちゃうわけじゃないですか。
そうね。
映画館とは違って、映画はさ、客席ああ!とか発表してもさ、映画って続行するけど、
舞台はそういうわけにいかないっていう、生の共有体験っていうのがあるじゃないですか。
やっぱそれに飽きないって、受け手側も多分結構能力が必要で、
映画を見てるみたいな気持ちで、
はい!私を楽しませてください。飽きさせないでください。
っていうような街の姿勢だと多分、舞台飽きちゃうかなって思ってて。
あー。
自分の中でこれってどういう意味なんだろう?
あの人ってどういう気持ちで今立ってるんだろう?とか、
ちょっと主観を持ちながら見るみたいなことをしないと、
多分舞台ってどうせも楽しめないと思うんですよね。
そうね。確かにね。
だから3時間とか長い舞台を初めての人には、私あんまり説明でなくて、
その3時間の主観を持ち続けてっていうのが厳しいのかなとか思っちゃうんで、
野村さんがいきなりポンって初めて見て、
3時間で楽しかった、あっという間だったって言えるのが、
あの才能がありますね。
舞台感激才能。
才能があります。
知らない才能を30代半ばにして発見してしまった。
はい。
確かにSFも最初からドSFなんですよ。
私何も知らずに行ったので、
SFかどうかとか分からずにとにかくちんまり座ってるわけじゃないですか。
タイトルも眠くなっちゃった。
だからファンシー系の何かを想像していたら、
すごいハードSFっぽいシーンから始まるんですよ。
引っかかる言葉が最初からたくさん出てくるんですよ。
中央管理局とか人工乳とか、
聞き馴染みのない単語がSFだからたくさん出てくるじゃないですか。
そういう時に映画だったら、
ちょっと1回場面切り替えて、
説明入れるとか字幕入れるとか、
本でも注釈入れるとかできるじゃないですか。
なんですけど舞台って当然字幕もつけられないし、
1回受け取りながら、
頭の中にあれってどういう意味なんだろうとか、
これってなんだみたいなやつを、
誰も解説してくれないまま、
残したまま目の前のものを見なきゃいけないから、
確かに横のおじいちゃんが眠くなるのはちょっとわかる。
そうそう、そういう風になっちゃうんですよ。
舞台の力と俳優の実力
基本的には楽しませてみたいなやつだと。
なるほどね。
確かにみきさんが何回か前の収録の時に言っていた、
舞台でしか吸収できない何かがある。
文字じゃないところで吸収できる。
文字じゃないもので共有される何かがあるっていうのは、
舞台を見ると確かに非常によくわかる。
よかったです。
すごい得意な感じで、
同じ空間で生でしか共有できないものを味合わせてもらって、
贅沢だなって。
そうね。
なので舞台、今回舞台を見に行ったんですけど、
ちょっと違う生感のあるものも見に行こうと思って。
ぜひライブパフォーマンスとか見に行って。
来年は大阪であるミュージカルを見に行こうと思って。
これも見たことがない舞台で行われる何かの一つなので。
確かにいいですね。
ミュージカルとかはまた演出とか目指してる世界が違うから、
音楽の力って。
なのですごくいい感じで楽しんで過ごしている文化の域ですね。
今の舞台の話しちゃいますけど、
舞台上でお客さんの集中を切らせなかったっていうのは、
やっぱり俳優の実力がめちゃくちゃあると思ってて。
映画だとアップだったり編集も切り替わったりとか、
顔がめっちゃ可愛いとかだけで持つ時間ってあるじゃないですか。
私たちの集中を持つ時間ってあるじゃないですか。
映画とかだと。
舞台って顔がめっちゃ可愛いみたいなのって、
あんまし分かんなかったりするじゃないですか。
まあそうだね。
もちろんオーラが出てるとか、
戻ってくるものはあるものの、
キャプチャーした時の絵の力みたいなことだけじゃない、
舞台上からお客さんをグッと引っ張ってくるような、
空気を作る力みたいなのが多分俳優に求められてるから。
うん。
役を演じて物語を進行させながら、
お客さんをグッと引っ張ってくることができるのが実力じゃないですか。
眠り研究室とかはそういう実力者しかいないから、
当たり前にみんなサラッとやってるけど、
結構みんなすごいことやってるだろうなと思います。
そうね。
事前に出演一覧表みたいな、
出演者の一覧をもらうじゃないですか。
はいはい。
そうすると、今回いらっしゃった、
私は弟たくまさんはチームナックス大好きなので、
大泉洋さんのチームナックスの流れで、
お父さんめっちゃいいなと思ってた。
お父さんは知ってる、
なおさんもなんとなく知ってる、
みーずのみきさんはもちろん存じ上げてる、
野間口さん聞いたことあるな、誰だっけ?みたいな、
となわけですよ。
はいはい。
でも出てる他の人も、
みきさんが言うように、
舞台での自分のどう動くと、
どう見えるのかみたいなことを、
すごく研究して考えてらっしゃるんだろうな、
っていうのはすごく思いますと。
うんうん。
劇でやる台本を、
仮に本で読んだとすると、
すっごい不思議な日本語を話してるんだと思うんですよ。
はいはい、うんうん。
なんですけど、舞台で聞くと、
すごい自然だし、
引き付ける言葉の選び方だったり、
話す順序だったり、
舞台用の言葉っていうのがあるから、
あの結果になってるんだなっていう、
みきさんと一緒に読んだ、
なんだっけ?
