1. 心理師わたるんのカウンセラジオ
  2. 17.仕事のやりがいを見つける..
2022-10-21 06:16

17.仕事のやりがいを見つけるには?

要約:仕事のやりがいを見つける考え方のひとつに「やりたいこと(will)」、「できること(can)」、「求められていること(must)」の3つが満たされているか、という視点があります。今のお仕事内容と照らし合わせてみると良いかもしれません。

ちなみに、新卒や若手の方は「やりたいこと」がほか2つよりも多くなり、経験を重ねていくと逆に「できること」、「求められていること」が多くなります。それぞれ少なくなっている部分にも注目できると、バランスの取れた働き方につながるかもしれませんね。


00:00
心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の予約
仕事のやりがいを見つける考え方の一つに、やりたいこと、will、できること、can、 求められていること、mustの3つが満たされているかというものがあります。
今のお仕事内容と照らし合わせてみるといいかもしれません。 皆さん1週間お疲れ様でした。
公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは皆さんの週末の時間を少ーしだけいただいて、就職や復職など
働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
皆さんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、カウンセリング、メンタルケアをより身近に感じていただいたり、
緩めな時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。 よろしくお願いします。
今回のテーマは仕事のやりがいを見つけるにはということで、今の仕事が気持ち的に満たされているかどうかを確かめる考え方の一つを紹介していきます。
今の仕事すごく役には立っているんだろうけどちょっと合わないなぁとか、 やりたい仕事はたくさんあるのになんか周りとうまく進められないなぁとか、
そういった感じのお悩みを持たれている方にはお役に立てるんじゃないかなと思います。 ぜひ参考にしてみてください。
というわけで早速なんですが、その考え方というのは will can must の視点から今の仕事を見直してみるというものなんです。
どういうことかというと、今の仕事が will やりたいと思っていることか、
can 自分のスキル的にできることか、できるようになりそうなことか、
must 周囲や職場、社会から求められていることやらなければいけないことか、という3つの視点から仕事を考えていくというものです。
これ厳密には心理学というよりはキャリアカウンセリングとかの領域で使われる概念なんですが、
一応心理学者のシャイン先生という方が提唱したと言われているものです。 あのダジャレじゃないですよ。
さて今の説明でですね、今回話したいことはほとんど終わりなんですが、いくつか補足をしていきます。
このチャンネルのリスナーの方はどうやらですね、40,50代の方が多いようなのですが、
03:05
皆さんルーキーだった頃の仕事と比べてですね、今の仕事はいかがでしょうか。
年数を重ねるごとに若手の頃にやっていた仕事内容からはだいぶ違う業務をされているんじゃないかなと思います。
その中にはより責任のある仕事であったりとか、もしくはマネジメントや後輩の育成といったことも含まれているんじゃないかなと思います。
これはやりたいこと、ウィルに当てはまってますか? 一般的に年数を重ねるごとに当然できることと周囲から求められることは増えていきます。
先の概念だとキャンとマストが多くなっていくわけですね。 そうなってくると相対的にウィルは少なくなります。
当然若い頃よりも残された時間が少なくなるというのもありますし。 少なくなった部分というのはおざなりにされがちになります。
皆さんはご自身のできることやらなければならないことに追われて、やりたかったりやりがいを持てるような視点を忘れてはいませんでしょうか。
今一度見直していただいてご自身のワクワクというとちょっと違うかもしれませんが、そういう気持ちも思い出してみてくださいね。
逆を言うと若手の方はウィルが多いものの当然できることや求められていることはまだ少ないですね。
そうなってくると何でもできる、何にでもなれる状態なわけですから、むしろやりたいことがわからんということになりがちかもしれませんね。
そういう時は今自分ができることは何か、今周囲から何を求められているかという視点から仕事を考えていくと、今自分のやるべきことが見えてくるかもしれません。
その延長に自分のやりたいキャリアが見つかるかもしれませんね。
四、五十代のリスナーの皆さんに話を戻しますが、こんな風に若手がある程度納得感を持って仕事をしてもらうようにサポートをするというのも業務の一つに入っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
もし若手の育成で悩まれていたら、今回の視点を投げかけてあげてもいいかもしれません。
そこで例えば若手がいい感じに育って、その姿にやりがいを感じられたら、それは皆さんのウィルにつながるかもしれませんね。
皆さん今回はいかがでしたでしょうか。
仕事というのは最低1日の3分の1を占める人間の活動なわけですから、やっぱり多少楽しみを見出せないときついですよね。
今の業務レベルでの短期的な視点でも、今後のキャリアという長期的な視点でも、ぜひWill・Can・Mustの3つの視点から今の仕事を見直してみていただけたらと思います。
06:00
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
06:16

コメント

スクロール