舞台の、なんだっけ?
欲望かな、欲望。
そう、欲望という名の列車。
超読みづらいなと思ったんですけど、
あれ多分舞台でやったら、
めちゃくちゃ映える言葉の選び方、
順序を多分して、
ああなってるっていうことなんでしょうね。
かもしれないですね。
タイトルの通り、
眠くなっちゃったっていう言葉で、
舞台最後終わるんですけど、
多分文章にして眠くなっちゃったって言ったら、
もうスーパーあっさりの、
なんじゃこれ?ってなるんですけど。
劇局で読んだら最後一行眠くなっちゃった、
幕って書いてあったらね。
そうそうそう。
あっさりって言ったらそもそもね。
はぁ?ってなるんですけど、
それまでの3時間はぁ?って、
めぐりめぐって、
音声、照明、
あといろんな舞台演出があった上での、
眠くなっちゃったになると、
みんなしっかりスタンディングの場所、
わーって起きる、
盛り上がりを持って終わるっていう、
いい感じの時間でしたね。
良かったです。
演劇とダンス公演への興味
素晴らしい感激体験になったようで。
秋が増えたら一緒に見に行きましょう、なんか。
ちょっとあの、
戦役的すぎるやつじゃなければ、
ギリギリ見に行けるんじゃないかと思うから。
そうですね、
いや、まあ、
だから、
戦役的じゃないやつ見に行きましょう。
けむり研究室はだいぶ売れ線なのかな?
大人気日本で、
もっとも有名な劇団の一つみたいな感じですね。
へー、良かったな、そんなの抽選当たって。
良かったですね。
なんでそんな見に行こうかなって思ったんですか?
そういうウィークだった?
頭開くぞウィークだった?
毎月、月に一回新しいことをしよう、
ループをまだ続けてるんですけど、
その中の一つでこれでしたね。
演劇見に行ってみよう、月間。
クワズ嫌いは良くないですから。
ミュージカル見た後は、
ダンス公演とか見に行ってほしいですね。
ダンスね、ダンス公演。
見に行ったことないね。
また全然違うし、
逆に体だけで全部表現だから、
全然違うと思いますよ。
確かに。
24、5ぐらいの時に行った、
滝銀の王は全然ダメだったんですよ。
でも今ならね、はいはい。
今なら行けるかな、脳。
あれは厳しかったな。
踊りか、どこまでできるかですね。
脳はあらすじっていうか、
何やるかとかをめっちゃ予習しないと、
私も楽しめないですね。
そうよね、そうだよな。
脳ハマりだしたらいよいよだよな。
そうですね。
でも逆に脳をベースにした、
現代演劇とか、脳のお話を演出の中で
組み込む演出家、劇作家っているから、
そこから入るっていうの。
普通の舞台から。
それはいいね。
半歩ずつピボットしていく感じで、
徐々に慣らすのがいいのかもしれないね。
そうすると脳そのものが分からなかったとしても、
もしかしたらあの時見た脳ベースにした舞台って、
ここの要素を切り取ってたのかとか、
演出家としてはこういう部分がいいと思ったから使ってたのかなとか、
楽しめる引き出しみたいなのにもなるから、
いいかもしれないです。
なるほど。
ちょっと来年のミュージカルのとは、
そういうやつかもしれないですね。
ダンス系か、
ちょっと古典芸能半分半分の何かっていう。
そうですね。